2011/09/20 - 2011/09/22
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9月に許浚(ホジュン)の漢方博物館の見学と京東市場(キョンドン・シジャン)の漢方市場の見学と京東市場の韓医薬博物館と大長今(チャングム)のテーマパークに行くことにしました。 これらは、全て行ったことがありますが、以前一緒に連れて行ってくれた先輩が、昨年に亡くなっているので、その時のコースを大半に取り込んだ思い出の旅になりました。
日程:一日目:
関空11:10→アシアナ 1115便→ソウル(金浦)13:00
14:00 金浦空港出発
14:20〜15:30 許浚(ホジュン)博物館の見学
16:30 世宗ホテル到着、チェックイン
17:30〜18:30 京東市場にて韓医薬博物館の見学、生薬(韓薬)店で生薬(韓方生薬)購入
19:20〜20:20 チンミ食堂で夕食-カンケジャン定食 28000ウォン@一人+ソジュ、メクジュのお金
20:50〜22:10 ワンス・イン・ア・ブルー・ムーンで音楽鑑賞
22:30 ホテル到着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 飛行機
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- ANAセールス
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漢江が見えてきました。いよいよソウルです。やはり、ソウルと言えば、漢江ですね。
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ソウルの街並みも見えてきました。
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どんどんビルが視界に入ってきました。この瞬間が、わくわくしますね。
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許浚は、韓国の『東医宝鑑』を記したことで有名です。『東医宝鑑』は韓国の漢方の原点とも言われています。許浚は、愛人の子として生まれ最初は密貿易などで生計をたてていましたが、逮捕され柳義泰と出会ってから、志を持って医学の勉強に励み、最終的には皇帝の侍医になり、最終的には『東医宝鑑』を記します。『東医宝鑑』は、1613年に出され中国や日本にも逆に輸出された医学書であります。韓国も中国も、自国の伝統医学を大事にしています。どちらの政府も、国をあげて自国の伝統医学を守り評価を高めていこうと必死に努力しています。そのため『東医宝鑑』は、ユネスコの世界遺産に書物としては、初めて登録されました。なんと中国、日本の医学書よりも、先に登録されました。一方、日本では、民主党政権になってから、漢方が保険から外される寸前となり、国家100年の計を考えない姿勢は、自民党にもありましたが、民主党で、さらに上まわりました。
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許浚博物館の屋上の薬草園です。桔梗です。開宣肺気、祛痰、排膿の作用があり、咽頭炎や気管支炎や蓄膿症に用いられます。
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淫羊藿です。補腎壮陽、祛風除湿の作用があります。腰痛症や膝関節症や夜間頻尿に用いますが、実は、喘息にもよく用います。
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麻浦のロッテシティーです。ここは、空港から近いです。地下鉄に乗れば、市内中心地にもすぐ。ここは、どちらかと言えば、ビジネスホテル。
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京東の韓医薬博物館。世宗ホテルにチェックイン後に、京東市場に行って京東の東医宝鑑タワーの地下二階にある韓医薬博物館をまず、見学しました。
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韓医薬博物館の百味箪笥です。昔のものです。
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実は、『東医宝鑑』も見ても明らかなように、中国からの伝統医学がそのままの形で流入していただけでしたが、李済馬(イ・ジュマ)が1894年に『東医寿世保元』を執筆し、韓国独特の医学体系がまとめられました。これは、現在も、韓国の東洋医学(韓医学)にそのまま使われている四象医学です。その医学を表す展示物です。
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韓医薬博物館の薬草の展示です。
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韓医薬博物館の展示です。李済馬(イ・ジュマ)が1894年に『東医寿世保元』を執筆したものです。
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韓医学での人体観。
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五味子茶とか大棗茶とか。こういう一味だけでは、漢方とは、言わないけど、健康茶でしょう。中医学では、一味だけの漢方薬として使うのは、独参湯だけでそれは、人参です。
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薬草の展示です。
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当帰、地黄、川芎、白芍に大棗ですね。四物湯に補気薬の大棗を補っています。
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蒲公英、人参、神曲(神菊)、大棗です。消疳飲の組成を簡略化したものかな。小児の疳疾を治したのだろうか?健脾の薬であることは、間違いないと思う。
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韓医学(生薬)を食事に活かしましたという話。
ガイドさんに訊くと今の韓国の人は、唐辛子が無いあっさりした味は、好まないとのこと。 -
