2012/02/24 - 2012/02/26
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2012年2月にヨメさんと2泊3日で京都と滋賀へ行ってきました。
今回の旅行の目的は、ヨメさんと2人だけで行ける旅行を十分堪能すること。僕達は、昨年夏に香港・マカオ4泊5日の旅に出掛ける予定だったのだけど、旅行の約10日前にヨメさんの妊娠が分かったため、旅行自体をキャンセルしたのだった。
2012年2月時点で妊娠8ヶ月になっていたヨメさん。でも、子供が生まれたら、しばらくは旅行どころではなくなるだろう。そんなわけで、出産を迎える前に2人だけでのんびり旅行がしたい! という事になったのだった。
2人で旅行先に決めたのは、もの凄く定番な京都。でも、僕にとっては2003年の夏に嵐山に行ったのを除けば、観光としては実に22年ぶり。また、今回の旅では、比叡山延暦寺へも行くことに。滋賀県の坂本から比叡山へ向かうことで、僕にとっては初めての滋賀県上陸も果たしたのだった。
今回の旅行記は、近江・京都旅行の初日、滋賀県の坂本と比叡山延暦寺での様子を紹介します。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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旅行初日の2012年2月24日(金)。
僕達は東京駅6:26発のひかり501号で京都へ向けて出発。普段よりも早い朝だったので、僕達は新幹線ホームの弁当屋で軽めの「朝のおむすび弁当」を買い、新幹線の中で朝食を摂った。
ひかり501号が京都に到着したのは9:16。僕達はこの日、滋賀県側から比叡山延暦寺へと向かうため、僕達は比叡山の麓の町、坂本へ向かう事に。まずは9:24京都発の東海道線(琵琶湖線)に乗り換えた。 -
京都から坂本へ向かう手段は幾つかあって、1番シンプルなのはJR湖西線で比叡山坂本駅へ行くことだと思うんだけど、今回は旅のプランを基本的にヨメさんにお任せした結果、膳所から京阪石山坂本線で坂本駅へ向かう事に。まあ、京阪の坂本の方がJRの比叡山坂本よりも500m以上ケーブルカー乗り場に近いので、ヨメさんの負担は軽くなるからね。
ただ、乗り換えは2回分増えることに。まず、9:24京都発の琵琶湖線は新快速で膳所を通過してしまうので、手前の大津で降りて各駅停車を待つ。新快速にそのまま乗る場合であっても、次の石山駅で京阪石山坂本線に乗り換えできるけど、遠回りなので各駅停車に乗り換えます。 -
各駅停車に乗り換えて膳所に到着したのは9:40。膳所(ぜぜ)って知っていないとなかなか読めないよねえ。
膳所の町・・・ZEZETOWN・・・、失礼しました。 -
JR膳所駅の改札を出ると、正面すぐのところに京阪膳所駅があります。
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坂本までの切符(230円)を買って京阪電車が来るのを待っていると、4〜5分程で京阪電車がやってきた。京阪電車の車窓からは、進行方向右手に時々琵琶湖を見ることができた。基本的に、電車は自動車の道路とは隔てられた普通の線路上を走っていたのだけれど、浜大津から三井寺の間は路面電車のように道路上を走っていた。
9:47発の京阪石山坂本線に乗ること22分、僕達は10:09に坂本駅に到着。写真は坂本駅で撮影した京阪石山坂本線で、この時僕達が乗った車両の車体は、比叡山ケーブルカーの色に塗られていた。
本当は駅改札を出る前にコインロッカーがあったので、そこに着替え等の荷物を入れて行動すれば良かったのだけど、到着した時にはコインロッカーに気がつかなかったんだよね。 -
坂本についてまず最初に僕らが向かったのは坂本観光案内所。駅前の道を左へ進むとすぐのところにある。ここで僕らはちょっと情報収集。すると、案内所の人から、旧竹林院で盆梅展が開催中だと教えてもらったので、まずは旧竹林院へと向かうことに。
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坂本は比叡山延暦寺の門前町として栄えた町。駅前の通りは日吉馬場(ひよしばんば)と呼ばれる道で、比叡山の方向に向かって上り坂が続いている。上り坂の先の方にある日吉大社の参道となっています。
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イチオシ
日吉大社の参道脇には、石垣が続いている。加工されないままの自然な石が巧みに積まれており、石の大きさも様々。この石垣の景色が坂本の町の特徴的な風景のようで、日吉馬場から脇道に入っても、こうした石垣を見ることができます。
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観光案内所から歩くこと約10分で旧竹林院に到着。
