HIS・格安ツアーで回った上海①　上海/無錫（三国城・太湖）/蘇州（獅子林・寒山寺・山塘街・刺繍工場）

2012/03/31 - 2012/04/01

ＨＩＳがお正月に合わせ発売する新春格安ツアー。その中の一つ、最安値が20,120円の『江南３都市周遊ツアー』に、４家族１３人で参加。
我が家の参加日は春休みなので34,800円と若干高めだが燃油（9,000円）を除けば25,800円とかなり安い。

が、豫園観光は超駆け足（滞在５分？と言うかお茶屋に行くために通り抜けただけ？）、食事はほぼ同じ内容の大皿料理が４連続等々、３年前に参加した「てるみくらぶ：台湾ツアー」と比べるとかなり不満が残ったものの「安さ」の理由がよくわかった勉強になるツアーでした・・と、へんに納得

エリア 蘇州(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

春の嵐に見舞われ、離陸が１時間半遅れ。上海到着も同じく１時間半遅れ。
ただでも短い滞在時間がさらに短くなった・・

予定通り到着なら上海ガニの夜食を予定していたがさすがにこの時間じゃー無理かね〜

ホテル到着は23:20　さすがに今日はもうどこにも行けないな

ホテルは郊外のJIANGSU HOTEL（江蘇飯店）
結構綺麗だけど兎に角都心から遠い（タクシーで２０〜３０分）
「ホテル周辺で気楽にお買いもの」は無理。もう寝るしかないのか〜？？

と、思っていたら向かいに「粥屋」さん発見
早速夜食にGo！

中国の歩道は駐車場・・

メニューを見るも写真以外な〜んにもわからんがなぁぁ
お！英語が若干ある。単語を頼りに粥の大を２つ、中を１つ注文
（大は直径30cmくらい、中は20cmくらい）

小皿を４皿注文　
こっちは英単語もなく完全に写真と漢字から判断するのみ。店員さんも英語は全くダメ　

今回旅行してわかりましたが、上海は（と言うか中国は）英語の通用度はかなり低く、この粥屋ではナノママが「（コップを）ファイブ」と言っても、「ウン？」なんて首を傾げられました･･･

デカ！　１３人だからよかったけど　
フツーに家族で来たら小で十分だな

とこぶしのおかゆ。お味はフツ〜（まぁお粥ですから「濃厚でまったりし」てたらビックリだわな）

こちらはエビのおかゆ。注文した３つの中では一番の好評

１２人で粥の大なべ２、中なべ１、小皿４、ビール４本で319元
ひとり30元弱

江蘇飯店（ホテル）前のコンビニ
明日の観光に備えて水を購入。１本５元。粥屋の小皿料理と同じくらい。結構するな〜

ホテルに戻って就寝　1:30

6:30のモーニングコール（ツアー参加者の部屋は一律設定されていた・・）で起床。　格安弾丸ツアーは寝てる暇ありません！

ホテルの朝食。種類は十分だけど味はこれまたフツー

その場で茹でている雲呑があった。これは随分好評で、、、

皆並び始めた…　更に、これを見た人たちも続き、あっと言う間に列は伸びていきましたとさ

7:30にはホテルを出発。
中国らしい風景のなかバスでまずは無錫へ向かいます。

ガイドさんが教えてくれたんですが、無錫（ムシャク）はその昔錫(ズズ)鉱山があったから有錫（ユウシャク＝スズが有る）と呼ばれてたらしいです。でもスズを掘りすぎて無くなったので無錫になったとのこと。そのまんまですがな！

高速道路の案内板？
中国らしい巨大サイズ　って無駄じゃないこれ？
流石は国家資本主義国。コスト感は２の次ね

高速料金所を過ぎたところに何やら多くの人が突っ立ってたのでガイドさんに聞いてみたところ、
「会社の目が届かない遠方から来ているバスは、こういった人たちを格安で乗車させ、運賃は運転手さんのポケットに入るんです」とのこと。
でもそもそもすぐそこに料金所があるんですよ!?　職員は危ないって注意しないんですかね〜？