生薬の展示。木瓜、玉竹、甘草、艾葉、三白葉、黄耆。
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遠志、陳皮、竜眼肉、人参、酸棗仁。帰脾湯と人参養栄湯に含まれる生薬。そうか、気血両虚・心脾両虚の不眠症とすぐに思ってしまう。
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薏苡仁、熟地黄、川芎、大黄。これで肥満に用いる生薬としている。
腎虚、血瘀、痰お互結を治す考えか。 -
鹿角と鹿茸です。固い秋に取るものが、鹿角で春に取る柔らかいものが鹿茸です。腎陽虚の定番生薬ですね。難治性の喘息や膠原病にもこれを混ぜて使えば、とても効くのですが・・。高価と言っても月に4-5万ですが。
昨年、危うく死にそうになった母親には、私が、この鹿茸と紅参を使った方剤を毎月プレゼントしています。
母親が意識不明の時に、もっと親孝行をすべきだったと後悔したから意識を取戻してから、親孝行ができる機会と思っています。 -
鉱物由来の生薬など。鼈甲もありますね。
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冬虫夏草もあります。これも肺癌や喘息にすごく効きます。
但し、単独では、無理だけど。 -
韓医薬博物館の壁にも薬草が展示してあります。霊芝とか紅花とか鹿角とか山梔子とか金銀花とか甘草とかがあります。
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韓医薬博物館の壁にも薬草が展示してあります。
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京東市場です。人参、蛤蚧が見られます。蛤蚧は一対で用いる。
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京東市場の百味箪笥です。この桐箪笥を日本で特注すると80-100万円します。ソウルでは、百味箪笥は馬場洞で注文できました。
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京東市場の風景です。
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京東市場の光景。
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百味箪笥が見えます。
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人参、霊芝、大棗が並ぶ。
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チュオタン(どじょう汁)の材料。鰍。
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鯉魚と鰍。
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京東市場。店頭の生薬。
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肉桂です。これは、ベトナム産のもの。物は、良いです。
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京東薬令市場と書いています。
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これは鹿角ですね。文旦。
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棗、山梔子、黄耆、蓮肉、枸杞子など。ここの黄耆は修治していません。蜜炒黄耆も売っている店もある。中国の中薬生薬市場では、あまり、修治してあるものを売っていないけど、ソウルでは買えます。
日本で売っている生薬もあまり修治していない。 -
桑寄生、五加皮、ツルニンジン(党参)、山梔子、カリン(木瓜)、トックリイチゴ(覆盆子)、葛根、蒼朮、蒼耳子、松葉、アッケシソウ(地膚子)などが見られる。
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鹿角の山。一山で10〜20万はするだろう。鹿茸ならもっともっと高いけど。
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韓医院。韓(漢)方専門医院。韓医学という名前は、大戦後、まず、北朝鮮で言い始め、最近は、韓国でもそういうようになった。発音は、ハンで一緒だが、中国語ではピーインが異なる。
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京東市場の野菜市場。豆。
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京東市場。活気がある。
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京東市場。塩辛類。
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カンケジャンも買えます。
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京東市場。玉ねぎ。
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京東市場。こういう光景は良い。
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京東市場。野菜満載トラック。
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京東市場。果物市場。
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新村のソソモヌンカルビチップ。
満員。並んでもお肉が無くなると言う話。
翌日予約のチンミ食堂に日にちを入れ替えてもらうようにガイドに
交渉してもらってそちらに行くことになった。
食事は、別編で、書きます。
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