2011/09/14 - 2011/09/15
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rambling old manさん
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デリーに帰ってきた僕は電車でアグラへ向かう。
アグラといえば「タージ・マハル」。
インドに来た動機でウエイトを占めているのは、やはり「生ガンジス河」と「生タージ・マハル」だ。
これを見ずには帰れない。
○アグラでの宿泊
HOTEL Taj Resorts (Expediaにて税込\4,200)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
バラナシからの飛行機がデリーに着くのは13:20、アグラまでの列車は「Hazrat Nizamuddin駅」から15:05に出発するGOA EXPRESSを予約している。
空港から「Hazrat Nizamuddin駅」までタクシーを使うのが簡単だが、渋滞などに巻き込まれるのが怖い。一旦メトロエクスプレスでニューデリー駅にでて、そこからリクシャーを利用して行くのが最もロスがないと判断し、とりあえずニューデリー駅に着いた。 -
旅行前にGoogleMapsで見たところ、ニューデリー駅からハズラトニザームッディーン駅までは9km弱。
リクシャーで50〜70ルピーといったところだろう。
ポケットには50ルピーだけをつっこみ、駅前のリクシャーと交渉する。
「ニザームッディーン駅まで、50ルピーで。」
「ダメだ、150ルピーだ。」
(50ルピーを見せ)「これだけしかお金がない。」
「ノー、他をあたれ。」
だめだ、ほかのリクシャーを探そう…いない…路上で止まっているリクシャーはこいつしかいなかった。しかも時間がせまっている。
なくなくバックパックから100ルピーを取り出し、「140ルピーで」というと乗れと合図する。 -
デリーはバラナシなどとは違い都会だった。
広い道路をオートリクシャーのやかましいエンジン音を聞きながらひた走り、ハズラトニザームッディーン駅に着いた。
何故だか律儀にメーターは動いており、金額は70ルピーほどだったが、勉強代だと思って運転手に140ルピーを手渡しリクシャーを降りた。
時間は列車出発30分前だった。 -
インドの列車はめちゃくちゃ長いと聞く。
とりあえず駅のホームヘ向かう。 -
デリーからアグラまでは3時間ほど、とりあえず売店で水を買おうとするが、100ルピーではおつりがないと言われる。
駅には多数の売り子や、キオスク的な店があるが、どこでも100ルピーは断られる。 -
しかも僕の乗る車両はホームのはるか反対側と気づき、水も買えず走って車両に乗り込んだ。
-
各車両には予約者の名前が記入されている。
当然だが僕の名前もあった。 -
僕は通路側の二階席。重いバックパックを担ぎあげ、ハシゴをよじ登って横になる。というか座ることができる程のスペースはない。
一応エアコン付きの寝台車だ。
インドの列車はまったくアナウンスがない。
でも大丈夫。今回はアンドロイド携帯のGoogleMapsで…二階席はGPSが入らない…
アグラに着いたのかは地元の人に聞くしかない。とりあえず3時間後にタイマーをセットし横になる。 -
バックパック(40リットル)とカメラバッグを足元に置いたらこんな感じ。
足を伸ばすにはカバンの上にのせなくてはいけない。
途中独特の掛け声とともにチャイ売りやカレー売りが通る。買ってみたいとは思いつつも今回はパスする。 -
多くの人が列車を降りようとしている。
下のインド人に「ここはアグラカントメント駅か?」と聞くと「そうだ」と教えてくれた。
急いでハシゴを降り、バックパックを下ろそうとした瞬間、親指だけでバックパックを支えてしまい、親指が逆方向に…
「うぎゃ」と声をあげてしまった。突き指した。
指がみるみる青くなる。 -
列車はほぼ定刻通り、5分の遅れだけでアグラカントメント駅に到着。
-
アグラカントメント駅。
ホームにあるインフォメーションでアグラの地図をもらう。 -
駅を出た瞬間に写真を撮れと子供にせがまれる。
また飴玉を配っとく。
するとカタコト日本語の客引きが寄ってくる。
「ホテルまで80ルピーでどうだ?」
80ルピーは想定していた料金よりも安い。 -
今日は満月に近い日だからタージマハルのナイトパスが発行される日だった。
「ナイトパスを取るために観光局に寄ってホテルまで。80ルピーでも行ける?」と聞くと、OKとの事。さっそくリクシャーに乗り込む。
残念ながらナイトパスは売り切れだった。
ガイドはどうやらホテルに着いた後、市内ツアーにひきまわしたいらしい。ホテルに着いたとたんに100ルピーを渡しておさらばする。 -
ホテルタージリゾーツは綺麗なホテルだった。
タージマハルの券売所も近い。
タージマハルの券売所はタージ入口から少し離れたところにあり、そこで入場券を買った後、電動バスに乗って入口まで向かう。
そう考えると非常に立地条件のいいホテルだ。 -
水回りもOK!