延暦寺のある比叡山の麓に位置する坂本には「里坊」と呼ばれる僧侶の隠居所が今も数多く残されている。旧竹林院もそうした里坊の1つ。 -
イチオシ
入園料310円を払って旧竹林院に入ると、大津市観光キャラクターの「おおつ光ルくん」が僕らを迎えてくれました。そこはかとなくゆるいキャラクターです。
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主屋の中では、観光案内所で聞いていた盆梅展が行われていました。
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天神様の掛け軸が掛けられた床の間にも盆梅が飾られている。
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庭園を望める窓際には、より多くの盆梅がズラリと並んでいました。普段、盆栽を鑑賞することなどない僕ではあるけど、しばらくそれぞれの梅をじっくりと見てみました。
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まだ寒い日が続いているけど、春の到来を感じさせる梅の花々です。
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一つの鉢に紅梅と白梅がそれぞれ咲いている。
大きなものから小さなものまで、それぞれに力作が揃っている感じがしました。 -
母屋を出て庭園へと入ってみる。この庭園は国の名勝に指定されていて、庭園内には大宮川の清流が流れ、岩や苔や木々が配されています。
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庭園内には、2つの茶室と四阿(あずまや)があります。
写真の茅葺きの茶室は「小間(天の川席)」と呼ばれる。2つの出入り口が設けられ、主人の両脇に客人が並ぶように作られた、非常に珍しい造りの茶室なんだとか。 -
僕等が訪れた時には、南天の赤い実が至る所で目にとまりました。
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庭園を1周してちょっと一休み。
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旧竹林院を出た後、僕達は少し早めに昼食を摂るためいったん坂本駅の方へ歩く。滋賀県だけに、店先や家の玄関付近などに信楽焼のたぬきをよく見かける。
滋賀県でよく見かけると言えば、この「飛び出し坊や」。滋賀県はこの飛び出し坊やの普及率が日本一なんだそうな。前に『タモリ倶楽部』で採り上げられていました。 -
で、僕らが昼食を摂りにやって来たのが、ここ『本家鶴喜蕎麦』の本店。
創業280年という長い歴史を持ち、大正、昭和の頃は、宮中では年越し蕎麦にここの蕎麦を食べていたという、宮家御用達の店。この母屋も1887年に建てられ、今では登録有形文化財なんだそう。 -
鶴喜蕎麦で僕達が食べたのが、写真のそば定食。かけそばとかやく飯、香物で990円也。テーブルに置かれていた柚入りの七味を掛けて食べたら、柚の香りが漂い、一層食欲がそそられました。美味しく頂きました。
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昼食を食べ終えて鶴喜蕎麦を出たのは11:55頃。さて、いよいよ延暦寺へといきたいところだけど、坂本から延暦寺を結ぶケーブルカーは毎時の00分と30分に駅を出発。店から駅までは15分くらい掛かりそうなので、僕らは裏道を散策しながらのんびりケーブル坂本駅へと向かうことに。
再び日吉馬場の坂を上り、滋賀院と慈眼堂(じげんどう)への左折の案内がある所(先ほどの飛び出し坊やのあった所)を左へ曲がると、そこも石垣が続いていた。 -
滋賀院門跡まで来た。ここも旧竹林院と同様に里坊の1つだけど、こちらは江戸時代に延暦寺の歴代座主の住居となっていたので、里坊の中でも最高の格式を持っているのだそう。中には小堀遠州の作と伝えられる庭園があるということなのだけど、早めに延暦寺に行きたいと思っていたので、僕等は滋賀院には入らないことに。僕は小堀遠州の名も知らなかったしね。
ただ、僕らは今回の旅で、この後に小堀遠州作といわれる庭園を2つも観ることになる。 -
滋賀院に行かない代わりに僕等が行ったのは慈眼堂。慈眼大師の南光坊天海を祀ったお堂。別にお堂の中に入れるわけではないのだけど、お堂に向かって左側には歴代天台宗座主の墓や歴史上の人物の供養塔が多く並んでいるのだ。
ちょうど僕らが慈眼堂に来た時に、お堂の左側奥の方から幼稚園児と園児の先生達がやってきた。「こんにちはー」と先生や園児達が挨拶をしてきたので、こちらも「こんにちは」と挨拶。奥の方からやって来たということは、奥の方へ抜けられるのかな? -
