とある日の新聞で、家から車で3時間半のチャールストンからバハマを周遊するクルーズの広告を見つけ、「カリブ海クルーズ」という響きが何とも優雅な感じで心ひかれ、申し込みました。日本から来てということになると、チャールストンではなく、オーランド近くのポート・カラナベルか、マイアミから出航するものということになるでしょう。<br /><br />申し込んだのはアメリカでは一番メジャー(？）な、カーニバル・クルーズラインという会社のクルーズです。船の中のアルコール類と、バハマで上陸した際に使うお金以外は、オール・インクルーシブです。船の船室は、バス・トイレは全部の部屋にあり、私らはバルコニー付の部屋にしました。<br /><br />部屋のベッドは2つのベッドを組み合わせた大きな1つのベッドにしているので、サービスカウンターに電話して分割してくれと頼みました。1時間経っても来ず･･･もう一度電話すると、不機嫌そうな声で「今、忙しいから」とか。結局その日は何の対応もなく、翌朝ハウスキーピングの人に直接頼み、この人はすぐに対応してくれた。乗客は3,000人くらいいるそうですが、初めての航海じゃないだろうに、サービスカウンターはひどい対応です。<br /><br />このクルーズはチャールストンを夜出航して6日目の朝に戻り、中4日のうち現地バハマではフリーポートとナッソーでそれぞれまる1日ずつ自由時間がありますが、残り2日は海の上です。船の上にはカジノや劇場、プール、スパ、果てはショッピングモールもあって、乗客を飽きさせないようにはしています。<br /><br />現地でのアクティビティは後述するとして、その船の中のアクティビティはというと、最初はめずらしく歩き回ってみたりもしましたが、大きいとは言っても基本的に船の上。数時間もあれば十分です。夜には劇場でショーを見たり(日替わりでいろいろやってはくれます)、タオルを折りたたんで動物を作る講習会に参加したりしましたが、それ以外は何につけてもアメリカ人向け。ショーもいかにも安っぽいもので、例えば$100のショーを見て満足した時と比べると、無料でしかるべきという程度のものです。<br /><br />食事は朝昼はビュッフェスタイルですが、お世辞にもおいしいとは言えません。ディナーはちゃんとしたレストランのコース。テーブルが割り当てられ、しかもこれが相席で、同じテーブルの他の乗客とおしゃべりしながらになります(それがアメリカ式です)。なまじ英語ができるが故に、話に付き合わされて途中からうんざりの夕食でした。最後は本当にうっとおしかったので、夕食もビュッフェに逃げたほどです。<br /><br />ということで、船の上でのアクティビティも食事も日本人的にはあまり馴染めず、極めつけは日本人どころかアジア人の乗客すら他に全くいなくて、かなりのアウェー感を感じずにいられない状況でした。これで英語があまり話せなかったらと思うと戦慄を覚えるくらいです。<br /><br />現地でのアクティビティはフリーポートでは島のツアーを、ナッソーではグラスボートツアーと、ヒストリック・ツアーというのに参加しました。いずれも別料金となります。現地では車などの足がない為の選択でしたが･･･結果的に言って、バハマの街中をツアーで回ってもさして面白くなく、失敗。それよりもどちらも、ビーチでのんびりがいいようです。ビーチは砂が真っ白で、本当にきれいでした。日本のように人でごった返していないし、優雅な感じが楽しめるでしょう。<br /><br />総合的にまとめると、バハマへ行きたいならクルーズ船でなく、飛行機で直接現地へ行ってビーチでのんびりするのがいいと思います。<br /><br />補足ですが、同時期にディズニー・クルーズラインでカリブ海クルーズに行った人から聞いた評判は、決して悪くありませんでした。私らは子供がいないのでカーニバルにしましたが、いずれにしろカーニバルはお勧めできません。どうしてもクルーズで、と言う人は、ディズニーが好きか嫌いかでなく、ディズニー・クルーズラインにした方がいいようです。<br />

