2011/06/18 - 2011/06/19
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近鉄バッファローズさん
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6年ぶりに四泊六日ではありますが、ドイツへ行く機会に恵まれました。
以前お世話になった方々のところを訪問することと、
まだ行ったことがないところを行くことが、今回の目的です。
目的地は、ラインラントプファルツ州のMaria Laach(マリア ラーハ)と
Schloss Buerresheim(ビュレスハイム城)、Wuerzburg(ヴュルツブルグ)のResidenz(レジデンツ)、
Nuernberg(ニュルンベルグ)のDoku-zentrum(ドク−ツェントルム)、Burghausen(ブルグハウゼン)です。
まずは、お世話になった方(二軒)のところへ行くまでについてです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今回は、成田11:50発ミュンヘン行きの全日空便です。
3月頃に今回の旅を計画しましたが、H.I.S.のHPではその頃にはフランクフルト行きの格安便はなく、ミュンヘン行きしか見当たりませんでした。初めてのミュンヘン空港で心配もありますが、どうなるでしょうか。 -
京成線に乗り、成田空港第一ターミナルへ。
諸手続を済ませて、定刻通りに乗り込みました。 -
53番ゲートから乗り込みました。
-
久々のドイツ行きだったので、途中で外を撮ってみました。
シベリアあたりの風景です。 -
ところが、このあと分厚い雲に阻まれて殆ど撮れなくなります。
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ロシア西部が近づいてきて、ようやく雲に切れ間が。
-
ロシアとフィンランドの国境近くの湖沼地帯です。
見たことがない風景が拡がっています。 -
そのあと、バルト三国を過ぎたあたりからまた雲が厚くなってしまい、ミュンヘンに着くまで地上は全く見えませんでした。
-
ミュンヘン空港に着きました。
-
全日空は、ミュンヘン空港では第二ターミナルへ着きます。
ここからは、S-Bahnへ乗り換えてミュンヘン中心部へ向かいます。 -
ターミナルビルを出て、第一ターミナルへ行く直前にある地下へのエスカレーターでS-Bahnのホームへ向かいました。ミュンヘン中央駅までは約40分です。
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空港には17:00頃に着き、目的地には22:00頃到着予定だったので、乗り換え時間のあるミュンヘン中央駅で食事をすることに。土市名物のカレーブルストを食べました。
ちなみに、下に写っているのはこの度のお供になった旅行カバンです。 -
列車の出発まで時間があったので、駅でのんびり。
今ドイツでは、女子のサッカーワールドカップが開催されていますが、ドイツ国鉄(DB)はそのスポンサーです。テレビで選手がインタビューされている後ろにあるボードを見ると、右下のあたりにそのマークが見えます。 -
駅の中を歩いていると、ライオンが居ました。
こういうライオンは、町に複数居るようでした。
衣装として、バイエルン特有の市松模様になっています。 -
私が乗る予定のICEです。終着駅はWiesbadenですが、私はUlmで乗り換えます。
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UlmまでICEは5分ほど遅れていましたが、そこは織り込み済みでした。乗り継ぎの列車(シュツットガルト行きRB)は、定刻までにホームに入っているのに、なぜか出発が5分ほど遅れていました。困ったものです。
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乗り換えて、目的地の最寄り駅(Suessen)まで列車に乗りました。
写真を撮ったのは21:30頃です。まだ、夕方の雰囲気です。
到着した18日の夜はお世話になった方の住む町に泊まり、翌日の昼過ぎまでそのお宅に滞在しました。 -
19日14:40頃のシュツットガルト行きREで、もう一つのお世話になった方のお宅へ向かいます。
途中、シュツットガルト中央駅で乗換です。時間があるので、駅前に出てみました。今この駅は、Kopfbahnhofと言ってヨーロッパの大きな駅に多い行き止まり型の駅なのですが、これを通過型の駅にするために駅を地下化するなどの改修計画「Stuttgart21」と言う計画が問題になっています。地下水や環境影響を及ぼし、歴史的建物を壊し、財政を悪化させるなどと反対派が激しい運動を繰り広げているようです。どうなるのでしょうか。 -
