南米旅行　境界線を越えてあっち側へ

2011/08/13 - 2011/08/14

イグアスの滝はブラジル側よりアルゼンチン側の方がいいようなことを聞くことが多いですが、ブラジル側はアルゼンチン側とは違い高いところからすり鉢状の滝を見ることができるのが良かったです。アルゼンチン側とブラジル側を両方見た結果、ブラジル側の方が短時間で要領よく見られることが分かりましたが、私としての結論はどちらも素晴らしいので時間をつくって両方行くことをお勧めします。
日曜日のためかフォスドイグアスの街ではマーケットが開催されており屋台や雑貨屋が並んでいて楽しかったです。

ビザ申請が面倒なため、わりと出発近くまで行こうか迷っていたブラジルですがアルゼンチンのイグアスの滝からすぐ近くなのでやっぱ行ってみたいと思い日本であらかじめビザを用意して入国しました。
アルゼンチン（プエルトイグアス）からブラジル（フォスドイグアス）までバスで移動しました。アルゼンチン側の出国審査の時はバスは待っていてくれるのですがブラジル入国の時は待っていてくれませんので次のバスを待たなければなりません。境界線が目の前にあるとなぜだか越えたくなってしまうものです。。。事前準備や国境越えで少々面倒なこともありましたが越えてみてよかったと思います。

エリア イグアスの滝周辺(ブラジル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ブラジルの入国手続きを終えた後、何も無いところで次のバスを待ちました。暗くなる前にフォスドイグアスに予約してあるホテルに入りたかったのですが間に合わなさそうです。

賑やかと言われているブラジル通りですが店はたくさん有るもものの土曜のせいか19時前でほぼ全部閉店していました。
道の所々に何の用も無さそうな人がぼけ〜っと立っていたりしてちょっと不安な感じです。

迷うことなく無事ホテルに到達しました。
普通に綺麗じゃないですが安いので仕方ないですね。

夕食を食べたいので空いているお店を探そうと
ブラジル通りをひたすら南下すると店が開いていて人通りもある賑やかな通りに出ました。
ナイトマーケットみたいな感じですが売られているものは本だけでした。

バーが数店有ったので適当に入ってみました。
英語は通じないかと思ったのですが普通に通じて助かりました。
ブラジルのビールを飲みたいのですが〜と言うと
ＢＲＡＨＭＡがあるぜ〜というので注文しました。
私は味見だけ出来ればＯＫなのでグラスですが一人でシリンダーを頼んでいる人も居ました。生ビールということもあって美味しかったです。
ステーキとバターライスと蒸かし芋とパン粉みたいなやつのプレートと別皿で豆料理（奥の皿）のセットを食べました。
ナイフで切れないくらい硬い肉で切ったり噛んだりするだけで体力を消耗してしまい残念ながら完食はできず。。。

翌朝

朝食ですが甘〜いケーキのようなものばかりであまり進まず。。。
宿の方に何処に行くのか聞かれたのでイグアスの滝と答えたら、アルゼンチン側への行き方を教えようとしたのでブラジル側ということを伝え、ブラジル側の行き方を教えてもらいました。
バスターミナルでバスに乗るときもアルゼンチン側に行くのかと言われました。ブラジル側は人気が無いのでしょうか。。。

朝のブラジル通りです。
静かです。
奥にブラジルの国旗が見えますね。

ブラジルの信号機です。
この青信号が上から下に下がって行きカウントダウンも兼用しています。

ブラジル通りの隣の通りにテントが出ていました。
楽しそうなので行ってみます。

マヨネーズでしょうか。
いろんな色がありインパクト大でした。
まだどこもお店の準備ができていないようなので時間があったら後で立ち寄ってみることにしてイグアスの滝に向いました。

バスターミナルから空港行きのバスに乗り空港を経由してイグアスの滝に行きました。
園内のチケット売り場は行列で20分くらい待った後、2階建てバスで移動して滝に向いました。
左手にピンク色のホテルが見えるところで降りるとちょうどいいです。

霧がすごくてよく見えないし激しく雨が降ってきました。

昨日は晴れ間で滝を見られただけでも運がいいのかなと思いながら足早に先に進んでいきました。

やがて雲が晴れてきて虹が見えるようになりました。

周囲が滝に囲われた中心部に橋がありました。
滝の水しぶきがすごくて一瞬で濡れてしまいます。
雨で少し濡れていたせいか、せっかくなので行ってみようと思いました。ガンジス川でも全身浴した私です！イグアスの滝も浴びておきたい！濡れて数時間だけ後悔するのか、濡れずに生涯後悔するのか。。。
迷わず数時間の後悔を選びいざ突撃〜

完全被爆しきる前にと思い
ダッシュして写真を撮って戻ろうとしたのですが、水しぶきが気持ちよくて滝の方向を向いてしばらくの間バンザ〜イしてしまいました。そのおかげで戻ったときには全身ずぶ濡れ。。。もちろん所持品も全損しました。でもいいんです。気持ちよかったから。

