2011/12/30 - 2011/12/30
33位(同エリア177件中)
あしもむさん
国境の近くに行きたい、ということでウクライナ西部の町、ウジゴロド(ウジホロド、ウージュホロド)に行ってきました。キエフから電車で16時間半ほどかかります。スロバキア国境とハンガリー国境にほど近いこの町は、街にもどこか西欧の香りがするような気がします。
時間があったので、ウジゴロドからバスで1時間のムカチェヴェにも足を延ばし、城も見てこられました。相変わらず雨女で天気には恵まれませんでしたが、とにかくたくさん歩いた2日間でした。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
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ホテルをチェックアウト。ホテル前の熊は何を持っているのかと思ったら、なんと地球だったとは…。下にはザカルパッチャ州の州章。熊が二足歩行をしているように見える(実際している?)斬新なデザインです。
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ムカチェヴォ行きのバスは30分おきぐらいに出ているということで、あまり時間を考えずに行動を始めました。バスターミナルへ向かう道は何かの木が整然と並んでいました。花の季節はきっときれいなんでしょう。
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こちらがバスターミナル。
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入ってすぐのところにムカチェヴォ行きのバス停らしきものがありました。
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ターミナルビルに入って、チケットを購入します。サンタクロースもチケットを買っていましたが、バスでどこに行くんでしょうか…(笑)カウンターのお姉さんもオールウクライナ語でしたが、時折英語を話しているツーリストらしき人もいて、国際色の豊かさを感じました。
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チケットを購入。片道で12.45グリブナでした。
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ムカチェヴォにはこのバスで向かいます。運転手さんにチケットを見せて乗り込みましたが、自由席のようでした。
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どろだらけのターミナルをしゅっぱーつ!
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ジャガイモ畑でしょうか。ただひたすらに平原が続きました。
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そして1時間で到着したムカチェヴォのバスターミナル。こちらも泥だらけ…。
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バスターミナルのビルのドア。ウジゴロドへ戻るバスが頻繁に出ていることと、一応何かのために最終の時間を確認しておきました。
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ムカチェヴォにつきさえすればきっと丘の上のお城が見えて、そこを目指せば大丈夫だろう!と楽観的に考えていましたが、この霧…。城どころか数十メートル先もぼやけて見えるぐらいです。
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とりあえず持って来ていた地図を片手に、城の方向目指して歩いてみることにしました。
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中心部らしいところに近づいていくと、教会が見えてきました。
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方向がよくわからないので、手当たり次第に歩いてみます。
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石畳が美しい町でした。
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中心部には教会の多い町のようです。
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バランスが整っていて美しいなあ、ときょろきょろ。
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振り返るとそこにも教会が。
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古い建物が並ぶ通りでしょうか。
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教会前にあった像。
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おそらくこちらの方向だろう…、と不安になりながら歩みを進めます。
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途中には建設中の教会もありました。外側をまず完成形に近い形にまでして、中を後から作って行っているようでした。
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でも見えるはずのお城が見えてこない、しかも人気もなくて怖くなってきたので、通りかかったタクシーを止めて交渉。30グリブナでお城のふもとまで行ってくれるとのことだったので、タクシーで移動しました。
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ここが登山口?というほどのものでもありません。
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ここまで来ても、すぐ上に見えるはずのお城は霧の中…。ムカチェヴォの駅につきさえすれば見えるだろうと思っていた私がアホでした。
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道なりに上がっていきます。
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やっとお城の本体らしきものがちょっとずつ見えてきました。
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近づいてみるとけっこう大きいもののようです。
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晴れていたらこんな感じなんだそう…。昨日曇り空のもとではありましたが、ちょっとだけ見られていたので、今日は残念…。
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とりあえず、わくわくしながら入ってみましょう。
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墓標のようなものがありましたが、説明がなかったのではっきりとはわかりませんでした。
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修道女をかたどったものでしょうか。
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チケットは10グリブナでした。
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奥に展望台や展示スペースがあるとのことなので、さらに先に進みます。
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何やら紋章…?
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ここまで来てやっとムカチェヴォの観光地図発見。どうせならバスターミナルに置いておいてほしい…。
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中に入ってもやはり霧…
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霧…
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そして霧…。
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今回は遠景からはっきりと見えませんでしたが、全体像はこのようになっているようです。
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半円形が並んでいます。
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Fyodor Koriatovychの像。かつてこのお城のオーナーだった方で、彼が所有していた時代にこのお城が大きく整備されたとのこと。みんなが手をさわるので、そこだけ光っています。
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壁を背にして周りを見渡すときれいな街(村、と言った方がいい?)が見えるはずなんですが…
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…うう…。きーりー…。
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とりあえず、ウクライナ国旗などを見上げてみます。
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博物館のスペースに入ってみました。写真を撮ってはみましたが撮影OKなのかどうか、わかりません。すみません。誰もいなかったもので、数枚失礼しました。
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中にはなんと4言語で説明が書かれていました。ウクライナ語とポーランド語と英語と(たぶん)ドイツ語。城の成立については不明な点が多いものの、少なくとも11世紀の文献には登場しているとか。
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いろいろな展示物はあるのですが、いかんせん説明がウクライナ語だけなのでよくわかりませんでした…。残念。
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意外にもお城の中はお土産屋さんが多かったのですが、あまり商売っ気はない様子。マグネットをまじまじを見つめていても、声をかけてきませんでした。
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礼拝堂もあったのですが、厳粛な雰囲気だったので中の撮影は自粛。
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Jelena Zrinskaとその息子、若かりしFerenc II Rákócziの像だとのこと。
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構造がブータンのトンサ・ゾンに似ているような気がしました(マニアックでごめんなさい)。
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とりあえずはいろいろなものがあるようですが、どれぐらい見られたかな…。
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ここらで…
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…少しずつ霧も晴れてきたように感じます。
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団体のお客さん、ご入場です。
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半円形がおもしろいお城の中を振り返りつつ…
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…やっと写真撮影大会が終わった大きい井戸をしっかり写真に収めつつ…
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…意外に種類の多いマグネットを物色したりしながら、出口へと向かいます。
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ザカルパッチャ州はワインも有名だとのことで、ひっそりとワインコーナーもありました。
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出入り口にいたわんこ。寒いんでしょうか。前足が重なってます。
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出口まで到達して、霧が晴れてきたことに気づきました。
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きれいに見渡せればそれはそれできれいなんでしょうが…
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…城下町というより城下村?
