2011/10/29 - 2011/10/29
249位(同エリア323件中)
唐辛子婆さん
お台場でのコスモス摘み取りのあと
三菱ブリックスクエアからメトロでやってきた
都立庭園美術館。
修復のためしばらくクローズするとかで
夜9時まで名残を惜しむ人々の長蛇の列でした。
もし朝香宮がパリで交通事故にあってなかったとしたら
私がここに、この神々しいまでにラブリーなドアの前に
立つこともなかったのだと思うと
人と人との邂逅の不思議さ素晴らしさを感じずにはいられない。
ははは。
「あんたは誇大妄想狂か?」と
タイジェンヌさんにどつかれそう(*^^*)
エントランスで迎えてくれるのは4人の天使のドア。
ため息のでるようなエレガンス。
これだけで訪れた甲斐がありました!!
都立庭園美術館の公式サイト
http://www.teien-art-museum.ne.jp/
お台場編はこちらです。
Japan タイジェンヌさんとまわるトーキョー①
お台場でコスモス摘み放題♪♪
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10618141/
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アール・デコの館
「東京都庭園美術館は
朝香宮(あさかのみや)邸として1933年に建てられた建物を
そのまま美術館として公開したものです。
戦後の一時期、外務大臣・首相公邸、国の迎賓館などとして
使われてきました。
この建物は1920年代から1930年代にかけて
ヨーロッパの装飾美術を席巻したアール・デコ様式を
現在に伝えるものです。
フランス人デザイナーが、主要部分を設計
内部装飾もフランスをはじめとする 外国から輸入されたものが
多用されています。
また基本設計と内装の一部は宮内省内匠寮[たくみりょう] の
建築家が担当し、アール・デコ様式に日本独特の感性を
付け加えています。」
(パンフレットより抜粋) -
はて?
アール・デコに狛犬とな?
それにしても狛犬の顔が -
人間みたいよ。
-
列に並んで待ってる時に
外からチラと見えたランプ。
「朝香宮邸は、宮内省内匠寮[たくみりょう]工務課が
設計・監理し戸田建設が施工を担当しました。
アール・デコの精華ともいえる建築の完成は
朝香宮自身が依頼したアンリ・ラパンら
フランス人芸術家デザイナーの協力と
そして何よりもアール・デコを目の当たりにし
その様式美に魅せられ自邸の建設に積極的に
取り組まれた朝香宮ご夫妻の熱意があって
実現したといっても過言ではありません。」
(パンフより)
「朝香宮邸の設計にあたり
最も重要な役割を果たしたのは宮内省内匠寮の
技師であった建築家、権藤要吉です。
権藤は1925年から26年にかけて
貴族の住宅および博物館研究のため欧米に派遣
されますが、その際にパリのアール・デコ博を
数度訪れ会場に展開された近代建築、デザインの数々
を熱心に研究しました。」
(パンフより) -
もっと近くでしみじみ眺めたかった。
押せ押せ押せ押せ押すな〜〜!
「この正面玄関ガラス・レリーフ扉は
宝飾デザイナー、ガラス工芸家の
ルネ・ラリック制作。
パリとロンドンでデッサンと彫刻を学び
1900年のパリ万国博覧会では
植物、昆虫、裸婦などをモチーフとした
官能的な作品によりアール・ヌーヴォーの宝飾の
分野において第一人者となりました。」
(パンフより抜粋) -
第一応接室(お供の待機室)のランプ
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事務的な椅子の背もたれさえも
アール・デコ。 -
朝香宮殿下
「朝香宮家は 久邇宮朝彦[くにのみやあさひこ]親王の
第8王子鳩彦[やすひこ]王が1906年に創立された
宮家です。
鳩彦[やすひこ]王は、1910年5月に
明治天皇第8皇女允子[のぶこ]内親王とご結婚され
大正10年(1921)に白金台の御料地1万坪を
下賜されました。
鳩彦王は、陸軍大学校勤務中の1922年から
軍事研究のためフランスに留学されましたが
1923年4月パリ郊外で交通事故に遭われ
看病の為渡欧された妃殿下とともに
1925年まで長期の滞在を余儀なくされました。」
(パンフレットより抜粋)
-
「当時フランスは アール・デコの全盛期で
1925年にはパリで現代装飾美術・産業美術国際博覧会
(通称アール・デコ博覧会)が開催されました。
朝香宮ご夫妻もこの年の7月9日に
美術局長ポール・レオンの案内で博覧会を
見学されています。」
(パンフより) -
妃殿下の肖像画
「帰国後は高輪の旧邸に住まわれましたが
1929年より白金台の敷地に新邸建設の計画を
すすめられアール・デコの粋を集めた朝香宮邸は
1933年5月に竣工しました。
妃殿下は建築が完成した年の11月にご逝去されますが
朝香宮家は第二次世界大戦後まで
この地に住まわれました。
その後1947年10月皇籍離脱し朝香家と称し
住まいを熱海に移されました。」
(パンフより) -
大広間の天井ランプ
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大広間の大理石レリーフ
<戯れる子供たち>
彫刻家イヴァン・レオン・ブランショ作 -
大客室と次室の間を仕切る
エッチング・ガラスのパネルをはめこんだ扉
なんだかカンディンスキーの絵みたいで
うんと現代的な印象です。 -
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大客室
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セピア色の写真が飾られていました。
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大客室のシャンデリア
ルネ・ラリック作 -
と〜っても美しい。
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大食堂の扉
壁も凝ってますねえ。 -
大食堂のランプは果物柄。
ルネ・ラリック作 -
そして足元のラジエーターカバーには
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お魚が泳いでる♪
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なにかご用?
