2006/08/31 - 2006/09/04
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birdwatcherさん
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今まで海外には何回か行ったけど、今回は初の海外一人旅。それならゆっくり遺跡を見て回ろうと、憧れのアンコールワットに行くことにしました。いきなりカンボジアはハードルが高いかなとも思ったけど、「まぁ何とかなるか」と開き直り、流れに身を任せてみました。
もう随分昔のことだし、デジカメの都合で写真の枚数も少なく、記憶のあやしいところもあったけど、記録として登録しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- バイク
- 航空会社
- マレーシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
カンボジアへは日本からの直行便がないとのことで、数ある経由地の中からマレーシア経由のチケットを取りました。このチケット、ストップオーバーOKとのことで、クアラルンプールに2泊して、軽く観光してからのカンボジア入りでした。11:00にクアラルンプールを出たMH764便は約1時間でカンボジアはシェムリアップ空港に到着。アンコールワットはすぐそこ!いやー、ワクワクするなあ。
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タラップを降りて、徒歩で空港建物内へ。止まってる飛行機も少ないし、これまで行った国とは明らかに違うのんびり感が既に漂ってます。なお、カンボジアにはビザが必要なんだけど、このビザ、到着してから空港で買うことが可能です。しかし今回は初のビザ取得。これもいい機会と思って、事前に赤坂のカンボジア大使館で取ってきました。時間も手間もお金もかかったけど、気分が高まったし、なんとなく達成感もあったなあ。
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宿は事前に日本から手配をしていた。お世話になったのはジャスミンゲストハウス。(http://www.jasminelodge.com/)予約すれば空港へお迎えに来てくれるということだったけど、本当に来てるかな?と半信半疑。でも到着ロビーで俺の名前を掲げたあんちゃんを発見。結構しっかりしてるじゃん。予定通り宿のバイクタクシーで移動。とりあえずホット一息。
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バイクに揺られること約10分で宿へ到着。しかし部屋のカギを誰かが持って出ちゃってるってことで、しばらく受付で待たされた。まぁこんなこともあるよね。気にしない気にしない。ただ貴重品の管理はしっかりしようっと。部屋はこんな感じ。水シャワー・トイレ付き素泊まりで1泊US$4。もちろんエアコンはなく扇風機のみだけど、部屋としては問題なし。ただシャワーはタンク式。滞在中、一度シャンプー中に水がなくなって、裸のまま待たされるはめに。やられたぁ〜。
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これはゲストハウスの前を走る国道6号線。ここでは子供だけのバイクの2人乗りや動いているのが不思議なくらいの車、車幅を大きくはみ出した荷物を積んで走るバイクなど、日本では絶対見られない景色が普通に見られ、かなりのカルチャーショックを体験できる。
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部屋に荷物を置き、とりあえず散歩を兼ねて歩いて行ける距離にあるオールドマーケットへ。まだ初日なので買い物はせず見て回るだけ。薄暗い建物の中に、小さなお店がひしめきあっている。もちろん空調なんてないから蒸し暑く、汗を流しながらのウィンドウショッピング。そしてお腹が減ったのでマーケット内の食堂でカンボジア最初の食事をすることに。指差しオーダーして出てきたのがこれ。店の名前も料理の名前も食材もすべて不明だったけど結構いけたよ。
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オールドマーケットの中。観光客相手のお店の他、地元の人向けの食品や衣料品を売る店をはじめ、ありとあらゆる物を買うことが出来る。色々な匂いが熱気と入り混じって、すっごくアジアを感じる。
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宿のあんちゃんの「サンセットを見に行かないのか」との誘いに乗っかり、丘の上の遺跡、プノン・バケンへ。バイクでは頂上まで行けないので入口からは自力で登っていく。坂道を登ること約10分。ジャングルを見下ろす頂上には既に大勢の人が。俺もカンボジア初の遺跡を見て回りつつ日没の瞬間を待ったけど、この日は運悪く雲がかかって綺麗な夕日は見ることができなかった。残念!なお、プノン・バケンのドライバー料はUS$3でした。
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2日目はアンコール・ワットでの日の出を見ることからスタート。まだ真っ暗なうちに宿を出発。バイクに揺られてアンコール・ワットへ。着いたときには暗くて何も見えなかったけど、明るくなるにつれて徐々にシルエットが浮かんでくる。そりゃもう鳥肌もんだった。ただ今日のアンコール・ワットはここまで。ゆっくり見て回るのは最後のお楽しみ。この朝のドライバー料US$2。
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一旦宿へ戻り、近所の食堂で朝食後、いよいよアンコール遺跡巡り開始。今日から3日間は宿のバイクタクシーをチャーターし、行きたい場所に連れて行ってもらう。ゲートで遺跡の3日券(US$40)を購入し、最初に向かったのがバイヨン。周囲12キロの城壁に囲まれた都、アンコール・トムの中心にある遺跡。で、ここはアンコール・トムの入口の一つ、南大門。いきなりこんなもん見せられたらテンションが上がらない訳がない。
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これは南大門前の橋の阿修羅像。反対側には神の像が並んでる。めっちゃ雰囲気あるな〜!
