2011/06/01 - 2011/06/02
44位(同エリア107件中)
キントトさん
イスタンブールから国内線でアンカラへ飛び、
そこからバスで北へ数時間。
黒海からわずか50キロの内陸にある、世界遺産の町がサフランボル。
ここからトルコの西半分を時計回りに、今回の旅がスタートです。
サフランボルは山間にある人口数万人の小さな町。
土壁に木枠を組み込んだ、独特な木造民家が立ち並び、
オスマン朝時代の美しい景観を残す町として、
世界遺産に指定されています。
こういう建物のある町並みは、以前はこの地方で他にもいくつか
存在したとか。ただサフランボルにのみ、この伝統民家を修理しながら
後世に残そうという先見の明のある人達がいたそうで、彼らの功績が
名勝、観光地としての現在のサフランボルの繁栄をもたらしたのでしょう。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 観光バス
-
町の高台にあるフドウルルックの丘からは、
赤屋根が美しい旧市街全体が眺望できます。
崖にせり出して作られたカフェは、風が心地よさそう。 -
山に囲まれた地形が良くわかります。
谷間にある旧市街も、なだらかな坂道がいっぱい。 -
モスクの手前にある大きな建物は
昔のキャラバン・サライ(隊商宿)。
この町にはシルクロードも通っていたんですね。
今はサフランボルで一番の高級ホテル、
ジンジ・ハンになっています。 -
丘を降りて旧市街へと向かう狭い坂道。
石垣の上には農家や民家が並び、
どことなく昔懐かしい日本の農村の香りが。 -
日向ぼっこのおばあちゃんは気軽に挨拶してくれます。
記憶のどこかに残っているような懐かしくも素朴でいい顔。
旅の先々で感じることになるのですが、
トルコの人は実に人なつっこくてフレンドリーです。 -
坂道の途中からの眺め。
まったりとした時間が流れるような風景です。 -
ここも百年以上ほとんど変わっていない小道。
-
道ですれ違ったトルコ人の観光客のグループ。
ここには国内の観光客も沢山やってくるようです。
「日本人か?俺達は○○から来たんだよ。ゲラゲラ。」
と、おじさんもおばさんも実に陽気で気さく。 -
坂道を下りきると旧市街の中心。
道の両側にはお店が並び、どこもかしこもバザール状態。 -
店番は女性かお年寄りが多いのですが、
しつこく呼び込まれたり売りつけられることは皆無。
土地柄なのでしょうか、奥ゆかしさが感じられました。 -
まずは買い物より、伝統民家の内部を公開しているという
カイマカムラル・エヴィへ。ここは名士のお家らしく、
花が咲き乱れる庭の作りからしてから立派。
一階が石造りの倉庫、二階、三階が土壁の住居エリア。
伝統民家というにはモダンすぎる、スマートで美しい外観。 -
中は博物館になっていて、一階は受け付け。
ここで入場料を払って二階へ。 -
二階の住居エリアのメインは男部屋。大家族のようです。
窓が多くて予想以上に採光も良く、風通しも良さそう。
白い壁は涼しげで清潔感あふれています。
窓際の低い長椅子に座るか、じかに床に座るスタイル
だったようです。
真ん中に置かれた丸くて低いテーブルは、
昔の日本にあったちゃぶ台そっくり。和みます。 -
こちらは女性部屋。ほとんど男部屋と変わりません。
どの部屋もトルコ絨毯が敷きつめられています。 -
お母さんと赤ちゃん用の部屋。
もちろん採光は十分で心地良さそう。
横に揺らす木製のゆりかごが豪華です。 -
これは二階にあるお風呂。
なんとタンスの中にお風呂が隠されています。
日本と違い、裸でお風呂に入ることはなかったとか。 -
台所も広くて立派です。
作りつけの家具のデザインがすごく凝っています。 -
採光はいたるところで工夫されています。
階段や廊下にまで敷きつめられた絨毯が
より明るい印象を。 -
見学を終えて外に出るとトルコ人親子のお母さんが
「日本の方ですか?私はこの近所に住んでいます。」
と、とても流暢な日本語で!
