ソウル酒場放浪記～韓国＆ウラジオストク船の旅②

2011/04/30 - 2011/04/30

韓国二日目の夕方は韓国の方の案内で、ディープな下町の居酒屋巡りをしてきました。
一軒めはタラの干物でビールを飲ませる店、二軒目はホンオジョンにマッコルリを合わせる店でした。
ホンオジョンというのはエイを醗酵させたものに卵の衣をつけて油焼きしたものです。
エイを醗酵させると強烈なアンモニア臭がします。
これまで生のものを食べたことはあるのですが、熱を加えることでさらに臭いの揮発性が高まっているようです。
鼻に抜ける刺激臭を緩和させるために、マッコルリの杯が進みます。
屋号の浦項食堂は女将が慶尚北道浦項の出身であることからきています。
慶尚道の人はまずホンオ食べないものと相場が決まっているのですが、旨いものに国境ならぬ「道境」は無いということなのでしょう。
あまりにマッコルリのピッチが早くなり、宿に戻るなりバタンＱとなってしまいました。

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

昼間は知人の新しいオフィスを訪れました。
知人は瞑想教室のインストラクターをやっています。
韓国でもスピリチュアルなものへの関心が高まっているようで、大いに繁昌していると聞きました。

知人のボスの蔵書。
一昔前の「文芸春秋」や今は無き「現代」が見えます。
ボスは日本語は話せないけれど、読むことはできるのだとか。
ハングル世代であっても日本語を理解する韓国人は少なくないようです。

楽園商場近くの浦項食堂にて。
女将の手料理は、見た目はイマイチでも、味は折り紙つき。
今宵も食通たちと呑み助たちが集います。
ホンオジョンの“香り”は翌日になってもなかなか消えず、往生させられました。