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南大門をくぐって進むこと1.5キロ、バイヨンに到着。49ある四面塔の量感に圧倒される。二重の回廊と、その中心に位置する高さ43メートルの中央祠堂で構成され、特に第一回廊は美しいレリーフで埋め尽くされている。そしてバイヨンを特徴付けているのが観世音菩薩の彫刻。どこにいても穏やかな微笑みに見守られているようで、なんだか落ち着いた気分になるのは自分だけだろうか。
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例えばこんなレリーフ。
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バイヨンを後にして、次に向かったのは「隠し子」を意味するパプーオン。その由来は、かつて兄弟だったシャムの王から子供を預かってほしいとの申し出を受けたカンボジアの王が「策略なのでは?」と訝った廷臣達にそそのかされ、シャム王の子供を殺し、その復讐を恐れて自分の子供をこの寺院に隠したことによるらしい。
約200メートルの参道の先にあるのがこのピラミッド型の寺院。昔はバイヨンより高い50mの塔があったそうな。 -
続いてはピミアナカス。城壁に囲まれた王宮の中心にある赤い色をした遺跡。今は地味に建ってるけど、建立当時は一部の王族しか近寄れない場所だったんだって。
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お次はプリア・パリライ。端の方にひっそりと建つ遺跡。詳しいこともわかってないんだって。そのためか放置されている感じが。
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王宮前には「象のテラス」および「ライ王のテラス」と呼ばれるテラスがある。これは象のテラスからライ王のテラスを見たところ。
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そしてこれがその逆の景色。
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ライ王のテラスの外壁面は女神像で埋め尽くされているんだけど、実はこの壁面、調査の結果、再建されたもので、それ以前に原型があったことが判明。そこで修復の際、壁を二重構造にして、元の壁面も見学できるようになっている。
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像のテラスは長さ350mにもなり、外壁にはその名の通り象の彫刻が並ぶ。
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これはクリアン。かつて戦いに勝利した兵士たちが凱旋したことから名づけられた「勝利の門」へ続く道を挟んで、南北に一つずつある遺跡。何に使われていたかはわかっていないんだそうな。
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プラサット・スゥル・プラット。これも勝利の門へ続く道を挟んで6カ所ずつ、計12の塔からなる遺跡で、裁判に使っていただとか、王に誓いを立てる場所だったとか、はたまた王宮に集まった人に綱渡りを見せるための塔だとか諸説あるらしいが、真相は不明。
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勝利の門へ続く道から象のテラスを見たところ。この正面のテラスは「王のテラス」とも呼ばれ、戦いから戻ってきた軍隊が王に謁見した場所だったんだって。昔の戦士たちもこの景色を見てたんだね。
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次に向かったのはタ・ケウ。ここからはアンコール・トムの外の遺跡。実はこの遺跡、未完成とのこと。その理由は王の急死という説や中央祠堂に落ちた雷を神の怒りととらえ中断したという説があるんだそうな。また彫刻がないことから、この時代の建築では石を積み上げてから彫刻を施すということが判明したんだって。完成してたらどんな姿になってたんだろうね。
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次はタ・プローム。榕樹に飲み込まれそうになっている姿が強烈な印象を残すこの寺院は映画「トゥームレイダー」の舞台にもなっている。この遺跡、自然の力を明らかにするため、敢えて榕樹の除去や遺跡の修復をおこなわないまま据え置かれて来たんだって。神秘的な雰囲気が魅力的である一方、自然の脅威をものすごく感じることができる。
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タ・プロームのデバター。彫りも深く、非常に美しい。
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ここはバンテアイ・クディ。しかし正直あまり記憶に残ってません。後になって見返してみると、フォルムも格好良く、構造も複雑で美しいレリーフも残っている。見どころも多そうなのに、一日中遺跡巡りをしていると麻痺してきてしまい、アンコール・ワットのような知名度やタ・プロームのようなインパクトがないここなどは流して見てしまうようです。反省・・・。この日はバンテアイ・クディの正面にある池、スラ・スランを見学したところで終了。ドライバー料US$6。
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遺跡巡り2日目は気を取り直してプレ・ループから!といきたいところですが、ここも印象薄いです。この遺跡は崩壊も進んでおり、デバターのレリーフも剥離が激しく、保存状態が良くないのが理由かもしれません。ただ、他の遺跡では積極的に寄って来たお土産売りの子供達だったのに、プレ・ループにいた女の子は恥ずかしそうに声をかけてきたのが印象的だったなあ。
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バンテアイ・スレイ。実はここ、行きたい場所の一つでした。シェムリアップの町から少し離れていて、バイクで1時間近くかかる。規模は小さいものの、全体的に赤い色をしており、中には保存状態のよい緻密なレリーフが数多く残されている。中でも「東洋のモナリザ」と呼ばれるデバターのレリーフは美しいらしいが、このとき遺跡修復?のためか、近寄ることができず、目にすることは叶わなかった。非常に残念!
