2011/05/05 - 2011/05/06
3位(同エリア4件中)
marketaさん
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旅10日目。
ここ、バンスカー・シュティアヴニツァは「世界の車窓から」で見て取り憑かれてしまった町。
ちょうどその放送の時BGMに流れてた「愛の挨拶」と、
この街の映像と、
「ここはかつて、鉱山の街として栄えました。
20世紀に入ると鉱山は衰退し人々は街を去って行きました。
優美な街並だけが古の栄華を、今に伝えています。
バンスカー・シュティアヴニツァは心地良い静寂に包まれた、坂の街です。」
という、あの心に染み入るような石丸謙二郎さんのナレーションが
見事にマッチしていて「いつかは行ってみたい」とずっと思っていました。
世界遺産の町です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- エールフランス 大韓航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ブラティスラヴァからバンスカー・シュティアヴニツァへは、
電車だとHronska Dubravaで乗り換え、
バスだとZvolenやZarnovicaで乗り継いで行く便がほとんどですが、
1日に2便だけ乗り継ぎ無しで行けるバスがあったので
それで行きました。8ユーロ。 -
途中、良さそうな温泉地を通りました。
Sklene Teplice。ちょっとここも、また来てみたい。
ガイドブックには
「終点のバスターミナルは旧市街から離れているのでひとつ前の停留所で降りるとよい。」
と書いてあったので不安だったのですが、「Banska Stiavnica,,kriz」というバス停がその「一つ前の停留所」のようでした。
こんな情報載せるなら、バス停名も書いておいてほしいなあ、某ガイドブック。
バンスカー・シュティアヴニツァのバスターミナルからは、歩くと大変だからタクシーでおいでとペンションの方からメールをいただいていたのですが、バスターミナル周辺にはタクシーが見あたらない。 -
歩くにも、どちらに歩いたら良いのかわからなかったので
同じバスに乗っていた観光客っぽいカップルに声を掛けると
旧市街まで歩くということだったのでご一緒させてもらいました。
男性の方はここは初めてだけど、
女性がバンスカー・シュティアヴニツァが好きでもう4回目の来訪とのこと。
旧市街に入ったところで彼らと別れ、ペンションに到着。 -
このペンション、
バンスカー・シュティアヴニツァ市のサイトのペンション一覧から、
http://www.banskastiavnica.sk/obcan/katalog-firiem/kat-7-penziony.html
英語のHPがあったペンションにメールで空室問い合わせをしたところ、
最初の1軒からは返事が無く、
2軒目に問い合わせたこのペンションタチアナからは
空室があるとのお返事をいただいたのでここにしました。
http://www.tatiana-penzion.sk/ -
しかし、ブザーを押しても誰も出てきません。
なんか「For sale」て看板も出てるから焦りました。
ちょうど向いのお宅の方が通りかかったので
「今晩、ペンジオンタチアナに予約してるんだけど(ここまでチェコ語)ベル押しても誰も出てこなくて・・・。(そして英語)」と助けを求めると
ペンションの人に電話してくださいました。
優しい(涙)。
チェコとスロバキアはもとは同じ国だったので、言葉もチェコ語が通じるかなと思ったら、
ガイドブックを見ていると同じ言葉もあれば全く違う言葉もあるようで・・・ -
でもとっさに「まだ英語よりチェコ語の方が通じるだろう」と、
わかるところはチェコ語で言ってみたら通じたようです。
「10分待ってて」と言うことだったのでペンションの前で待っていると
すぐにペンションのオーナーの奥さんと小学生ぐらいの娘さんが帰ってきました。
ちょうど、お子さんのお迎えに行っていたようでした。 -
奥さんはとても優しい方でした。
何でもこのペンションを訪れた日本人は3組目らしいけど、
「女性一人は初めてよ」と言われてしまった・・・。
オーナー家族はペンションのすぐ隣の家で生活しているそう。
いろいろペンションの説明や街の説明を聞いてから、すぐに町歩きに出ました。
ペンションから歩いていくとすぐに教会があり -
イチオシ
この街のメイン・ストリートに出ました。 夕日がまぶしい。
ゆるやかな坂道を少し登ると -
市庁舎があって、その奥は
-
イチオシ
聖三位一体広場。
ここにインフォメーションがあるから寄ろうとすると、
広場のベンチに先ほどバスターミナルから一緒に歩いたカップルが座ってました。
インフォメーションで地図をもらって鉱石博物館のことを聞いた後、
