2011/01/01 - 2011/01/01
503位(同エリア984件中)
くろへいさん
四川省の旅もいよいよ大詰め
今日はパンダを見に行く
それにしても、四川省は観光資源が素晴らしい
成都の近郊には、多くの史跡があり、1週間くらいではとても見きれない
郊外にも豊かで貴重な自然が溢れており、四季を通じて楽しめる
おまけに四川料理は最高に美味いし、物価も安い
四川省おそるべし
さて、向かうは「成都パンダ繁育研究基地」
バスで行くと途中のバスターミナルで乗り換えるそうだが、そこから先のバスの便数が少ないのと、雨が降っていたので、面倒なのでタクシーで行く
ホテル前からタクシーで30分 35元
因みにバスで行く場合は
1.45.63.69.70.71.83.82.49.60番に乗り青竜場バス中心駅
その後107.532番のバスに乗り成都パンダ繁殖育成研究基地まで;
バスでノンビリ行くと時間が勿体無い!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
到着後早速園内に
おおっ早速パンダだ! -
パンダが木に登っている!
凄い!
感動の瞬間 -
よっと!
-
あらよっと!
-
どうだ、華麗な木登り
朝からアクティブだぞ -
実は、此処に来る前に昨日パンダを見に行ったという西洋人旅行者に話を聞いた
曰く
「せっかく行ったのに、寝てばかりいやがる。思ったよりつまらなかった」
との事
しかし、このアクティブさはどうだ!
この日は、ミゾレが降るくらい寒かった
そのせいか、パンダは皆活発に動いていた -
パンダの学名は「Ailuropoda melanoleuca」
これは古代ギリシア語(ラテン語)
Ailuropoda 猫+足
melanoleuca 黒+白
つまり、黒白の猫足 という意味が語源である -
もともと、「パンダ」と名前が付いたのはレッサーパンダが先
その後、ジャイアントパンダが発見されて、同じパンダ種でも(レッサーlesser 意:より小さい)と(ジャイアント)に分別された
従い、パンダの本家本元はレッサーパンダなのだ -
成都パンダ繁育研究基地(成都大熊猫繁育研究基地)は成都市北部の斧頭山の麓にある
敷地面積は200ヘクタール
上野動物園の敷地が14ヘクタールなので14倍も広い
1978年開園当初は3頭しかいなかったらしいが、今では約90頭まで繁殖した
実際、90頭もいたかは分らないが、少なくとも60頭くらいは見たと思う -
他の国なら、僅か1頭でも大スターなのに、ここでは90頭もいるとは…
野球でいえば、同じチームに、イチロー、ダルビッシュ、松井がいるようなモン
まさに、スーパースターだけ集めたドリームチームだ! -
これだけのパンダが一同に見られるのは、四川省以外絶対に無い
パンダファンならずも胸がときめく -
因みに、野生のパンダは世界に1,000頭ほどしかいない
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その殆どが四川省の山岳地帯に生息している
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パンダの語源は、ネパール語で「ponga (ポンガ)」「ponya (ポンヤ)」
「笹を食べる者」からきたと言われているが、最近では、どうも眉唾らしいといわれている。
従い、パンダの語源は未だ不明 -
キン○マがかゆいらしい
変な姿勢で股間をスリスリしている -
嗚呼、大猫熊股間痒
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ここは、パンダ保育園
生まれて2ヶ月以内の赤ちゃんパンダである -
ほとんどのパンダが寝ている
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どこの保育園でも異端児というものはいるらしい
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パンダは孤独だ
子育てが終わると、ママも一人で行動する
平均的な行動半径は5k?ですが、なわばりを持つ事は無いといわれている
しかし、訓練の後に野生に放牧されたパンダが縄張り争いに負けて殺されてしまうなど、未だ野生のパンダの生態は深い謎に包まれている -
中国では、ジャイアントパンダのことを中国語正式名「大熊猫」(ターシェンマオ)
ジャイアントパンダも詳細には2種に分類され「四川大熊猫もう1種は「秦嶺大熊猫 」として呼び分ける。
一般的には「熊猫」の名で呼ばれている。
あとで知ったが、台湾では「猫熊」と逆に書いて読むそうだ -
何故、中国本土では「熊猫」で台湾では「猫熊」というのか?
