北陸の旅2011①　輪島の夜は熱かった　

2011/08/25 - 2011/08/27

初めての土地を旅することが大好きで、今回は輪島朝市を目的に北陸へ2泊3日の旅行となりました。
ちょうど輪島大祭最終日と旅行が重なり、地元の方たちの熱気あふれる姿に自分の子供の頃を思い出し、
久しぶりに興奮したと同時に、今でも町全体が一体となっていて何だかとてもうらやましかったです。

エリア 石川

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

ANAの旅作ですべてネット予約して、小松空港からレンタカー
利用で輪島と金沢にそれぞれ一泊しました。
東京は曇りでしたが、北陸は大雨のニュースで心配でした。

小松空港はどんより雲っていましたが雨がふってなくて一安心。ざっと強く雨が降る天気らしい。

小松空港に着いたら突然松井秀喜選手の記念館があったような気がして、考えてみたが思い出せず、輪島へ向けてレンタカーを借りて出発。するとすぐに連れが電柱に松井秀喜ベースボールミュージアムの標識があちこちあるのを発見。わかりやすいです。
私の大好きな松井選手が見られると興奮して運転すること約10分。
大きな駐車場に囲まれた建物発見。

入場料300円わりと良心的。
高校時代のユニフォームやグローブ・バットから現在のものまで
すべて揃っていて夢中です。

じっくりと観覧し、写真も撮り放題なので1時間もいました。おまけに裏の生家からお母様が出てくるサプライズもあり大満足。
もう帰ってもいいかなって気分でした。

能登へ向う途中に千里浜なぎさドライブウエィという砂浜の海岸線を通行することに。雨が強くなり不安になりながらゆっくり走行。
車が海水で錆びるので自家用車は少ない気がします。
雨じゃつまらないな。

終点のドライブイン駐車場に砂の像が展示してありました。
とても良くできていて雨でもカッチカチで崩れません。
このドライブインのトイレはとてもきれいです。

だんだん天気が良くなり夏の天気に。写真は海岸線にあった世界一長いベンチ。座っている人は誰もいない。道路も車が少ない。信号も少ない。快適。

遅い昼ごはんに立ち寄ったそば禅の能登丼。
そばは腰が強くて太めです。かけそばのだしが旨い。

ホテルに直行したかったのですが、翌日観光する時間が
ないので、ホテルを通り過ぎて千枚田を見学。
コンビニがホテル周辺にはないので、千枚田に行くと帰り
道に寄れます。

今日の宿はホテルルートイン輪島です。
部屋は狭いですが1階に温泉があります。
海沿いの温泉特有の塩分が多い温泉です。

早速ホテルのそばを散策。無料の足湯があるので利用。
熱ぃ〜。

ホテルの前の道路と平行している朝市通りを散歩。
人が少ない。というかいない。
輪島塗の店が多いですが閑散としてます。
ところどころ露店が出てるけど、ここでお祭り
があるか微妙なので再度夜に来ることにしてホテルへ。

夜8時頃再度散策しましたが何も起こらないし人もいないので
ホテルまで戻ったら、対岸にこうこうと明かりが照っている
のでもしや祭りではないかと思い、明かりを頼りに夜道を
15分ほど歩くと、そこは別世界に迷い込んだようにたくさんの
人と太鼓やラッパの音で唖然！わくわくしてきた。

鯛のような魚の山車を中学生か高校生くらいの人たちが
進んだり戻ったりとても激しい祭りです。

魚の口の中に車やバイクなどにつけるホーンがありゴッドファーザー
のテーマが流れるとものすごい勢いでバックしてきます。

魚の前には大量旗を飾った山車がいます。
この躍動感が伝わるといいな。

熱気と盛り上がりが延々と続いています。
道路の両側には漁師さんのお宅が並んでいますが、
どのお宅も窓が全開で宴会している様子が丸見えです。
しかも道路側の部屋がどこも畳の部屋です。大きなちゃぶ台に
たくさんの料理とお酒が所狭しと並んでいます。
なんかとても懐かしいなぁ〜。

先ほど見えた明かりを頼りに先を進むと広場にでます。
最初に見えた明かりは漁船の集魚灯でした。

広場にやぐらが組んでありテレビカメラやカメラマンがいます。
多分これに火をつけるのだろうと想像できました。

だんだん祭りが近づいてきて祭りの火をやぐらに点火します。
ここからクライマックスです。

火がつくと仕掛けられた花火の音と炎でびっくり。

ものすごい勢いで燃え上がります。

燃え盛ったやぐらのまわりを祭りの人たちが走ります。

燃え尽きるとやぐらも倒れます。
静かな町でこんなに熱気あふれるお祭りを見ることができて、
とっても感動しました。