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1).煙台市へ<br />                 <br />            小気味好く  石畳打つ   驟雨かな     <br />  <br />  渤海と黄海に面する山東半島の中央に位置する「煙台市」の「煙台莱山空港」に、午後4時過ぎ到着した。空港からタクシーで、「煙台金海湾酒店」(Golden Gulf Hotel)に向かった。ホテルは、街の中心にあり、南側は、芝罘湾に面し、背後には、倭寇の襲撃に備えた狼煙台のあった「煙台山公園」があり、部屋からも、黄海を眺めることが出来た。<br />  夕方、繁華街の海鮮料理の店に入った。中国料理には「紹興酒」(老酒または黄酒と呼ばれ、発酵酒である)と思い込んでいる僕は、何処に行っても、「紹興酒」で押し通しているが、当地では、「白酒」(蒸留酒)が、人気のお酒のようであった。<br /><br />2). 乳山市へ <br /><br />    昨日、空港から乗ったタクシーの運転手に、今日の旅のコースの案内も、頼んでいたが、朝食を食べている時、既に迎えに来てくれていた。<br />  ホテルから黄海に沿った海岸線を南へ下ると、海水浴場に出たが、やがて大規模な住宅地に変わり、豪華な南欧風のリゾートマンションが立ち並び、その奥は、更なる開発が進んでいるようである。やがて左手海上に細長い島が見えてきた。「養馬島」であり、始皇帝が、軍馬を飼育させていたところである。橋を通り、「養馬島旅游度假区」に入ると、古い工場や、壊された施設が、雑然と広がる風景であった。<br />  対岸に戻り、省道S206号を南へ向かった。両側には、なだらかな丘陵地が広がり、トウモロコシや、落花生の畑が広がっていた。集落の近くには、りんご園があり、日本で品種改良されたりんごを、生産していた。車は、今日最初の目的地である「乳山」のある、「乳山市」に入った。<br /><br />「 円仁さんの行動記録 」(海口から乳山へ)<br />839年<br />4月10日 円仁主従4人は、海竜王廟近くから、帰国船第2船に乗り込む<br />4月11日 出帆。浅瀬で航行不能となる。<br />4月17日 登州・牟平県唐陽郷陶村の南辺に、辿り着く。<br />4月19日 邵村浦(海陽の東)に繋住す。<br />4月26日 西方に「乳山」を眺め、「乳山西浦(西山)」に停住す。<br /><br />  「乳山」は、山の背が、母親の豊かな乳房に似ていることから、そう呼ばれる様になったが、「乳山の体は、峻峰、高頴(とがる)にして頂上は鉾の如く、山根は嶺より下がって六方を指す」と、円仁さんは、「乳山」について極めて観察的に書いている。しかし、「海口」を出発後、風雨に曝され、雷雨に打たれ、波風に揉まれ、死線をさ迷う航海を続けた末、遥か向こうに陸が見え、その背後に聳える円やかな温かさを感じる「乳山」を見た時、円仁さんも、生ある喜びを、ひしひしと感じたのであろう。<br /><br />  車は、省道S207号に入り、海へ向かって南下した。道路脇に立てられた『大乳山海浜旅游度假区』の案内看板の、後方に「乳山」らしき山を見つけた。「幸福乳山 母愛聖地」、「清涼夏日 歓楽乳山」と言う標語の書かれた看板を見付け、入り江を見下ろす高台で、車から降りた。<br />  円仁さんは、舟でこの地に来ているので、海側から「乳山」を見ている。僕は、夏空を突き上げるかのような乳山の稜線を眺めながら、「おそるべき 君等の乳房 夏来る」と言う「西東三鬼」の俳句を、思い出していた(表題写真参照)。<br /><br />3). 石島赤山へ<br /><br />「円仁さんの行動記録」(乳山から赤山法華院)<br />5月03日 乳山の西南の海口より、帆を揚げて出発。乳山泊口に停宿す。<br />5月04日 望海村東浦桑島北辺に停泊す。この後、天候不順が続く。<br />6月07日 赤山西辺に至る。赤山東辺に泊す(文登県赤山村)。<br />6月08日 円仁等「赤山法華院」を訪う。その後「赤山院」に宿す。<br /><br />  乳山市からは、海岸線に沿って北西方にある「赤山」へ向かった。「白沙灘鎮」の銀灘海岸は、海水浴場であり、海辺一帯は、南欧風の華やかな高級リゾートマンション等が建ち並んでおり、今も、建築ラッシュが、続いている。海岸線を離れ、山間の省道に入ると、道路工事による渋滞に直面したが、昼近くに、「石島赤山」へ、辿り着いた。<br /><br />                                 波音に  ほたえる古寺の  サルスベリ<br /><br />  街の中で、清潔そうな店を探し、昼食をとった。