熊本県滝めぐり（３）　滝メグラーが行く１２６　日本の滝百選・栴檀轟（せんだんとどろ）

2011/07/24 - 2011/07/24

週末にうまい具合に福岡出張が入りました。九州新幹線が全通したこともあり、熊本県南部の滝へも比較的短時間に行けるではありませんか。このチャンスを逃すGOTOCHANではありません。そこで八代を起点に、未訪問の百選滝である鹿目（かなめ）の滝と栴檀轟（せんだんとどろ）の滝を制覇することにしました。

栴檀轟は、日本三大急流の球磨川支流の笹越川に懸る大瀑布です。九州の秘境中の秘境、平家落人伝説の残る五家荘にあります。昔滝の近くに大きな栴檀の木があったところから名付けられたそうです。

栴檀轟で百選滝７５滝目制覇となりました。

栴檀轟滝見難易度：２
参考　滝見難易度０：道路から見える、１：片道徒歩５分以内、２：片道徒歩１５分以内、３：片道徒歩３０分以内、４：片道徒歩１時間以内、５：片道徒歩２時間以内、６：片道徒歩２時間以上もしくは２時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意　滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

エリア 八代(熊本)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

梅の木轟から国道４４５号を引き返し、県道５２号に入り栴檀轟を目指します。途中に栴檀轟の遠望ポイントに展望台がありました。

栴檀轟。県道５２号の展望台から。

ズームアップ。水量は多目のような気がします。

展望台近くに吊橋を発見。せんだん轟吊橋というのだそうです。栴檀轟を中心としたこの一帯は、「せんだん轟森林公園」として整備されています。この吊橋を渡ってからも遊歩道が栴檀轟、駐車場へと続いています。この先の駐車場からの方が歩く距離が圧倒的に短いので、もちろんそちらへ移動します。

五木村から五家荘にかけては合歓木が有名だそうです。ちょうど花の咲いている時期でした。

駐車場に到着。やけに大きな駐車場ですがガラガラ…

土産物屋の脇に栴檀轟への遊歩道の入口がありました。

数分も歩くと滝の上部が見えるようになりました。

さらに進むと徐々にその全貌が見えるようになります。

それにしても今回の滝めぐりは行きは下り、帰りは登りの滝ばかりです。

栴檀轟の滝下に着きました。落差80mの見事な滝です。予想以上に水量が多く、飛沫で大変なことになっています。

滝の上部。

恐る恐る滝に近づきます。暑いので飛沫は実は気持ちいいのです。でも撮影には難儀します。

正面突破は厳しいので、滝に向かって左側から攻めてみます。滝の落下の激しさが伝わります。

滝口より激しく噴き出す水。手前の出っ張った岩のおかげで飛沫をまともに受けることのない場所まで近づきました。

滝壺。

いったん滝から離れて下流へ。小さな橋がありました。この橋を渡り遊歩道を歩いていくと県道の展望台へと行くことができます。

その橋の上からだと飛沫の攻撃はほとんど受けませんが、木々が少し邪魔になります。

駐車場へは登りです。途中何度か栴檀轟の姿の見えるポイントがあり、名残を惜しみながら駐車場へ戻りました。

新八代からさくら号で帰路につきました。姫路までは新幹線でつながったのですが、一番早く帰るには博多と岡山での2度の乗り換えを余儀なくされました。

とはいえ予定通りの行程をこなし、九州の百選滝は屋久島の大川の滝を除けば宮崎県の３滝のみとなりました。

おわり