南部ラオス

2011/11/03 - 2011/11/12

以前、北部ラオスへ行った時、人々のゆったりまったりに魅せられ、残りの南部ラオスへと思い、数年が過ぎた。
今回、行ってみれば北とは比較にならないほど発展したラオスだった。経済はヴェトナムとタイと中国に握られているけど、ラオスの人は変わらず、優しく正直な人たちだった。
ヴィエンチャン：タートルアン祭の初々しい小坊主

エリア パクセ(ラオス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

ラオス南部には二つの世界遺産がある。その一つ、ワット･プーのバライ(聖なる池)の傍に黄色い花が咲いていた。
アンコール・ワットや東北タイのピーマイ遺跡と比べると、規模と保存状態から見れば劣るけれど、ラオスらしくゆかしい風景が広がっていた。

南の拠点都市パクセ―には、メコン川に橋がかかりタイとの交流は格段に発展した。　タイの物資が入りパクセ―の市場は活気にあふれていた。　
　でも、仕事を失った渡し船の船頭は来るあてのないバスや車を待っているのだろうか、所在無げに座っていた。（子持ちの若い船頭をバックに）

ラオスには二次産業と言えるものはほとんどない。　ドライブインで売っているナッツ類はタイ産のもの。　立ち寄る観光客もタイ人とヨーロパ人。

コーン瀑布の近くで見かけた美少女。　ラオスとミャンマーは美女の国。　この少女が幸せに一生を送れることを願い、シャッターを押す。

















　　

ドンデット島からの帰り、シーパンドンの日の入り。
「河イルカウォッチング」ボートに乗って「どこにいるか」「どこにイルカ」の60分

ラオス式焼肉
中央部で焼肉を、廻りでしゃぶしゃぶを楽しむ。
市場でこのプレートを4US＄で買う。
焼肉の肉汁がしゃぶしゃぶに混ざり、とても美味しい。

パークセーのコ―ヒー工場の経営者は、ラオスの「おしんさん」と呼ばれるベトナム系ラオス人。
労働者は勤勉なベトナム人。　でも、ラオスなんだから、ラオスの人を雇ってあげてよ・・・

ルアン・パパーンの対岸の村へ行く。　
小学校の休み時間、ゴム飛びをする少女。　ロンジーを挟んであそこが見えないようにして、ジャンプ。　子どもの頃の懐かしい光景が蘇る。　

学校給食は無く、昼になれば家へ帰って食事をします。　学校前にも道々にも屋台があり、串焼き鶏などを売っているのですが、スナック菓子を食べながら帰っていく子どもが多く見られました。

村では　祭りかしら、広場にはごちそうが並び、賭けカードで遊ぶ村人。

国道一号線を、ルアンパパーンからシェークワンへ。　ハノイへ通じる国際道路で舗装していても凸凹道が辛い。　
途中、アカ族の村へ寄る。大人たちは焼畑の稲刈りで山へ出かけ、村は子どもたちだけだった。　藁ぶき民家の傍には衛星放送のパラボナアンテナがある。　テレビで見る世界との格差を子どもたちはどのように受け止めているのだろうか。

ジャール平原、謎の壺群
わざわざ悪路に揺られてまでして見に行くものでもないかなぁ

ベトナム戦争の時、ラオスには300万人のラオス人に対して300トンの爆弾が落とされた。　
山岳地帯は、山肌になお残る爆撃の跡と、戦後数十年たつのに不発弾により立入出来ないところがまだ残っている。

砲弾の殻を小屋の柱に利用していた。

タート・ルアン祭／ヴィエンチャン
早朝、托鉢が行われ、日が落ちると人々は蝋燭をかかげて寺院の主塔の廻りをまわる。

全国から僧と人々が集う。　大托鉢に喜捨する人々。　
身動きできないほどの人々が集まっていたけれど、スリにあったりすることは無い。あくまで、正しく清らかなラオスの人たち。　

ヴィエンチャンの寺で御神籤を引く。
『地獄に落ちているような気持ちですね。何をやってもうまくゆかない。　親戚も助けてくれない。　敵もどんどん攻めてくる。　こどもを産むなら男の子が生まれる。　好きな男は他人の恋人。「ただ、悲しくならないで・・・　　良いことをすれば、それでいいから」』　　
（最悪の籤ながら、「喜捨の心をあらわす仏教の真理だ」と我を戒めました。）