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あ、いえ
テーブルの脚部までアール・デコだって
感心してるんですぅ。 -
大食堂の壁画(の一部)
へんなおっちゃんがいます。
「画家、インテリア・デザイナーの
アンリ・ラパン作
アール・デコ博覧会において
フランス大使館パビリオンの大広間・食堂
国立セーブル製陶所パビリオンの庭園デザイン
などを担当。」
(パンフより抜粋) -
テーブルの上には
飯田深雪スタジオのアートフラワー -
もうひとつ
どっかのお部屋のコーナーに飾られていた
アートフラワーを生けてる花瓶の下の
なんともすばらしいガラス細工。
薄暗い室内で手ブレを防ぐには。
唐辛子婆のカメラの3倍のスピードで
パシャパシャ連写してる方がいらしたので思わず
ISO感度を尋ねてみました。
「自動で撮ってたのでわからないけど」
といいながらすぐに調べてくださって
「3600でした。」
\(◎o◎)/
唐辛子婆のカメラでは1600が限度です。 -
美しい薔薇?のアイアンワーク
2Fへの階段です。 -
2Fのホールのランプ
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大理石のマントルピース
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ルネ・ラリック作の花瓶
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ルネ・ラリック作の金魚のお皿
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ルネ・ラリック作の電灯式蜀台
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北の間
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殿下の間
ラジエーターカバーは
ヨーロッパで流行っていた噴水だそうです。 -
妃殿下の間のランプは
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こんなにモダンでシンプル。
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妃殿下居間のラジエーターカバー
青海波と百合の組み合わせって不思議 -
妃殿下寝室のラジエータカバー
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バスルーム
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バスルームのランプにも
こんな細工がほどこされて -
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底部が見えるように
鏡が置かれていました。 -
姫宮の間のランプ
どこもとても混んでいたので
すいているお部屋からまわりました。
おかげで
どの写真がどのお部屋なのか
ごっちゃになってしまひました(汗)
そして書斎の間に異常なほど行列ができてて
いつまでたっても入れそうもない。
何か特別なものが展示してあるのかと
執事のやうなたたずまいの方にたずねたら
「特別には。ただ
テレビで吉田茂も使っていた時期があったと
放送されましたので。」とのこと。
んじゃ、パスしやう。 -
3Fのモダンなウィンターガーデン
イタリアの大理石だそうです。 -
エントランス
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日はとっぷりと暮れゆき
華やかな夜会の
さんざめきが伝わってくるやうな -
今宵は音楽会が催されるのでしょうか。
そのように着飾った方々が
入場していらっしゃいました。 -
お庭には長いなが〜い行列が。
けふは9時まで。
そして明後日から
長い長い修復期間に入るそうです。 -
帰りにプラチナ通りを歩いて
タイジェンヌさんが近々利用する予定の
白金亭をチェック。
http://www.shirokanetei.com/
中華レストランとは思えない
シンプルなインテリア。
タイジェンヌさん、感想を聞かせてね。 -
キラキラしたレストランを過ぎて
-
白金倶楽部を過ぎて
バスに乗ってJR目黒駅から帰りました。
ああ、楽しかった。
充実した休日でした。
タイジェンヌさんありがとう。
また誘ってね♪
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