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ウクライナの旅も残すところあと一日となりました。 <br />最終日はロンリープラネットのガイドが推奨しているウォーキングツアーに沿って歩いてみることにしました。 <br />ホテルのある独立広場がスタート地点になっているのも助かります。 <br />まず大統領府を目指しました。 <br />ここにはキメラハウスと呼ばれる奇怪な建物が建っていました。 <br />なるほど怪獣や動物の彫刻がが建物にいっぱいくっついています。 <br />もともとこの建物はゴロデツキーという19世紀末から20世紀にかけて活躍した建築家が自宅として建てたものだそうです。 <br />ゴロデツキーは三度の飯より狩猟が好きで、アフリカにまでハンティングしに行ったとか。 <br />趣味が昂じてこのような家を建てたのでしょう。 <br />ゴロデツキーの建物は他にもあって、やはり半獣半人の怪物がくっついていました。<br /><br />キメラハウスを見てからドニエプル川を見渡せる展望台に向かいました。 <br />キエフはドニエプル川を挟んで西側が旧市街、東側が新市街となっています。 <br />旧市街は石造りのクラシックで重厚な町並みが続いていますが、新市街はコンクリート製の高層ビルが林立しています。 <br />ドニエプル川は大河ですが、中国の長江やシベリアのアムール川に比べるとそれほど川幅が広いという印象を受けませんでした。 <br />それよりも驚くのが河川敷であるべき一帯が深い森林になっていることです。 <br />日本なら河川敷といえばグランドで草野球していたり、勝手に誰かが野菜を植えていたりするのが相場ですが、こちらでは自然のままの姿で置かれていました。 <br />首都でさえこれですからウクライナはまだまだ人の手が入っていない森林がいくらでもあります。 <br />こんな調子ですからチェルノブイリでも半径30キロは立入禁止にしたところで、土地はいくらでもあるさ、ということになるのかもしれません。<br /><br />ウクライナ最終日最大の見どころは世界遺産に登録されている聖ソフィア大聖堂です。 <br />黄金に輝く玉ねぎ型のドームもあることながら、内部のモザイクやフレスコの壁画が圧巻でした。 <br />1000年近く前の創建当初のものが結構残っているそうです。 <br />なかでも大聖堂を建立したヤロスラウ大公とその家族の壁画が興味深かったです。 <br />大聖堂は宗教施設というよりも博物館としての要素が強く、堂内にはキリスト教関係の美術品はもちろん、ヤロスラウ大公時代のキエフのジオラマも展示されていました。 <br />それを見るとキエフの町がドニエプル川沿いの起伏の多い丘陵地帯に作られたことがよくわかります。 <br />おそらく利便性よりも防衛面を最重視してこの場所が選ばれたのでしょう。 <br />リヴィウでも思ったのですが、中世ヨーロッパの都市は地形が複雑で、敵が襲来しても容易に落とせない場所に好んで建設されたのではないだろうかという感想を持ちました。 <br /><br />寿司ブームは世界的な広がりを見せていますが、まさかウクライナでも寿司ブームがおきているとは思いもよりませんでした。 <br />キエフの独立広場にはちょっとしたショッピングセンターがあるのですが、そこのフードコートはウクライナ料理と中華料理と寿司の3軒でした。 <br />街角の小さなスーパーに立ち寄ってみると、寿司米や海苔巻き用の巻きすまで売っていました。 <br />テレビの料理番組でも海苔巻きの作り方を紹介していました。 <br />海苔巻きは簡単に見えて結構難しいと思うのですが、チャレンジする人もいるのでしょうか。 <br />市場へ行くとスモークサーモンやイクラをたくさん売っているので、ネタには困らないのでしょう。 <br />寿司ブームとはいえ、日本食ブームといった感じではなさそうです。 <br />焼き鳥やすき焼きやラーメンやトンカツといった多種多様な日本食の世界はまだまだ未知の領域のようです。 <br />寿司は彼らが求めている日本料理のヘルシーさやフレッシュさを良く体現しているのでしょう。 <br />一過性のブームに終わるのか、それとも日常的な食生活のひとつとして定着するのか、まだまだこれからが勝負だとは思います。 <br /><br />キエフからの飛行機がヘルシンキに着いたときにはすでに日もとっぷりと暮れていました。 <br />空港から出ると冷たい雨がしとしとと降っています。 <br />空港バスはヘルシンキ駅へ向かってひた走りますが、日曜の夜とあって行き交う車の数もまばらです。 <br /><br />宿はヘルシンキ駅から歩いていける距離のホテルに予約を入れてありました。 <br />うっかり傘を機内預けのバッグに入れたままだったので、濡れ鼠になりながら早歩きでホテルへと向かいました。 <br />フィンランドの人は雨でも傘をさす習慣が少ないのか、雨に濡れながら歩いている人も少なくありません。 <br /><br />ようやくホテルに着いたのですが、ドアが固く閉まっています。 <br />携帯電話で連絡を取るとドアを開ける暗証番号を教えてくれました。 <br />夜間はフロントが無人になるので部屋の鍵もキーボックスから取り出さなくてはなりません。 <br />携帯電話があったのでなんとかなりましたが、連絡手段が無ければ雨の降る夜の街に放り出されることになったかもしれません。 <br /><br />部屋はキッチンもついたコンドミニアム風のつくりでした。 <br />さすがはデザイン大国のフィンランド、内装も家具もモダンで洗練されています。 <br />ウィークリーマンションなら日本でも泊ったことがありますが、こことは違いもっと所帯じみたものでした。 <br /><br />部屋についてのどが渇いたので飲み物でも買いに行こうかと思ったのですが、雨が降っているし日曜の夜に開いている店まではずいぶん歩かないといけません。 <br />ワイングラスがあったので、それに水道水を入れて飲みました。 <br />森と湖の国だけあって水道水でもじゅうぶんおいしかったです。 <br /><br />