バスの中は貴重な睡眠確保時間。みんな爆睡。

途中のサービスエリアでトイレ休憩。
ずいぶん立派な建物があったので、レストランですか？とガイドさんに聞いたところ、答えはこのサービスエリア等を管理しているオフィスとのこと。いや〜役人天国だね。　いつかきっと中国版「アラブの春」が来るね。

9：50 三国城到着
まわりにはお土産物屋さんが何件もありましたが、格安弾丸ツアーにはこれまた無用の長物。店に近づく時間もないよ・・

バスの中では「すぐに三国志のショーが始まるので急ぎましょう！」と言っていたガイドさん。入場すると「先ずはトイレへ」と。
あっと言う間にショーは黒山の人だかり　み、見えん！　柵に登ってようやく視界を確保

先ずは単騎でアクロバット乗馬（？）

こんなのや、、、

こんなの、、、

お次は、馬上の戦い、、、

両軍入り乱れての戦闘！！

でもこの真ん中にいる赤服　他のみんなはそれなりに「戦って」いるのに、こやつは子供のダンス。
ど〜ひいき目に見てもやる気がない。
まるで共産圏の労働者　あっその通りか？　

その後、呂布を劉備達が打ち負かしめでたしめでたし。
10:20 ショー鑑賞２０分　分刻みです！

次はこのカート（一人２５元の追加支払い）に乗って移動

前にはおじさん、おばさんたちがゾロゾロ
カートが近づいても全くよけるそぶり無し
クラクションをバンバン鳴らす運ちゃん
それでもよけないおばちゃんたち、、
なんだか他人のケンカを見てるみたいで笑っちゃいます

そんなカートで向かった先は、ここ太湖遊覧船乗り場
太湖って琵琶湖の３倍もあるらしく、向こう岸なんて全く見えません。
絶対これは海だね。

10:30　さて、乗船した船は三国城をあとにして、、、

突き進みますが、何せ琵琶湖の３倍！　見えるのは水、水、水

で、１０分ほどしたらＵターンしてまた三国城へ。。。

(ーー゛)　う〜ん

弾丸ツアーの貴重な時間が･･･　
乗船になんの意味があったんだ？　と思い始めた矢先、メインイベントが発生しました。

船が着岸して、皆がゾロゾロと降り始めた時、キャビンの窓がガラッと開いた！　「もしや！」と思いながらこっそりカメラのスイッチを入ると、「期待通り」すごい形相をしたおばちゃんが我先に下船しようと窓から出て来たぁぁぁぁ　笑いながらシャッター押しました！　乗船２５分

映画レッドクリフのミニチュアをサラッと通過

カートを降りてガイドさんが説明をするわずかな時間をついて売店をあさります！　子供たちにも「高いだ、安いだ言っている暇はないからネ。今回は即断即決で買うように」と出発前からハッパをかけてありました　(^^

11:40 三国城出発　滞在１時間４０分程度

11:50 近くの中水大酒店ってホテルで昼食

「スペアリブ付き無錫料理」　味は日本人の口にあいますが、スペアリブはほとんど骨！　中国でも豚肉が猛烈な勢いで値上がりしているし、「７食付」とあった料理はすべて野菜中心。　こういった部分でコスト下げてるんだろうな〜　なんせ最安で燃油込み20,120円ツアー　旅行会社も大変だね。。

しめはデザート！　ってミカン？　
それもご丁寧にほぐしてあるし　(^_^;)

12:25 昼食を終え出発　昼食３５分間

お約束の真珠店で真珠パフォーマンス
この後、皆さんの旅行記にもある通り真珠クリームのたたき売り開始
結果は１０個１万円で６人が購入！
今回のツアーはナミナノグループ（クリーム購入０人）除くと大人の女性は１１人でしたので半分強の方が購入。真珠店にすれば団体さんはお得意様ですね。

さて、気前のいいおばさん・おばーちゃんグループに対し、ナミナノグループの娘たち。あれだけ「即断即決」と言ってあったのに執拗に値段交渉しています。　挙句の果て購入は０。　完全に店員さん遊ばれています　(^^)