実はこの町には、2005年8月、「泰山」に登った後に、立ち寄ったことがある。当時は、海辺の草臥れた漁村であったが、今では、港湾や街路等も整備され、小奇麗な街へと変貌していた。食後、山間にある「赤山法華院」へ向かった。境内では、真っ赤な百日紅(サルスベリ)が、季節の艶を競い合い、咲き誇っていた。<br /><br />                                     <br />4). 文登県(現在の文登市)へ<br /><br />839年<br />7月21日 遣唐大使以下帰国船9隻、赤山浦に泊す。<br />7月22日 帰国船9隻、昨夜母国日本に向け発す。<br />7月23日 「天台山巡礼」から、「五台山巡礼」への変更を、考える。<br />  <br />  「赤山法華院」は、「登州都督府文登県清寧郷赤山村」にあった。「文登県」および「登州」の役所から、円仁さんが、「赤山村」に在留した経過について尋問があり、「赤山法華院」の僧侶の協力を得て、回答している。<br />  840年春、円仁は、「五台山巡礼」後、「長安」へ行く、決意をする。<br /><br />840年<br />01月19日 「赤山法華院」に対し、巡礼して師を訪ねたいと正式に請う。<br />01月20日 地元守備官に、諸方巡礼の状を送る。<br />02月20日 巡礼の許可書「公験」を得るため「文登県役所」に向かう。<br />02月24日 文登県の「県牒」を得て、「登州都督府」に向かう。<br />  <br />  円仁一行は、840年2月に、通行許可書を得るために、「赤山院」に別れを告げ、文登県の役所に赴いた。県庁は、「公験」を発行する権限がないので、「県牒」を発行してもらい、その上で、「登州都督府」(現在の蓬莱市)へ赴くよう、指示された。  <br />  <br />  僕は、「赤山法華院」の坂を下り、S204号線を北西方に向かった。マロニエやポプラの並木道が続く市街地を抜けると、道はなだらかな上り坂が続き、次第に山間に入って行った。やがて、風力発電機が並ぶ丘陵地に出た。山東半島は、三方を海に囲まれ、風が強いこと、起伏のある丘陵地が広がるが、多くは岩山であり、耕作地などの土地利用が、難しいが、風力発電には、打って付けの場所の様である。<br />  「文登」は、現在は行政的には海軍基地のある「威海市」に属する市であるが、歴史の古い町である。自動車の部品や、機械産業などの工場も見られるも、主として農産物の集散地である。ここでは、円仁さんが訪ねた「文登県」の役所跡を知るために、僕は文登市庁舎に向かった。<br /><br />「文登県」(現在の文登市)から「煙台市」へ<br />02月25日 文登県から登州(蓬莱)に向かう。<br />02月26日 竜泉村斜山完で宿泊。<br /><br />  ここからは、円仁さん一行は、蝗の大群の発生で、疲弊し、治安も悪い農村に出会い、食糧にも事欠く有様の旅であった。「山や丘を越えての徒歩旅行で、我々の足は棒のようになり、手に杖を握り、膝でいざるようにしてやっと到着した」と、円仁さんは、その時の状況を書いておられる。<br /><br />  僕は、「文登」を出て、省道S204号線を南西方に向かい、東西に走るS303号を西へ向かった。S303号線では、円仁さんの日記に書かれている、「龍泉鎮(龍泉村)」、「九龍池」、「九龍廟」の看板を見つけるや、車から下り、その辺りを写真で撮りながら進んだ。この辺りの外周部は、複雑な曲線を描く岩山で囲まれており、山東省で一番高い山の「昆〇山」を中心とする風景区になっている。複雑に絡み合う岩が露出する山並みを眺めながら、円仁さんの旅の苦労を思い遣るのだが、僕の想像を遥かに越える旅であったのだろう。<br /><br />5).旅の終わりに<br /><br />  円仁さんの日記に出てくる「牟平」地区を通り、今朝来た海岸線の道に出て、午後6時前に、「煙台金海湾酒店」へ、戻ってきた。<br />  夕食のため、「張裕酒文化博物館」の隣にある「裕豪大酒店」に出かけた。窓際の席に座り、この街で作られている赤ワイン「張裕解百納干紅葡萄酒」を飲みながら、今日の道中での、あれこれを思い返していた。(以下、『円仁「入唐求法巡礼行記」を旅する(6)』に続く) <br /><br />参考文献:「入唐求法巡礼行記」東洋文庫 足立喜六訳注、塩入良道補注 <br /><br />* Coordinator: H. Gu                                              <br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

