絶景カフェと幻想美術館～大狩部・太陽（新冠）～

2011/11/13 - 2011/11/13

暖かく気持ちの良い天気だったので、前から気になっていた大狩部にできたカフェ「椿サロン」までドライブすることに。絶景を眺めながら、美味しい飲み物や軽食を頂ける素敵なカフェ。
そこまでの道のり（日高自動車道～国道235号）も、サラブレッドが放牧される牧場と海を眺めながらのドライブが楽しい。
途中で「太陽の森ディマシオ美術館」の看板を見つけ、帰りに寄ってみることにした。

エリア 新冠・静内(北海道)

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 交通手段: 自家用車

海と牧場ばかりの大狩部。JR日高線の大狩部駅も知らなければ見逃してしまうような無人駅。こんな所に本当にカフェが出来たの・・・？
苫小牧方面から来ると右手に、コンクリートうちっぱなしの洗練された外観の建物とカフェの看板が！札幌にある「椿サロン」の経営。

道路を背にして右側にある小さめの建物がカフェ、左側の立派な玄関のある建物は一般の住宅のよう。カフェのほうが入口も分かりにくいので間違える人がけっこういそう（私たちも一般住宅に侵入してしまうところだった）

テラス席も素敵。午後１時頃だったが、日高の海岸は南西を向いているので、これから夕方が近づくと夕焼けを楽しめる。「椿サロン 夕焼け店」を名乗るだけある。ただし今週は雪が降るだろうというこの時期、さすがに外でお茶する人はいない。テラスは暖かい季節にまた来よう・・・

建物の海側もガラス張りになっているので、店内の席からも絶景を楽しめる。
デートと思われるカップルや、オシャレな女子のグループが食事やお茶を楽しんでいた。

ナチュラルで素敵なインテリア。
飾られている写真は冬仕様かな？　冬の牧場の風景が素敵に飾られていた。
クリスマスのオーナメントもさりげない。

コーヒーカップも「椿」
見た目の可愛らしさだけでなく、持ちやすさ飲みやすさもバッチリ。
メニューはドリンク類のほかに、カレーやサンドイッチなどの軽食、トマトパフェなどちょっと個性的なスイーツがいろいろ。サンドイッチの具はもちろん、添えられたサラダのドレッシングも自家製のものでとても美味しかった。

カフェから苫小牧方向に戻り、厚賀郵便局を右折。
このあたりは、行けども行けども牧場だが、有名な「ノースヒルズ」で放牧されている仔馬たちに出会う。仔馬は好奇心旺盛で人懐こいので、皆集まってきた！

厚賀郵便局から約30kmで「太陽の森ディマシオ美術館」が見えてくる。

2008年に廃校となった新冠町立太陽小学校の建物が使われている。なかなか立派な小学校だね・・・

建物の外に展示されているのは、スワード・ジョンソンの作品。遠くから見ると、本物のゴルファーが歩いているみたい。

こちらも同じくスワード・ジョンソンの作品。

旧小学校の校舎をほぼそのまま使用しているが、ホールはセルフサービスのカフェ（\200で利用できる）になっている。家具類はとても素敵なものが揃えられているが、ちょっとテイストに統一感がないような・・・

ホールの天井には立派なシャンデリアが。

ホールの一角に、アンティーク風のバーカウンター。英国風かな？とても重厚で、これまた他のインテリアとテイストが違う・・・

体育館にはジェラール・ディマシオの筆による世界最大の油彩画が展示されている。このサイズの絵を展示できる美術館がないために「幻の大作」となっていたそうである。
精神世界を描いているのかな・・・幻想的、宗教的な感じのする、ちょっと不気味で怖い感じもする作品の数々。

体育館、教室、廊下・・・いたる所の壁にディマシオの油彩画やデッサンが隙間無く展示されている。ディマシオの絵にはタイトルが無いそうで、一般に美術館の展示にはある制作年や作品ごとの解説なども一切無し。
小学校の校舎そのまんまの室内に、独特の幻想的な絵画・・・ある意味シュールな世界・・・
面白いスポットだった。