真珠店滞在４５分間 これから１時間かけて蘇州へ移動

中国の歩道は駐車場２
完全にやりたい放題･･･

14:40 獅子林到着
お土産物屋さんが並んでいますが、勿論購入しているような時間はなし！
基本的に明らかに「キックバックの提携していそうな」お茶屋、真珠屋以外はのんびりお買いもの時間貰えなさそうです･･･　(T_T)

獅子林　この「石の迷路」は歩ききるのに数時間かかるとガイドさん

その「迷路」への入り口
もちろん我々はただの一歩も足を踏み入れるようなことはありません！

えっ！？入らないの？　(゜o゜)　
そんな時間はな〜い！　(-_-)/~~~ピシー!ピシー!　

獅子林を訪れた３人の皇帝像

その一人が残した額　「まこと(真)に楽しい(趣）ところがある(有)」と言うことで、“趣有真”だったらしいですが、“有”は俗っぽいということを学者さんか誰かが皇帝に「それとなく」伝え、結果真中の“有”はなくなったとのこと。そんなこと言って逆鱗に触れたら首が飛んでたかも･･･　昔は大変だったね〜　今も似たようなところがあるか？

水墨画･･･と思ったらそう見える大理石とのこと右上の文字以外は自然のものらしいです。ガイドさんがいなかったら絶対わからないね

15:30 寒山寺に向け出発

16:00　寒山寺前到着

当然の如くここのお土産物屋も近寄りも出来ず･･･

16:30 山塘街（シャンタンジェ）のクルーズへ
乗船はHISのオプショナルツアーで2000円　高！

とはいえ、とても趣きのある風景を楽しめ、乗船は正解でした。
自由旅行であれば現地価格（25元）　ぜひぜひ乗ってください。

本来の乗船場所かな？　我々は逆にここで下船。
台湾の九分以上に千と千尋の神隠しっぽかったです

下船後は市場を抜けてバスとのランデブー地点へ
市場内はまさに“抜けて”で、これまた買い物する時間は全くなし。
写真を撮っているだけでおいて行かれます。

東洋のベネチアと言われる蘇州の水路。そして遥か向こうには中国版ピサの斜塔：虎丘が見えた

17:30 刺繍研究所へ

毛沢東の写真　ではなく刺繍。そうは見えん！

この猫は、、、

クルッとひっくり返すと、、、

あら不思議、金色に変身
通常の刺繍は片面刺繍だが蘇州の刺繍は両面刺繍なため高いとか。
この猫は額こみで90,000元、ざっと12万円ほど

土産物コーナーにも１万円のハンカチ。３万そこそこのツアーに参加しているあいだは絶対に手を伸ばせません！　ってか、勝手も絶対使えないね。

夜はこの刺繍研究所内のレストランで蘇州料理
小さいながらも淡水魚料理（松鼠桂魚）と蘇州麺が出てました

19:10 最後の観光は昔の城門

その向こうには敵陣ならぬ、中年おじさんおばさんの社交ダンス（？）
最近中国では流行っているらしいですが、ガイドさん曰く「ちょっとはずかしい」らいしです　(^_^;)

20:30 ホテル到着（天平大酒店＝TIAN PING HOTEL）

蘇州市内に再度買い物に行きたかったがタクシーで３０分とのこと。
しかも２２時にはほとんどのお店が閉まるようだし。
ウ〜ン･･･

と、言うことで子供たちは卓球やビリヤード、

大人はホテル内のマッサージ（100分で128元=1700円程度）
ところで、バスの中で斡旋されたオプショナルツアー(OP)と値段は以下の通り（基本は日本円払。元払も可だがガイドさん曰くレートが悪いとのこと）
　・山塘街のクルーズ（2000円）（蘇州）
　・足裏マッサージ（4000円）（蘇州）
　・上海雑技団鑑賞（4800円）（上海）
でも山塘街のクルーズはガイドブックでは25元（300円強）、マッサージは上記の通り。元来ならクルーズのOPに参加することはなかったと思いますが、時間のない中、乗船するには値段度外視でOPに参加するしかない状態。友人Ｓ氏曰く「まぁ金で時間を買うってことだネ」と。まさにその通りでした。

