2010/10/31 - 2010/10/31
138位(同エリア160件中)
ほのあいさん
じゃが芋といえば男爵芋かメークイン。男爵芋の男爵は実在の人物です。川田龍吉男爵が北海道の冷涼な土地に適した作物として導入したのがきっかけで、「男爵いも」と呼ばれるようになったそうです。
ちなみにメークインの産地は厚沢部町。こちらはジャンボコロッケで有名です。
川田農場の跡地に建てられたのが男爵資料館。単なるお芋の資料館かと思って行ったんですが、文字通り川田男爵その人についての資料館でした。
知れば知るほど面白そうな人物でした。すぐ近くのトラピスト修道院は有名ですが、時間があれば是非オススメしたい場所です。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
-
函館市から車にのって約一時間半。男爵資料館は隣の北斗市にあります。トラピスト修道院と比べればこちらは正直、素通りされちゃいそうな場所。
線路を越えると大きな建物がありました。
実は一度訪ねたことがあるのですが、冬期休業中だったので、今回は2度目の正直です。
入館料は大人500円。中学生以下300円。 -
資料館は元牛小屋とのことで、柵の跡等並んでいました。で、その端には川田男爵の年表が飾ってあります。係の人が農機具や年表についてしっかりガイドしてくれますよ。
男爵はもともと土佐の生まれだそうです。男爵のお父さんが三菱の創始者の一人なんですね。ものすごいお金持ちだったってことだと脳内変換。
イギリスに留学経験があるそうで、そのときにじゃが芋について知ったとか。
展示されている品物を見る限り、ものすごい研究家です。研究内容は機械工学や医学、農作物等々。単なる金持ちの遊興ではなく、勤勉な方だったんだろうと思わされます。研究内容に北海道入植期の方々の苦労も見え隠れします。 -
川田男爵は、日本で初めてロコモービルを個人で購入されたんだそうです。日本人初のオーナードライバー。現在の貨幣価値で3億円という話でびっくりです。
展示品は車の他に研究機材や奥様の持ち物等。もうちょっと綺麗に並んでいればもっと見ごたえがあるかも。
川田男爵の人生は人の何倍も濃いみたいです。あー、でも亡くなってからラブレターの束を見つけられるのはちょっと勘弁かな。
ところで元の建物が古いせいか底冷えがして、どんどん体が冷えていきました。 -
10月の北海道は初雪間近の寒い日が多いですが、建物の中よりも外の方が暖かかったです。この時期に行かれる方は防寒が必要かも。
外の芝生には牛…?の模様のトラクターがありました。夏ならここでゆっくりするのもいいかもしれません。 -
資料館に併設されている龍杉創で昼食です。
中ではまきストーブがガンガン燃えてます。暖かい!
知り合いの家のリビングに通されたようないい居心地です。 -
プレートランチです。このほかにコーヒーがつきました。
-
じゃが芋スープです。私はこれが食べたくて行ったようなもの。塩味のスープにじゃが芋や人参がゴロゴロしていました。じゃが芋おいしい!
キッシュやミニサラダももついて、満腹満足です。
頭とお腹が満たされて、なんだか幸せな日帰り旅でした。
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