この辺をうろちょろしているとまたそのカップルに遭遇。 -
この時間、まだまだ明るいのに
お城や博物館は既に閉館していてどこに行こうか困っていたので
「どこに行くの?」と彼らに聞いてみると、
彼らもやっぱり「どこも閉まってるしねえ」と苦笑い。
一緒に街を歩きました。
この写真の通りの左側の壁には -
この街の歴史や伝説を絵にした壁がありました。
最盛期の18世紀には600kgの金が -
24,000kg以上の銀が1年間に採掘されていたそうです。
-
ここバンスカー・シュティアヴニツァは、
私も「世界の車窓から」で初めて知りましたが
それ以外の旅番組で取りあげられているのは見たことがありません。
1993に世界遺産に登録されたそうですが、
多分、日本の皆様にもそんなに知られていないと思います。
世界遺産の街にしては、
海外(特にアジアからの)観光客がまだまだ少ないのか、
「どうしてこの街に来ようと思ったの?」と
ペンションの人にも、この時一緒に観光したカップルにも聞かれました。 -
このカップルはイゴールとベロニカ。ブラティスラバの近くの町に住んでいるらしい。
バンスカー・シュティアヴニツァには新・旧2つのお城がありますが、こちらが旧城。
プラハ城やチェスキークルムロフ城ほど大きくはありませんが -
中はこんな感じのようです。
-
旧城からの景色。
ちょうどこの時、オルゴールのような音色が聞こえてきました。
ベロニカが地図を指さし、クロパチュカから聞こえているという。
地図にはKlopacla/Knocking Towerと書いてありました。 -
「そこでお茶も出来るから行ってお茶しよう。」と3人でクロパチュカに行きました。
チェコ語を少し勉強したときにも思いましたが、この辺の言葉って日本人にとってはかわいらしいと思える響きの言葉が結構あるように思います。
このクロパチュカって言葉もなんだか響きが気に入って
「クロパチュカ、クロパチュカ」とぼそぼそつぶやいてしまいました。 -
さてそんなクロパチュカですが中に入ってビックリ。
かなりアジアを意識したティハウスで、こんな和食器が飾ってあったり、 -
こんな中近東風な部屋も。(写真ブレブレで申し訳ないです)
この部屋では水たばこも吸えるとか。 -
別に日本茶が恋しくなったわけではありませんが、
多分飲んだ事のない日本茶が出てくるんだろうなあ、と
敢えてジャパニーズティの中からSAKURAというお茶を選んでみました。
「Green tea flavored with Japanise cherry」という説明書き。
飲んでみるとやっぱり日本では飲んだことのないお茶でした。
ここにはすごい種類のお茶がありました。
イゴールは多すぎて選べない、と店員さんにオススメを聞いていました。 -
来店した人達の落書きノートを見たり、私たちも書き込んだりしてゆっくりお茶を楽しみました。
店を出る頃には、少し日も影ってきていました。
店のテラスからは先ほど行った旧城が見えていました。
その後も少し話しながら歩きました。
アイスホッケーの話題になったので「スロバキアチームは強いの?」と聞くと
かなり苦笑いされ、「3試合して1つしか勝ててない」と言ってました。 -
イゴールとベロニカと別れて晩ご飯を食べにレストランに入りました。
やっぱりビール。ここのはSteiger。
あのザルツブルグで工場見学に行った、オーストリアのメーカー?かと思いましたが
スロバキアのヴィフネ市のビールらしいです。
ヴィフネ市、後で調べたらまさにこのバンスカー・シュティアヴニツァのすぐそばでした。 -
今度こそ、ブラティスラバで食べ損ねたハルシュキ。
チーズが酸味が効いていて、こってりしていて一皿食べるには途中からきつくなってきました。 -
夜景を楽しみながらペンションに戻りました。
チェックインの時は今日は宿泊客は私だけと聞いていましたが、
その後飛び込みの客があったようで
カップルが共同リビングルームでピザを食べていました。
一人きりでし〜んとしているより、良かったです。 -
イチオシ
翌朝、鉱山博物館は9時からなので、
9時の見学ツアーに間に合うように朝早くからぶらぶら出かけました。 -
イチオシ
聖カタリーナ教会と市庁舎
-
聖三位一体広場 真ん中の柱はペスト記念柱
-
アートギャラリー。素敵な建物です。
-
前日訪れたクロパチュカ辺りから、
街を見下ろして景色を堪能しながらAndreja Sladkovice通りをどんどん進みます。 -
朝の散歩も、天気が良くて気持ちが良い♪
-
Piargska brana 門も通り抜けてさらに道なりに
-
門から10分ぐらいで鉱山博物館に着きました。
もっと遠いと思っていたのに意外に早く着いてしまって、
30分ぐらい博物館の前で待ってました。
昨日、ベロニカとイゴールも行けたら9時に行くと言ってたのに来ない。
寝坊かな?