駅舎の東側の上には、地元の超有名企業「メルセデス」のエンブレムがぐるぐる回っています。
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列車をEC114に乗り継ぎ、ラインラントプファルツ州のAndernachまで向かいます。ライン川中流を通りますので、写真を撮っていきました。窓越しなので変なものが写ったりしていますが、御了承下さい。
まずは、プファルツ城です。ライン川の中州に建てられた城で、通行税徴収のために1327年に建てられたそうです。 -
グーテンフェルス城(Burg Gutenfels)です。
1220年に建築が始まった城だそうです。当初は、建築責任者に因んでBurg Cubeと呼ばれていたそうです。1277年からプファルツ侯の拠点となり、14世紀に改修されたそうです。1504年に温和選帝侯Ludwigによって、それまで一度も包囲線で落城したことがなかったことから、「Burg Gutenfels」と改名されたそうです。17世紀には武装が解かれたが、30年戦争時にまずスペイン軍が占領し、後にヘッセン軍に占領されたそうです。1793年にはフランス軍に無血占領され、1806年にはナポレオンが取り壊してしまったそうです。1833年には更地になるのを免れ、1889〜1892年の間に現在の廃墟風に改修されたそうです。この城は、シュタウフェン朝時代の建築様式をよく残しているそうです。 -
ねずみ城(Burg Maus)です。
1356年にトリア大司教が、この城のライン川上流にあるKatzenelnbogen伯爵のRheinfels城からの防衛の拠点をとして城を作る許可を得たのがはじめだそうです。1388年にBurg Peterseckとして完成したが、後にこの城のすぐ南に建てられたBurg Neukatzenelnbogenが「ねこ城」とあだ名されたことから、それに対立する城として「ねずみ城」と言われようになったそうです。14世紀から15世紀初頭にはトリア選帝侯の居城としても使われたそうです。建築当時は最新鋭の城として建築されたそうです。本丸はほぼ正方形になっており、周りを二の丸が取り囲み、東側の搦め手には濠が巡らされているそうです。本丸は、二階建ての居城と管理棟、中庭からなるそうです。東側の城壁には、丸い天守閣と二つの多角形の櫓があるそうです。18世紀に初めて破壊されたが、1844年にWiesbadenの古文書館員が保護のために買い取り、20世紀初頭にケルンの建築家のWilhelm Gaertnerが引き取り、建築当初の絵画をもとに現在の形へ改修を行ったそうです。
http://www.burg-maus.de/ -
Feindliche Brueder(敵対する兄弟)です。走る列車から撮ったので、角度が悪く見にくくてすみません。
シュテレンベルグ(Sterrenberg)城とリーベンシュタイン(Liebenstein)城の二つの城が並んで建っています。Feindliche Bruederの名は、仲の悪い兄弟が隣り合う城で戦争を繰り返した、と言う伝説に基づいているそうです。その伝説に関係するとして両城の間には「争いの壁」と言う城壁がありますが、シュテレンベルグ城の第二の防壁として建てられたものだそうです。この両城の間で、未だ嘗て武器を取っての衝突はなかったそうです。
シュテレンベルグ城は、1034年には古文書にその名が見られ、ライン川沿いで現存する城としては最古のものだそうです。最初はBolanden家に属し、1276年にSponheim-Dannenfels伯爵のものとなった。1320年からはトリア選帝侯のものとなったそうです。1568年からは無住の城となったそうです。
リーベンシュタイン城は、13世紀にシュテレンベルグ城の前衛の城として作られたそうです。1294年にSponheim-Dannenfels伯爵からLudwig von Sterrenbergに売却され、リーベンシュタイン城と名付けられたそうです。家系が絶えたあと、神聖ローマ皇帝フェルディナンド二世はWaldenburg男爵を封じたが、1592年からは無住の城となったそうです。
http://www.burg-sterrenberg.de/ -
シュトルツェンフェルス城(Schloss Stolzenfels)です。
