2011/11/23 - 2011/11/27
1264位(同エリア1811件中)
ハンクさん
11月22〜27日、クリスマスの準備が始まったサンクトペテルブルクを訪れた。なおこの旅行記は以下の続編であり、もしお時間が許せば合わせてご覧いただけると幸いである。
http://4travel.jp/traveler/hank4881/album/10612776/
ご存知のように、ロシアではユリウス暦を使用しているため、グレゴリオ暦の1月7日にクリスマスを祝う。従って町中ではクリスマス飾りの取り付けは始まっているが、点灯されるのは12月に入ってからになる。とは言えクリスマス商戦が重要なのはいずこも同じ、デパートやレストランなどではツリーが飾られ、サンタ・クロースが客席に座っていたりする。
ここサンクトペテルブルクは世界有数の楽都、オペラ、オーケストラはシーズン真っ盛り、アフター7にはまさに選り好みすることができる町だ。今回のわずか5日の滞在の間にも、マリインスキー劇場でワーグナーの傑作オペラ「さまよえるオランダ人」と、テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルクフィルの演奏会でチャイコフスキーの組曲第3番、ドヴォルザークの交響曲第8番という素晴らしい演奏に接することができた。
マリインスキーの「さまよえるオランダ人」を観るのは2回目、先回は芸術監督ゲルギエフの指揮であったが、今回は無名のクリスティァン・クナップの指揮である。ワーグナーのオペラでは最も短く2時間半、1幕のみのオペラである。ほとんど満席で、知人が当日5時ころ購入してくれたチケットは、ロイヤルシートの最後列で1920ルーブル(約5000円)であった。
最近のドイツやフランスで観るオペラは、財政難のため舞台装置は簡素かつ斬新でモダンな演出が多く、違和感を感ずることも多々ある。その中でマリインスキーの演出は伝統を重んじており、安心して観ることができる。演奏、歌、演出三拍子そろったオペラは世界的にも稀有である。
そして土曜日の夜はフィルハーモニーの演奏会、真打ちテミルカーノフの登場である。前編に書いたように、サンクトペテルブルクフィルは10月30日〜11月12日に日本、韓国演奏旅行を行っており、私も名古屋で彼らの演奏を聴いた。コントラバスのアルテム・チルコフ氏とは演奏会の翌日夕食を共にした。
彼らは帰国後早々にモスクワで演奏、この日の演奏会を終えると翌々日にはパリに移動、シャンゼリゼ劇場で2回の演奏会に出掛けると言う。73歳の巨匠テミルカーノフは精力的な活動を続けている。この日はドヴォルザーク第8交響曲、私は彼のロシア物以外を始めて聴いた。チケットは完売、チルコフさんからいただいた立見席で鑑賞した。他の指揮者の演奏に比べると、冒頭から速いテンポでぐいぐい進めていく。世界有数の性能を誇るオケの主体性と繊細さ、パワーを十分に生かして、スラブの土臭さよりもスマートでモダンな演奏を聴かせてくれた。
演奏会終了後チルコフさん、チェロのニコライさんと奥さん、私の知人と計7人でイタリアンレストランに出掛け、音楽談義を楽しんだ。ニコライさんは来年6月のザルツブルク音楽祭で、アーノンクール指揮の「フィガロの結婚」に招待してくれると言うが、この時期に休暇が取れる、という奇跡が起きてくれることを祈るばかりだ。なおチルコフさんはパリの演奏会のあと、カーネギーホールでのリサイタルのためニューヨークへ飛ぶ。12月10日にNYにいらっしゃる方はぜひお出かけいただきたい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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イチオシ
デパートに立てられたクリスマスツリー
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レストランの椅子に座らされたサンタ・クロース
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ネフスキー通りのクリスマス電飾はまだ点灯されていない
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マリインスキー劇場の夜景
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マリインスキー劇場の緞帳
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マリインスキー劇場の天井画
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ロイヤルシートで「さまよえるオランダ人」を観る「さまよえる3人の日本人」?
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マリインスキー劇場客席の側面
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ゼンタが愛を歌う酒場
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さまよえるオランダ人を乗せた幽霊船の登場
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カーテンコールの出演者たち
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マリインスキー劇場横のクリスマスツリーはまだ点灯されていない
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夕刻のフィルハーモニーホール
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開場したフィルハーモニーホール
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喝采を浴びるサンクトペテルブルクフィルとテミルカーノフ
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この日の弦の編成は20、16、14、12、10とほぼ全員がステージにのった
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楽団員を称えるテミルカーノフ
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演奏会終了後、イタリアンレストラン「ママ・ローマ」で楽しい会食
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今回の滞在はヘルヴェティアホテル、スイスの建築家設計の優雅な建築である
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ヘルヴェティアホテルの寝室、広くはないが快適である
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