9時になってようやく施設の門が開いたので中に入りましたが、
おじさんが窓口に貼ってある紙を指さして何か言いました。 -
指さしたところを見ると、なんと鉱山ツアーは5人から、と書いてありました。
うそ〜!そんなこと、地○の歩き方には書いてなかったのに!!
他に人が来るまでその辺でも見て待て、と
言っているようだったので敷地内をぶらぶらしていました。
9:00の次のツアーは11:00。
それまで待たないといけないのか〜。もうあきらめようかなあ、
・・ていうか、5人からしか催行してくれないと知ってたら
こんな人が来なさそうな平日9:00なんかに来なかったのに・・・などと考えていると -
車が駐まる音が!男女が受付の方へ歩いてきます!救世主か?
「これで3人になったよ、5人じゃないとダメ??これ以上待てないよ。おまけしてよ!」という私のすがるような目に負けたのか係のおじさんは3人でツアーを開始してくれるようでした。
窓口でツアー代5ユーロを払って
まずはコモンルームで鉱山の歴史や概略のビデオを見ました。
係員がビデオの言語をドイツ語に設定すると、
その男女が私を気遣って英語じゃなくていいのか、と係員に言ってくださいました。
大丈夫、とドイツ語音声に英語字幕をつけてくださいました。 -
ビデオが終わると小屋に行ってコートを着、ヘルメットをかぶり、懐中電灯を渡されいよいよ鉱山ツアー、坑道に入っていきます。
このツアー、「スロバキア語のみ」と地球の歩き方に書いてありました。
「どうせ英語のツアーがあったとしても、専門用語混じりでペラペラ話されたらわからないので坑道の中の様子が見られればそれでいいや」と説明は期待しないで参加していたのですが、 -
なんと、係員
↓スロバキア語で説明
女性客
↓ドイツ語に訳す
男性客
↓英語に訳す
私
と、逐一全て訳してくださいました。
なんて優しいの・・。ほんとうにありがたかったです。 -
坑道の中は暗くて懐中電灯が大活躍です。
男性は「僕の英語が下手でごめんね」と言ってましたがとんでもない、
私の方こそこんな理解力で申し訳ない。
なんでも坑道内にはコウモリが出るとかで、「英語でなんて言うのかわからないんだけど、黒い鳥、キキ〜、そう、バットマンが出ることもあるよ」と、バットマンのとこでみんなで笑いました。バットマンは万国共通です。 -
おそらく2カ国語に訳してたので普段の3倍の時間がかかったのだと思います。終わると11:30すぎていました。
そして、次のツアーのイゴールとベロニカとすれ違い手を振りました。やっぱり寝坊だったな。 -
ペンションの鍵を12時までに返すと約束していたので慌ててペンションに戻りました。
途中、新城の前を通り過ぎました。
バンスカー・シュティアヴニツァ、期待値大で行ったのですが
小さな町ですがとても良い町でした。
世界遺産の町にしては
良い意味でも悪い意味でも観光客ずれしてないような・・・。
そういうところでのんびりしたい人には本当にオススメの町です。
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