2011/10/29 - 2011/10/31
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ippuniさん
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旦那の同僚にJ.Cというフランス人がいる。
名前が長すぎていつもメールではJ.Cと省略されている。
彼はアヴィニョン出身で、
今でも平日はパリで働き、
金曜日の夕方から日曜日の夜まではアヴィニョンで過ごす。
そう、彼は一週もサボらずに毎週アヴィニョンに帰郷している。
そんなJ.Cが、とある週末に私たち夫婦をアヴィニョンへ招待した。
一体J.Cはアヴィニョンでどんな週末を送っているのか、
アヴィニョンにはJ.Cのどんな世界が広がっているのか、
旦那も私も興味深々だった。
行ってみてわかった気がする。
彼がなぜ毎週欠かさず1500キロの距離を往復しているのかを…。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
-
エミリーが私たちの為に準備してくれたお部屋は、
南仏風の素敵なインテリア。 -
朝早い出発だったからアヴィニョンに着いてもまだ朝。
お腹がすいただろうと
エミリーが早めのランチを準備してくれている間、
J.Cが広大なお庭を見せてくれた。
写真は南仏風カラーの物置。 -
お庭にはプールや自家農園、オリーブの木々…
-
そしてこれは、J.Cが2年かけて作りあげた自信作。
明日のお昼はこれでピザを焼こうということになった。 -
さて、お部屋に戻りお昼の準備。
これもJ.C手作りのお酒倉庫。
アルコールを飲まないカップルだけど、
お友達が来たとき用にワインを集めているそうだ。 -
エミリーの手作り料理登場!
料理が得意なエミリーの鯛料理。
南仏風の味付てとても美味しい。 -
そしてデザートは、手作りアップルパイ。
リンゴはすべて近所の農家から頂いたもの。
毎年リンゴをもらうとJ.Cは1年分のジュースを作る。
そしてエミリーはリンゴのデザートを作る。 -
食後はJ.Cとエミリーと共にルシヨンに行った。
-
今回はハイキングコースを歩いた。
そして生物の先生であるエミリーは、
この地域の地形について詳しく説明してくれた。 -
こんな風な場所を歩くので、
汚れても良い靴が必要である。 -
所々で秋を感じる風景に出合う。
-
栗(シャテーヌ)
ちなみにこの時期にパリなどの町中に落ちている大きいイガの丸々とした艶のある見はマロニエの実=マロンである。通常、マロンは食用ではない(一部食用もある)。
一般的に焼き栗やジャムなどで使用されているのは、このシャテーヌだ。 -
地面を感じたいという一心で、
どんなところでもフラットシューズで臨んでいる私。
でも今回は、土を感じたと同時に、
白い靴下に色がついてしまった^^; -
ここまで来たらあとは、違うルートで引き返すのみ。
-
素晴らしい風景に出会えたハイキングコースだった。
-
ルシヨンから見た風景
-
その後は町の散策をした。
-
ピンク系の可愛い建物がたくさん。
-
魅力的なドア。
実際住むのは大変そうだけど、
それでもこういう門には惹かれる。 -
黄色い教会も南仏チック。
-
可愛らしい一輪の花
-
家の壁にブドウが生っていた。
そろそろ日が暮れる。
アヴィニョンに戻る時間。 -
家に戻ったらエミリーは早速夕食の準備。
今日の夕食はブルターニュ名物、そば粉のガレット。
中の具を一つ一つ選んでエミリーに作ってもらった。
とても美味しくて何度もおかわり。
最後の1枚は半分残してしまい、冷蔵庫に保管した。 -
朝、目が覚めて窓を開けると、
窓の下にエミリーの愛犬スカーレットが眠っていた。 -
お庭は朝日を浴びてきらきらしている。
今日もいい一日になりそうだ。 -
触る旦那と触られるスカーレット。
-
今日は朝からシャトールナールの市場へ行った。
-
市場は地元の人々でとても賑わっていた。
-
市場へは、J.Cとエミリー、私と旦那、
エミリーのお父さんと甥たちとみんなで行った。
どこも行列なので手分けをして並ぶ。
私と旦那はエミリーの甥っ子たちと一緒に、
お菓子屋さんへ向かう。
「欲しいものなんでも言ってね」な〜んて、
お菓子屋さんだから言える大人の言葉。 -
買い物をして家に戻ったら早速お昼の用意。
まずはアペリティフのオリーブたち。
日本でいう漬物といった感じだ。 -
エミリーがピザの生地を練っている間、
旦那とJ.Cは窯の準備。
私は…行ったり来たりしながら写真を撮っている
ただの役立たず…。 -
まずは、私のピザから。
たくさんある材料から自分の好きなものを選ぶ。
ツナとマッシュルームのピザにした。 -
窯に入れる直前はドキドキする。
-
焼けてる、焼けてる…
-
出来上がり!
一人ずつ焼くからみんなで一緒に食べれないのが難点。
でも気持ちの良いお庭で、窯で自分で焼いたピザは最高! -
人が大好きなスカーレットも仲間入り。
-
デザートもピザ!