【山東省】 乳山、赤山、文登 * 円仁 「入唐求法巡礼行記」を 旅する(5)

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2011/08/16 - 2011/08/18

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彷徨人MU

彷徨人MUさん

1).煙台市へ
                 
            小気味好く  石畳打つ  驟雨かな     
  
  渤海と黄海に面する山東半島の中央に位置する「煙台市」の「煙台莱山空港」に、午後4時過ぎ到着した。空港からタクシーで、「煙台金海湾酒店」(Golden Gulf Hotel)に向かった。ホテルは、街の中心にあり、南側は、芝罘湾に面し、背後には、倭寇の襲撃に備えた狼煙台のあった「煙台山公園」があり、部屋からも、黄海を眺めることが出来た。
  夕方、繁華街の海鮮料理の店に入った。中国料理には「紹興酒」(老酒または黄酒と呼ばれ、発酵酒である)と思い込んでいる僕は、何処に行っても、「紹興酒」で押し通しているが、当地では、「白酒」(蒸留酒)が、人気のお酒のようであった。

2). 乳山市へ 

  昨日、空港から乗ったタクシーの運転手に、今日の旅のコースの案内も、頼んでいたが、朝食を食べている時、既に迎えに来てくれていた。
  ホテルから黄海に沿った海岸線を南へ下ると、海水浴場に出たが、やがて大規模な住宅地に変わり、豪華な南欧風のリゾートマンションが立ち並び、その奥は、更なる開発が進んでいるようである。やがて左手海上に細長い島が見えてきた。「養馬島」であり、始皇帝が、軍馬を飼育させていたところである。橋を通り、「養馬島旅游度假区」に入ると、古い工場や、壊された施設が、雑然と広がる風景であった。
  対岸に戻り、省道S206号を南へ向かった。両側には、なだらかな丘陵地が広がり、トウモロコシや、落花生の畑が広がっていた。集落の近くには、りんご園があり、日本で品種改良されたりんごを、生産していた。車は、今日最初の目的地である「乳山」のある、「乳山市」に入った。

「 円仁さんの行動記録 」(海口から乳山へ)
839年
4月10日 円仁主従4人は、海竜王廟近くから、帰国船第2船に乗り込む
4月11日 出帆。浅瀬で航行不能となる。
4月17日 登州・牟平県唐陽郷陶村の南辺に、辿り着く。
4月19日 邵村浦(海陽の東)に繋住す。
4月26日 西方に「乳山」を眺め、「乳山西浦(西山)」に停住す。

  「乳山」は、山の背が、母親の豊かな乳房に似ていることから、そう呼ばれる様になったが、「乳山の体は、峻峰、高頴(とがる)にして頂上は鉾の如く、山根は嶺より下がって六方を指す」と、円仁さんは、「乳山」について極めて観察的に書いている。しかし、「海口」を出発後、風雨に曝され、雷雨に打たれ、波風に揉まれ、死線をさ迷う航海を続けた末、遥か向こうに陸が見え、その背後に聳える円やかな温かさを感じる「乳山」を見た時、円仁さんも、生ある喜びを、ひしひしと感じたのであろう。