チェックイン時にフロントの人が
「屋上にバーレストランがあります。そこからはライトアップされたタージマハルも見えますよ。」と言ってくれた。
なかなかいいホテルじゃないか。
ただ、WiFi可と書いてあったのにWiFiはロビーも含めまったく飛んでいない。
フロントで500ルピーを少額紙幣に替えてくれるよう頼むが、断られる。インドでは100ルピー以上の紙幣は本当に使いにくい。 -
駅から乗ってきたリクシャーがいないことを確認し、散歩に出かける。ただ、外は照明がなく真っ暗だ。
あてもなく歩いていると若いにいちゃんが「リクシャー乗りませんか?どこでも行きますよ。」と声をかけてくる。
「大丈夫、歩くから。しかも500ルピー札しかないからお金払えないよ。」というと、
「僕が両替します。だからどこか行きましょう。この先は真っ暗で何もないよ。」と言われた。
たしかに真っ暗だ。素直に案内してもらおう。 -
「どこに行きたいですか?」と聞かれたが、別に目的地はない。
ブラブラしたいだけだ。
「どこでもいい。アグラ市内を周って、お勧めのレストランに連れて行って。」というと、彼はOKとリクシャーを走らせた。
「ミスター、何も買わなくていいから一軒だけみやげ物屋に入ってください。中で10分いてくれたら私にお金が入ります。」
素直な奴だ。とりあえず土産物屋で10分過ごして約束を守る。
「次はお勧めのレストランです。」
連れてきてもらったのはターバンを巻いた門番のいる高そうなレストランだった。 -
「違う、僕が食べたいのはこういう店ではない。君がいつも食べているような、普段使いのレストランに連れてってよ。君の分もおごるから。」
そういって連れてこられたのが「ビリヤニ(スパイス炊き込みご飯)」の店。
そこの井戸で手を洗い、手づかみでビリヤニを食べた。
一食20ルピー也。 -
な、なんて美味しいんだろう。
いままで食べた世界中の料理の中でもかなり上位に入る。
スパイシーなご飯に全く臭みのないマトンの肉、それにスライスされたタマネギが抜群に合うのだ。
手で食べるという行為がなお一層おいしくしてくれる。
これが20ルピー(40円弱)で食べることができるなんて…
うまいうまいと食べ尽くし、井戸でまた手を洗い、インド人がしているように口もゆすぐ。これを食べただけでもアグラに来たかいがあった。 -
ホテルに帰り、屋上に上ってみる。ホテルの屋上にはプールがあり、その先にバーはあった。プールには若い女の子達が泳いでいた。声を聞くと日本人らしい。
彼女たちを誘って、屋上のバー(といってもテーブルを置いているだけ。)でキングフィッシャービールを飲む。
そうだ、今日は僕の誕生日だ。ライトアップされたタージマハルを眺めながら、若い女の子達とビールを飲んでいる。なんて素晴らしい日なんだろう。 -
部屋に帰ってテレビをつけると、インドMTVが流れている。
これがけっこう面白くて見入ってしまう。 -
日の出前、ホテルから歩いて2〜3分でチケット売り場につく。
けっこう並んでたし、インド人がどんどん割り込んでくる。 -
チケットを購入すると電動バスに乗れる。
電動バス最後尾より。 -
タージマハル東門、並んでるねぇ。
-
そしてゲートオープン。
外国人とインド人、男性・女性別に列はできている。
中では厳重なボディチェックと荷物検査があり、僕はフレキシブル三脚のゴリラポッドを没収された。
それがないとこれから困る。
「後で返してくれるのか?」と聞くと、「ダメだ。必要ならガイドに預けてこい。」と言われたが、「私は個人旅行者だ。その三脚は私にとって大事なものだ!」とアピールし続けると、もう一人の軍服を着たような男性が、「私が預かっとくよ。」と言ってくれた。 -
まずは赤砂岩で縁取られた門がお出迎え。
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そしてその先には…
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おおっ!
