2010/09/02 - 2010/09/02
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SUR SHANGHAIさん
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リトアニアの首都ヴィリニュスからラトヴィアの首都リガに向かう日。
その道筋で立ち寄り可能な候補地は二つ。
ラトヴィアにちょっと入った所のバウスカでルンダーレ宮殿を見ようか、それともリトアニアの街シャウレイ郊外にある≪十字架の丘≫を見ようか。
もちろんどちらも見学できればそれに越したことはないけれど、日程が詰まっているからどちらか一つしか行けない…。
旅の行き先を決める時って、よくこういう事があるのよねえ。
う〜ん…。(−−〆)
あれこれ思い悩んだ末に、SUR SHANGHAIとその旦那が行ってみる事にしたのは、シャウレイの≪十字架の丘≫。
大きい十字架だけでも5万本以上、ロザリオに付いた小さい十字架の数まで入れると、無数とも言える数の十字架で丘全体が覆われているというミステリアスな響きが決め手。
しかも、その数は今も増え続けているんだそう。
ここも百聞は一見に如かず、と車で訪れてみます。
表紙の画像は、シャウレイの≪十字架の丘≫を埋める十字架群。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
リトアニアの首都ヴィリニュスから、途中のパネヴェジースという街経由で一路シャウレイへ。
ヴィリニュス⇔パネヴェジース間のA2号線(E272号線)は高速道路。
パネヴェジース⇔シャウレイの間のA9号線(E272号線)は、2010年9月上旬には道路拡張工事がされている箇所もありました。
ヴィリニュスを出て、シャウレイの街の入口までの所要時間は約2時間。
道路工事が済めば、所要時間は短縮できるんだと思います。
下段の2枚の画像が、シャウレイの街の中心へと続く道沿いの様子。
思っていたよりずっと現代的な大きい街でびっくり。
ミステリアスな≪十字架の丘≫がある地方都市とは思えない。 -
思っていたよりずっとモダンな街並みだと思ったシャウレイにも、ソ連時代の名残のような建物が混じっていてドキッ。
現在ではバルト三国の一国になっているリトアニアは、その歴史が複雑。
下記のウィキペディアのページで見てみるといいですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%A2 -
シャウレイの街から≪十字架の丘≫へは、KRYZIU KALNASの標識を辿って行くと10kmちょっとの距離。
バスやヒッチハイクで向かう人も見られました。
のどかな牧草地や林が広がる田舎の風景の向こうに、針山のように十字架が密集している≪十字架の丘≫が見えてきます。
丘という名が付いていますが、草原がちょっと盛り上がった程度で、高度は数m。
もっと大きい丘らしい丘を想像してきたSUR SHANGHAIとその旦那はちょっと拍子抜け。
下段の画像に見えている観光インフォの標識に従って行くと…、 -
…≪十字架の丘≫の観光インフォ前には大きい有料駐車場あり。
2010年9月上旬の駐車料金は、普通車だと3リタス。
≪十字架の丘≫の見学自体は無料でした。
そもそも≪十字架の丘≫というのは、1800年代にロシアに対して蜂起し、処刑されたり流刑になった人々の慰霊と記念のための場所。
参拝に訪れる人たちは、それぞれに用意してきた十字架やロザリオなどを捧げていきます。
SUR SHANGHAIたちのようにヒョイと訪れても大丈夫。十字架などが買えるお店も駐車場脇にありました。
下段の画像がそのお店。
ここで売られている十字架は、掌に乗るくらいのものから人の背丈以上の大きさまでさまざま。
木製の数十cmほどの素朴な十字架なら、5リタス程度のお値段。
貸してくれるマジックで十字架のプレートに自分の好きな言葉を書き込んだら、後は自分で≪十字架の丘≫の好きな場所に立てられます。
机の上などに飾れるタイプの十字架も、素材やサイズが多種多様。
シャウレイを訪れた記念に購入するのもいいと思います。 -
SUR SHANGHAIとその旦那も十字架を一本お買い上げ。
≪十字架の丘≫に捧げて来ようと思います。
え〜と、≪十字架の丘≫への通路は?