  車は、省道S207号に入り、海へ向かって南下した。道路脇に立てられた『大乳山海浜旅游度假区』の案内看板の、後方に「乳山」らしき山を見つけた。「幸福乳山 母愛聖地」、「清涼夏日 歓楽乳山」と言う標語の書かれた看板を見付け、入り江を見下ろす高台で、車から降りた。
  円仁さんは、舟でこの地に来ているので、海側から「乳山」を見ている。僕は、夏空を突き上げるかのような乳山の稜線を眺めながら、「おそるべき 君等の乳房 夏来る」と言う「西東三鬼」の俳句を、思い出していた(表題写真参照)。

3). 石島赤山へ

「円仁さんの行動記録」(乳山から赤山法華院)
5月03日 乳山の西南の海口より、帆を揚げて出発。乳山泊口に停宿す。
5月04日 望海村東浦桑島北辺に停泊す。この後、天候不順が続く。
6月07日 赤山西辺に至る。赤山東辺に泊す(文登県赤山村)。
6月08日 円仁等「赤山法華院」を訪う。その後「赤山院」に宿す。

  乳山市からは、海岸線に沿って北西方にある「赤山」へ向かった。「白沙灘鎮」の銀灘海岸は、海水浴場であり、海辺一帯は、南欧風の華やかな高級リゾートマンション等が建ち並んでおり、今も、建築ラッシュが、続いている。海岸線を離れ、山間の省道に入ると、道路工事による渋滞に直面したが、昼近くに、「石島赤山」へ、辿り着いた。

            波音に  ほたえる古寺の  サルスベリ

  街の中で、清潔そうな店を探し、昼食をとった。実はこの町には、2005年8月、「泰山」に登った後に、立ち寄ったことがある。当時は、海辺の草臥れた漁村であったが、今では、港湾や街路等も整備され、小奇麗な街へと変貌していた。食後、山間にある「赤山法華院」へ向かった。境内では、真っ赤な百日紅(サルスベリ)が、季節の艶を競い合い、咲き誇っていた。

                       
4). 文登県(現在の文登市)へ

839年
7月21日 遣唐大使以下帰国船9隻、赤山浦に泊す。
7月22日 帰国船9隻、昨夜母国日本に向け発す。
7月23日 「天台山巡礼」から、「五台山巡礼」への変更を、考える。
  
  「赤山法華院」は、「登州都督府文登県清寧郷赤山村」にあった。「文登県」および「登州」の役所から、円仁さんが、「赤山村」に在留した経過について尋問があり、「赤山法華院」の僧侶の協力を得て、回答している。
  840年春、円仁は、「五台山巡礼」後、「長安」へ行く、決意をする。

840年
01月19日 「赤山法華院」に対し、巡礼して師を訪ねたいと正式に請う。
01月20日 地元守備官に、諸方巡礼の状を送る。
02月20日 巡礼の許可書「公験」を得るため「文登県役所」に向かう。
02月24日 文登県の「県牒」を得て、「登州都督府」に向かう。
  
  円仁一行は、840年2月に、通行許可書を得るために、「赤山院」に別れを告げ、文登県の役所に赴いた。県庁は、「公験」を発行する権限がないので、「県牒」を発行してもらい、その上で、「登州都督府」(現在の蓬莱市)へ赴くよう、指示された。  
  
  僕は、「赤山法華院」の坂を下り、S204号線を北西方に向かった。マロニエやポプラの並木道が続く市街地を抜けると、道はなだらかな上り坂が続き、次第に山間に入って行った。やがて、風力発電機が並ぶ丘陵地に出た。山東半島は、三方を海に囲まれ、風が強いこと、起伏のある丘陵地が広がるが、多くは岩山であり、耕作地などの土地利用が、難しいが、風力発電には、打って付けの場所の様である。
  「文登」は、現在は行政的には海軍基地のある「威海市」に属する市であるが、歴史の古い町である。自動車の部品や、機械産業などの工場も見られるも、主として農産物の集散地である。ここでは、円仁さんが訪ねた「文登県」の役所跡を知るために、僕は文登市庁舎に向かった。