13世紀中頃にLahneck城の対岸にそれに対抗する城としてトリア大司教Arnold II. von Isenburgが創建したそうです。Koblenzの南、Lahn川河口に位置することから、トリア、プファルツ、マインツ、ケルンの各選帝侯の衝突の場となったそうです。この地政学的立地から、Lahneck城との敵対の場となり、また一方でRhensの玉座が生まれたり、ライン諸選帝侯の会議の場ともなったそうです。14世紀後半に大司教によって改修されたが、1689年にはプファルツ後継者戦争時に破壊された。1823年にKoblenz市はその廃墟をプロイセン皇太子(後のプロイセン王Friedrich Wilhelm四世)に売却した。皇太子の手によって1835年から英国テューダー様式である現在の姿に改築された。
http://www.schloss-stolzenfels.de/ -
Fort Konstantin(コンスタンティン要塞)です。駅の柱が邪魔で済みません。
Koblenz要塞の一部として作られ、ほぼ完全な形で残されています。ロシア皇帝アレクサンダー一世の兄弟であるKonstantin Pavlovichに因んで名付けられたそうです。1822–1827にかけて、プロイセンの軍技術者であるGaertnerとSchubarthの指導の下、要塞の前哨としてアレクサンダー帝が建築したそうです。この要塞の使命は、Koblenzの町に接する前哨となることであり、要塞と町を連絡を確保することであり、地下通路で要塞と町をつなげることだそうです。第二次大戦中には防空壕に改築されたそうです。
http://www.fort-konstantin.de/ -
そうこうする内に、Andernachに着きました(19:00前)。
ここからKaisersesch行鈍行に乗り換えお世話になった方(二軒目)の住む町へ向かいました。お宅へ着いたのは、20:00頃でしたでしょうか。
翌日は、Maria LaachとSchloss Buerresheimを見に行きます。
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この旅行記へのコメント (7)
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- ねずみんさん 2011/09/25 13:29:39
- 一緒に旅立った気分です
- 近鉄バファローズさん、こんにちは。
私は旅行に行くときは自宅を出るときからワクワクしているので
こういう成田からの旅行記が大好きです。
成田空港のゲートの写真、私もこれから飛行機に乗るぞ!
って思っちゃいます。
一緒に飛行機に乗ってミュンヘンに行った気分になります。
飛行機の窓からの眺めも美しい地球!って感じで自然の偉大さを実感します。
駅がそれぞれ立派ですね。
駅とは思えないくらい重厚で、映画の一場面のよう。
いつか私もドイツの電車の旅にチャレンジしたいなと思います。
続きの旅行記も楽しませていただきます。
ねずみん。
- 近鉄バッファローズさん からの返信 2011/09/25 14:35:28
- 有り難う御座います
- ねずみんさん、こんにちは。
近鉄バッファローズです。
お褒め頂き有り難う御座います。私もそんな気分で書かせて頂きました。
飛行機からの風景も撮ろうと、窓側の席を予約しました。
本当にGoole earthみたいな風景でした。
欧州の中央駅はどこも立派です。
特にKopfbahnhofと呼ばれる行き止まり式の駅は。
古い駅が多いので、重厚な建物が多いですね。
一方で、ベルリン中央駅のように新しい立派な駅もあります。
ここは通過型の駅で、ケルン中央駅なども同じですね。
効率は通過型の駅の方がいいので、通過型の駅へ建て替えが進んでいます。
私は鉄道が好きなのもあって、鉄道の旅がほとんどです。
一度経験して頂きたいです。
-
- トムソーヤさん 2011/09/04 22:22:38
- 青い市松模様のライオン君。懐かしいですね。
- 近鉄バッファローズさん。
トムソーヤです。小生も書き込みさせていただきます。
最初の、ミュンヘン空港、ミュンヘン中央駅懐かしく拝見しました。
とくに駅の、青い市松模様のライオン君。懐かしいですね。
小生達は、この駅の近くのル・メリディアン・ミュンヘンで、6日近くも宿泊し、ミュンヘンをうろうろしました。
近鉄バッファローズさんの旅行は、ここが出発点で、ライン川の古城が綺麗ですね。
今度は、ライン川めぐりもいいかな、と思っております。
また、拝見させて頂きます。
-
- FeildIMCさん 2011/07/16 20:26:00
- 旅の始まりを楽しめました
- 近鉄バッファローズ様
旅行記拝見しました。初めてのミュンヘン空港、お疲れ様でした。
初めてドイツに行ったのがミュンヘン。近代的な施設と広さが初めてのヨーロッパにしてはあっさりしている感じがありました。この感覚もあってフランクフルトに行った際はビックリしました。
