紹興の水辺巡り①　魯迅故居～繆家橋河沿

2012/05/06 - 2012/05/07

紹興の魯迅に関する場所や水郷っぽい場所を見てきました！
とくに、あまり紹介されることのない、紹興の水郷古鎮としての一面をじっくり見てみました！

エリア 紹興(中国)

紹興は魯迅の故郷。ということでまずはオーソドックスに魯迅関連の史跡を巡る。
魯迅が住んでた家や学校を見た後、ダメ人間の聖地「咸享酒店」へ！

ここは魯迅の「孔乙己」という小説に出てくる店。１８９４年創業。
主人公の孔乙己は、学問を志しながら没落し、この店で毎日酒を飲んでいるというダメ人間。

孔乙己がいつも頼んでたお気に入りの茴香豆と紹興酒を頼んでみる。まぁ、でも喉が渇いたからビールも。
学問をしていた昔の志と誇りを捨て切れないで社会に溶け込めず、結局没落していく主人公。
なんか自分も似たようなもんだと、自虐的な気分でお酒を楽しめる。

街のいたるところに孔乙己先生の像。

のび太のようなダメ人間でなく、出来杉くんが没落していったようなダメ人間像に、多くの人が何らかの共感を得るのだろうか。

魯迅故居の周りは水路があり、穏やかな時間が流れる。

観光用の船もある。黒い屋根のある昔ながらの船で水辺を巡ることができます。

白壁の町並みが綺麗。

水辺は観光客用のお店も落ち着いていて良い雰囲気。
これはこれで綺麗なんだけど、もう少し生活感のある水郷の雰囲気感じてみるために、裏路地に。

まずは、魯迅故居の裏手に回り、繆家橋河沿から紹興児童公園のあたりを歩いてみる。

一歩裏路地に入るだけで、まったく観光地紹興のイメージとは異なる感じ。

何か、河沿いで洗ってるおじさんも。

工具みたいなものを洗ってる様子。

船も観光用に伝統的な船を模した黒い屋根付きではなく、現代版実用風。

昔からある橋の向こうは団地。昔は対岸も小さな民家があったんでしょうが、再開発されたんでしょうか。
これはこれで、なんかいい雰囲気。

もう少し故居地区を離れ、水路をめぐってみることに。