Caribbean Cruise

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2009/11/02 - 2009/11/07

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ねこぱんちさん

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とある日の新聞で、家から車で3時間半のチャールストンからバハマを周遊するクルーズの広告を見つけ、「カリブ海クルーズ」という響きが何とも優雅な感じで心ひかれ、申し込みました。日本から来てということになると、チャールストンではなく、オーランド近くのポート・カラナベルか、マイアミから出航するものということになるでしょう。

申し込んだのはアメリカでは一番メジャー(？）な、カーニバル・クルーズラインという会社のクルーズです。船の中のアルコール類と、バハマで上陸した際に使うお金以外は、オール・インクルーシブです。船の船室は、バス・トイレは全部の部屋にあり、私らはバルコニー付の部屋にしました。

部屋のベッドは2つのベッドを組み合わせた大きな1つのベッドにしているので、サービスカウンターに電話して分割してくれと頼みました。1時間経っても来ず･･･もう一度電話すると、不機嫌そうな声で「今、忙しいから」とか。結局その日は何の対応もなく、翌朝ハウスキーピングの人に直接頼み、この人はすぐに対応してくれた。乗客は3,000人くらいいるそうですが、初めての航海じゃないだろうに、サービスカウンターはひどい対応です。

このクルーズはチャールストンを夜出航して6日目の朝に戻り、中4日のうち現地バハマではフリーポートとナッソーでそれぞれまる1日ずつ自由時間がありますが、残り2日は海の上です。船の上にはカジノや劇場、プール、スパ、果てはショッピングモールもあって、乗客を飽きさせないようにはしています。

現地でのアクティビティは後述するとして、その船の中のアクティビティはというと、最初はめずらしく歩き回ってみたりもしましたが、大きいとは言っても基本的に船の上。数時間もあれば十分です。夜には劇場でショーを見たり(日替わりでいろいろやってはくれます)、タオルを折りたたんで動物を作る講習会に参加したりしましたが、それ以外は何につけてもアメリカ人向け。ショーもいかにも安っぽいもので、例えば$100のショーを見て満足した時と比べると、無料でしかるべきという程度のものです。

食事は朝昼はビュッフェスタイルですが、お世辞にもおいしいとは言えません。ディナーはちゃんとしたレストランのコース。テーブルが割り当てられ、しかもこれが相席で、同じテーブルの他の乗客とおしゃべりしながらになります(それがアメリカ式です)。なまじ英語ができるが故に、話に付き合わされて途中からうんざりの夕食でした。最後は本当にうっとおしかったので、夕食もビュッフェに逃げたほどです。

ということで、船の上でのアクティビティも食事も日本人的にはあまり馴染めず、極めつけは日本人どころかアジア人の乗客すら他に全くいなくて、かなりのアウェー感を感じずにいられない状況でした。これで英語があまり話せなかったらと思うと戦慄を覚えるくらいです。

現地でのアクティビティはフリーポートでは島のツアーを、ナッソーではグラスボートツアーと、ヒストリック・ツアーというのに参加しました。いずれも別料金となります。現地では車などの足がない為の選択でしたが･･･結果的に言って、バハマの街中をツアーで回ってもさして面白くなく、失敗。それよりもどちらも、ビーチでのんびりがいいようです。ビーチは砂が真っ白で、本当にきれいでした。日本のように人でごった返していないし、優雅な感じが楽しめるでしょう。

総合的にまとめると、バハマへ行きたいならクルーズ船でなく、飛行機で直接現地へ行ってビーチでのんびりするのがいいと思います。

補足ですが、同時期にディズニー・クルーズラインでカリブ海クルーズに行った人から聞いた評判は、決して悪くありませんでした。私らは子供がいないのでカーニバルにしましたが、いずれにしろカーニバルはお勧めできません。どうしてもクルーズで、と言う人は、ディズニーが好きか嫌いかでなく、ディズニー・クルーズラインにした方がいいようです。