…と、周りを見ると、観光インフォとお店の間にその入口が。
あとは、整備された歩道を道なりに数百m。
≪十字架の丘≫が目前に迫って来ます。
こんもりと盛り上がった丘ばかりではなく、その裾野にも十字架が文字通り林立しているのはちょっと異様な光景。
画像左手に見えているのは、東屋風に仕立てられた建物。
ここで一休みしていく人の姿もありました。
そうそう、≪十字架の丘≫のすぐ周辺には売店もトイレも無いので、それらのご用は観光インフォで済ませていきましょう。 -
≪十字架の丘≫の麓に立って、てっぺん方向を見てみる。
丘という名前でも、実際の高さは数mの地面の盛り上がり。
それでも、地面が見えないくらいに十字架で覆い尽くされたその場所には不思議なエネルギーが感じられる。
どうしてこんな丘ができたのかをもう少し詳しく言うと…、 -
…≪十字架の丘≫のそもそもの始まりの原因になったのは、1795年の第3次ポーランド分割。
ロシアの支配下に置かれたリトアニアは、1831年、1863年とロシアに対抗する蜂起を起こしたものの失敗。
その蜂起で処刑されたり流刑になった人々の慰霊と記念のため、ここに十字架が立てられ始めたのだそうです。
遺体が埋葬されている墓地ではありません。
その後、1944年から1990年にかけてのソ連時代には…、 -
…この≪十字架の丘≫への参拝を阻止しようとしたソ連によって、3度もブルドーザーが入れられたにも拘らず、非暴力で抵抗を表わす人々によって十字架の数は増え続け、今に至るのだそう。
この画像では、ついさっき立てられたように新しい十字架が並んでいますが…、 -
…中にはいつ頃立てられた物なのか、古いキリスト像や十字架も空を仰いで立っていました。
≪十字架の丘≫自体よりも背の高そうな像や十字架。
いつの頃、誰がどこから運んでここまでやって来たんだろう…。 -
≪十字架の丘≫の周辺には小道が付けられていて、ぐるりと一周したり、丘のてっぺんにも行けますよ。
SUR SHANGHAIとその旦那は、その十字架群を眺めながらちょっと歩いてみようと思います。 -
リトアニアからラトヴィアのカトリック地域にかけての一帯は、十字架製作とその象徴で世界遺産の無形遺産に登録されているだけあって、≪十字架の丘≫にもひと味違うデザインの十字架が多かった。
もうすっかり錆付いた鉄製十字架が、背景の緑に映える。
これらはいつ頃のもの? -
一瞬、雲が途切れて空が薄青くなった。
≪十字架の丘≫を吹く風が、今にも朽ちそうになった十字架の間も通って行く。 -
周辺はのどかな草地になっている≪十字架の丘≫。
そばには小川も流れています。
リトアニアの人々の非暴力の抵抗によって十字架が増え続けていたソ連時代には、この小川の本流を堰き止めてダムを造り、この丘全体を水没させてしまおうという計画もあったらしい。
民衆の不屈の結束に、ソ連は恐怖を感じていたんだなあと思う。
そんな時代も過ぎ去り、今のところ誰の管轄にも属していない≪十字架の丘≫は、訪れる人々が捧げていく十字架でさらに膨張しているんだそう。
この画像でも、小川のそばまでその敷地が延長されているように見えます。 -
イチオシ
吹きさらしの丘に立てられた木製の十字架は、風化が進んで根元から横倒しになったものもあった。
その上にも折り重なるように取り付けられた小さい十字架。
それらの人々の念の重さも重なって、この十字架は倒れたのかも? -
イチオシ
マリア像もあちこちにあった≪十字架の丘≫。
このマリア像にはロザリオが次々にかけられて、遠目には分厚いショールをまとっているようにも見える。
日本の遠野で見たオシラ様の像をも連想させるその立ち姿。 -
岩が露出して十字架が立てられない場所には、コインや小さい十字架がそのまま置かれていた。
期せずして出来上がったアート作品のよう、
…と言ったら不謹慎ですね。(^^ゞ -
≪十字架の丘≫に取り付けられている小道と階段。
二人の参拝者が上って行く先のマリア像があるあたりがてっぺん。 -
このマリア像は、いつからこの≪十字架の丘≫の上に立っているんだろう。
-
同じ≪十字架の丘≫でも、上の方だと十字架を立てるスペースがもう無いので、既存の十字架の上にどんどん積み重ねられていくばかり。
その様子は、チベット文化圏で見られるタルチョを次々に巻き付けたオボーにも似ているなあと思う。
この≪十字架の丘≫の一角は、すさまじいばかりの十字架の数!
