![「寒くなって来たわねぇ〜」<br /> そうですね。<br />「沖縄って冬でも暖かいんですってね」<br /> らしいですね。<br />「私、沖縄に行ったことがないのよ」<br /> そうなんですか。<br />「死ぬ前に一度、行ってみたいわ〜」<br /> ・・・・・・。<br /><br />71才の母の、<br />寄せては返す「死ぬ前に」攻勢。<br />仕方がないのでリクエストを聞いたら、<br />市内観光をして思う存分、<br />美ら海水族館を見学したいとのこと。<br />リクエストにぴったりのツアーが見つからず。<br />全部個人で手配して<br />(母はなんにもしませんが)、出発です。<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/62/03/650x_10620339.jpg?updated_at=1324209770)
2011/12/12 - 2011/12/14
3919位(同エリア7301件中)
わっくんさん
「寒くなって来たわねぇ〜」
そうですね。
「沖縄って冬でも暖かいんですってね」
らしいですね。
「私、沖縄に行ったことがないのよ」
そうなんですか。
「死ぬ前に一度、行ってみたいわ〜」
・・・・・・。
71才の母の、
寄せては返す「死ぬ前に」攻勢。
仕方がないのでリクエストを聞いたら、
市内観光をして思う存分、
美ら海水族館を見学したいとのこと。
リクエストにぴったりのツアーが見つからず。
全部個人で手配して
(母はなんにもしませんが)、出発です。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー JALグループ ANAグループ 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
8:30羽田発 ANA127便。
・・・・・種子島上空を通過中、突然!
垂直状にまっすぐな飛行機雲ができ。
みるみるうちに風に散ってしまいましたが、
「うわあっ! あれ、ロケットだよね?!!」
と興奮状態の私、
「そうなの?あらまあ〜」とのんびりムードの母。
H2Aロケット、無事に打ち上がったようですね。
あれがロケットロードかあ。
滅多に見られないものを見てしまいました。
艱難辛苦を覚悟の母との旅行ですが、
なんだか幸先がいいようです。 -
雨模様の那覇空港に到着。
胡蝶蘭とポインセチアのクリスマスツリーがお出迎え。
寒くもなく、蒸し暑くもなく、
天気は雨模様ですが過ごしやすそうです。 -
全部生の鉢植えです。
贅沢ですねえ。
空港の中で、重ね着していたものを脱いで調節します。
タンクトップの下着に、長袖Tシャツ、
ちょっと寒く感じたら、薄手の上衣を羽織る、
くらいの天候です。
若干湿度が高いので、
首周りがハイネックや立ち襟だと、
暑く感じるかもしれません。 -
空港のシーサーにご挨拶をして
-
美ら海水族館の割引前売りチケットを購入。
一割引の1620円。
観光案内所ではなく、旅行会社のブースで
販売していました。 -
レンタカーはしないので、モノレール乗り場へ。
ここが、日本最西端の駅なんだ。 -
ワンデーパス600円を購入。
一日乗車券は券売機で買えます。
24時間有効なので、明日の前半も使えます。
便利ですね。 -
あいていたので失礼して展望座席へ座りました。
ここは最後部席で景色が後ろ向きなんですが。
外の様子がよく見えます。 -
旭橋で下車して、荷物をホテルに預けます。
明朝、高速バスに乗って名護へ行くので、
バス停の近くのビジネスにしたのです。
ホテルからバス停までは、
横断歩道が青なら徒歩1分。 -
ホテルルートイン那覇泉崎。
荷物預けからチェックアウトまで、
きめ細かに対応してもらいました。
感謝。 -
ホテルのシーサーは
ちょっとやせ気味で、りりしい顔。 -
またまたモノレールに乗って、終点の首里駅へ。
「まだ着かないの?遠いわねえ」
すこし遠いですよと言っていたにもかかわらず、
こぼす母。子供みたいです。 -
実はモノレールの駅から守礼門までも結構遠くて、
徒歩で15分。
雨模様なのでタクシーに乗りました。
ワンメーター500円で着きます。
バスだったら後ろ側の階段を下りた所に
バス停があって、
150円で行けます。 -
ちょうどお昼時です。
レストセンターで食事をしてから見学しましょう。
首里城公園
http://www.yotsutake.co.jp/rmc/ -
レストラン首里杜(すいむい)です。
「すいむい」は首里城の別称だそうで、
しゅりのもり、というニュアンスなのでしょうか。 -
レストランのシーサーはクリスマス仕様。
耳に靴下をはめていて、
顔はいかついけれど、かわいい。 -
母は大いに警戒しつつ、沖縄そばの中盛り650円を注文。
私はそば定食900円にしました。
もずく酢、みみがー、じぃまぁみい豆腐(ピーナツ豆腐)、
よもぎの炊き込みごはんのじゅうしいがつきます。
手軽に沖縄の料理が味わえていいですね。
すこしずつ母に取り分けて、味見してもらいます。
説明耳半分でパクパク食べて、
「えっ、今の豚の耳なの?
