早春の乗鞍高原に雪を求めて・・・・・・・・・。　今シーズン最後の滑り！

2012/05/07 - 2012/05/09

先月の月山で今シーズンのスキーは最後か？と思っていましたが、まだ滑りたらない！

それじゃ一人でも行くしかない！

位ヶ原山荘までエコーラインの除雪が終わってシャトルバスも走っているGW後の乗鞍高原に向かいました。

宿泊するのは休暇村乗鞍高原に連泊します、今まで休暇村は陸中宮古、網張温泉、気仙沼大島、裏磐梯と利用しましたが平均点が良いので比較的当たり外れがないのですが、さてここはどうでしょうか？

エリア 乗鞍(長野)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

5月7日
13：30過ぎ　今宵の宿　休暇村乗鞍高原に着きました。

http://www.qkamura.or.jp/norikura/

曇り空に乗鞍岳の最高峰　剣ヶ峰（3026m）が見えました。

チェックインには早すぎるので散策することにしました。
ここは休暇村からすぐの牛留池。

まだまだ時間があるので一の瀬キャンプ場近くの水芭蕉を見に行きます。

雪解けの清流。

カメラのインターバルタイマーを利用して歩く姿を。

一の瀬キャンプ場先の水芭蕉群生地を訪ねました。

一の瀬から観光センターに向かう途中から最高峰の剣ヶ峰と高天ヶ原。

遊歩道を歩いていて　かもしかに出会いました。

木が邪魔してはっきり見えませんね。

観光センターからバスで休暇村に戻りチェックイン、10畳に一人で泊まるのはちょっと申し訳ない。

スキー乾燥室を覘いたらスキーは私の物しかありませんでした、今頃までスキーをやるシニアは稀なんでしょうね。

温泉に入ってビール！！！

ただ温泉がかけ流しではなく、26℃の源泉を加温しています、乗鞍の鈴蘭地区はたしか硫黄泉だったような気がします、ここは無色でしたね。

食事は朝夕共にバイキングです、いろいろと泊まった休暇村の中では、夕食のバリエーションが　いまいちのような気がしました。

去年の9月に2泊した休暇村裏磐梯はもう少し食事の選択肢が広くて良かったんだけど……。

5月8日の朝食、

5月8日
朝　散歩した休暇村から剣ヶ峰、まだ純白です。

休暇村で弁当を受け取り　8：11発の春山バスで出発、　バスには平日でも20人ほどが乗っていました、休暇村から約30分で位ヶ原山荘に着きました。
ここは2350m、剣ヶ峰まで約700m登ることになります。

位ヶ原山荘で登山届を出します。

位ヶ原山荘の少し先からツアーコースに入るとすぐ『屋根板』（やねいた）という急坂が待っています、写真では実際の傾斜とは違い緩斜面に見えます。

この斜面は2つ目の急坂です、3人の奥の人が直登ではなくジグザグを切って登っていますのでこの斜面がきついことがわかると思います。

登りの途中から位ヶ原山荘方向を振り返る。

前方に目指す乗鞍の主峰が……まだ遠く　高い！　スケールが大きすぎてなかなか歩みが捗らないのです。

振り返ると穂高や槍ヶ岳が見えます、しかし山が見えたのは10時頃までで天気は明らかに下り坂です。

除雪作業中のブルドーザーがあんなに小さくなりました。

今日はストックルの板にシールを貼って、雪面とのグリップを良くするためスキーアイゼンを装着して登っています。

肩の小屋とコロナ観測所を見下ろして辛い登りが続きます。

後から登ってくる登山者も辛そうです。　そろそろ3000m近い高度の影響が出てくるころです、体がだるい……。

力を振り絞ってやっと剣ヶ峰手前の蚕玉岳（こだまだけ）2979mに着きました、脹脛も腫れて足の調子もいまいちなので剣ヶ峰を目の前にしてここから下ることにしました。

剣ヶ峰には一昨年の10月　キナバル山に向かう前に高度順応で登りました。
その旅行記です。http://4travel.jp/traveler/toshijii/album/10509870/

蚕玉岳にスキーをデポして剣ヶ峰に向かった若者たち、私は剣ヶ峰とのコルから沢を下ります。

滑ったのはこのラインです、最初は40度を超える急斜面でした。

剣ヶ峰と蚕玉岳の間の沢を下ってきました、雪が悪くてターンがとても疲れました。

かなり下って滑って来た沢を振り返る、5月4日に降雪があり、雪面が落ち着いていないので所謂　腐れ雪、ストップスノーとも言うそうです、ザラメだったらさぞ快適だったのに……残念！

位ヶ原の大斜面をトラバースしてツアーコースに入ります、コース外に出ないようにロープが張ってあります。

針葉樹林帯の中につくられたツアーコース幅は30〜40ｍはあります。

カメラのインターバルタイマーを使ってちょっとお遊び。

一度下ってからカメラの場所まで戻ります。

平坦なコースや　まるでゲレンデのようなコブ斜面があったり、通過に躊躇するような悪場があったり、変化に飛んだコースを小一時間滑るとMt乗鞍スキー場の最上部　かもしかゲレンデに出ました。

バス道路を横断するのでスキーを２回脱ぎました。

最下部のゲレンデ、ここでまたお遊びです、三脚にカメラをセットしてインターバル撮影、５秒間隔で撮影。

５秒でこんなに下まで滑ってしまいました、カメラのある場所まで戻るのが辛い！　

辛い登り……。

今シーズン最後の滑りかも知れないので結構マジで滑りましたよ。

結局2979mの蚕玉岳から1800mの三本滝レストハウスまで標高差約1200mを滑走してきたことになります。

滑り終わった三本滝レストハウスから遊んだ斜面を見ています、休暇村までのバスは１時間待ちです、乗っちゃえば１０分足らずなんですが。

夕食のレストランから剣ヶ峰が美しい！

偏食？　野菜が少ないのはいつも通りですなあ。

甘すぎて参った　ここでしか飲めないという『雪原の華』

これ鯵のたたきだそうです、鯵を炙っているんですね、ところ変わればなんとやら、こういう鯵のたたきは初めてです。

乗鞍高原の白ワインを頼んだら嬉しいことに大盛りサービスでした！

５月９日
帰る日の剣ヶ峰方向、今日は昼前から雨の予報です。

雪が悪かったので乗鞍で山スキーを満喫と言うわけには行きませんでしたが、比較的安全に味わえる3000ｍの稜線からのスキーはなんとも言えませんでした、辛い登りを払拭するスキー滑降！

これだからスキーは辞められないなあ！！！

今シーズンはクラブの行事に7回、個人で5回　合計12回　スキーに出かけました、ちょっと無理すると手術の後遺症がでますが、これだけ滑れれば満足です、昨シーズンは手術や大震災で3回しか滑ることはできませんでした、
それに比べたら、大満足のシーズンと言えます、手術の執刀医やささえてくれた多くの皆さんに感謝します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜終わり〜