タイ／バンコク→アランヤプラテート（2011.9）

2011/09/22 - 2011/09/23

バンコクから陸路でシェムリアップへ向かう。

一応メインはアンコール遺跡。10数年前に行けなかった水系の遺跡に行きたくて。

がしかし、時季は雨季。スコールくらいだべ、という予想もむなしく、大量の雨に翻弄されるのであった。

まずはバンコクから鉄道でカンボジアとの国境の町アランヤプラテートへ。

エリア アランヤプラテート(タイ)

16:00頃　
スワンナプーム空港着。
入管もサックサク。

翌朝早朝発の鉄道に乗るので、宿はファランポーン駅前にとる。
その名も@Hua Lamphongという宿。
http://www.at-hualamphong.com/

トイレシャワー付きツイン900B。wifiも無料。
古い建物を改装した感じだが、ベッドも布団も寝心地いいしタオルもあるしツボは押さえてある宿だと思う。

空港からはエアポートレイルリンクとMRTを乗り継いで到着。

しかしドシャーッと降る雨。
止む気配もなく、中華街をそぞろ歩いてグラサンとか荒物でも買うかというお楽しみ予定も出端をくじかれ、出かける気にすらならない。

しかし腹は減る。
えいやっと奮起してヤワラーまで行き、歩き方にも載ってるシーフード屋で夕ごはん。傘をさしながらバンコク歩くなんて初めてだ。

本能のままにオーダーしたらお会計は710Bであった。おうっ!?
お味はおいしかったけど、そうだな、焼きとかゆでとか、素材を活かすメニューを頼むのが正解とみた。

椅子がステンレス？アルミ？製の背高のやつで、尻のでかい私はつるつる滑って直前に患ったヘルニアに非常に良くないなと思った。

店は大変繁盛している。
小径を隔てた隣にもシーフード屋があった。そっちは赤シャツ。

屋台だけど頭上は全部ブルーシート的なもので覆われており、雨なんてカンケー無いね。

おまけでファランポーン駅前の屋台のメニュー。

こういったvowネタはくさるほどあるが、ちょっと面白かったので。
「ライス長官は豚肉のオムレツ」
「鶏肉チャーハン美しいそばかすを入れて」
なんて秀逸じゃないか。

5:55
外はまだ暗い。
フアランポーン駅発アランヤプラテート行きの列車に乗る。
3等自由席のみ。切符は当日でないと買えない。48B。
アランヤプラテートまで所要時間5時間半の予定。

木の椅子の車両とビニールカバーの椅子の車両がある。ビニールカバーの方が少しだけフカッとしている。
トイレもティッシュ付いてるし、さほど汚くもない。

陣取った後ろの席が立入禁止的雰囲気になってるなーと思ってたら、エプロンをしたおばちゃんらが台所道具らしきものを持って入ってきた。

お、これはにわか屋台か食堂車となるのか？と期待してたら、青いマンゴーの皮を剥き始めた。そして荷物棚に置いてあったプラスチックの椅子をまな板代わりに、マンゴーをカット。
車内で売るおやつをここで作っとるんですな。

こういう、てきとーうな感じの光景をみるとすごうく楽しくなる。

朝ごはんは車内販売で、カオニャオとムー、甘い全部入りコーヒー。
そしておやつにおばちゃんの青マンゴー。

こちら車窓。
田圃は水浸し。
大雨の影響ですな。電信柱も水に浸かっちゃってる。
記録的大雨ってやつですか。
千と千尋の神隠しのシーンみたい。

空は、ちょっとつついてやったら雨が降り出しそうな重たい雲。

灰色の景色の中にピンクや白や紫の蓮がきれい。

12:15
予定より45分程遅れてアランヤプラテート駅に到着。

列車が停まらないうちから、トゥクトゥクドライバーが列車の中を凝視して、客探ししている。「あ、いたいたイープン見っけ」といった様子。

大きな通りまでちょっと歩けばソンテウも客引きしてる。

ボーダーに行く前に、とりあえずアランヤプラテート駅前の食堂でお昼ごはん。
か、辛い。

そしてずーっと待っていたらしいトゥクトゥクで国境まで行く。80B。
国境に行く間、2階建てバスをたくさん見かける。

トゥクトゥクは代理店のようなところに停まる。
代理店の人がこっちだこっちだ、無料だ、入れと言ってカンボジアの入国フォームを見せてくるがスルーしてタイの出国イミグレに向かう。

するとどうでしょう！

タイ出国イミグレには長蛇の列。
しかもほぼタイ人で、うち90%が赤い服を着ていてテンション高い。例の騒動のときニュースでよくみた赤シャツ隊の皆さんみたいだ。

イミグレはタイ人と外国人とレーンが分かれているのにそんなのお構いなしに赤い人がいーっぱいいる。

あーあ、適当さに癒されつつも適当さにやられてしまう。

さっきの2階建てバスで乗りつけたのはこの人たちだったのだ。
列の先がどうなっているのか見に行って帰ってくると別の赤シャツ隊も到着してますます増殖している。
何のツアーなのおー？

結局出国手続きが終わるまで40分程かかった。
赤シャツ隊がいなければ5分ですな。

写真は、タイを出国してカンボジア側のビザを取りに向かうところ。
むこうに見えるアンコール風の門のむこうがカンボジア。
そしてさっきまで大量にいた赤シャツ隊が、ここらへんにはもういない。

カンボジア入国は次のシェムリアップ編で。

おしまい