恐竜博２０１１

2011/09/08 - 2011/09/08

友人が。。平日休めないか？ちょっと恐竜博行かないか？
その囁きで始まった恐竜博。

よし！って事で有給をとり（笑）
行って来ました平日の国立科学博物館。

事前に何も情報を得て居なかったのですが、夏休み期間は入場規制が出るほどの人気だったそうで。
サイトを観ると４０万人以上が訪れたらしいです。

１０月２日まで開催されております。
今回は恐竜の研究にとって大きな意味のある開催だそうで。

以前映画に登場したティラノサウスルの前足が、今までは使われて居なかった説があったそうですが
近年の研究によって立ち上がる際に前足を利用していた事が分かったそうです。
それに例の映画では肌が剥き出しとなっていましたが、実は背中の部分に毛があったのではないか？
そう考えられるようになったそうで、そのイメージ映像が流れていましたが。。
実は毛が生えている状態のティラノサウルスはちょこっと可愛くなってしまって、イメージの中の凶暴さが失せておりました（笑）

エリア 上野・御徒町(東京)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩

今回の恐竜博、流石！と思えたのは公式ガイドアプリが配信されていました。
スマホが無ければ観れないのですが、しかも２５０円掛かってしまいますが、冊子で配布するよりもこう言う形でのガイドの方が今の時代は良いのかもしれません。

会場は時代に沿って配置されております。

まずは三畳紀
なんて簡単に書いてしまいましたが、２億５１００万年前！？
両手の指でも数えきれん！（笑）
紀元から現在はまだ２０１１年しか経って居ないのか！
なんて訳の分からない解釈をしてしまう。

エオラプトル
（あかつきの狩人）
ちっちゃな化石。
家で飼えそうな位に小さな恐竜。

続いてジュラ紀です。

円蔵、恐竜にも知識がありませんが、友人はカナリの恐竜好き。
それなので僕は知っている恐竜が出て来るまではじっと我慢。

こちらはアマラサウルス

しっぽの骨
同じくオマラサウルス。

アーケオプテリクスって鳥です。

こちらも小型♪オウムくらいだったか。

これは知ってる！ステゴサウルスだ〜

って思ったけど、実は違うんです。
ヘスペロサウルスって恐竜。
この首にある板状の骨が、ステゴサウルスと違うらしいのです。
研究されている方は流石だ！
尚、この板状の骨プレートは温度調整や仲間を識別する為に使われたそうです。

円蔵だったら・・ステゴで良いんじゃない？って事になりそう（笑）

こちらは複製では無く、本物のステゴサウルスのプレート。

ＣＴスキャンで観ると、表面や内部に太い血管が多数張り巡らされているらしい。
それで体温調整していたのではないかって事になってるみたい。

しかも、このプレートは大きなものなら１メートルに達するモノもあるのだとか。
異性へのアピールにも使われたのではないかって言われています。

ジュラ紀から白亜紀へってゾーンに侵入。

こちらは発掘されたそのままの姿。（本物）
発掘作業って大変だよな。
って、そういう感想（笑）

こんな形で発掘されるのだなぁ。

化石の配置が良い♪

会話をしてるかの様な感じ

ラプトレックスって奴を復元。

研究によりこの様に「色」が分かってきたそうです。
それに、なんといっても恐竜に毛が生えているのが分かりますが。
これが今年の恐竜博の目玉の一つらしいです。

白亜紀も末期。。今から約７０６０万年前〜約６５５０万年前
気が遠くなる様な昔の話。


やはり隕石が地球に衝突したことによる大気の変化が恐竜を絶滅させたのは確からしいです。

イジリウムと言う隕石に多く含まれ地球の表層にはほとんど存在しない元素

メキシコのユカタン半島に近い場所ほどこのイジリウムの含有量が高いので隕石が衝突したのはそこではないかと言われているそうです。
実際に「チュチュルブ・クレーター」と言うのがあるらしく。
そのクレーターを作った隕石が恐竜の大量絶滅の原因であったらしいです。

そそ、これは角竜トリケラトプスの頭骨（実物）

ディズニーシーにもこの頭骨があるのはご存じ！？

しかし、すっごい迫力！

こちらはトリケラトプスの実物。

この骨格も最近の研究結果が反映されており。
悲しいかな、あまり見えませんが前足の向きがそうなんです。
従来は前足を地面に着くときに甲が前を向くと言われていたそうですが、２００９年の発表で手の甲は外を向いていたのではないか？
って事になり・・
この全身骨格はそれを反映した造りとなっております。

やっと知ってる奴が出て来た！！！

ＴＲＥＸ　ティラノサウルスです。

数年前に上映された恐竜映画の主人公♪

と写真をみていたら、トリケラトプルの前から撮った写真が見つかった（笑）

前足の甲が外側を向いているのがわかりました。

ティラノサウルスの顔・・

歯が・・・怖い

そして、こちらも近年の研究で。

この小さな前足ですが、最近まで使われて居なかった説があったそうで。
しかし、シミュレーションをした結果、立ち上がる時に仕様されていたのでは？って事になったらしい！

そしてそこから浮かび上がった、「起き上がろうとしているティラノサウルス」の姿です。

よいしょ〜って感じ！？

ＴＲＥＸとトリケラトプスの共演♪

ティラノサウルスの尻尾も、かなり昔の絵を観ると地面に擦りながら歩いている絵が描かれていました。
しかし、やはりバランスをとる事に使われていた様で、復元骨格を観ると地面から離れた状態で展示されております。

恐竜の糞の化石。

ここからも分かる事が多く、すでにこの時代からコムギ、タケ、イネ、トウモロコシ、サトウキビが地球上にあった事が分かっているみたい。。
凄い事だ！
現在主食にしているイネって太古の食べ物だったって事？

卵からかえったばかりの子供をみる親の目線。

この復元は現代の人が作っていますが、今から６５５０万年前から子供を育てるＤＮＡは変わっては居ないのだろう。

しかし。。もう少しちゃんと観て来れば良かったけど、隕石の衝突によって恐竜が絶滅したが、その時に恐竜以外の生物は生き残っていたのだろうか？
次の生物が誕生するまで地球上に生物が居ない時期が何万年かあったのだろうか？

恐竜博、恐竜に詳しくなくともカナリ楽しめる！！！！
会場の規模は大きくは無いが、そこに詰められているものは大きかったな。

恐竜博チケットで常設の博物館も見学出来ますが、こちらは何度か訪れているので、ここで終了！

博物館前にあるＤ５１を観て上野の街に消えていったのさ・・・