バンガロールからの帰途、シンガポール・チャンギー空港で４時間の待合せの間に、空港にオープンしたというバタフライガーデンを訪れた。また今回初めてエアバス380に初めて搭乗した。今更ではあるが、総２階建ての最新鋭旅客機についてご紹介する。<br /><br />それにしてもシンガポール・チャンギー空港はよくできた空港だ。常に空港ランキングのトップを争う、遊び心にあふれている。年間3,500万人が利用、深夜～早朝だけでも約100便が離発着している巨大24時間空港である。昨年からインドに出張する際に、この空港に頻繁に滞在した。長時間の乗り継ぎの場合は、アクセス鉄道で30分で市内に移動し観光をして過ごす。今回のように短時間の場合は、空港ラウンジで過ごすことが多いが、最近バタフライガーデンがオープンしたと聞き、空港内を散策することにした。<br /><br />この空港で乗り継ぎなどで滞在する場合は、空港内に置いてある日本語、中国語、英語などで書かれた小冊子、「空港とトランスファーガイド」をまず手に入れよう。この冊子の10ページに、空港での滞在時間に応じて様々な楽しみ方が紹介してある。一例をご紹介しよう。<br /><br />２－３時間：インターネットサービス、T３のバタフライガーデンを散歩、無料の足つぼマッサージなど<br />３－４時間：T１のフィッシュスパ、フィッシュリフレクソロジーによるマッサージセラピー、シャワーでリフレッシュ、T２のエンターテインメントデッキでゲームなど<br />４－５時間：T１屋上のプールでひと泳ぎ、日光浴、マニキュアサービス、T２とT３のムービーシアターで無料の映画鑑賞など<br />５時間以上：無料の２時間シンガポール市内ツアー、無料レストエリアで仮眠など<br /><br />持ち前の好奇心で、上記の設備を時間の許す限り見て回ることにした。まず早朝にT２に到着したので、サンフラワーガーデン、ムービーシアター、エンターテインメントデッキを覗き見して、T３に移動、バタフライガーデンを訪れた。もちろん空港内としては世界初、世界各地にある同種のガーデンと比較しても遜色ない、大人の目からも十分見ごたえがあった。室内には南国特有の色彩豊かで巨大なチョウを含む約30種が飼育されているという。<br /><br />この他にも足つぼマッサージで足の疲れをほぐし、少々不謹慎ではあるが、早朝の無人の礼拝室を見学、最後に短時間ビジネスラウンジでのどの渇きを潤して、いよいよ帰国便の成田行きSQ12便、エアバス380に初めて搭乗した。<br /><br />シンガポール航空は世界に先駆けてエアバス380機を導入、現在12機を所有する。初飛行は2005年というから今更ではあるが、今回シンガポールー成田線のビジネスクラスに初搭乗した。<br /><br />すでにエアバス380については多くの方が紹介しているので、細かく触れるつもりはない。同機は現在日本にはシンガポール航空の他、ルフトハンザ、エアフランス、大韓航空と４社が乗り入れているが、クラスの配置は各社それぞれである。シンガポール航空は、１階の前方をファーストクラスならぬスイートクラス、２階の前方60席をビジネスクラスとし、他をエコノミークラスとしている。ビジネスクラスは１-２-１の４列で全席が通路に面したアイルシート、これまでのビジネスクラスよりかなり広く、肘掛にひじが届かないため、クッションがついてくる、贅沢な空間である。<br /><br />約７時間の飛行の間、ゆったりとした食事を楽しみ、映画を見て一眠りしていると成田に着くというアナウンス、これが「早すぎる」と感じたのは初めての体験であった。

シンガポール空港で遊ぶ①：世界初の空港バタフライガーデンとエアバス380搭乗

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2011/08/09 - 2011/08/10

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#飛行機・ヘリ

ハンクさん

バンガロールからの帰途、シンガポール・チャンギー空港で４時間の待合せの間に、空港にオープンしたというバタフライガーデンを訪れた。また今回初めてエアバス380に初めて搭乗した。今更ではあるが、総２階建ての最新鋭旅客機についてご紹介する。

それにしてもシンガポール・チャンギー空港はよくできた空港だ。常に空港ランキングのトップを争う、遊び心にあふれている。年間3,500万人が利用、深夜～早朝だけでも約100便が離発着している巨大24時間空港である。昨年からインドに出張する際に、この空港に頻繁に滞在した。長時間の乗り継ぎの場合は、アクセス鉄道で30分で市内に移動し観光をして過ごす。今回のように短時間の場合は、空港ラウンジで過ごすことが多いが、最近バタフライガーデンがオープンしたと聞き、空港内を散策することにした。

この空港で乗り継ぎなどで滞在する場合は、空港内に置いてある日本語、中国語、英語などで書かれた小冊子、「空港とトランスファーガイド」をまず手に入れよう。この冊子の10ページに、空港での滞在時間に応じて様々な楽しみ方が紹介してある。一例をご紹介しよう。

２－３時間：インターネットサービス、T３のバタフライガーデンを散歩、無料の足つぼマッサージなど
３－４時間：T１のフィッシュスパ、フィッシュリフレクソロジーによるマッサージセラピー、シャワーでリフレッシュ、T２のエンターテインメントデッキでゲームなど
４－５時間：T１屋上のプールでひと泳ぎ、日光浴、マニキュアサービス、T２とT３のムービーシアターで無料の映画鑑賞など
５時間以上：無料の２時間シンガポール市内ツアー、無料レストエリアで仮眠など

持ち前の好奇心で、上記の設備を時間の許す限り見て回ることにした。まず早朝にT２に到着したので、サンフラワーガーデン、ムービーシアター、エンターテインメントデッキを覗き見して、T３に移動、バタフライガーデンを訪れた。もちろん空港内としては世界初、世界各地にある同種のガーデンと比較しても遜色ない、大人の目からも十分見ごたえがあった。室内には南国特有の色彩豊かで巨大なチョウを含む約30種が飼育されているという。

この他にも足つぼマッサージで足の疲れをほぐし、少々不謹慎ではあるが、早朝の無人の礼拝室を見学、最後に短時間ビジネスラウンジでのどの渇きを潤して、いよいよ帰国便の成田行きSQ12便、エアバス380に初めて搭乗した。

シンガポール航空は世界に先駆けてエアバス380機を導入、現在12機を所有する。初飛行は2005年というから今更ではあるが、今回シンガポールー成田線のビジネスクラスに初搭乗した。

すでにエアバス380については多くの方が紹介しているので、細かく触れるつもりはない。同機は現在日本にはシンガポール航空の他、ルフトハンザ、エアフランス、大韓航空と４社が乗り入れているが、クラスの配置は各社それぞれである。シンガポール航空は、１階の前方をファーストクラスならぬスイートクラス、２階の前方60席をビジネスクラスとし、他をエコノミークラスとしている。ビジネスクラスは１-２-１の４列で全席が通路に面したアイルシート、これまでのビジネスクラスよりかなり広く、肘掛にひじが届かないため、クッションがついてくる、贅沢な空間である。

約７時間の飛行の間、ゆったりとした食事を楽しみ、映画を見て一眠りしていると成田に着くというアナウンス、これが「早すぎる」と感じたのは初めての体験であった。