「文登県」(現在の文登市)から「煙台市」へ
02月25日 文登県から登州(蓬莱)に向かう。
02月26日 竜泉村斜山完で宿泊。

  ここからは、円仁さん一行は、蝗の大群の発生で、疲弊し、治安も悪い農村に出会い、食糧にも事欠く有様の旅であった。「山や丘を越えての徒歩旅行で、我々の足は棒のようになり、手に杖を握り、膝でいざるようにしてやっと到着した」と、円仁さんは、その時の状況を書いておられる。

  僕は、「文登」を出て、省道S204号線を南西方に向かい、東西に走るS303号を西へ向かった。S303号線では、円仁さんの日記に書かれている、「龍泉鎮(龍泉村)」、「九龍池」、「九龍廟」の看板を見つけるや、車から下り、その辺りを写真で撮りながら進んだ。この辺りの外周部は、複雑な曲線を描く岩山で囲まれており、山東省で一番高い山の「昆〇山」を中心とする風景区になっている。複雑に絡み合う岩が露出する山並みを眺めながら、円仁さんの旅の苦労を思い遣るのだが、僕の想像を遥かに越える旅であったのだろう。

5).旅の終わりに

  円仁さんの日記に出てくる「牟平」地区を通り、今朝来た海岸線の道に出て、午後6時前に、「煙台金海湾酒店」へ、戻ってきた。
  夕食のため、「張裕酒文化博物館」の隣にある「裕豪大酒店」に出かけた。窓際の席に座り、この街で作られている赤ワイン「張裕解百納干紅葡萄酒」を飲みながら、今日の道中での、あれこれを思い返していた。(以下、『円仁「入唐求法巡礼行記」を旅する(6)』に続く) 

参考文献:「入唐求法巡礼行記」東洋文庫 足立喜六訳注、塩入良道補注

* Coordinator: H. Gu















同行者
一人旅
交通手段
鉄道 タクシー 飛行機
  • 煙台市<br /><br />金海湾の夕暮れ

    煙台市

    金海湾の夕暮れ

  • 煙台市、<br /><br />金海湾の夜景<br /><br />          小気味よく 石畳打つ 夏の雨<br /><br /><br /><br />

    煙台市、

    金海湾の夜景

              小気味よく 石畳打つ 夏の雨



  • 煙台市<br /><br />養馬島

    煙台市

    養馬島

  • 煙台市<br /><br />養馬島から対岸を見る

    煙台市

    養馬島から対岸を見る

  • 乳山市<br /><br />入り江近くの省道207号沿いにある【大乳山海浜旅游度假区】の案内看板の後ろのほうに【乳山】らしき山を見つける。

    乳山市

    入り江近くの省道207号沿いにある【大乳山海浜旅游度假区】の案内看板の後ろのほうに【乳山】らしき山を見つける。

  • 乳山市<br /><br />省道207号を、さらに入り江に向かい進み、やや高台の辺りで車を降りた。入り江を挟む対岸は、乳山のある【大乳山休閑旅游度假区】である。

    乳山市

    省道207号を、さらに入り江に向かい進み、やや高台の辺りで車を降りた。入り江を挟む対岸は、乳山のある【大乳山休閑旅游度假区】である。

  • 乳山市<br />  省道207号を、さらに入り江に向かって進み、やや高台の辺りで車を降りた。入り江を挟む対岸は、【大乳山休閑旅游度假区】であり、その中に、【乳山】を見つけた。<br />  しかし、この山の稜線はやや硬く、以前写真で見たふっくらとした風情がない。円仁さんたちは船でこの地に来たのであるから、海側から乳山を見たが、僕は陸路この地に来て、陸側から海を眺める角度から写真を撮ったので、やや丸みに欠ける乳山となったのだろう。山の稜線は当然に異なるのであろうと納得しながらも、穏やかな丸みが感じられない【乳山】に、些か不満であった。<br />  <br />  とは言え、日差しの強い中、夏空を突き上げるかのように堂々と存在する稜線を眺めているうちに、西東三鬼の俳句を思い出していた。<br />          <br />          “おそるべき  君等の乳房  夏来る”(三鬼)<br /><br />