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ということで城のある山を下ります。途中で見えたこの教会も、観光地図によるとひとつの名所だとのことでした。
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私がタクシーを降りた場所には、観光バスが乗り付けていました。
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自力で到達するなら、登山道のふもとのこの看板が目印になるでしょう。
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本当は、行く途中でこんな感じで見えてたはずなんですよね。
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ちょっとアップで。でも、このタイミングで霧が晴れてくれたおかげで、なんとか全景をおさめられてよかったです。
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城にあった観光地図を手掛かりに、徒歩で鉄道駅まで行ってみることにします。
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地図で見るとたいした距離ではないような気がしていたのですが、やはり慣れない土地、慣れない道ということで時間がかかります。
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こ、これは…
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…馬車に注意?それとも馬車も通っていいということ?
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きょろきょろしながら進みます。
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このマンホールの上が暖かいのか、2匹寄り添って休んでいたのがかわいくて、写真を撮ろうとしたら怖がって立ち上がってしまいました。ごめんね…。
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このお宅の壁なんですが…
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…このマークが入っているのはコサックの家だと聞いたことがあるような気がします(かなりあいまい)。
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おじいさんとお孫さんでおでかけでしょうか。ほほえましい光景に、心があったかくなりました。
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あまり状態がいいとは言えない道をお腹をすかせながら進みます。
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やっとのことで次の目的地(といってもここでしたかったことがあるわけではないのですが)、ムカチェヴォ駅に到着です。
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駅のエントランス付近の様子。
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駅前はこんな感じ。建物が低いのなどを見て、地元の田舎の駅前を思い出しました…。
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小さいスーパーの一角にコーヒーカウンターがあったので、そこでとった昼食。
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スーパーといっても、カウンター越しに欲しいものを言って、店員さんにとってもらうという形式。なんだかスペースの使い方がいまいち無駄に見えます。
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次はバスターミナルに向かいますが、ちょっと駅構内も覗き見…。
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貨物列車が止まっていたのですが、先頭車両と最後尾の車両が見えないぐらい長く連なっていました。
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バスターミナルが本当にこの方向なのか、不安になりながら歩き続けました。
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な、なんと…
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…馬車が止まっていました。はじめは小学生ぐらいの男の子が一人で乗っていたのですが、向かいの店から買い物を終えたお父さんが出てきて、馬車に乗り込み、颯爽とどこかへ行ってしまいました。
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にしても、本当に自転車が多いところでした。
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かわいらしい電車も。
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通りかかった廃墟のように見えたビルにも「2012」の電飾が。ということは現役で使われているのでしょうか。
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ムカチェヴォで困ったのが、この排水パイプ。とっても中途半端な角度と長さで切られていて、側道を歩いているとぼたぼたと上から水が落ちてくるのです。
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人に聞いたりしてやっとバスターミナルに戻って来られました。チケットを買うと、まもなく発車するとのことでばたばたと乗車。
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このようなバスでウジゴロドに戻ります。帰りも1時間程度でした。
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とはいえ、ウジゴロドに戻ってきても特にすることもないので、ウジゴロド駅のまわりをちょっとだけ歩いてみました。
本当はムカチェボからキエフ行きのチケットを買っておけばよかったのでしょう。ここらは計画失敗です。 -
いつかブラチスラバにも行きたいなあ、と思いつつ看板を眺めました。
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ウジゴロド駅の構内。
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レートは悪いようですが、取引できる通貨を見てみると、確かにハンガリーとスロヴァキアが近いということがわかります。
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駅のカウンターで購入したこんなんで夕飯です。
それからは数時間することもなく、歩く気力もたいして残っておらず、ぼおっと人間観察をして待ちました。外に比べれはましですが、寒かったです。
トイレは地下にあり、有料でしたが清潔だったので数回利用しました。 -
さよなら、ウジゴロド。
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駅構内で大騒ぎして、酔っぱらいのおじさんに怒鳴り散らされていた少年たちも同じ列車のようですが、隣の車両だったのでちょっとほっとしました…。
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クぺ(2等寝台)内。小さい足場を見つけて上の寝台への上り下りさえマスターすれば、こまわりのきくちびっこ日本人は上の寝台のほうが便利に感じます(もちろん、人それぞれですが…)。
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キエフで降りる瞬間に隣の車両の降り口から歓声が…。隣の車両にどやどやと乗り込んでいた少年たちは、ウジゴロドで行われたサッカーのトーナメントで優勝したとかで、彼らの親御さんたちが出迎えに来ていたのでした。
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何やら写真撮影大会が始まったのを横目に、楽しかったウジゴロドのことを思い出して、今回のウジゴロド行きは終了です。
いつものことながら写真が無駄に多い旅行記にここまでお付き合いくださったみなさま、ありがとうございました。
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