墓や供養塔が並んでいる場所にやってきた。写真の奥の方にひときわ高く太く建っているのは、ある天皇の墓だったような気がするが詳しいことは忘れてしまった。
また、写真の一番手前だったかその近辺には、新田義貞の供養塔が建っている。 -
前の写真の奥の方へと向かうと、この写真の供養塔が建っている。
立て札の字が薄くなっているが、左が清少納言の供養塔、右が和泉式部の供養塔。
ちなみに、和泉式部の供養塔の更に右隣には紫式部の供養塔も建っている。 -
供養塔の高台を下りて幼稚園児達がやって来た奥の方へと向かうと、川沿いの歩道から2車線道路に出た。川に架かる橋を越えて、更に道路の反対側から山を上る道を進むとケーブル坂本駅が見えてきた。
時間は12:25とケーブル出発の5分前。絶妙なタイミングで駅に辿り着けた。
比叡山坂本ケーブルは昭和2年開業の歴史あるケーブルカーで、移動距離2025mは国内のケーブルカーでは最長。 -
ケーブル坂本駅構内にある比叡山坂本ケーブルの原理を説明する模型。
比叡山坂本ケーブルは、「縁」号と「福」号の2台のケーブルカーが1本のケーブルの両端につながれており、ケーブル延暦寺駅にある原動滑車の駆動に合わせて、一方が上ればもう一方が下がる。
模型では2台のケーブルカーが別々のレールを移動しているけど、実際の比叡山坂本ケーブルでは単線のレールを移動し、両方の駅の中間点のみすれ違いのため複線になっている。 -
僕達は駅に停車していた赤と緑のツートンカラーの縁号に乗り、ケーブル延暦寺へ向かう。
ちなみに、ケーブルカーの乗車券は往復料金が大人1570円。往復乗車券の裏面には「通用発行日共二日間」とあるので、復路が翌日であっても有効なようだ。 -
12:30、ケーブル坂本駅を出発。ケーブルカーは坂本駅と延暦寺駅を11分で結んでいる。2台のケーブルカーは1本のケーブルでつながれているので、当然、坂本駅と延暦寺の両方で毎時00分と30分にケーブルカーが出発する。比叡山ケーブルカーには、途中にほうらい丘ともたて山という2つの中間駅があって、そこに乗車待ちの客がいればケーブルカーも停車するのだけど、この時は中間の駅で乗降車する人はなく、縁号はノンストップで延暦寺駅へと向かう。
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中間点へやって来た。上からはもう一方の福号がトンネルから現れて互いに行き違う。
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海抜654mのケーブル延暦寺に到着。ここまで上ってくると、地面にはところどころに雪が残っていた。駅舎はなかなか歴史を感じさせる建物だ。なんでもケーブル坂本駅とケーブル延暦寺駅は、ともに大正14年に建設され、どちらも国の登録有形文化財に指定されている。
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ケーブル延暦寺駅前には見晴台があって、前方に琵琶湖を望むことができた。ケーブルカーに乗っている間にも琵琶湖が見えるポイントはあるのだけどガラス越しの撮影になってしまうので、やっぱり写真は見晴台の方を載せます。
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ケーブル延暦寺から山の坂道をゆっくり上って歩くこと約10分、比叡山延暦寺の入口に到着。
僕達は東塔(とうどう)・西塔(さいとう)・横川(よかわ)の3エリアの共通巡拝券を購入。これは大人550円。これとは別に国宝殿のみの拝観券(大人450円)と、巡拝と拝観のセット券(大人1000円)がある。 -
入口を過ぎてまっすぐ進むと、右側に萬拝堂という新しいお堂と一隅会館、左側に写真の大黒堂がある。大黒堂の前にある「摩尼車」は、見た目は異なるけどチベット仏教の「マニ車」と同じように、1回まわせばお経を1回読んだのと同じ功徳があるのだそう。
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大黒堂の左側、延暦寺の入口に近い方に目を遣ると、下り坂の先に国宝の根本中堂があるので坂を下りてみる。
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根本中堂まで下りてきた。北向きの斜面を少し下りた所にあるせいか、この辺は雪が溶けずに残っていた。
根本中堂はここ延暦寺の総本堂なだけあって非常に大きな建物で写真のフレームに収まりきれない。お堂の中は撮影禁止なので根本中堂の写真は外観のみだけど、メインのお堂の前面には廻廊がめぐらされ、参拝者は廻廊を回り込んでお堂の中へと入る。ご本尊のある内陣は、参拝者が入れる場所に対して低い位置にあり、見た感じ3〜5mくらい低かったような気がする。
ご本尊は薬師如来で、その像の前には「不滅の法灯」と呼ばれる炎が開創以来1200年間消えることなく灯り続けていた。 -