写真は水しぶきの中、滝とは反対側を向いて撮った一枚です。

見学コースのゴールのところには展望台があり、滝の落ちるところをこのように目の前で見ることができます。

それにしてもすごい水量です。

エレベーターで上に昇ると滝の全景を見渡せます。
下に見える橋が滝しぶきを浴びられる場所です。

すごい迫力でしばらくの間、何も考えず、ずっと滝を眺めていました。ここでも綺麗な虹を見ることができました。

展望台を出ると近くに売店とレストランがあり、アルゼンチン側の滝を見学している観光客を見ることができます。
こうやって見ると両国の見所はすぐそこなのに国境が別の場所にあるのでとても遠いです。

２時間くらいで見切ってしまいました。
戻る時、チケット売り場は大行列で大変なことになっていたので朝早く出発しておいて正解でした。
バスに乗って街の中心に戻ります。

バスを途中下車してマーケットに立ち寄ると店の数も倍くらいになって多くの人で賑わっていました。
何だか分からないけれどこの食べ物が気になったので買ってみました。白い粉のような物を焼くと、くっ付いて生地になります。その上に好みの具財を載せるのですが様々な種類がありました。
私は見たことなく味の検討も付かなかったため、あえて茶色っぽい粉のやつを頼んでみました。

生地はモチモチしており具は乾燥させたホタテの貝柱のような感じでチーズがなめらかでとても美味しい物でした。

これを食べながらベンチでバスを待っているとき老夫婦にポルトガル語で道を聞かれてしまいました。分からないので英語で謝るとな「ツーリストね！」と返事が来て夫婦は日本語で何やら話し合い他の人に尋ねなおしていました。ブラジル在住なのか旅行者なのか分かりませんが不思議な夫婦でした。

ちょうどお昼です。
いい感じのペースで旅は順調に進んでいます。

今日は一つ大きな目標があります。
これからパラグアイに行くのです。
バスターミナルでパラグアイ方面に行くバスをいろいろな人に聞いてみたのですがはっきりした答えが分かりません。時々、ボロボロのバスが走っていてパラグアイ行きっぽかったのですが、待つのが面倒だし、地図を見たところ大した距離では無さそうだったので歩いて国境越えしてみることにしました。
バスターミナルの近くに見つけた大きなスーパーです。ぶら下げて陳列されているバナナが印象的でした。

ひたすら道を歩きました。
途中、大きなモスクがありました。

不気味で大きな廃墟も

ピンクの花が咲く綺麗な木
日本で言えば桜のようなものでしょうか・・・

あまりにも遠いので道を間違えたかと思い、人に確認しながら進みました。

川沿いに行くとブラジルとパラグアイを結ぶ友情の橋が見えました。
まだまだ遠いですがとりあえず安心です。

ついに国境に到着です。バスターミナルから１時間くらいかかりました。
日曜日のせいかたくさんあるお店は全て閉店しており全く活気がありません。
奥に見える青い建物がイミグレーションです。
接近戦で撮影してカメラを没収されたらアウトなのでこれくらい離れていればセーフ圏と思われる遠くから一枚。

何の問題も無くスタンプを押してもらいブラジルを出国しました。
静かな川の上にかかる橋を歩いていきます。

パラグアイのシウダーデルエステが近づいてきました。

パラグアイの旅行記は続きで〜

この旅行記へのコメント （2）

• Mauricioさん 2013/10/29 08:51:43

  白い粉の焼いたもの

  こぼちゃさん
  
  はじめまして＆おはようございます。
  
  この白い粉を焼いたものはタピオカですね。
  ここにチーズ、ミンチ肉、パウミット、鶏肉、サラミ、サラダ、、、
  色んな物を挟んで食べる訳ですが、フェイラ（青空市場）の定番商品で、
  １枚２ヘアイス（約９０円）、子供が買い食いしてますね。
  
  日本ではココナッツミルクが入ったドリンクに丸い粒状のゼリーみたいな
  ものばっかりで、ブラジルには無い食べ方です。
  余り歓迎しない食べ方なので日本でも白い粉を焼かないかと思っていますが
  売り単価が安いのでヤル人が居ないのかも知れませんね。
  
  カタラタスも水量の多い時に見られて宜しかったです。
  一番凄い時は滝全体が水没するんじゃないか？、というぐらいに、
  当然遊歩道は通行止め＆撤去されます。
  
  アルゼンチン側は入国時の不要な一言が頭に来るので行かなくなりました。
  ブラジル側から見てパラグアイに抜けて移動されるのが経済的に宜しい。
  国境にはアミーゴも暮らし便利この上ないですが。
  
  
  　　　Mauricio
  

  こぼちゃさん からの返信 2013/10/30 00:51:51

  RE: 白い粉の焼いたもの

  Mauricioさん
  
  はじめまして＆こんばんは
  
  白い粉を焼いた奴の正体がずっと気になっていました。
  衝撃的だった料理の一つとして未だに印象に残っています。
  タピオカだったのですね！全然わかりませんでした。
  教えてくれてありがとうございます。
  日本で出せば売れそうですね。
  
  こぼちゃ