ジェイミー＆ベン 自転車で南極へ30　マレーシア到着。ペトロナスタワーを見上げガッツポーズ！

2006/01/21 - 2006/01/23

1月23日（月曜日）
マレーシア到着。ペトロナスタワーを見上げガッツポーズ！

2日前にマレーシアの首都クアラルンプールに到着。ついにこれまでの走行距離は、5400マイル（8000キロメートル）を突破した。

ネズミが走り回るパンコール島を出発したFWEは、首都目指して2日間の強行軍を敢行。気温34度の暑さのなか、穏やかな追い風に助けられ、時速30キロで快調に飛ばした。塩辛い汗が噴き出し、おでこから鼻、鼻から唇、唇から口のなかへと伝った。やがてふたりは、2本の針のような「未来のイメージ」を前方に見いだす。それは近づくにつれ、どこまでも高く、高く空に向かって伸びていく。超高層ビルのペトロナスツインタワーだった。

その光景に、僕らはハンドルから手を離し、こぶしを突き上げて歓喜の声を上げた。モノレールや高架道路、高級車や豪華なビルが交差する都市景観のなかに突入すると、ツインタワーはさらに近く、大きく見えた。僕らはこうしてまたひとつ、世界の大都市を制覇したわけだ。

エリア クアラルンプール(マレーシア)

• 同行者: その他
• 交通手段: 自転車

しかし悲しいことに、この巨大なクアラルンプールの街から50キロも離れれば、汚水がそのまま流れる堀や、ネズミの巣食う掘っ建て小屋が建っている。その貧富の差の構図は中国ほどではないが、それでもクアラルンプールは、マレーシア経済のスポンジに違いない。このクアラルンプールという名のダイアモンドは、それ以外の地域によって懸命に磨き上げられることで、世界中の称賛を集めている。