クラゲだと思って食べちゃったわよ!」
性格的にも年齢的にも保守的で、
今回、沖縄の料理におっかなびっくりの母なんですが、
説明の前に食べてもらっちゃうというのは名案かも。
でも、たまに怒ることもあるから微妙です。 -
レストランの店員さん達は、
二人連れのよろよろしている中高年の観光客にも、
とても丁寧で親切。
テーブルの上にあったアンケートを書いて、
かわいいシールをプレゼントしてもらいました。
アルバムを作るときに貼ろうっと。 -
小雨の中、首里城の見学開始です。
意外と小さな守礼門。
「真ん中をくぐっちゃ駄目、脇を通るのよ。
真ん中は身分の高い人が通るんだから!」
ほかのグループのガイドさんの説明をちゃっかり聞いて、
さっそく娘に指図する母。 -
バタ臭い顔のシーサー。
首の飾りがおしゃれ。 -
「まだ登るの?」
ええ、モノレールの駅から見えたように、
このお城は山の上にありますからね。
しかし、石段が斜めで、雨に濡れて滑りやすく、
確かに高齢の母にはしんどいかも。
途中で戻ると言い出したら、
撤退もアリだなあ、と思案しつつ登る。 -
何とか無事に、上まで到着。
正殿の入館料は800円、
モノレールの割引で640円で入れるのですが、
「すき間から見たから、もういい」と母。
雨も強くなったので、しばし休憩所で雨宿り。
解説のモニタービデオが回っていて、
これを見て正殿に入った気分を味わいます。
でも、結構いろいろ見学しながら
ここまで無料で来られるので、
お得感があります。
陽気で人のよさそうなシーサー。 -
雨も上がったので、正殿横の京の内を見学。
その昔、祭祀をとりおこなったと言われるエリアです。
母はまだ滑る足もとにおっかなびっくりですが、
緑が多くて機嫌はさほど悪くありません。 -
ガジュマルの根っこに感心し、
-
ハイビスカスに感動し、
-
正殿の庭や屋根もよく見えたので、
「ほら、こっちの方がよく見えるわよ」
と満足げ。
大きな龍ですね。
子供の頃見ていたら、夜中におしっこ行けなくなったかも。 -
帰りはできるだけ短い距離にしたかったので、
裏側から降りられるか休憩所の人に聞いたのですが、
モノレールの駅までショートカットの順路はないとのこと。
半分だけ短縮の、
県立芸大方向へ降りる道を教えてもらい、
歓会門から外に出ます。 -
そうしたら大正解。
弁財天堂に降りる小道は、緑色濃く、 -
ガガガ、と優しい声で鳴くけれど、
ばさばさと結構な距離を飛行するアヒルがいて、 -
何とも豊かで楽しいお散歩道でした。
-
芸大のシーサーは芸術的?