こっちが驚いて「日本人なんですか?」と問い返すと
純粋にトルコの人らしく、ご主人の親が近所でペンション
を経営しており、日本人の客が90%以上なので自然に
日本語を覚えたらしいのです。
それにしても訛りもなく、イントネーションも完璧な
日本語にびっくり。この後も日本語を上手に操るトルコ人に
何人も会ったのですが、目をつぶって聞いていると、
日本人が喋っているとしか思えない人が沢山いました。
トルコ人のガイドさん曰く、言語的にトルコ語は日本語と
かなり近いものがあり、喋りやすいらしいのです。
外国人の日本語スピーチコンテストがあるなら、
一位はトルコ人に間違いなし。 -
いよいよ町のお店をひやかしに。
衣類やトルコ石のお店、食料品、お土産屋さんなどなど。
ありとあらゆるお店が並んでいます。 -
どこのお店の前でも値段交渉は普通の風景。
「2個買うから安くして」。というセリフをを多用したのですが
これにはどのお店の人も気持ちよく対応してくれました。
高価なモノだとこうはいきませんね、売り手も買い手も。 -
トルコは大農業国で、農産物が実に豊富です。
サフランボルのある黒海沿岸も豊かな農業地帯で
乾燥した果物や野菜や花がいっぱい。 -
干しブドウ、干しピーマン、ハイビスカスの花(お茶用)、
ナッツ類などなど、軒先は実にカラフル。 -
私のお目当てはこれ、干しイチジク。
地中海地方で良く見かけますが、サフランボルの
干しイチジクは、実も大きめでかなりお買い得。
500g(だいたい25個入り)
でなんと5TL(トルコリラ)。
日本円に直すと、実に250円!2パック買いました。
この後トルコを回って見た中でも、
ここの干しイチジクが最安値でした。 -
サフランボルの名前の由来は
サフランの産地からきています。
当然サフランを売っている専門店はいっぱいありますが
ここで一番目についたのがティー用のサフランです。 -
トルコ人はチャイ(ティー)を良く飲むので、
チャイのフレーバーも豊富。
このサフラン・チャイは、血圧や糖尿に良いという
セールストークで売っていました。
人の良さそうなおじさんに招き入れられ、
説明を聞きながら試飲。 -
まずはカップにお湯を注ぎ、サフランを少々。
トルコでチャイを頼むと、
どこでもこの小ぶりのグラスで出てきます。 -
そしてこれもサフランボル名産の
蜂蜜を入れて出来上がり。
少しだけ薬っぽくもありますが、
カラダの内側からホットになる感じ。
冬にはいいかもです。 -
チャイついでに、もうひとつのトルコの代表的な飲み物
トルコ・コーヒーをご紹介。
ここは古い石畳が良い雰囲気の、アラスタ・バザールの
オープンカフェ。手前の炭火の入った大きな鉢で、
トルコ・コーヒーを作ります。 -
まずは柄のついた、ヒシャクみたいな金属の器に
コーヒーの粉とお砂糖とお湯を、ドカッと!
まとめて入れます。
事前に「お砂糖は少なめ?多め?ふつう?」
と聞かれますが、ふつうでも結構甘いです。
あとはこれをかき混ぜながら炭火で温めるだけ。
たぶんこれが本格的な淹れ方なのでしょうけど、
少々時間がかかります。 -
そしてそのヒシャクをテーブルまで持ってきてくれて、
カップにコーヒーを注ぎます。
ヒシャクの半分くらいはコーヒーの粉なのですが、
それを全部うまくカップに入れるのが注ぎ方のコツのよう。
つまりこの小さなカップの半分くらいは粉なのです。 -
粉が多いので濃いのかと言えばそうでもなく、
印象よりあっさりとしていておいしいです。
もちろん上澄みだけ飲みます。
飲み終わった後でカップをひっくり返し、ドロっとした粉の
作る模様で占いをするという話も聞いたことがあります。
そういえばお隣のギリシャでも同じような道具を使って
同じように淹れていましたが、どちらが元祖なんでしょうね。 -
トルコ猫1。
たぶんノラでしょうけど、トルコでは猫に沢山出会いました。
人を全く警戒しなくて、いたるところでゴロゴロしています。
いじめられることがないんでしょうね。トルコはいい国です。 -
ひと休みした後は、再び町を散策。
記念撮影をしていたシックな制服姿のお嬢さんたちは、
隣の町にあるカラビュック大学の学生さん。
カメラを向けると、にっこりとポーズを。
トルコの人は写真を撮るのも撮られるのも
本当に大好きです。 -
ここは町のパン屋さん。
ほとんど地元の人が買うのでしょうけど
大きな石釜で焼かれたパンは実においしそう。 -
こちらが有名な、ゴマつきドーナツパンですね。
地元の人は真ん中にある箱ごと買っていくようです。
大きさからしてドーナツパンが10個以上は入りますから
これがトルコの人の主食? -
ちょっとオシャレなスイーツ屋さん。
ウインドウに並んでるのは、トルコの代表的なスイーツ、
ロクム。
中にいろんなナッツが入っていて
食感は本当に日本のゆべしにそっくりなんですよね。
お土産で買っていったら、食べた全員が
「これはゆべしだ!」と・・・ -
広場へ出ると、かわいいミニバスが。
坂の多いサフランボルでは、
庶民の足として活躍してるようです。 -
そういえばここは世界遺産だったんだ。
と後で気がつくほど、サフランボルは
建築物と人と暮らしが気持ちよく調和している町。
1日ゆっくり時間をかければ、
その魅力が十分堪能できるのではないでしょうか。
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