2011/08/23 - 2011/08/31
116位(同エリア132件中)
関浩成さん
ミンダナオ島中央から西部の村々に行ってきました。
ミンダナオ中部から西部は、独立闘争を行うゲリラが複数存在し、
現在でも政府軍と散発的な紛争を行っています。
しかし、そんななかでも子どもたちは元気に生きています。
今回やってきたことは、村の子どもたちへの本の読み聞かせや
物資支給活動への参加、そして保育園の開所式参加などなどです。
この地に行くたびに様々なことを考えさせられます。
私たちはどうして目的も理由もなく発展しなければならないのか。
文化の多様性はどうして重要なのか。
太平洋戦争で見捨てられた、ダバオ残留日本人はどうなったのか。
そして・・・
本当は忘れてはいけなかった、脆弱だけど大切なものを思い出します。
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その1 バランガイのマノボ族の村(アポカポク)周辺。
http://4travel.jp/traveler/sakiyama/album/10597445/
その2マギンダナオ州(イスラム文化圏)のタリタイ周辺。
その3 マキララのバゴボ族のアポイアポイ周辺。
http://4travel.jp/traveler/sakiyama/album/10597564
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この内容は社会教育NPO、STUDYUNIONの事業である
ミンダナオプロジェクトの報告を兼ねています。
http://www.studyunion.or.jp/
なお、拠点はキダパワン市にあるMCLというNGO団体です。
次回は3月を予定しています。興味ある方はご一報を。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩 バイク 飛行機
- 航空会社
- ANA フィリピン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
(その1ではマノボ族の村での報告でした。これはその続きです)
8月27日(土)は、キダパワンから西へ行き、ピキット市から南西へ向かったところの、タリタイ(talitay)に建てた保育所(Day care center)の開所式に行くことです。
この保育園は、長崎出島ロータリークラブ有志の寄付によって建てられました。どうもありがとうございました。 -
朝の風景。今日は晴れそう。
MCLの子供たちの生活を。
5:00 起床、シャワーなど
7:15 朝食
8:00 学校
11:30 帰宅、昼食(通常、家で食べるそうです)
13:10 再登校
18:00 帰宅
19:15 夕食
そして学校がお休みの土曜日の朝は、一斉清掃のようです。 -
これは何をしているかといいますと・・・
-
右足に何かを踏んで前後に動かしています。
-
椰子の実を半分に切ったもので床磨きをしていたのです。
お疲れ様です! -
マギンダナオ州、タリタイは大きな村でした。
ミンダナオ西部はイスラム教が多く、このタリタイもムスリムが多かったです。
そしてこの日は、まだラマダンの期間なので、みなさんお腹もすいていたでしょう。
それでもこの勢い。子どもたちはMCLの学生達の一挙一動に注目し、そしてストレートに反応します。 -
MCLの学生達は、多様な言語を駆使し、今日はマギンダナオ語を話せる人が司会役になります。
MCLの学生達、と書いていますが、大学生ではないです。
高校生と小学生高学年です。ちなみに高校生というのは、日本でいうところの中学生です。 -
写真の男の子は12歳。みんなで歌を歌ったりダンスをする時、ギターを弾く役です。
ギターは、見よう見真似の独学。ここでは、みんなそうです。
彼は多少の英語とタガログ語を話しますが、ビサヤ語がメインです。
したがって、ムスリムの人たちのマギンダナオ語は、全く分からないはずです。
それでも、うまく対応していきます。 -
「大きなカブ」(ダッコキャッサバ)の劇をやっています。
すばらしいのは、この10代前半の子たちが、100人を超える人数の同世代の前で「やれる」ことです。 -
イチオシ
感情は本来的に移るもの。
-
本当にシンプルな素人芸なのに
-
僕も笑ってしまいます。
-
イチオシ
こちらが笑えば、向こうも笑います。
こちらが泣けば、向こうも泣きます。
こちらが怒れば、向こうも怒ります。
鏡でしょうか?
いいえ。
それは誰でも。
(金子みすず風) -
3年前に安請けあいをしてしまった三件の保育園の建設。
今回二件目を建てることができました。
今回の建設資金30万円並びにMCLへの現金寄付は
僕が所属する長崎出島ロータリークラブの有志が
多数で供出して実現したものです。 -
思えば支援を呼びかけたのは3月11日。
あの状況で自粛なさらず、よくぞ支援していただきました。
有志企画を立案・調整していただいた野口先生、
そして山田会長、押淵先生をはじめ、
本当にありがとうございました。 -
本当は、6月末にピキット市の東、カルボガンに建設予定でしたが、
http://www.justmystage.com/home/studyunion/mindanaomap.gif
政治情勢が思わしくなく、また、洪水により建設予定地の条件が
良くないため、急遽変更。
マギンダナオの、このタリタイに建設しました。
関係者の皆様方、なにとぞご了承ください。 -
英語でのあいさつは苦手で、緊張しました。
前回かなり失敗したので、今回は予め手帳に書いて
それをカンペにして使いました。
次回は、ぜひ現地語でのあいさつに挑戦したいです。 -
現地タリタイの皆様へ。
ラマダンの真っ最中に労働を強いて申し訳なかったです。 -
開所式が終了したと同時に強烈なスコール!
みなさん、若干の悲鳴を上げながら集会所のほうへドンドン走っていきます。
僕が逃げ遅れた人のようになって、早歩きで集会所に向かってると、MCLの学生の女の子の一人が、腕を取ってエスコートしてくれました。
本当に、やさしい!(泣) -
村長さんとのツーショット。
ちなみに村には村民税なんかないそうです。 -
MCLに帰ると、停電。
よくあることのようで、みなさん普通に油を瓶に入れてきて
何かの芯をそれにさして、過ごしていました。
いつものように歌を歌って、きゃっきゃとやっていました。
日本のポップスを教えてみました。三回目にして一緒に歌い始めることができる子もいました。
Kiroroの<未来へ>。もちろん、日本語で歌うのです。
この言語感覚と音感、スゴ過ぎでしょ! -
暗がりの中で
「明日のためにジュースを作るの」
といってジュースを作っていました。
袋入りマンゴージュース。
もちろん100%果汁。
「明日から2日ほど実家に帰るので・・・」といって、
早くも、泣きながら別れを惜しんでくれる生徒もいました。
夜、一人で星を見ました。満天の星空。
全ての星座が見えるのではないかと思うくらい。
= 第二部終了 =
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