たとえるなら『デザイナーズマンションのシンガポール』、そして『長屋のマレーシア』【さくせいちゅう】

2011/07/26 - 2011/07/30

◎気になっていたシンガポール。
　初めて訪れる機会がこの夏ありました。
　
　チャンギ国際空港での乗換え、空港はよく知っている。
けれど、マーライオンも、もちろんマリーナ・ベイ・サンズもまだ見たことがない。
　いつかはと思っていた今年、お仕事で行く機会を得ました。感謝。

◎利用したエアラインは以下の通り。
　往路(関空発)　　　　　　SQ619　11:00発　→　17:05着
　復路(シンガポール発)　　SQ618　01:30発　→　08:40着

◎　シンガポールといえば、小さいころ社会の授業で教わった通り、『都市国家』そして『中継貿易』。　知っているキーワードは、それくらいかなぁと、思っていたけれど、行けばこれでなかなか楽しい。

　○　感じたのは、すべてにおいて計画されているということ。行き届いた街づくり。マレーシアに追い出された小さな国が、国を成り立たせていくための、積み重なった小さな工夫。
　うーん、今年大震災があったからかもしれないけれども、街づくりとう点でここにはお手本とすべき何かがあるなぁと漠然と感じました。

　○　そして何よりうれしいのは、まだ、アジアのパワーが街の中に残っていること。一見西欧化された町並みの中に、アジアの雑踏の雰囲気も残っていて、いろんなところでその両面を楽しむことができました。
　
　◎お仕事でいったためか、旅行記の文が固くなってしまいました。ごめんなさい。
　
　

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: シンガポール航空
• 旅行の手配内容: 団体旅行
• 利用旅行会社: 日本旅行

◎　利用したのは、ロイヤルホテル。
　地下鉄にも近くアクセスが良かった。シンガポールはホテルの相場は高いようなので、一般的なツーリストクラスであったが、朝食もおいしいし、部屋もそこそこだし満足。またお世話になってもいいなぁという感じ。

◎　高台からの眺めよし。
　都市国家、ビル群といえど、ちゃぁんと緑のバランスが考えられている。

◎　戦争記念塔。戦争とはＷＷＷ?のこと。
　日本とのつながりは、やはり戦争か。ユニバーサルスタジオシンガポールのあるセントーサ島も実は戦争の記憶が強く残っているところ。
　意外なところでは、二葉亭四迷のお墓もシンガポールにもあります。
谷口ジロー・関川夏央の『坊ちゃんの時代』に二葉亭の最期のシーンがあるのだけれど、すこしそれを思い出し、ジーンときた。

◎　屋台の雰囲気。さて何の屋台でしょうか？

◎　アイスを食パンで包んで食べさせてくれます。
　食パンもちょっと甘くて、アイスが解けてくるとパンがすこし湿ってさらにおいしく食べることができます。
　クッキーを紅茶で浸して柔らかくなったのを食べるのが好きな人は好きになるはず。

◎　新しいランドマーク、マリーナベイサンズ。マーライオンとの記念写真対決は、五分五分の様子。

◎　シドニーに似た感じ？

◎　ごみが落ちてないっ。さすが「ファイン」シティー。

◎　ミニチュアみたいな町並み。

◎　チャイナタウンの近くのシンガポールシティギャラリーに行きました。
シンガポールの今と昔が楽しめます。
　意外でしたが、シンガポールは一党独裁の国。建国の父リー・クァンユーという政治家が長年国を率いて来ました。まぁ政府の悪口を言うと逮捕されちゃう法律がまだあるくらいなので、独裁政権に間違いはないのだけれど、この人とっても国民に愛されていて、なおかつ有能な政治家だった。引退後も、まだ存命で、国の政治アドヴァイザーの形で今もがんばっておられるようです。
　
　さぁそこでこのシティギャラリー、超政府主導のこの街づくりがどのように作られてきたかが一目瞭然。

　資源のない小さな町→観光都市化と中継貿易＝人を集める工夫→人工的な都市整備といった流れがわかります。

◎　ちいちゃな男の子も楽しいかも。いっぱいミニチュアがありますよ。

◎　新しい名所？マリーナバレージ。
　シンガポールの水事情といえば、自国のみでは賄えないので、マレーシアから輸入しているのだそう。ただことあるごとに利害が対立すると、水を止めるぞと脅かされてばかり。そこでやはり都市計画の国。大規模なお水センターを国中に作ってます。
　ここマリーナバレージは、そんなお水施設の最新施設。ベイサンズと同じ再開発地域にあって、ちゃんと観光も意識されてます。よって一般旅行客も楽しめます。といっても、修学旅行や遠足の小学生がいっぱいだけど。

◎　マリーナバレージの屋上。見えるはマリーナベイサンズ。屋上は地元の人の憩いのばとなっていて、凧揚げとか、カップルが日向ぼっことかしてて、ボーっとするにはよかった。

◎　ナイトサファリにて
　　あまり期待してなかった。けれどこれが楽しい！
○　日本の経済力の片りんを見る。
　それは、各セクションの最初に、スポンサー名が掲示してあるのだが、これがほとんど日本企業。
　そういえば、日本語での説明をしてくれるトラムも特別にあるし。今は経済力が往時より弱くなっているけれど、ジャパンマネーが吹き荒れたバブルのころは日本企業のイケイケドンドンぶりってすごかったんだろうなと、こんなところから妙に実感したのでした。

◎　ニュートンサーカスにあるホーカーにて
真夜中にもかかわらず、ひとひとひと！

◎かき氷。マンゴー味たっぷり。