本来は中国本土でも台湾語の「猫熊」と呼ばれていた
しかし、世界大戦前の1939年に、当時中国国民党の首都だった重慶で「動物標本展示会」を行った際に、ジャイアントパンダも出展した
この展示会でパンダは一番の大人気だったが、その時看板に書かれたのが「熊猫」だった
但し、当時の中国語はアラビア語同様に右から読んだので、正式には猫→熊の順で読まなければならない
しかし、その後何故か英語と同じように左から読んだ熊→猫が誤解されて一般的になってしまったそうだ
その後、国民党は国内闘争に敗北して台湾島に敗走
国民党では、当初の読み方である猫→熊がそのまま残っており、現在までその読み方が使われている -
因みに、日本では当初
「白黒熊(シロクログマ)」又は「色分熊(イロワケグマ)」 と呼ばれていた
現在では、これらの和名を使う事は殆ど無いそうだが、学術書などでは今でも一部使われているそうだ -
ジャイアントパンダが世界的に発見されたのは1869年
当時中国に在住していたフランス人宣教師のアルマンが、四川省西部宝興県で地元の猟師が持っていた白黒模様のパンダの毛皮を始めて発見した
発見と言っても、地元の人々は太古から知っていたので、正確には西洋人が発見して国外に紹介されたのが1869年と記すべきであろう
元々アルマン宣教師は、フランスで動物学を学んでおり、この毛皮が世界的にも非常に価値の高い発見であると認識できたようだ
アルトマンは、猟師から毛皮を買取ると、パリの国立自然史博物館に毛皮と骨などを送った
これがきっかけとなってジャイアントパンダの存在が西洋社会で広く知られるようになり、毛皮目当てに一躍狩猟ブームになった
これがパンダ受難の歴史のはじまりである
野生のパンダは西洋人の乱獲によって絶滅寸前まで激減してしまった(そうだ) -
元々狩猟民族の西洋人は、パンダに限らず様々な動物を絶滅又は絶滅の危機に追い込んでいった
北アメリカ大陸の先住民のインディアンやインディオなどは良い例であろう
特にインディオなどは殺戮のかぎりを尽くしてカリブ諸国から一人も残さず絶滅させてしまった
まあ、パンダも同じ道を辿りそうだが、西洋人によると、パンダの絶滅と乱獲は異なるとも主張している -
パンダの主食は笹だが、笹の栄養分は非常に低い
その為、必要な栄養素の補給の為、パンダは常に笹を食べていなければならない
又、出産数も少なく、子供の数は1頭から2頭
個体数が少ない事から、近親婚により虚弱な体質になりやすいともいわれている
子供の育て方も下手で、大人にならないうちに死んでしまう可能性も高いことから、「絶滅はパンダのせい」
とも言われているが、元々自然の中で生存していたのが絶滅の過程を辿りつつある理由としては、乱獲も大きな要素であった事は否定できないであろう
更には、自然の乱開発により、パンダの生態地域の縮小や、温暖化による気候の変化も無関係とはいえない筈 -
生きたパンダがはじめて欧米に渡ったのは、発見から67年後の1936年のこと
アメリカのルース・ハークネス夫人が赤ん坊のパンダを持って帰ったのが最初だった
スーリンと名づけられたこのパンダは、翌1937年、シカゴのブルックフィールド動物園にひきとられ、 動物園で飼育された最初のパンダとなった -
今回分ったのは、パンダの皆さんは、外気温が低いと活発に動きまわるという事だ。
-
夏場や冬でも暖かい日は、殆ど寝てばかりだそうだ
-
イチオシ
この日は氷点下1度
しかも時折氷雨が降る肌寒い日だったお陰で、アクティブなパンダを見る事ができた -
意外に知られていないが、パンダは本当に表情が豊かだ
じろっと見たり、大きな目で見つめたり、非常に人間臭い表情をする
イルカにそっくりな表情と思うのはくろへいだけだろうか? -
こちらは、生後1年の子供達
-
結局、パンダ基地には開園から閉演までいた
それでもちっとも飽きなかった
ツアーで来ると、長くても2時間しか見れないらしい
嗚呼、何と勿体無い! -
楽しかった九寨溝&成都の旅もパンダでフィナーレを飾った
今まで10年以上も避け続けていた中国も、思いの他発展しており、お金さえ出せば快適な旅行ができるようになっていた
その辺で痰を吐く人民も殆ど見なくなり、公衆マナーも向上
まあ、何処に行っても英語は相変わらず通じないが、それでも旅行中ストレスを感じる事は殆ど無く、お陰様で楽しい旅行を堪能した
見所も多く、四川料理も最高に美味しい
物価も安く素晴らしい自然遺産にも恵まれている
というわけで、くろへいは翌日、安全基準世界144位の中国南方航空で広州経由でバンコクに戻った
国内線にもかかわらず、ビールも飲め、前の座席の人民の足の臭いさえなければ、非常に快適なフライトだった
さらば成都よ -
以下は本旅行の関連サイト
九寨溝&成都の旅 ①牟尼溝編
http://4travel.jp/traveler/mochida1969/album/10621580/
九寨溝&成都の旅 ② 九寨溝編
http://4travel.jp/traveler/mochida1969/album/10621813/
九寨溝&成都の旅 ③成都編
http://4travel.jp/traveler/mochida1969/album/10623061/
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