聖ソフィア大聖堂~ルーマニア&ウクライナ紀行⑩

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2011/10/02 - 2011/10/02

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池彼方

池彼方さん

ウクライナの旅も残すところあと一日となりました。
最終日はロンリープラネットのガイドが推奨しているウォーキングツアーに沿って歩いてみることにしました。
ホテルのある独立広場がスタート地点になっているのも助かります。
まず大統領府を目指しました。
ここにはキメラハウスと呼ばれる奇怪な建物が建っていました。
なるほど怪獣や動物の彫刻がが建物にいっぱいくっついています。
もともとこの建物はゴロデツキーという19世紀末から20世紀にかけて活躍した建築家が自宅として建てたものだそうです。
ゴロデツキーは三度の飯より狩猟が好きで、アフリカにまでハンティングしに行ったとか。
趣味が昂じてこのような家を建てたのでしょう。
ゴロデツキーの建物は他にもあって、やはり半獣半人の怪物がくっついていました。

キメラハウスを見てからドニエプル川を見渡せる展望台に向かいました。
キエフはドニエプル川を挟んで西側が旧市街、東側が新市街となっています。
旧市街は石造りのクラシックで重厚な町並みが続いていますが、新市街はコンクリート製の高層ビルが林立しています。
ドニエプル川は大河ですが、中国の長江やシベリアのアムール川に比べるとそれほど川幅が広いという印象を受けませんでした。
それよりも驚くのが河川敷であるべき一帯が深い森林になっていることです。
日本なら河川敷といえばグランドで草野球していたり、勝手に誰かが野菜を植えていたりするのが相場ですが、こちらでは自然のままの姿で置かれていました。
首都でさえこれですからウクライナはまだまだ人の手が入っていない森林がいくらでもあります。
こんな調子ですからチェルノブイリでも半径30キロは立入禁止にしたところで、土地はいくらでもあるさ、ということになるのかもしれません。

ウクライナ最終日最大の見どころは世界遺産に登録されている聖ソフィア大聖堂です。
黄金に輝く玉ねぎ型のドームもあることながら、内部のモザイクやフレスコの壁画が圧巻でした。
1000年近く前の創建当初のものが結構残っているそうです。
なかでも大聖堂を建立したヤロスラウ大公とその家族の壁画が興味深かったです。
大聖堂は宗教施設というよりも博物館としての要素が強く、堂内にはキリスト教関係の美術品はもちろん、ヤロスラウ大公時代のキエフのジオラマも展示されていました。
それを見るとキエフの町がドニエプル川沿いの起伏の多い丘陵地帯に作られたことがよくわかります。
おそらく利便性よりも防衛面を最重視してこの場所が選ばれたのでしょう。
リヴィウでも思ったのですが、中世ヨーロッパの都市は地形が複雑で、敵が襲来しても容易に落とせない場所に好んで建設されたのではないだろうかという感想を持ちました。