-
普通のお家のシーサー。
この顔はすごく好きだなあ。 -
コンビニも赤瓦でおしゃれ。
-
郵便局の瓦は逓信マークでした。
途中、コープに寄って食材を見たりしながら、
のんびりと徒歩でモノレールの首里駅へ。
次は国際通りを散策します。 -
牧志駅のちびシーサーもクリスマス仕様。
-
母さま、ここが国際通り。
おみやげを見て歩きましょう
「ねえ、外人さんがちっともいないじゃないの」
そうか、歩いている人が国際的な通りだと
思っていたんですね。
その昔、アーニー・パイル国際劇場という
映画館があったことが由来とか。
今は、観光客、特に修学旅行の生徒さんで
いっぱいの通りなんです。 -
琉神マブヤー発見。
-
おみやげ屋さんのきらびやかさに、
くらくらしているおっ母さん。
どの店もほぼ値段は同じ、
品揃えも同じですから、
そんなに悩まなくてもいいですよ。
面白いお土産を見て楽しみましょう。
ゴーヤーのマスカラマラカスですって。
売ってるのは楽器屋さん。
ラコステ風のワニがひっくり返っていて、
OKOSHITE(おこして)と
書いてあるTシャツとか、
面白かったです。 -
公設市場を目指して、脇道へ入ります。
-
小道がたくさんあって、
決して観光向けのお店ばかりじゃありません。
ここは「おばちゃん通り」と言うべきか、
リーズナブルな婦人服や下着や
化粧品のお店が続く小道。
何だか気に入ってしまった道。 -
「まあ、なにかしら〜」
と近寄って眺めた黒い「くるりんこ」が、ウミヘビで、
ちょっと無口になったおっ母さん。 -
お店とお店の間に公設市場の入口が。
こっちこっち、と手招きしても、
警戒して入らないのを、無理矢理引っ張り込む。 -
「まあきれいねー、こっちの目の丸いのは?」
これ?ハリセンボンの皮を剥いだやつですよ。
「・・・・・。」 -
「おや。」
-
「んまあ。」
-
二階へあがって、お刺身でも食べますか、と誘いましたが、
全くその意志はなさそうです。
「それよりお茶がしたいわ、アイスクリームはないの?」 -
では、と外に出てます。
写真右下のナイロンの風呂敷を購入したお店で、
おじさんにアイスクリームを座って食べられるお店を聞くと、
親切に教えてくれ、
私たちが間違わずに道を曲がるまで見送ってくれました。
おじさん、ありがとうね。 -
おじさんお勧めのお店。
ブルーシールのアイスが食べられます。
Jef サンライズ那覇店
http://www.yonabaru.jp/kigyo/jef.htm -
えっ? ぬーやるバーガーって、なに?
ほかのメニューもすごく興味をそそりますが、
夕食前なので、母はシンプルなソフトクリーム。
190円也。
(ぬーやるバーガーは、ゴーヤーのたまごとじと
ポークランチョンミートが挟まっているらしいです) -
私は季節限定のアイスをダブルで、260円也。
ゆっくり座って一休み。
母は珍しく足が痛いと言っています。
首里城の雨の斜めの階段が足にきたのよ、
と言いますが、やはり足腰弱ってきたのかなあ。 -
国際通りその他で娘がいろいろ買うのを、
呆れ気味に見ていた母。
でもこういうものは、
沖縄じゃなきゃ売っていないじゃないですか。
洋品店で買った風呂敷(大)380円、
これは家の近所でとんと売っていないのでつい。
紅型風ハンカチ5枚千円、ゴーヤーの手拭い420円。
紅型風の生地はメーター350円。
アメジストやトルマリンを売っていた、
「アトリエ君」という小さなお店の店先で。
もとはかりゆしを扱っていたその名残とかで、
生地はある限りだけ。
お店にたどり着けたら掘り出し物です。 -
ではでは、と国際通りに戻って、
本日の夕食処、「四つ竹」へ。
ショーの見られるお店で、インターネットで予約済みです。
四つ竹
http://www.yotsutake.co.jp/rmc/ -
夕方6時からのショータイムに入店。
お客さんは六分の入りで、皆中高齢のグループです。
手に持つ鳴り物以外は人工の音響で行うショーですが、
沖縄が初めての母は、結構楽しそうです。
ああ、よかった。 -
最初、ちょっとバタバタしまして、
インターネットでコースも注文済みなのに、
「メニューから選んで」と言われたり、
前菜よりメインが先に出て来たり。
「こういうときは男の店員さんは駄目よ。
やっぱり女の人よっ」と母。
はい、私も全く同じ意見です。
一番しゃきしゃき働いているベテラン風の女性に
忙しいのにすみませんね、といろいろ直してもらって、
あとはとってもスムーズに事がはこびました。
感謝。
前菜のみみがー、じぃまぁみぃ豆腐、
季節の薬草のおひたし(切り干し大根)、もずくです。 -
メインのチリビラ天ぷら、らふてー、くーぶいりちー、
じゅうしい、中味汁、あんだんすー。
あとはお茶と水菓子と黒糖寒天がつきます。
「あら、薄味でだしが利いていておいしいわ」
母が料理を気に入ってくれたので、内心ほっと一安心。
でも、全然脂っこくないですよ、と言っても、
ここは脂身で精が強いから、と
頑固にラフテーの皮を残していましたが。
母はもうそれほど量は食べられないので、
お手軽な3150円の「緋寒桜」というコースにしましたが、
丁度よかったようです。
ほかにしゃぶしゃぶやステーキの
ボリュームのあるコースもあります。 -
客席に舞い降りたお獅子に、
頭を噛んでもらって喜ぶ母。 -
最後に舞台の上で記念撮影もしてくれます。
「え、写真はタダなの?ハワイなら10ドル払うのにねえ」
と喜ぶおっ母さん。
「ねえ、ここは幾らぐらいなの?
