子連れで帰省・栃木じゃなくって茨城再発見の旅～真壁のひなまつり・雨引観音～

2012/02/09 - 2012/02/09

前日夕方から帰省をし、娘(0歳2ヶ月）の安産の御礼参りで茨城県桜川市の雨引観音へ。
「雨引観音って、せっかくきても近くにほかに何にも観光するところないんだよね～」とつぶやいていたら、両親が「今ちょうど真壁でひなまつりやってるよ」とのこと。なんと！ということでいってきました。

以前は、ひなまつりに対して、「雛人形をそんなに見て楽しいのか・・・？」という思いがちょっとありましたが、娘の初節句に雛人形を物色し、早々に飾っている今は、雛人形がとても愛らしく思え、またそれぞれ違う表情なども楽しめました。
息子（2歳1ヶ月）も、自分でがんばりたい年頃なので、ベビーカーなしでも沢山歩いてくれました♪

いい時期にいけてよかったです。

エリア 桜川(茨城)

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

お昼は上三川いきいきプラザにある人気のお店で済ませてから、高速に乗って雨引観音へお礼参りに。
スタートが遅くなってしまったので（ついついいきいきプラザの充実ぶりにはしゃいで子供を遊ばせてしまった・・・お隣の旅行記を参照ください　http://4travel.jp/traveler/keypow/album/10644607/）到着は14時半くらいでした。

平日ということもあり閑散としています。

境内までは階段が結構あるんですが、息子はがんばって歩いていました（あ、両手つないでもらってぶら下がったりもしてましたが・・・←最近のお気に入り）。

到着すると、前は気がつかなかったニワトリ？が。

おおーーいたいた！孔雀です。
前回は真夏だったから、暑くて孔雀も避難していてあまり姿が見えなかったんですが。

今回はわらわらと降りてきていて、ひなたぼっこ&お散歩していました。

孔雀のえさを父が買って息子に。
とりあえずおびえるでもなくバラバラえさをまく息子。すごい勢いで孔雀たちが寄ってきて、さすがにじりじりと後ずさり(笑）。

平日なので人が少なく、孔雀たちも餌不足なのか、食べる食べる！
他に孔雀にかまう人もいませんから、息子もたっぷり触れ合い？ました。

前回の安産祈願での「ドンドンドン(太鼓）、メラメラメラ〜(炎）」のメラメラの正体はこちらでした。私も安産の御礼と、健やかな成長を祈願してきました。
筆で書くんだけど、久々すぎてすごい悪筆になってしまった(苦笑）。

前回いったときも、おそらく地震の影響で、石垣などが壊れてビニールシートがかかったりしていたんですが、その関係か、工事している箇所がいくつかありました。この龍は、工事関係者いわく｢これ以上暴れて地震が起きないように縛っておいた」そうです。地震、龍のせいにされてるしー！濡れ衣だわっ(笑）。

さて、そこから車で15分ほどで、真壁のひなまつりの会場に移動します。
半日かけてじっくり見て回るくらい沢山あるよ、という話（父）でしたが、まあざっくりでも見られればいいかな、せっかくだし。ということでいってきました。16時半くらいまでだったかな。ついたのが15時くらいだったと思います。

それぞれのお家に各自所持しているお雛様を飾っていて、それを一軒一軒見ていく形です。
古い建物が沢山残っています。
ただ、街並み全体がそうというわけではなく、ぽつぽつとあって、合間に普通の家もあったりするので、街並み全部がレトロな雰囲気という感じでもないかな。

上の星野家さんにあったお雛様。
小顔で整ったお顔。
時代によってなのか、顔の大きさとか、顔立ちにばらつきがあるのも見ていて面白かったです。
ああ、かわいい、と思えるものって結構偏るんだなと自分で見ていても思いました。やっぱり顔が大きなオカメみたいなのより、こういうほうが好きかなぁ。
でも、昔からのものをしっかり保存されて毎年こうやって飾るという、そういう手間を惜しまない感じや、モノを大切に扱う心、そういうものがすごく尊いし、見ていてありがたさを感じました。

こちらの星野家さん、建物自体もすごくきれいに保ってらっしゃいました。いろいろ大変なんです、っておっしゃってましたが。。確かに、大変そう。。

ここも古い建物みたいです。

中は靴屋さん。こうやってさりげなく飾ってらっしゃるのを、扉をガラガラあけて、「おじゃましまーす」って見せてもらうんです。
平日は本当に人がいないので、私たちが声かけるとおくから出てきてくださいます。ほんとに雛人形見るだけで買い物もしないんで、ちょっと申し訳ない？気分になっちゃいます＾＾；

旧真壁郵便局
このあたりも、地震のせいか改装中。

ほかのお家も、屋根などあちこち崩れていたりするんですが、国で指定されている建物は、勝手に自分で改装や修理をしてはいけないそうで(たとえば使う木材なども一般的に使われているものを使ってはいけなかったりするから）、直したくても国から予算が降りてからじゃないと何もできないんだそう。直せるのは早くても来年位じゃないか、とおっしゃってました。

石屋さんなので、石を加工して作ったお雛様がありました。

奥の蔵に石のお雛様があるとのことでしたが、土日のみ開放しているみたいでした。残念。

その向かいにあったお店の奥にあった蔵。

昭和15年！
このくらいで驚いてはいけません。。

明治初期もあります！
やはりいろいろお雛様の好みはあるんですが、古いということはやっぱりある程度の価値があるなと思いました。
よくこんなに長いことこの状態を保っていられたなぁ、と感慨深いものがあります。

町全体の案内図。

こちらの伊勢屋さんは旅館だそうです。
建物も風情があります。

ここのお雛様が一番すごい〜
なんと江戸時代だそうです！！

お花屋さんにあったお雛様。
華やか〜

駐車場そばのお菓子屋さんのショーケースの隣にいたお雛様。
結局お菓子を買うこともなく、本当に見せてもらってばかりでした。。しかも中でお茶を振舞ってくださる方もいたりして。。ご馳走になっちゃいました。寒いのでありがたかったです。お土産というか地元の食べ物なども売られていたりするので、それも楽しいんですが、最後に買おうかと思っていたら、終了時間を過ぎていたので、お店もしまっていて・・・。

栃木から、ちょっぴり足を伸ばして茨城観光。
家から近い茨城エリアで、ちょっとマイナーながら、また新たな地元の魅力を発見できました♪
いい時期に行ったおかげで雨引観音以外の桜川市の観光もできたし、良かった良かった！