寿司ブームは世界的な広がりを見せていますが、まさかウクライナでも寿司ブームがおきているとは思いもよりませんでした。
キエフの独立広場にはちょっとしたショッピングセンターがあるのですが、そこのフードコートはウクライナ料理と中華料理と寿司の3軒でした。
街角の小さなスーパーに立ち寄ってみると、寿司米や海苔巻き用の巻きすまで売っていました。
テレビの料理番組でも海苔巻きの作り方を紹介していました。
海苔巻きは簡単に見えて結構難しいと思うのですが、チャレンジする人もいるのでしょうか。
市場へ行くとスモークサーモンやイクラをたくさん売っているので、ネタには困らないのでしょう。
寿司ブームとはいえ、日本食ブームといった感じではなさそうです。
焼き鳥やすき焼きやラーメンやトンカツといった多種多様な日本食の世界はまだまだ未知の領域のようです。
寿司は彼らが求めている日本料理のヘルシーさやフレッシュさを良く体現しているのでしょう。
一過性のブームに終わるのか、それとも日常的な食生活のひとつとして定着するのか、まだまだこれからが勝負だとは思います。

キエフからの飛行機がヘルシンキに着いたときにはすでに日もとっぷりと暮れていました。
空港から出ると冷たい雨がしとしとと降っています。
空港バスはヘルシンキ駅へ向かってひた走りますが、日曜の夜とあって行き交う車の数もまばらです。

宿はヘルシンキ駅から歩いていける距離のホテルに予約を入れてありました。
うっかり傘を機内預けのバッグに入れたままだったので、濡れ鼠になりながら早歩きでホテルへと向かいました。
フィンランドの人は雨でも傘をさす習慣が少ないのか、雨に濡れながら歩いている人も少なくありません。

ようやくホテルに着いたのですが、ドアが固く閉まっています。
携帯電話で連絡を取るとドアを開ける暗証番号を教えてくれました。
夜間はフロントが無人になるので部屋の鍵もキーボックスから取り出さなくてはなりません。
携帯電話があったのでなんとかなりましたが、連絡手段が無ければ雨の降る夜の街に放り出されることになったかもしれません。

部屋はキッチンもついたコンドミニアム風のつくりでした。
さすがはデザイン大国のフィンランド、内装も家具もモダンで洗練されています。
ウィークリーマンションなら日本でも泊ったことがありますが、こことは違いもっと所帯じみたものでした。

部屋についてのどが渇いたので飲み物でも買いに行こうかと思ったのですが、雨が降っているし日曜の夜に開いている店まではずいぶん歩かないといけません。
ワイングラスがあったので、それに水道水を入れて飲みました。
森と湖の国だけあって水道水でもじゅうぶんおいしかったです。

  • キメラハウス

    キメラハウス

  • ドニエプル川と対岸の新市街

    ドニエプル川と対岸の新市街

  • マーケットの魚売り場にはチョウザメなど珍しい魚が売られていました。<br />日曜でも市場が開いていたのには驚きました。

    マーケットの魚売り場にはチョウザメなど珍しい魚が売られていました。
    日曜でも市場が開いていたのには驚きました。

  • 日曜のメインストリートは歩行者天国となるため路上で政治集会が開かれていました。<br />ウクライナの政界はロシアに対する距離感の違いから混沌とした状況となっています。

    日曜のメインストリートは歩行者天国となるため路上で政治集会が開かれていました。
    ウクライナの政界はロシアに対する距離感の違いから混沌とした状況となっています。

  • 地下街のフードコート。<br />左奥からウクライナ料理、中国料理、日本料理(寿司)の店が並んでいました。

    地下街のフードコート。
    左奥からウクライナ料理、中国料理、日本料理(寿司)の店が並んでいました。

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