ストのブリュッセル ベルギー、ドイツ、オーストリア縦断　その①

2011/12/21 - 2011/12/22

ブリュッセル→ケルン→デュッセルドルフ→ボン→フランクフルト→ヴュルツブルク→フュッセン→ミュンヘン→ザルツブルグ→クラーゲンフルト

トラブル続きのバックパッカーの旅の序章。
2日目はベルギーがフランス圏の国だということを思い知らされた日だった。

エリア ブリュッセル(ベルギー)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 1.5

• 交通手段: 徒歩

留学先のスウェーデンから旅が始まるのだが、やはり冬の旅行は体力的に厳しい。
朝の４時にバスが到着したというのに早朝出発のライアンエアーに乗る人でスカブスタ空港は非常に混雑していた。

ブリュッセル・サウスシャルルロワ空港は非常に小さかったが、そのぶん分かりやすかった。
13ユーロで市内までのバスに乗ったのだが、これがまたトラブル続きだった。
一台目に乗り切らず、二台目が来るまで待った挙句、渋滞に巻き込まれたらしく１時間で着くはずが２時間近くかけて駅に到着した。しかし、その日は早朝から寝る暇がなかったので
バスではぐっすり眠れた。

ブリュッセル南駅で休憩した後、早速地下鉄に乗ってグランパレスに向かった。
地下鉄はロンドンなどに比べれば安く５回の回数券で７．３ユーロだった。
この回数券が二日目にはまったく無駄となることが明らかになる。
グランパレスを目指していたら先にギャルリー・サン・チュベールに着いてしまった。世界最古のアーケード街とからしいが、やはり美しい。

グランパレスもあいにくの曇りだったが、むしろこの天気のほうが
景色が落ち着くのは気のせいだろうか。

クリスマスマーケットが立ち並んでいたのでワッフルを買ってみた。

ヘトヘトだったのでホステルで９時間余り寝てしまった。1時まで荷物を預けることにして夜乗るバスの発着駅を下見に行くことにした。
ついでにコインロッカーも駅にあるか確かめようととホステルの人に聞いたのだが、そのとき衝撃の事実が告げられる。

今日はストライキで駅は閉まっていると言うのだ。
とりあえず地下鉄へ降りたのだがどうも人気がなく、聞くとメトロも
ストライキで閉まっていた。

ブリュッセル北駅まで歩いてきたが、やはり駅、メトロ、トラム、市内のバスは全てストライキで止まっているらしい。観光には最悪の日に当たってしまったものだ。
昨日買った回数券も１回しか使っていなかったのだが、全て無駄になり、移動手段はタクシーと徒歩しかなくなってしまった。

午前中、散歩した王宮周辺ではバリケードが張っており、デモ隊が集まっていた。不穏な感じではなく、平和的な感じだったので写真を撮っていたが、この国にも複雑な事情があるのだろうと考えさせられる。

王宮近くのロワイヤル広場からブリュッセルの町が見渡せる。

ブリュッセル公園を抜けると国会議事堂が見えてきた。

一旦1時までにホステルに帰らなければならない上、メトロが使えないので足早にサンミシェル聖堂を見ていく。心なしか路上駐車が多すぎる気がするのだが･･･

戻る途中、日本料理屋を見つけた。

リュックを取り、仕方なく歩いて回ることにしたのだが、非常に疲れる旅となった。市内はストライキの影響かどこもかしこも渋滞しているように見えた。

グラン・プレスからかなり遠かったが、ブリュッセル・ルクセンブルク駅に隣接した欧州議会までやってきた。

グランプラス近くのイラクサレに戻り、レストラン街を散策する。
たまに日本語ができる客引きがいるのが驚きだ。

夕食にはパエリアを頂いた。なかなか美味しかった｡

夜のグランプレスでは聖唱歌が歌われており、クリスマスマーケット
も一層輝いて見えた。

惜しみながらもブリュッセル北駅に向かい、euro lineのバスに乗り込む。メトロが動いてさえいればもっと回れたかもしれないが、この国の性格が垣間見えた一日だった。