ＢＡビジネスクラスで行くフランス ９日間の旅 その２ (モンサンミッシェル ～　ジベルニー)

2009/09/25 - 2009/09/26

2009年9月に行きましたフランス旅行記の続編です。
5日目ロワール地方を出発し、モンサンミッシェル、ノルマンディ地方のオンフルールからジベルニーを経て、最終宿泊地のパリに向かうところまでです。
この間は青空に恵まれて、大変美しい景色を見ることができました。
非常に忙しい旅行記ですが、よろしくお願いします。

エリア オンフルール(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 2.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

５日目はロワール地方を発ってモンサンミッシェルへ⑦。モンサンミッシェルは前年に新婚旅行を検討した際に最後まで悩んだ選択先でした。１年して結局訪れることになりましたが、今回のツアーに申し込んだ一つの目的でもありました。
モンサンミッシェルに近づいていくにつれ、次第も大きくなっていく姿が期待を沸きたたせます。

その後、モンサンミッシェルに着く頃には雲ひとつない晴天となりました。
事前にこの季節は靄が良く発生し、あまりきれいに見えないことも多いと聞いていましたので、少し心配はしていましたが杞憂に終わりました。
青い空にモンサンミッシェルの聖堂が良く映えて見えます。

モンサンミッシェル島内に入ってまずは昼食です。
モンサンミッシェルには参道があり、その参道に沿って多くのお店が立ち並んでいます。

その一角にお目当てのお店がありました。
写真は日本のツアーならばまず訪れるであろう、モンサンミッシェルで一番有名なレストラン、メールプーラールです。

そしてメールプーラールに来て必ず食べると思われるのが、このオムレツです。元々は貧しい巡礼者に少ない費用で沢山食べれるように、と考案されたそうですが、それが今では名物となっています。
写真ではわからないと思いますが、３個程度の卵で30?程度の大きさに膨らませています。従って、この中身はほとんど泡でできており、ほとんど生の状態です。しかも若干の塩をふってあるだけの味付けで…。すみません。完食できませんでした。

続いて、内部の見学をしながら徐々に頂上を目指します。
後ろを振り返ると、周りは水で満たされており、ここが海の中に浮かぶ島であることがよく分かりました。

坂や階段を登り、聖天使ミカエルが舞い降りたという尖塔の先端が良く見えるようになってきました。
天高く聳えるといった言葉が良く似合います。

最上部の天空の回廊と呼ばれる場所です。こんな岩山の頂上に見事な聖堂があることはやはり驚異と言って良いでしょう。

そして、ここまで来たときにまた急な腹痛が。。決して直前に食べたオムレツのせいではないと思いますが、トイレに行きたいと言うと、参道の出口のところにしかないと。ということで、またダッシュではるか下に見える門のところまで降りていきました。なんかこのツアーでは、上り下りが異常に多いです(笑)。

写真はトイレの窓からの撮影です。ふと見上げると迫力がありましたので、思わずシャッターを切りましたが、このアングルで写真を撮った人はさすがに他にいないのでは(笑)

そんなことで、モンサンミッシェルを後にしましたが、天気も良く、青空とのコントラストがとてもきれいでした。ただ、新婚旅行の候補先で最後まで争ったベネチアと比較すると、個人的にはベネチアに軍配があがるような気がします。まあ、夜の風景とかを見れれば、また違う感想になるかもしれませんが…。

この日の宿泊はサン・マロという町で、ドーバー海峡沿いの城壁で囲まれた港町です。到着した後、若干時間がありましたので、簡単な市内観光をしました。この町は第２次世界大戦で破壊を受けたとのことですが、見事に再建されています。

城壁の上を一周したあと、町の中に入って旧市街を散策しました。
雰囲気があってなかなか良い町ですが、やはりモンサンミッシェル近辺に泊りたかったと思いました。と言っても、パッケージツアーなので仕方ありません。

翌日はまずノルマンディー地方の港町、オンフルールに行きました。
９月ですが、通りでは色とりどりの花が咲いていて、目を楽しませてくれます。

オンフルールは昔から画家たちに愛された港町で、カラフルな建物とそれを取り巻く光景が非常に絵になります。

港の一角では多くの画家が絵を描いていましたが、ここのご主人様はちょうど出かけているようで、可愛いワンちゃんがちょこんと留守番をしていました。

旧港に沿った建物の間から一歩町の中に入れば、古めかしい迷路のような町並みが待っています。

昼地近くになると、港の周りに市場が立ち並び、沢山の人たちであふれかえります。美しい観光の町でありますが、ここは生きた町でもあるのです。

港の一角では、オルガン引きのおじいさんが絵を売りながらオルガンを引いていまし、こんなところも街の雰囲気に見事に溶け込んでいます。

ここでは比較的自由時間が多かったため、地元の市場やお店などを見て回ることもできて、旅をしているという実感が一番強く感じられるところでありました。

日が高くなると、カラフルな建物が水に映り、どちらが上？というような不思議な光景を見せてくれました。
先取りになってしまいますが、今回の旅行で一番来てよかったと思った場所はここで、世界遺産でも何でもありませんが、美しい景色を見るという点で一番満足感がありました。

