2010★西オーストラリア・ワイルドフラワードライブ紀行②

2010/08/28 - 2010/09/02

３日目。
ワイルドフラワーはここからが本番です。

今日は夜までに宿泊地のMorawaまで行けばいいので、
特に予定を決めずに寄り道しながら進む。

行った経路は
Cervantes～Leeman～Eneabba ～１号線～１１６号線～
Mingenew～Coalseamコールシーム自然公園～Morawa～
Cannna～Morawa

エリア オーストラリア

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

軽く朝食をとって出発。
天気悪いが、時々青空も見える。
本当は昨日のような青空だとうれしいけど、自然だから仕方がないね。

Cervantesからぐっと北上してジュリアンベイ・リーマンを過ぎて
Coolimba　Eneabba　Rdを右折。
なぜここを右折しようと思ったのか、今となってはわからず。
ずっと直進していたからその時曲がりたい気分だったのだろう。

写真はBeekeepers自然保護区　辺りかな。
眺めがよかったので休憩がてら車を止める。

道の両側とも一面の黄色

黄色の正体はこれかな。

ワトル　Wattle
アカシアの一種でオーストラリアの国花だそう。
国花にふさわしい群生だわ。

眺めが良くて車を止めたここも良く見たらワイルドフラワーの宝庫。
色々な花がちょっとずつ咲いていた。
運転していると目にも止まらぬ速さで通り過ぎて行ってしまう。

これは有名な　
バンクシア

色々な種類があるんですよね、さすがに細かい名前は分かりません。
この辺りにはたくさんのバンクシアがあったけど、
この後は全然見かけなかった。

サマー・スモーク・ブッシュ

白いホワホワしたところに黒い小さな目ん玉みたいのが付いていて面白い。

Eneabbaの町に到着したものの何もない、人もいない。
この後Three　Springsに行こうか考えていたけど、
Eneabba並みに何もないと寂しいのでそのまま１号線を北上する。

北上すると１１６号線とぶつかるので右折。
たぶんこの写真は右折したあたりの畑。

ラベンダーでしょうかね。
綺麗でした。

これも分かる〜。
菜の花だ。

ワイルドフラワーではないけど、この時期あちこちで菜の花畑が広がっていてついつい写真を撮ってしまう。

これは日本でも見たことありそうだな。

１１６号線を進むとMingenewの町に到着。
ここでガソリン給油。

Mingenewの案内所で花の咲き具合を確認。
こんな風に看板に書いてある。
が、エバーラスティングにはまだ早く
コールシーム自然保護公園はPompomが咲いているとのこと。