私が行った際はオクトーバーフェスト開催中だったので、空港に近いうちから満員電車。これに懲りて駅からはルフトハンザ・エアポートバスを利用しました。こちらはゆったりしていて便利でした。
初めて食べたヴルストもミュンヘン駅でした。思い出深い食事です。
次に行けた際には、周辺観光も兼ねてミュンヘン駅からのDBも利用してみたいです。
次の旅行記も楽しみにしております。
FieldIMC
- 近鉄バッファローズさん からの返信 2011/07/17 17:41:10
- 欧州三大空港は本当に大きいですね
- FeildIMCさん、こんばんは。
近鉄バッファローズです。
この度は、拙旅行記にご投票頂き誠に有り難う御座います。
ヨーロッパの大空港と言えば、
ロンドンのヒースロー、パリのシャルルドゴール、
そして、フランクフルト空港ですね。
他の空港は、それほど大きくありません。ベルリンも。
フランクフルトは、ミュンヘンとは比べものになりませんよね。
オクトーバーフェスト中ですか。それは混んでいたことでしょう。
ルフトハンザ・エアポートバスは空いてたんですね。
鉄道と比べると、料金が高いからでしょうか。
ドイツのソーセージ(ヴルスト)は美味しいですよね。
ドイツのパンとも良くマッチしていると思います。
本場で食べている、って言う雰囲気もあるんでしょうが。
ミュンヘンの近郊は、かなりたくさん観光に適した場所があります。
私もいくつか旅行記を掲載しておりますが、
他の方の旅行記も参考にじっくり計画を練って頂きたいです。
-
- 甲斐寝あーぬん愚さん 2011/07/03 18:32:37
- 待ってました〜。
- 近鉄バッファローズさん、こんにちわ。
旅行記待ってました!
なるほど、ミュンヘンから入られたんですね。
ということは、結構日程、ルート的に大変だったんではないでしょうか?お疲れ様です…
私はウルム駅とはあんまり相性がよくありません。
この前はフランクフルト方面からの電車が10分以上遅れ、乗りたかった電車が行ってしまい、1時間近く待たされたり、無事に乗り換えれたとしても、近鉄バッファローズさんのようになかなか出発しなかったり…次も乗り換えあるのに…
シュトゥットガルト駅も然り。
ICEとかなぜかいついかなる時間も混むことが多いですし、この駅を使うときは結構疲れます。
多分、Kopfbahnhofのせいだと。私個人的な意見としては、さっさと新しい駅にしてもらいたいです。相当時間短縮になるはずなので(ウルムまで30分ぐらいになるらしいですよ)。
でも、地元の人はそうは考えていないんでしょうね。複雑な問題です。
ライン川沿いの写真は結構綺麗に撮れていますね、移動中にもかかわらず。
このルートを通る際には、いつもDBに物申したいと思います、「窓掃除しろよ」と。
大抵は汚れていてうまく写真撮れませんよね…
では、次回以降の旅行記楽しみにしております!
甲斐寝
- 近鉄バッファローズさん からの返信 2011/07/03 23:30:58
- 恐縮です
- 甲斐寝あーぬん愚さん、こんばんは。
近鉄バッファローズです。
そこまで期待して頂くと、本当に恐縮です。<m(__)m>
大した旅行記でなくて、顔向けできなくなります。
今までずっとフランクフルトからだったのですが、
今回初めてのミュンヘンからと言うことで、ちょっと緊張しましたが、
行ってみるとそれほど大きな空港でもないので、あまり迷いませんでした。
で、帰りの便は20:50発なので最終日がかなり観光できて、
案外悪くないのかな、とも思ったりしました。
もともと、シュヴェービッシュアルプの町とアイフェルの町には
お世話になった方を訪ねないといけないので、
ミュンヘンでも何とかなるかな、とは思ってました。
私も過去に痛い目に遭ったことがあるので、
今回は30分程度の余裕はみるようにしていました。
シュツットガルトとマンハイム間って、混みますよね。
私も、今回は座れませんでした。予約してなかったので。
Stuttgart21については、先日の州議会選の結果もあるので、
現状のKopfbahnhofのままになりそうな感じじゃないでしょうか?
緑の党が首班ですからね。
Kopfbahnhofだと、駅の停車時間が5分ほど余分にかかりますし、
進行方向が変わって日本人は辛い(乗り物酔いしやすくなる)ですし。
私も個人的には、Stuttgart21を推進してもらいたいですね。
ライン川沿いの写真をお褒め頂き有り難う御座います。
結構頑張りましたが、取り逃したところも多数ありました。
ドイツの車両の窓は、大抵汚いですよね。
まだ、RBやREは窓がある場合もあるのでいいんですが、
IC/ECやICEは、絶対開かないようになってますからね。
出来るだけ早く次の旅行記も上梓したいと思っております。
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