昼食はオンフルールの港にあるレストランでムール貝を食べました。
フランスのノルマンディー地方に伝わる郷土料理だそうですが、鍋に貝だけが山盛り盛られて来た時には驚きました。でもとてもおいしかったです。

午後はジベルニーの観光です。
この建物はモネの家で蔦に覆われて、見事な緑に包まれています。また、家の中はモネの収集した絵画が飾られていました。驚くことに日本の浮世絵などの絵が一番多くて、ゴッホも同じだったそうですが、改めてフランスの絵画に当時の日本が大きな影響を与えていたことが分かりました。

画家であると同時に庭師であったモネは、この地に自分の美を追求するための庭園を作り、晩年まで創作に没頭しました。その庭は今でもきれいに整備されており、旅人の目を楽しませてくれます。

続いてモネの『睡蓮』のテーマになった日本式庭園を見ました。
ただ、個人的にはうっそうと茂っているという感じの暗さがあまり好きではなく、当初期待したほどではありませんでした。あくまで個人的な感想ですが…。

この日はパリまで行って宿泊です。
そして、ここまで来て初めてホテルの写真が入ります。なぜならば、ここがこの旅行初の連泊地だからです。やっとゆっくり荷物を広げることができる、と思いましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。
そんな怒涛の最終日は続編で。

この旅行記へのコメント （7）

• まりちゃんさん 2014/02/22 16:30:06

  massiさんはじめまして！！

  massiさんのモンサンミッシェルの旅行記、懐かしく拝見させていただきました。私も五年ほど前に行きました。あの有名なオムレツ！？もいただきました。味付けも大きさもビックリですよね・・・そしてまた食べたいものではありませんでした。
  トイレからの写真は良かったです！！
  
  missiさんの旅行記にまたお邪魔したいと思います。
  楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まりちゃん

  massiさん からの返信 2014/02/23 10:32:26

  RE: massiさんはじめまして！！

  こんにちは〜。
  
  ５年前ですか！自分も実はちょうどそのころ行った旅行ですので、もう昔のことになってしまいますが、あわただしい旅行だったので、次回はもっとゆっくり回りたいですね〜。
  
  しかし、ドイツのクリスマスマーケットにも行きたかった。
  良いところばかり行かれていてうらやましいです。
  
  また、こちらからも訪問させていただきますので、よろしくお願いします。

• norisaさん 2012/03/24 17:56:05

  きれいです！

  massiさん、
  
  モンサンミッシェルもきれいですが、終わりの方の庭の画像が素敵ですね。
  ここでじっくり腰を落ち着けてスケッチなどしたくなりました。
  美しい写真をありがとうございました。
  
  それから行ってもここのオムレツはやめることにします（笑）
  
  norisa

  massiさん からの返信 2012/03/24 19:58:04

  RE: きれいです！

  こんにちは〜。
  
  モンサンミッシェルも良いですが、絵になる風景という点ではオンフルールも良かったですよ。
  
  自分は、前回の海外旅行から半年で、そろそろどこかに行きたい病が再発しつつありますが、異動が近くてそれどころではなさそうです。
  今年のGWも未だノープランです。
  これだけ休みが連続いるので、グアムかサイパンくらいでも…、とも思うのですが、さすがに異動後１ヶ月では動きづらく。。
  代わりに皆さんの旅行記を楽しみにしていますので、norisaさんもよろしくお願いしますね。
  
  ちなみに、自分は静岡県が地元で、懐かしく拝見させていただきました。
  広重の東海道５３次も好きで、東海道歩きツアーで、由比の美術館にも行きました。
  しかし、県立美術館のほうは私が行ったときは、考える人がちょうど貸し出し中で、台座だけがありました(苦笑)。
  実物は初見です。どうもありがとうございました。
  

  norisaさん からの返信 2012/03/24 21:09:20

  RE: きれいです！

  massiさん、
  
  ご訪問とたくさんのご投票ありがとうござました。
  そうですか、ご異動後はなかなかね。
  こちらも宮仕えなので痛いほどわかります。
  昨年の12泊の北海道の旅はずーっと前から予告、承認を得て決行しましたがそれでも出社日は机があるか気になりました（笑）
  
  ところで私たち夫婦（norisaは夫婦の連合？です）の片割れは静岡が故郷です。しかし浅間神社はちゃんと見たことがなく、県立美術館も広重美術館も行ったことがなく新鮮！？
  
  やはり至る所旅の名所ありですね。
  
  今後ともよろしくお願いいたします。
  
  norisa

• みっくちさん 2012/01/29 17:06:05

  すばらしい！

  すばらしい写真ですね。
  massiさんの旅行記を読んでいたら、私もトイレに一目散だったでしょうね。
  
  

  massiさん からの返信 2012/01/29 17:46:30

  RE: すばらしい！

  > すばらしい写真ですね。
  > massiさんの旅行記を読んでいたら、私もトイレに一目散だったでしょうね。
  
  ただし、残念ながらトイレは有料でした。
  写真を撮るためだけに入るのは、さすがにもったいないですね(苦笑)。