この案内所にも摘み取ってきたPompomがたくさん飾ってあった。

案内所の裏にはきれいな公衆トイレもあってありがたい。

すぐ近くにパン屋さんがあったのでここで食事調達。
お総菜パンと甘いパンを購入。

案内所からすぐの丘に行ってみる。
黄色のPompomがいっぱい。

すでにドライフラワーみたいでシャカシャカしている。

眺めもいい。

このあとはコールシーム自然保護公園にいく。
コールシームRdに入ってしばらくすると舗装道路ではなくなる。
雨が降ってきたら運転が怖いな。

公園まで近いのかと思ったら３０分ほどかかった。

途中にはPompomの群生。
私の写真では伝わらないけど、
蛍光のような目の覚める黄色のお花の絨毯が広がっているんです。

ああ、これで昨日の青空があればなあ、いっそう美しいのだが。

コールシームの公園内は丘になっていてどんどん登っていく。
オフロード用の車じゃないから全部行くのはやめました。

ここは小花の群生地

まだまだ小さいエバーラスティングです。
もう少し日数がたてばここはエバーラスティングの絨毯になるでしょう。
早すぎて残念。

でも小花も好きよ。

コールシーム公園内の道路。
私の好きな赤土だ。

道端に小花がいっぱい。

アカシアの１種
Jam　という名前みたい。

この花はこれで完成形なのだろうか。
とても小さな花だった。

ここは日当たりがいいのかエバーラスティングがすこし咲いている。
奥のほうは絨毯みたい。
きれいだなあ。

この川の辺りは駐車場もあってみんな休憩している。
渡ってみよう。

黄色Pompomの近影

かわいこちゃんだな。

カモミール　かな

Fragrant Waitzia

実は今日までこれもエバーラスティングだと思ってましたが、
だいぶ小さいんです、これ。

こちらはピンクの絨毯。

上の花とは色だけでなく種類も違うんです。
今更ながら色んな種類があるのね。

カラフルな色の鳥がいる。

こんなすてきな景色が現実に自分の目の前に広がっているなんて
不思議だ。

合成とか仮想とかそういうのに見慣れるこの頃だけど、
やっぱり自然の美しさが一番だと思う。

こちらは首の回りがピンクの鳥。
顔はオウムみたい。

実は鳥が嫌いなのだけど、これだけカラフルできれいだと
ついつい写真に収めるね。

とっても濃い黄色の花畑

コールシームの高台からの眺め。
地面が黄色く染まっているのがわかる。

白い十字の花

こちらは黄色の十字の花

コールシームを楽しんだ後は、来た道を戻って
再びMingenew−MorawaRdに出てMorawaに向かう。

明るいうちにホテルの場所を確認したいし、
メールで宿泊依頼を出したのだけど
返事を見る前に出国してしまっているのでちょっと心配。

道路は途中こんな感じで１車線になり、
対向車が来たらお互いに路肩にはみだしてすれ違う形式。

結構なスピードで走っているので正面衝突が怖いけど、
めったにすれ違わず、後ろから追い抜く車もなく、
どちらかというと孤独との戦い、だった気がする。

Morawaに到着して案内所へ行く。
ホテルの場所とお勧めのお花ポイントを聞く。
リースフラワーとCannnaがいいそうだ。

思ったよりもMorawaに早く到着したのでチェックインのあと見に行こう。

宿に到着。
オーナーはおらず野性児のような裸足の娘が宿番をしていた。
ちゃんと予約は入っていて一安心。
１泊55AUD
前払いと言う。
2泊予約しているので110AUDになるはずだが、
この娘が計算すると、なかなか110AUDにならない。
暗算ができないのだ。
仕方がないので
50＋50が100でしょ
5＋5が10でしょ
それを合わせると110になるよ、と説明したら
「説明が上手ね」とほめられた。
領収書と鍵をもらって無事にチェックイン。

でも驚いたのはこの娘だけではなくて部屋。
狭くて古くて、シーツなんて30年くらい使っているんじゃないかというもの。
この独房のような部屋に2泊かあ。
気が重い。
少しくらい金を出してもいい宿に泊まりたいくらいなのだけど、この辺りは全く宿がなくて選択肢がないのです。

Morawaの案内所で聞いたリースフラワーを探しに行く。

Wubin−MullewaRdを少し北上すると
左にこの写真と同じようなピンクのテープがついた看板がある。
そこを右折して未舗装の道路をCannna方向に進むとこの看板。