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おおおおっ!
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でたー!
しかし記念写真の人でいっぱい。 -
うひゃー、すんばらしい。
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記念写真を何枚も撮って、近づきます。
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振り返るとこんな感じ。
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そして靴を預けて中に入ります。
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この中は撮影禁止になってます。
ぜひご自分の目で見てください。
細かい細工もすごい。 -
両隣にモスクと迎賓施設があります。
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帰り際にもう一枚。
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いやーなかなか良かった。
門のそばのチャイ屋で一杯ひっかけて。 -
ホテルで朝食。
ホテルの朝食は全くおいしくない。
昨日のビリヤニがうますぎた。 -
ホテルを出ると小さい子供が流暢な英語で営業をかけてくる。
お父さんは運転手、子供がガイド兼通訳。
上手な英語で案内してくれた。
次の目的地はアグラ城。 -
アグラ城入口。
タージのチケットがあると入場料割引になる。
入口に日本人の女の子がいたので少しお話していると、実は日本に留学に来ている韓国人の女の子だった。
あまりに日本語が上手で全くわからなかった。
そして英語もろくに話せない自分が情けなく思う。 -
アグラ城も世界遺産。
タージマハルを建てたシャー・ジャハーンが幽閉されていた城だ。 -
中にいたじいさん。
すでに手が金をくれの形に… -
アグラ城からみたタージマハル。
少しだけシャー・ジャハーンの気持ちで眺めてみる。 -
長ーい列車が橋を渡っていた。
-
ここもいいところだなぁ。
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さぁ、デリーに帰ろう。
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アグラ城の前で待っていてもらった先ほどの少年はビッキーという名前だった。
ビッキーに「駅に帰る前にビリヤニが食べたい。」というと買ってきてくれた。 -
ふたたびビリヤニ。
こちらは25ルピーでした。
スパイシーでこれもおいしかった。 -
ついでに冷たい飲み物を頼むと
「サムズアップ」を買ってきてくれた。
こちら28ルピー。 -
ビッキーとそのおとん。
なかなかいい奴でした。
お礼に日本の5円玉をあげると、「ネックレスにする!」と喜んでくれました。
しっかし…濃い顔やなぁ。 -
帰りは12807番、SAMATAエクスプレス。
今度は始発駅ではないので、何時につくのやら。 -
今回は一リットルの水も買ったし、準備万端。
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出発まで写真を撮って回る。
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インド機関車
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駅弁らしきものがあったが、買う勇気はなし。
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フルーツもたくさん売ってます。
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ひまだなぁ。
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エアコン付き車両のチケットがあれば、空調のついた待合室も使えます。
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お、ほぼオンタイム。
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何をしているのかな〜と見てみると、体重を量ってるのですね。
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ではプラットホームへ移動。
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向かいのホームには戦車群が・・・
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そうこうしているうちに列車が入ってきた。
ほぼ定刻通り。 -
えーっと、名前は…読めません。
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こんども二階席。終点がハズラトニザームッディーン駅だから安心だ。
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グースカ寝ていたら足元にドサッとなにやら袋が。
中にはシーツや毛布が入っていました。
エアコンめっちゃ効いてるから助かる。
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