    乳山市
      省道207号を、さらに入り江に向かって進み、やや高台の辺りで車を降りた。入り江を挟む対岸は、【大乳山休閑旅游度假区】であり、その中に、【乳山】を見つけた。
      しかし、この山の稜線はやや硬く、以前写真で見たふっくらとした風情がない。円仁さんたちは船でこの地に来たのであるから、海側から乳山を見たが、僕は陸路この地に来て、陸側から海を眺める角度から写真を撮ったので、やや丸みに欠ける乳山となったのだろう。山の稜線は当然に異なるのであろうと納得しながらも、穏やかな丸みが感じられない【乳山】に、些か不満であった。
      
      とは言え、日差しの強い中、夏空を突き上げるかのように堂々と存在する稜線を眺めているうちに、西東三鬼の俳句を思い出していた。
              
              “おそるべき  君等の乳房  夏来る”(三鬼)

  • 乳山市<br /><br />【白沙灘鎮】の海岸線一帯に広がる銀灘海岸。

    乳山市

    【白沙灘鎮】の海岸線一帯に広がる銀灘海岸。

  • 乳山市<br /><br />【白沙灘鎮】の海岸線一帯に広がる銀灘海岸。背後は、海辺を望むリゾートマンションの建築ラッシュである。

    乳山市

    【白沙灘鎮】の海岸線一帯に広がる銀灘海岸。背後は、海辺を望むリゾートマンションの建築ラッシュである。

  • 【石島赤山】での昼食<br /><br />春蘭酒楼

    【石島赤山】での昼食

    春蘭酒楼

  • 【石島赤山】での昼食<br />春蘭酒楼<br /><br />塩水花生(殻付きのまま茹でた落花生)、粒がとても大きく、美味い。

    【石島赤山】での昼食
    春蘭酒楼

    塩水花生(殻付きのまま茹でた落花生)、粒がとても大きく、美味い。

  • 【石島赤山】での昼食<br />春蘭酒楼<br /><br />蛤蜊豆腐湯(お豆腐入り蛤スープ)

    【石島赤山】での昼食
    春蘭酒楼

    蛤蜊豆腐湯(お豆腐入り蛤スープ)

  • 【石島赤山】での昼食<br />春蘭酒楼<br /><br />蒜苗炒章魚(蛸とニンニクの茎の炒め)

    【石島赤山】での昼食
    春蘭酒楼

    蒜苗炒章魚(蛸とニンニクの茎の炒め)

  • 石島赤山<br /><br />【赤山法華院】(赤山禅院)への道中

    石島赤山

    【赤山法華院】(赤山禅院)への道中

  • 石島赤山<br /><br />【赤山法華院】(赤山禅院)への道中

    石島赤山

    【赤山法華院】(赤山禅院)への道中

  • 石島赤山<br /><br />【赤山法華院】(赤山禅院)への道中

    石島赤山

    【赤山法華院】(赤山禅院)への道中

  • 石島赤山<br /><br />【赤山法華院】(赤山禅院)正門

    石島赤山

    【赤山法華院】(赤山禅院)正門

  • 石島赤山<br /><br />【赤山法華院】(赤山禅院)の正門

    石島赤山

    【赤山法華院】(赤山禅院)の正門

  • 石島赤山<br /><br />【赤山法華院】(赤山禅院)正門

    石島赤山

    【赤山法華院】(赤山禅院)正門

  • 石島赤山<br /><br />【赤山法華院】(赤山禅院)から石島湾を望む

    石島赤山

    【赤山法華院】(赤山禅院)から石島湾を望む

  • 石島赤山<br /><br />【赤山法華院】(赤山禅院)の門前にある石碑<br />      本文4行目から5行目に、「日本高僧円仁所著〈入唐求法巡礼行記行〉記載」云々と、書かれている。

    石島赤山

    【赤山法華院】(赤山禅院)の門前にある石碑
    本文4行目から5行目に、「日本高僧円仁所著〈入唐求法巡礼行記行〉記載」云々と、書かれている。

  • 石島赤山<br /><br />【赤山法華院】(赤山禅院)から街を見下ろす。<br /><br />             波音に  戯える古寺の  百日紅