すごくわかりやすい。

そしてご対面。

世界でこの辺りにしか咲かないという
リースフラワー
Lechenaultia macrantha

これもまだ早くてリースになりきってないわ。
でもご対面できただけでもうれしい。

もっと小さいのもあった。
こんな感じで花を咲かせながらどんどん大きくなっていくのね。

これはなかなか大きいです。

リースフラワーは形にばかり目が行ってましたが、
一つ一つの花もかわいい。
リボンのまわりにフリルが付いているような形。
黄色系とピンク系がある。

初めは気づかなかったけど広い範囲で群生している。

これは花が重なっていて豪華〜。
ずっと見ていても飽きないな。

リースフラワーがある辺りにもたっくさんの花が咲いてる。
そちらにも目を向けると、さらに楽しい♪

ダンビエラ

のようです。
茎がホワホワしています。

ボトルブラシ
かなあと思っていたけど、葉がトゲトゲだしちょっと違うようです。
Pink　Pockersかな

繊細だな。

花の中から葉？茎？が出てるよ。

ギニア・フラワー
かな。

花弁はハート型でお気に入りです。

紫がかったピンクのかわいいお花。

リースフラワーの後は案内所で勧められたCannaへ行く。

親切に見所の看板が出ているのでそれに従って入っていく。
Cannaは人っこ一人いない。
しーんとしている。
時々風の音や生き物の音がするだけ。

車をあいているスペースにおいてお散歩。
地図などないけど、人が歩いた後はある。

ここは黄色のお花畑。

黄色の花はこんなに小さいの。
小さな点々がいっぱい集まってお花畑になっているんだな。

こんなにお花に囲まれて幸せだなあ。

この倒木が生きているように見えてちょっと怖くなった。

一人でも寂しいとは思わないが、こういう自然の中に身を置くと
景色は美しいのに恐怖心がこみ上げてくる。

うっとり〜

赤土に白い花が雪みたい。

少し場所を移した。
ここは広々していて、空と森と花と大地に圧倒される。

上の写真と同じ地域。
こちらは白い花が多い。

花の量はここが一番多かったな。

本当に雪みたいだ。

私にとってCannaが一番好きな場所となった。
静寂で、花がいっぱいで。
パワースポット、って雑誌とかテレビとかで取り上げられているけど、
そんなの人それぞれでここが私のパワースポット。
Cannaに行った時、少しの恐怖心といっぱいの美しさで血が巡った感じがして、パワーがみなぎった。
今でもここの写真を見るとドキドキする。

再び今日の宿泊地Morawaに帰ってきた。
雨雲が押し寄せてきている。
夕食はスーパーで買ったマフィンを、
独房のような部屋で食べました。

おやすみなさい。

4日目に続く。

この旅行記へのコメント （2）

• red-nontaさん 2011/08/21 21:29:44

  Cannaの群生、すんばらしいです！！

  オレンジ★チェコさん、こんばんは〜！
  ワイルドフラワーの旅にお邪魔してますっ。
  
  やっぱり、いいですね。お花畑。
  特にCannaの白くてビッチリで濃厚でやけくそに咲いているエバーラスティングの群生、ホントにホントにきれいです。
  あのお花畑が貸し切りっていうのも、西オーストラリアならではなのでしょうか
  ！？
  日本にこんなスポットがあったら、ツアーバスがガンガン来ちゃいそう。
  
  エバーラスティングは雨が降っちゃうとしぼんじゃうんですね。
  そっか、お日様がでてないと、だめなのかっ。
  以前、どっかのビジターセンターで、お花見物は午前中よりも、花に陽が十分に当たった午後がオススメって言われたのを思い出しました！
  太陽の力はやっぱりすごい！！
  
  今回のルートは決まりましたか〜！？
  またお花畑を独占してきてくださいねっ。
  
  red-nonta
  
  
  
  
  

  オレンジ★チェコさん からの返信 2011/08/22 21:55:21

  RE: Cannaの群生、すんばらしいです！！

  >
  > やっぱり、いいですね。お花畑。
  > 特にCannaの白くてビッチリで濃厚でやけくそに咲いているエバーラスティングの群生、ホントにホントにきれいです。
  
  ほんとの群生を見ている方にそう言っていただけるとうれしいです。
  怖いほどの静けさと綺麗さなんですよね。
  そう、貸切で。
  日本だと大型バスが来て、そのうちにロープが張られて入れなくなって、
  入場料が発生して、フラワーまんじゅうなんがか売られるのが流れでしょうか？
  
  > 今回のルートは決まりましたか〜！？
  > またお花畑を独占してきてくださいねっ。
  >
  北に向かおうと思ったのですが、red-nontaさんのページを見て、
  「時期を遅らせたのに北に向かうのは間違いなんじゃないか」
  と思い始めているところです。
  まだ時間があるので、リサーチしたいですね。
  （でも現地じゃないとわからないことのほうが多いですね）
  
  ところでred-nontaさんは文がうまくて、臨場感がありますね。
  読んでて楽しくなります。
  
  オレンジ★チェコ