これはエミリーの初挑戦のチョコバナナピザ。
うまく出来るかどうか、まったくわからない、
と自信なさげなエミリーだったけど、
日本のチョコバナナクレープみたいで美味しかった。 -
お昼の後は、J.Cがアヴィニョン市内を案内してくれた。
エミリーの住むシャトールナールから車で十数分。 -
ここで真面目なJ.Cが
「ポン・ダビニョン(アヴィニョンの橋)」を歌い、
この歌知ってる?と聞かれたけど、
知らない…と言ってしまった。
あとでエミリーにもう一度歌ってもらったら、
日本で知らない人はいないであろう有名な歌だった。 -
お城からの風景…
アヴィニョン近郊で育ったJ.Cは、
アヴィニョンが大好きである。
一方、アヴィニョンで働いているエミリーは、
職場近くに行きたくない…という理由でお留守番。 -
あまりにも素敵な風景だったから
パノラマにチャレンジ。 -
遠くに見えるもう一つのお城。
-
眼下に見えるのが有名なアヴィニョンの橋。
-
橋まで歩いて行ってみた。
まだ魚がたくさん泳いでいた。 -
この後、川の反対側へ行ってみた。
-
この風景もパノラマに納めておきたかった。
-
エミリーが待っているのでそろそろ帰ることにする。
帰り道にJ.Cの実家に寄った。
生憎家族のみんなはバカンス中だったので、
誰にも会えなかったけれど、
J.Cの生まれ育った農家にお邪魔できた。
そしてエミリーの家へ着くと、
エミリーはすでに夕食の準備をしていた。
今日の夕食は、オムレツ。 -
短い週末はあっという間。
J.Cは翌日お墓参りをしてから戻る予定なので、
私たちはパリに戻ることにした。
TGVで3時間とはいえ、
往復1500キロの距離を毎週往復しているJ.Cはすごいと思う。
アヴィニョンには、J.Cの世界がある。
パリの研究所とは全く違う世界が。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- ちょびれさん 2011/11/29 19:58:39
- 自分が自分に戻る週末♪
- ippuniさん
こんばんわ。
1500キロの距離があっても戻りたい場所・・・JCさんはアビニョンで
自分を解放していらっしゃるんでしょうね。
そういう場所があるって羨ましくそして素晴らしいですね〜
JCさんのご自宅なんですね、ベッドルームが素敵!そしてお料理が大好き
なのが画像から伝わってくる品々、鯛の一皿はソースはトマトベースに黄色い
のはスクランブルドエッグ?そう考えただけで・・・ごくり!
手造りのかまどで焼くピザ、わーっ、お邪魔したい(笑)
うすーいクラストだと釜ならすぐに焼けるでしょうね、いいなあ、アツアツを
ほおばりたい。
日本でもスローライフを実践している人は増えてきていると思うけれど、
ヨーロッパはもっと前からですよね。
デンマークの知り合いも若いけれど週末を過ごす別荘を持っていて、それは
贅沢なことでもなんでもなく、友達との協同所有、そこで子供たちと一緒
に週末を過ごし、そしてまたウイークデーをコペンハーゲンで暮らす。
素敵な仲間と過ごすゆったりとした週末、自然の風景とともに満喫して
エネルギーチャージできたかな?
ちょびれ
- ippuniさん からの返信 2011/11/30 21:48:19
- RE: 自分が自分に戻る週末♪
- ちょびれさん、
こんにちは。
週末をいかに過ごすかって大事ですよね。
今のうちから素敵な週末ライフを送っていないと、老後、毎日が週末ライフのようになった時に何をしていいかわからなくてそこら辺をぶらぶらしているような日々を送ることになってしまいそうです。それはそれで良いのかもしれませんが、せっかく同じ時間を過ごすなら、自然と共に楽しく暮らしたいですものね。
色々な意味でJ.Cのこのライフはとても素晴らしいと思います。
鯛料理の下にあるものはトマトソースと、ジャガイモ料理なんですよ!
だから意外とボリューム満点でおなか一杯になるんです。
手作りピザもああやって食べると雰囲気の分もプラスされて最高でした。
パリじゃ絶対に無理だろうなぁ…。
ヨーロッパはもともとがスローライフだから、きっと彼らは伝統的な生活を守っているとも言えるかもしれませんね。「仕事より家庭」が基本ですからね。そこが、日本や他のアジアとは少し違う点かもしれません。
最初は、それがとても不便でなかなか慣れなかったのですが、国全体がこういうのんびりした雰囲気で進んでいるから自分もそうすればいいんだ、と思うと少しはこういう生活も良いのかもしれないと思うようになりました。
ippuni
-
- ウサギさん 2011/11/29 09:44:38
- わたしにもわかりました
- ippuniさん
こんにちは!
冬の足音が聞こえる東京です。
J.C氏は、アヴィニョンで毎週、心のリセットとエネルギー注入を繰り返しているのでしょうね。
冷たいけど優しい空気が伝わってくるようでした。
わたしも、ドイツから帰ってきて体調を崩しぎみなのですが(←旅行記をupしない言い訳です)、素敵な風景と、おいしそうな料理の数々に癒されました!
あぁ、ガレットが食べたいです…
ウサギ
- ippuniさん からの返信 2011/11/29 10:05:40
- RE: わたしにもわかりました
- ウサギさん
こんにちは。
ドイツでお会いしてからもう2か月にもなるんですね。
早いなぁ…。
J.Cのアヴィニョン週末ライフはパリのものとは別物で、
ある意味、羨ましくも思えました。
ウサギさんにそれが伝わって嬉しいです。
私はパリでリフレッシュする場所もなく…
いろいろなことがあってなかなか遠出も出来ず…
地元シャンゼリゼのクリスマスマーケットすら行けていません。
ウサギさん、体調は如何ですか?
美味しいものをたくさん食べて早く回復してくださいね。
パリは寒くなったり暖かかったり気温の差が激しいのですが、
やはり例年よりは今のところ暖かいようです。
日本に帰って心と胃を休ませてあげたいなぁと思う今日この頃です。
ippuni
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