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バンテアイ・スレイ東門の破風。保存状態の良さがうかがえる。
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東メボン、タ・ソムを見学後に向かったのは約70m四方の池の中央に浮かぶ遺跡、ニャック・ポアン。その意味は祠堂の基壇に巻き付く2匹の大蛇が示す通り「絡み合うヘビ」。この中央の池の周りにはさらに4つの小さな池があり、雨期になって中央の池に水が溜まると、周囲の池へ水が流れ出る仕組みとなっている。またその注ぎ口は象、獅子、人、馬の顔をしているという手の込みよう。稲作の国、カンボジアでは水に対する思い入れが昔から強かったんだろうね。
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お次はプリア・カン。ここにも立派な塔門、まっすぐに伸びる回廊、デバターの彫刻など他の遺跡に見られるような特徴がある一方、他では見られない丸い柱の2階建ての建造物があったりもする。これなんかギリシャやローマにあったとしても違和感ないよね。規模も大きく見どころの多い遺跡。
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プリア・カンに残るナーガに跨るガルーダの彫刻。非常に状態も良く美しい〜・・・といったところで遺跡巡り2日目はここまで。この日のドライバー料はちょっと遠出したのでUS$20。
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遺跡巡り最終日。いよいよ今日はアンコール・ワットを訪問する日。でもその前にロリュオス遺跡群と呼ばれるロレイ、プリア・コー、バコンを回った。都がアンコール地域に移るまで王都のあったロリュオス地域に残る遺跡であることからそう呼ばれている。で、ここはバコン。5層からなる基壇の上に1つだけ尖塔が乗っかってるピラミッド型の遺跡。基壇に比べ尖塔のサイズが小さいため、尖塔がかえって目立つ構成になっているけど、うーん・・・、なんとなくアンバランスなんだよな〜。
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ロリュオス遺跡群を後にし、バンテアイ・サムレを見学後、ついにやって来ました憧れのアンコール・ワット。今、目の前にあのアンコール・ワットがある!
自分の見ているものがにわかに信じられず、現実味がわかない不思議な感覚にとらわれた。だってテレビや本の中にのみ存在してたはずの場所なんだよ。でも本当に来ちゃったんだよね!! -
感動と興奮を胸に第一回廊へ。そこにはインドの叙事詩やヒンドゥー教の神話、アンコール・ワットの創建者、スールヤヴァルマン二世をモチーフにした様々な場面が描かれ、壮大なレリーフの一大絵巻が展開されている。その圧倒的な規模と緻密な描写には、ただただタメ息が出るばかり。
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第二回廊に上がると、そこはデバターのギャラリーのようになっていた。様々な衣裳、髪型、飾り、しぐさ、表情の美しいデバター達が待っている。それぞれには実際の女官のモデルがいたということで、一体として同じものはない。今も柔らかな微笑みをたたえ、何百年もの時を経ているとはとても思えない。
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第二回廊を出て第三回廊へ。上部に登るにつれ、神々の世界へ近づく。
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アンコール・ワットをはじめ、アンコール遺跡の階段はどれも恐ろしい程の傾斜をしている。手すりのある階段もあるけど、いずれにせよ這いつくばって登り、命の危険を感じながら下ることになる。これから行かれる方は細心の注意を。
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格子状の窓が作りだす光の模様にすら、何か特別なものを感じてしまう。
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とうとう中央祠堂へ辿りついた。当時ここはヒンドゥー教の三大神の一つであるヴィシュヌ神が降臨し、王が神と一体化する聖なる場所と考えられていた。そして王位についたことを全国民にアピールする儀式もここで執り行われていたそうな。
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じっくりゆっくりアンコール・ワットを堪能し、建物を出ると目の前には西塔門へと続く参道が伸びていた。これと同じ景色を当時の人たちも見てたのかなぁ。
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離れがたくて、酷い暑さにもかかわらずしばらく見とれてしまった。本当は誰も人の写ってない写真が撮りたかったけど、これが限界。最後に一枚パチリ。
結局何時間居たんだろう?ドライバーには時間かかるよって言ってあったけど、それでも「やっと帰ってきたか」って顔された。でもこのためにカンボジア来たんだから後悔はしたくない。
なんかお金のことは言いたくないけど、一応、この日のドライバー料US$10でした。 -
来る前は心配の方が大きかったカンボジア自由旅だったけど、いざ来てみたら何の問題もなかった。憧れのアンコール・ワットを目一杯堪能し、初の海外一人旅を心行くまで楽しみました。まさに「案ずるより産むが易し」を身をもって知った旅でした。今回の経験がその後の旅に影響を与えたのは間違いありません。変な先入観は捨てて、飛び込んで行こうって気持ちが芽生えました。これって人間として成長した証なのかな?これからもまだ見ぬ世界を見に行こうっと。−完−
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