2012/04/06 - 2012/04/09
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citronさん
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一生に一度は訪れてみたいエジプト。
外務省からも「渡航の是非を検討してください」とされているほど、情勢のよくない今のエジプト。
でも欧州にいるうちに行っておかないと、もう行く機会もそうないだろうなと思い、おもいきって決意。
安全を最優先で、個人手配ではなくツアーを選びました。
今まで私の経験したことのない世界が広がっており、いい意味でも悪い意味でも刺激的で、一生忘れられない旅行となりました。
1日目:移動 ギザへ
ピラミッド音と光のショー
2日目:ギザの三大ピラミッド観光
モハメッド・アリ・モスク
ルクソールへ移動
3日目:ルクソール観光
王家の谷
ハトシェプスト女王葬祭殿
メムノンの巨像
カルナック神殿
ルクソール神殿
カイロへ移動
4日目:エジプト考古学博物館
帰国
●この旅行記は、3日目ルクソール観光の旅行記です。
ギザ・カイロの旅行記はこちら↓
http://4travel.jp/traveler/citron511/album/10670380/
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
3日目。
昨晩遅くにカイロからルクソール入り。
泊まったホテルは、ムバラク前大統領もルクソールに来るとここに泊まっていたという、Sonesta St.George Hotel。
ナイル川を見ながら朝食です。 -
まず向かったのは、王家の谷。
川を渡り西側へ。
古代エジプトでは太陽神を崇拝していますが、人間もまた太陽と同様、東から生まれ、亡くなるときは西に沈むと考えられていたことから、お墓はすべてナイル川の西側に作られています。
ギザのピラミッドも然り。 -
景色から緑が消え、王家の谷に近付いていることを感じます。
王家の谷では一切の写真撮影が禁止。
ツタンカーメンのお墓とミイラ、ラムセス1世のお墓、ラムセス3世のお墓、ラムセス6世のお墓を見学しました。
60以上のお墓が発掘されている王家の谷。
私の持っているチケットでは3つのお墓が見学でき、ツタンカーメンのお墓は別チケットでした。
ツタンカーメンは当時、若くして亡くなったこともあり、そこまで権力のあった王ではなかったとか。
なぜ、現在ここまで有名な王になったかというと、お墓が荒されずに、多くの財宝が残っているからだそう。
ツタンカーメンのお墓は、他の王に比べても、かなり小さいことを考えると、本当に権力のあったラムセス2世のお墓は、どれだけの財宝があったのかと想像を絶します。 -
続いては、ハトシェプスト女王葬祭殿。
現代の建物のようですが、もちろん3500年前のもの。 -
胸の前で手をクロスさせているポースは、神であることを意味しています。当時、王は死後、神になると信じられていました。
-
王に捧げられた貢物の絵。
色がそのまま綺麗に残っています。すごすぎる!!
この色の作られ方はまだ解明されていないとか。 -
この鮮やかな色は3500年前のものなんだと考え、じっとこの絵を見つめていると、タイムスリップしたような気分に浸れます。
ハトシェプスト女王葬祭殿には、ほとんど日陰がありません。
ルクソールはカイロに比べるとさらに暑く、この日も38℃くらいだったとか。
暑さ対策はお忘れなく。 -
葬祭殿をあとにし、メムノンの巨像。
新王国時代絶頂期のアメンホテプ3世のもの。 -
昼食休憩をはさみ、午後から訪れたのは、カルナック神殿。
羊の像の参道と第一搭門。
エジプトに来たのは、この空気を感じるため!
古代の人々の力を見せつけられ、あまりの迫力に圧巻です。 -
普通スフィンクスは顔が王のものですが、これは羊です。
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搭門に近いところに1つ、小さなスフィンクスがついている羊がいました。
-
ラムセス2世の巨像と第二搭門。
-
ラムセス2世の巨像①
手を胸の前でクロスしているので、神を表しています。 -
ラムセス2世の巨像②
左足を前に出しているのは、「生きている」王を表しています。 -
聖なる池の近くのスカラベ。
反時計まわりに回ると願いごとが叶うとか。
回る回数によって叶うことが違うらしい。 -
現地人に「ここから撮るといいアングルで撮れるよー」と案内され、、、
嫌な予感はするも、従って撮ってしまったら。。。
「お金をよこせ」と言われました。
「カメラ貸して!2人で一緒に撮ってあげるから」と言われたとき、カメラだけは渡してはいけないと本に書いてあったので、渡さなかったけど、
ここでカメラを渡していたら、
「カメラを返して欲しければ、金よこせ」といわれる場面です。
とりあえず、10円くらい渡して、その場を去りました。
せっかくの感動がちょっと台無し。
仕方ないですね。 -
気を取り直し、トトメス1世のオベリスク。
この大きさですが、1つの岩からできているそう。
どうやって運び、立てたかをガイドさんから説明してもらいましたが、
本当に古代のエジプト人は偉大です。 -
大列柱室。
-
ここもすごい迫力です。
-
昨日見た、古王国時代のピラミッドもすごかったけど、
またここも全く違う素晴らしさがあり感動的でした。
王の絶対的権力と人々の信仰心。
現代人の私には想像もできないくらいすごいものだったんだろうなぁ。 -
続いてはルクソール神殿。
やはり、オベリスクが1つしかありません。
この貴重なものが、あの壊れた時計と交換されてしまったとは…。
改めてショックです。
詳しくは、昨日の旅行記(モハメッド・アリ・モスクの所)をご覧ください。↓
http://4travel.jp/traveler/citron511/album/10670380/ -
カルナック神殿から続く、スフィンクスの参道。
-
積み上げられた石にも絵が刻まれています。
-
ルクソール神殿には、ローマ帝国に支配されていた2000年前の絵画もありました。
3500年前、ルクソール神殿がたてられた当初の岩に彫られた象形文字の上に、漆喰を塗り、ローマ帝国時代にキリスト教の宗教画が描かれていたのですが、その漆喰は剥がれおち、今は修復され、色づけされていました。
それに比べ、修復をせずとも、はっきり残る漆喰の下の3500年前の象形文字。
ハトシェプスト女王葬祭殿の壁画といい、古代エジプト人の偉大さを感じた瞬間でした。 -
搭門をくぐるごとに雰囲気のかわる神殿内。
モスクがあったり、キリスト教の画があったり。
3500年、時代の移り変わりとともに、ここを支配する民族も変わり、今の姿となっているのでしょうか。
また不思議な気持ちになりました。 -
古代エジプトについては、まだまだ分からないことがたくさん。
魅了される人の気持ちが、エジプトに来て分かった気がします。 -
ここの像はすべて左足が前に出ています。
生きている王の像というわけですね。 -
初のアフリカ大陸、エジプト。
自分の今まで見てきた世界は、ごくごく一部だということに気づかされた旅でした。
この夜、カイロに戻り、明日はまたカイロ観光です。
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この旅行記へのコメント (1)
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- chikuouさん 2012/07/24 23:17:59
- エジプトへ行くのはダメかと思っていました。
- エジプトへいってこられたのですね。政変以来エジプトへの旅行はダメだと思っていましたが、旅行記を拝見する限りは大丈夫の大丈夫のようですね。さらにイスラム教徒がいろんなものを破壊していないようなので安心しました。タリバンのように異教徒の物は破壊するということになれば大変ですからね。私は5年ほど前にエジプトへ行きました。私達の旅は期間がもう少し長くて、ナイル川クルーズを楽しみました。エジプトがずっと穏やかな国で多くの旅行者を呼び続ける国であってほしいと願っています。
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