    石島赤山

    【赤山法華院】(赤山禅院)から街を見下ろす。

                 波音に  戯える古寺の  百日紅

  • 石島赤山<br /><br />【赤山法華院】(赤山禅院)

    石島赤山

    【赤山法華院】(赤山禅院)

  • 石島赤山<br /><br />【赤山法華院】(赤山禅院)から石島湾を眺める

    石島赤山

    【赤山法華院】(赤山禅院)から石島湾を眺める

  • 石島赤石から文登県(現在は文登市)への道中

    石島赤石から文登県(現在は文登市)への道中

  • 文登市の市庁舎付近の街並み

    文登市の市庁舎付近の街並み

  • 文登市から、煙台への道中、<br />山東半島で一番高い山【昆○山】(○は喩の旁の上に山を書き、中国語ではYUと発音)を中心に岩山が続く風景区<br />【九龍廟】付近から写す。

    文登市から、煙台への道中、
    山東半島で一番高い山【昆○山】(○は喩の旁の上に山を書き、中国語ではYUと発音)を中心に岩山が続く風景区
    【九龍廟】付近から写す。

  • 文登市から、煙台への道中、<br />山東半島で一番高い山【昆○山】(○は喩の旁の上に山を書き、中国語ではYUと発音)を中心に岩山が続く風景区<br />【九龍廟】付近から写す。

    文登市から、煙台への道中、
    山東半島で一番高い山【昆○山】(○は喩の旁の上に山を書き、中国語ではYUと発音)を中心に岩山が続く風景区
    【九龍廟】付近から写す。

  • 文登市から、煙台への道中、<br />山東半島で一番高い山【昆○山】(○は喩の旁の上に山を書き、中国語ではYUと発音)を中心に岩山が続く風景区<br />【九龍廟】付近から写す。

    文登市から、煙台への道中、
    山東半島で一番高い山【昆○山】(○は喩の旁の上に山を書き、中国語ではYUと発音)を中心に岩山が続く風景区
    【九龍廟】付近から写す。

  • 文登市から、煙台への道中、<br /><br />【九龍廟】に向かう橋。

    文登市から、煙台への道中、

    【九龍廟】に向かう橋。

  • 【煙台市】での夕食<br />裕豪大酒店<br /><br />張裕解百納干紅葡萄酒(中国で有名な煙台のワイナリー【張裕】のワイン。やや辛口、中華料理に合うワインと言えよう)

    【煙台市】での夕食
    裕豪大酒店

    張裕解百納干紅葡萄酒(中国で有名な煙台のワイナリー【張裕】のワイン。やや辛口、中華料理に合うワインと言えよう)

  • 【煙台市】での夕食<br />裕豪大酒店<br /><br />海参湯(ナマコのスープ)

    【煙台市】での夕食
    裕豪大酒店

    海参湯(ナマコのスープ)

  • 【煙台市】での夕食<br />裕豪大酒店<br /><br />清蒸公蟹(海の蟹)<br /><br />

    【煙台市】での夕食
    裕豪大酒店

    清蒸公蟹(海の蟹)

  • 【煙台市】での夕食<br />裕豪大酒店<br /><br />蒸した蝦蛄(しゃこ)

    【煙台市】での夕食
    裕豪大酒店

    蒸した蝦蛄(しゃこ)

  • 【煙台市】での夕食<br />裕豪大酒店<br /><br />蒜茸蒸夏日貝<br /><br /><br />

    【煙台市】での夕食
    裕豪大酒店

    蒜茸蒸夏日貝


  • 【煙台市】での夕食<br />裕豪大酒店<br /><br />蒜茸養心菜<br /><br />

    【煙台市】での夕食
    裕豪大酒店

    蒜茸養心菜

  • 【煙台市】での夕食<br />裕豪大酒店<br /><br />葱花鶏蛋飛餅(中国式印度風お好み焼き)<br /><br />

    【煙台市】での夕食
    裕豪大酒店

    葱花鶏蛋飛餅(中国式印度風お好み焼き)

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