この旅行記へのコメント （4）

• るなさん 2012/04/09 16:11:27

  同じ日に同じHISツアー！？？

  こんにちは、ナミナノさん。
  思わず同じツアーだった方？なんて思ってお邪魔してみましたが、若干違ったようですが、何かが若干違ったようですね。
  
  でも、びっくりしました！(◎_◎;)
  やっぱりこの4トラにもいらっしゃるんですねぇ〜ニアミスさん（笑）
  同じツアーも方だったら面白かったのに！なんて思いました〜
  
  ツアーは慌ただしくも、連れて行ってくれる分には楽ですよね。いつもは個人旅なので、行きたいところに行けずちょっと欲求不満気味でしたが、楽しかったです♪
  
  るな

  ナミナノさん からの返信 2012/04/09 16:32:06

  RE: 同じ日に同じHISツアー！？？

  こんにちは。るなさん。　メッセージありがとうございます。
  
  > やっぱりこの4トラにもいらっしゃるんですねぇ〜ニアミスさん（笑）
  > 同じツアーも方だったら面白かったのに！なんて思いました〜
  
  わたしもるなさん書き込みのタイトルだけみて、「えっ!?　（これまで何度か旅行記拝見させてもらってたはずの）るなさんって、あのツアー参加者のどの人だったんだろう？」と興味津々でコメント見たら、ニアミスだったんですね。　思わずニヤニヤしちゃいました　(^^
  
  > ツアーは慌ただしくも、連れて行ってくれる分には楽ですよね。いつもは個人旅なので、行きたいところに行けずちょっと欲求不満気味でしたが、楽しかったです♪
  
  　「楽！」そうなんですよね〜　ただ今回は「あまりにも詰め込みすぎツアーを選んだな〜」と反省。やっぱり２日で３都市周るのはキツイです（るなさんは蘇州等までまわられました？）
  　でも、いい勉強になりましたので、この経験は次回に活かします！
  

  るなさん からの返信 2012/04/09 17:07:44

  RE: RE: 同じ日に同じHISツアー！？？

  
  > わたしもるなさん書き込みのタイトルだけみて、「えっ!?　（これまで何度か旅行記拝見させてもらってたはずの）るなさんって、あのツアー参加者のどの人だったんだろう？」と興味津々でコメント見たら、ニアミスだったんですね。　思わずニヤニヤしちゃいました　(^^
  
  ☆参加してたらすごい確立だったのに！！！
  残念〜
  
  > 　「楽！」そうなんですよね〜　ただ今回は「あまりにも詰め込みすぎツアーを選んだな〜」と反省。やっぱり２日で３都市周るのはキツイです（るなさんは蘇州等までまわられました？）
  > 　でも、いい勉強になりましたので、この経験は次回に活かします！
  
  ☆だいたい中国ってのは広いから、移動に時間がかりますからね！
  蘇州も行きましたよ。レトロな感じがなかなかいいとこでした♪
  無錫→蘇州→杭州→上海の、4泊5日でした。
  旅行記、宜しければ遊びにいらして下さい。ホント、同じとこに時間差で行ってますから（笑）
  
  るな
  

  ナミナノさん からの返信 2012/04/10 06:32:26

  RE: RE: RE: 同じ日に同じHISツアー！？？

  
  > 旅行記、宜しければ遊びにいらして下さい。ホント、同じとこに時間差で行ってますから（笑）
  
  そして、同じ説明聞いてますね〜　(^^
  （まぁ当たり前ですが）
  
  しかしやっぱり「ルールもマナーもない」やつらだな〜って思っちゃいますよね！　でもそのおかげで太湖の“脱出おばちゃん”写真に撮れたので今回だけはよしとします！　→　見てみてください
  
  あと、お二人でアップで写っている写真みました。確かにちょっと考えますね。“同じツアーに参加してたらやっぱり『「年の離れた姉妹か？」でもちょっと違うよね〜　「親子？」それにしては年離れてないんじゃない？」と言う問答がでるの請け合いですね！　娘さんカワイイですね！　親としてはドンドン見せびらかしたくなりますね！