リトアニアの人口は、2009年調べでは約334万人。
ひょっとして、この≪十字架の丘≫にある十字架の総数は現在の人口より多いかも? -
イチオシ
もう木の色も褪せて、今日の空と同じ灰色になった十字架も多い≪十字架の丘≫。
この位の曇った天気の方が、重い歴史のあるこの場所を訪れるのにはふさわしい気もする。
今も、この丘の起源となった1800年代の蜂起の後の十字架は残っているんだろうか、とふと思う。 -
≪十字架の丘≫の中腹から、駐車場や観光インフォがある方向を見る。
歩道の奥に小さく見えているのは、参拝にやって来た人々。
このほかにも、手に手に十字架やロザリオを携えてやって来ては、丘の手前で賛美歌を捧げるグループをいくつか見かけました。 -
十字架が盛り上がるほど置かれた一角もある≪十字架の丘≫。
日本で言うと、絵馬がびっしり下げられた神社の境内の片隅のよう。
SUR SHANGHAIとその旦那も、名前を書いた十字架を一つ隙間に立ててきた。
いつかまたここを訪れることがあったら、見つけられるかな。 -
≪十字架の丘≫には、大量の十字架に囲まれたベンチもあった。
祈りの場所になっているんだろうか…。 -
≪十字架の丘≫を通っている小道。
目下、どこの管轄下にもなっていないこのあたりは、誰でも好きな場所に十字架を立てても構わないことになっています。
中には第二次世界大戦中のユダヤ人虐殺を詫びる文句が書かれた記念碑もあったけど、この丘に置くのは何だか場違いのような気が…。 -
SUR SHANGHAIたちと入れ違いに≪十字架の丘≫へ上って行く人がいた。
この画像で、十字架の高さ・大きさがよく分かると思います。 -
≪十字架の丘≫の麓を巡る小道。
さっきから一雨来そうな空模様。
急にざわざわと風が出てきて、行く手の木の枝が大きく揺れ始めた。
そろそろ引き返して車に戻ろうか。 -
駐車場への戻り道では、一つ一つの十字架や、十字架を飾る彫刻に注目してみたSUR SHANGHAI。
キリストの磔刑をモチーフにした十字架では、キリストの頭上に≪INRI≫という文字がよく書かれていますが、これはラテン語の略字。
≪IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM≫ = ≪ユダヤ人の王、ナザレのイエス≫を意味しているんだそうです。 -
あれ? こんな所に子供の顔を彫った墓石のような石碑が。
まさか、ここに遺体を埋葬したわけじゃないですよね…。
さっき見たユダヤ人虐殺を詫びる文句の記念碑と言い、子どもの顔を彫ったこの石碑と言い、≪十字架の丘≫に残していくものとしては違和感を覚えるんですが…。
≪十字架の丘≫は、そのうちにどこかの管轄下に置いて、持ち込み品に規制をかける必要が出て来るかも。 -
イチオシ
≪十字架の丘≫には、木彫りのキリストやマリアの彫像付き十字架も多数。
その中のいくつかをまとめてご紹介。
同じキリストの磔刑図と言っても、その表現方法はさまざま。
風化が進んでささくれ立った木肌が、ここに立てられてからの年月を示しているような…。
左下のマリアの像は、ちょっとアメリカン・インディアン風に見えると言ったら罰当たり? -
ピエタになった木彫もあった≪十字架の丘≫。
ピエタはイタリア語で哀れみ、慈悲を表わす言葉。
聖母子像の中では、十字架から降ろされたキリストを抱くマリアの彫像や絵を指しています。
芸術的な面ではミケランジェロなどの巨匠には及びませんが、土の香りがして来そうな素朴な雰囲気があると思います。 -
≪十字架の丘≫本体を離れた所にも延々と連なる十字架の群れ。
また参拝グループがやって来て、丘の前で賛美歌を歌い始めたのが聞こえてきた。 -
≪十字架の丘≫を振り向きつつ、駐車場へ戻る道筋。
短い訪問時間でも、ずいぶん印象が深い場所だった。 -
ラトヴィアの首都リガに向かう前に、シャウレイの街に戻ってコーヒー休憩することに決定。
≪十字架の丘≫からシャウレイの街までは10kmちょっと。
その道筋で、ついにザーーッと降り始めた雨。
わ! もう少し長く≪十字架の丘≫にいたら、びしょ濡れになるところだったね。 -
シャウレイの街の中心部で見つけたプリエ・テアトゥロというカフェで休憩。
コーヒーやケーキはまずまず。
でも、ティルジェス通りに面したこんな席が雰囲気よし。
番地までは覚えていませんが、ティルジェス通りとヴィリニアウス通りの角そば。
周辺には観光インフォやドラマ劇場、それに中華料理やお寿司のお店もあって、ちょいとおしゃれな街並みでした。
≪十字架の丘≫の見学が済んだら、シャウレイの街で休憩していくといいですよ。
もちろんホテルもあるので、宿泊も可能。観光インフォで紹介してもらっては? -
さ、そろそろ出発しないと、今日の目的地のラトヴィアの首都リガに着くのが遅くなってしまう。
雨のシャウレイの街を後にして、リガへの道A12号線(E77号線)を探してみます。
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