2012/03/12 - 2012/03/12
234位(同エリア387件中)
もろずみさん
九州合宿最終日はのんびりと川下り。
今年はいつまでも寒いが、この日ばかりは長閑な春の一日でした。
筑後柳川は街中を縦横に水路が流れる「水の都」。
落ち着いた風情のある柳川藩10万石の城下町です。
3月は「さげもん」と呼ばれる雛飾り月間で、舟を降りた後は町を散策。
今回の合宿は最後まで充実してました。
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今日も西鉄のお得な切符のお世話に。
これが至れり尽くせりで、柳川駅を降りるとバスで船着き場まで送迎してくれます。 -
雨だったらどうしようと思ったけど、文句なしの天気に恵まれました。
船着き場では北原白秋の「まちぼうけ」像がお迎え。
そう、柳川は白秋の故郷です。
待ちぼうけ 待ちぼうけ
ある日せっせと 野らかせぎ
そこへうさぎが飛んで出て
ころりころげた 木のねっこ -
身支度を整えて舟に乗り込みます。
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2月までは炬燵舟でしたが、3月に入ると炬燵はなく布団だけ。
船頭さんが周囲の説明をしてくれます。
あまりの気持ち良さにうつらうつら。 -
掘割なので流れが有るんだか無いんだか・・・
静かな川面を滑るように舟は進みます。 -
水面スレスレから布団にくるまっての梅見ができたり。
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途中から細い水路に入っていくなど多少の変化もあります。
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舟客向けの店があって、乗ったままワンカップを買ってみんなで回し飲み。
朝から何とも贅沢な気分♪ -
川下りはおよそ一時間ですから、船頭さんの名調子もだんだん子守唄になってきます。
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面白いのはところどころに見所はあること。
河童見つけました!
これは舟からしか見えません。 -
手を伸ばせば簡単に届く高さの橋を潜ったり。
このときの船頭さんの所作は見事なものでした。
写真には撮れなかったけど・・・(^^; -
狭い水路から再び広々とした所に出ました。
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起きたかな?(笑)
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川下りは片道通行ではないんですね。
自分の乗っている舟は撮れないので、やってきた舟を撮っておきます。
向こうから見ればこんな感じ。 -
魚を捕るための大掛かりな網。
そう、柳川と言えば柳川鍋発祥の地。
ここなら川魚もたくさん捕れそうです。 -
野良仕事の合間に舟を見ている「まちぼうけ」像。
船着き場の像より大きいですね。
待ちぼうけ 待ちぼうけ
きのうくわとり 畑仕事、
きょうはほおづえ 日なたぼこ
うまい切り株 木のねっこ -
一時間の船旅というのは結構長いです。
いろいろなグループが一つの舟に相乗りしているので、隣の人とも話を始めたり。
これは布団の効用かも。 -
橋の欄干を見ると川下りの様子が描かれています。
あ、アヤメの時期は良いだろうなぁ。 -
そろそろ終点が近いかな?
何となく先の方に賑やかな様子が見えてきました。 -
ということで終点に到着しました。
両岸に柳が植えられていて、大きな雛飾りが浮いています。
「どうもお疲れ様」という言葉は船頭さんに。
我々は布団に入っていただけ。 -
最初に乗り込んだので下船は最後になりました。
陸に上がると次の舟が到着するところ。 -
下船して早速ですが乾杯!
ここでの「どうもお疲れ様」は4日間の合宿の打ち上げの意味です。 -
風情ある店で一杯やりながら鰻の焼きあがるのを待ちます。
はい、これが柳川名物の鰻のせいろ蒸しです。
これも絶品でした!
九州の食文化を最後まで満喫しました。 -
さて、午後は寄り道しながら歩いて駅まで戻ります。
まずは「さげもん祭り」のさげもん。
さげもんとは吊るし雛のことですが、柳川では手鞠がよく使われています。
これはまた見事! -
北原白秋生家に寄ってみます。
白秋の生家は海産物問屋で、なかなか裕福な家に生まれたようです。
しかし大火で酒蔵が焼けて家業の方は次第に凋落していきました。
白秋はまだ学生で詩歌に目覚めた頃のこと。 -
生家の隣には白秋記念館も作られ、一通り白秋の足跡を学べます。
しかし、原稿や書籍などの展示品よりさげもんの方に目が行きますね。
文学者の記念館はそんなもの。 -
ではそろそろ歩き出すとしましょう。
これはムツゴロウかな? -
船着き場の反対側に建つ水天宮。
なるほど、この土地の人は水を相手に生業しているからか。 -
遊歩道も整備されていて風情があります。
猫までがのんびりして風景に溶け込んでいます。 -
次に立ち寄ったのは藩主・立花家の別邸である御花。
純和風の屋敷と西洋館が建っています。 -
洋館は明治後期に建てられ、迎賓館として使われていたもの。
残念ながら調度など少なくて管理もあまりよくありませんでした。 -
和館の方が重厚で見応えあり。
縁側でお雛様が日向ぼっこ。 -
目の前に松濤園という日本庭園が開けています。
国の名勝指定されている庭園です。 -
御花をあとにして水路に沿って歩きます。
舟で通った道を逆にたどるわけですが、陸からの景色は別物。
舟からだとアングルが限られるので良い絵が撮れませんでしたね。 -
途中に建っているのが田中吉政像。
田中吉政は関ヶ原の功績で筑後一帯の領主となり柳川に居城しました。
その時の治水事業で生まれたのが柳川の水路です。
立花家は田中家が断絶したあとに藩を起こしたわけです。 -
水路沿いの遊歩道は日本の道100選の一つ。
マンホールも柳川そのもの。 -
大きな橋、小さな橋で水路を渡りながら歩きます。
舟も良いけど歩くにも良い町ですね。
おっと、そこは道じゃないよ。 -
さげもん祭りでは稚児衣装の子供たちを乗せた舟が出るそうです。
惜しいことに、この水上パレードは来週でした。
ここは絶好の撮影ポイントだそうです。 -
ということで川を見ながら駅まで。
水郷柳川を満喫した一日でした。
4日間の九州大冒険はこれで終了。
ちょっとハード(飲み過ぎ)でしたが楽しかったなぁ。
これも地元のコミュメンバーがいてくれたおかげ。
次回は長崎や熊本方面でオフ会やろうという話もちらほら。
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