根本中堂を出て、今度は大黒堂の右側にある小さな道に入ると、文殊楼という比叡山の総門に当たる楼門がある。学業に御利益のある文殊菩薩が祀られている。
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イチオシ
文殊楼から根本中堂を望む。本当は根本中堂の前には急な石段があり、その石段を登った所に文殊楼があるのだけど、この時は雪も残っていて足元が危ないからか、石段は通行止めになっていた。
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文殊楼の近くには「世界平和の鐘」があります。この鐘は特別な時にだけ撞かれるのだそう。
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今度は大黒堂や一隅会館のある広場から石段を上り、大講堂へ。
大講堂は僧侶達の学問修行の場。中には比叡山で修行した法然、親鸞、栄西、道元、日蓮などの等身大の像が安置されているのだそう。僕達は大講堂の中には入らなかった。 -
大講堂の前庭には「平和の鐘(開運の鐘)」と呼ばれる鐘がある。先ほどの「世界平和の鐘」は参拝者が撞くことは禁じられているけど、こちらの鐘は参拝者が気軽に撞くことができる。一打50円也。
僕も50円を賽銭箱に入れ、一打撞くことに。撞く動作に入ると、釣鐘と撞木との間合いが思いの外近く感じられるため、「思い切り強く撞きすぎるのでは?」という気になり、撞く前に勢いをセーブする気持ちを起こさせられた。でも、ためらわず強い勢いのまま撞いてみたらいい音が辺りに響いた。僕のすぐ後に撞いていた男性は、撞く直前に勢いを抑えてしまったのだろう。細く弱い音で鳴らされた。
危ぶむなかれ。迷わず撞けよ、撞けば分かるさ。 -
大講堂のある場所から更に坂を上ると法華総持院東塔や阿弥陀堂があり、更にその先には西塔、横川エリアが続くのだけど、ヨメさんの負担を考えてこの辺で戻ることに。一隅会館のある広場にはみやげ屋があり、そこでごま大福とお茶をとって休憩、300円でした。ごま大福は白ごまと黒ごまが1個ずつ。糖分で疲労を回復させると、僕達はもと来た道を戻ってケーブル延暦寺へ。
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ケーブル延暦寺駅の2階からは琵琶湖の展望を望むことができました。写真はケーブル延暦寺駅から見た大津の街と琵琶湖。写真左側に写っている橋は近江大橋。
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僕達は14:30発のケーブルカーに乗ってケーブル坂本駅へ。帰りに僕らが乗ったのは、上りの時とは異なり福号だった。福号は縁号と赤と緑の配色が逆になっている。
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僕らが乗った福号は、途中、もたて山駅で待っているハイカーを乗せるため途中停車。福号がもたて山駅に停車している間、福号と1本のケーブルでつながれた縁号はケーブル坂本駅から近いほうらい丘駅に停車していたのだろう。その後、福号はほうらい丘駅に停車せずケーブル坂本駅まで一気に下りた。
僕とヨメさんは、ケーブル坂本駅で駅員さんに記念写真を撮って貰うことに。僕達が手に持っているのは比叡山ケーブルカーの往復乗車券を拡大したもの。乗車券に書かれた「縁」と「福」の文字は、第253世天台座主が白寿の時に書いたものだそう。 -
ケーブル坂本駅を出た僕達は、京都へ向かうため京阪坂本駅へ。僕達は再び慈眼堂の前を通って滋賀院門跡へと抜ける。
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15:00、京阪坂本駅に到着。ここで京阪石山坂本線が来るのを待っていたら、やって来たのは比叡山ケーブルカーと同じカラーリングの車体。京阪膳所から京阪坂本まで乗ってきた時と同じ色の車体となったが、行き交う電車の車体を見ても同じ色の車体を見なかったので、ケーブルカーカラーの京阪の車両に往復とも乗れたのは本当に偶然だったのだろう。
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坂本駅から京阪石山坂本線に揺られること約15分で浜大津に到着。僕達はここで京都地下鉄東西線接続の京阪京津線に乗り換えて、この日宿泊する旅館に近い烏丸御池駅まで一気に向かった。4両編成の電車が浜大津を出た途端、路面電車のように一般道路の車線を走る様に軽く驚いたが、やがて電車が山あいへと入ってゆくと、この日普段よりも朝早く起きたこともあってか車内でウトウト。目が覚めると、もう電車は地下鉄東西線の区間を走っていたのだった・・・
というわけで、次回からは京都編に入ります。
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