え、お食事代だけでショーが見られるの?んまあ!」
とご満悦。
よかった、よかった。 -
お店のホームページからプリントして、
ミニサーターアンダギー、
プレゼントしてもらいました。
おみやげもついて、よかったよかった。 -
ショーがお開きになって、まだ7時半。
夜はこれから。
タクシーで丘の上のホテルへ。 -
最上階のラウンジを予約してありますよ、おっ母さん。
沖縄ハーバービューホテル クラウンプラザの
ラウンジ「スターライト」。
http://www.crowneplaza-harborview.jp/restaurant/bar/ -
「・・・・・、東京って、都会なのねえ。」
あははは、夜景は予想より、少し地味かもしれませんね。
煌々と明かりがついている建物は、
残業中の県庁さんですしね。
まずはマルガリータとダイキリで乾杯。 -
次はお店のオリジナルの、
泡盛ベースのカクテルにしましょうよ、おっ母さん。
今日は二千円で飲み放題のプランにしましたから、
どうぞお心のゆくままに。
「え、ここ二千円なの? んまあ!」
のニュアンスは、あらお安いわねえ、が半分、
またこの娘は飲んだくれなんだから、が半分と見ましたが。
恐る恐る飲んだ泡盛のカクテルも、
大変さわやかで、お気に召した様子です。 -
「ねえ、何か頼まなくちゃ」
と母が気にするので、チーズの盛り合わせ1800円也。
その後も、女性のウェイターさんと相談をしながら、
二人別々のカクテルを頼み、
ちょっとずつお互いのカクテルを味見しながら歓談。
まあ、話題はいろいろな病気の症状と、
芸能人とかが離婚した話と、
最近出席したお通夜お葬式の話が
メインなんですけれどね。
「この間、あなたに鬼平犯科帳のビデオを貸してもらって、
わたし感動しちゃったわ。
だって出てくる人、出てくる人、
もう死んじゃってるんですもの。」
うーむ、そっち方向に感動したのかあ。 -
2時間のカクテルタイムも満足のうちに終了。
よかった、よかった。
9時半過ぎてもすいていたラウンジ スターライト。
ここ、いいところですよ。
追加の御料理も税サービス込みのお値段で
なおいいかんじ。
外は小雨で傘が必要ですが、
泊まる宿には坂を下ってものの5分。
あっという間に到着します。 -
ルートイン那覇泉崎。
http://www.route-inn.co.jp/search/hotel/index.php?hotel_id=64
ベッドが固めで、
枕も片側が堅くて私好み。
ぐっすり眠れました。 -
設備はコンパクト。
母とは別々の部屋にしました。 -
付属の作務衣はポケット付きで生地しっかり。
-
最大の決め手はお風呂。大浴場付きのところ。
那覇市内に大浴場付きビジネスはいくつかありますが、
深夜2時までと夜遅くまでやっていて、
朝も5時から入れるので、ここのお風呂は嬉しい。
女性風呂の浴室は、カランが4つ。
脱衣所は、はっきりいって狭いですが、
掃除が行き届き、清潔でよい感じです。
中にコインランドリー、コイン乾燥機あり。
では、お風呂に入っておやすみなさい。
明日の朝は名護行きの高速バスに乗るので早起きです。
後半「美ら海だよ おっ母さん」に続きます。
http://4travel.jp/traveler/wakkun/album/10628988/
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