2011/05/02 - 2011/05/03
5位(同エリア56件中)
kumさん
ポルトガルの中部には「歴史的な村々」(Aldeias Historicas)という指定を受けた村が12ある。観光の振興と村の保護を目的として始められた制度のようだ。
「歴史的な村々」は、スペインとの国境近くに集中しているため、
防衛上の目的から山の上に城壁で囲んで築かれた村が多く、とてもドラマチック。
また、モンサントなどの一部の村を除き、観光客がまださほど押し寄せてきていないこともあり、素朴な村の様子が楽しめる。
いずれも不便な場所にあるので複数の村を限られた日数で巡るならレンタカーをした方が効率的だ。
この旅行記では「歴史的な村々」のうち、ピオダォン(Piodao)とソルテーリャ(Sortelha)を紹介する。
****
【旅程】
□4月29日 フランクフルト経由ポルト
□4月30日 ポルト泊
□5月1日 (ポルトでレンタカー)アヴェイロ、ブサコ泊
■5月2日 ピオダォン、セラ・ダ・エストレラ国立公園内泊
■5月3日 ソルテーリャ、イダーニャ・ア・ヴェリャ、モンサント泊
□5月4日 マルヴァン、オビドス泊
□5月5日 ナザレ、シントラ、リスボン泊(リスボンでレンタカー返却)
□5月6日 リスボン泊
□5月7日 リスボンからロンドン経由帰国
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 1.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
-
ブサコからピオダォンまでは車で1時間半〜2時間ほど。
どうやら新しく高速道路ができたようで、途中からナビが機能しなくなり迷子に・・・。
ナビが現在地を検知できるまで適当に走っていたところ、ようやく現在地が判明。このようなことがこの旅行中2,3回あったので、ナビが古いのか、最近になってポルトガルで新しい道路がどんどんできているのか、どちらかだと思う。いずれにしても、少し詳し目の地図がナビとは別にあった方が安心かもしれない。
近くまでくるとピオダォンの標識が出てきて一安心。 -
イチオシ
くねくねとした山道を進むと谷間に張り付くように築かれたグレーの村が見えてきます。
これがピオダォンだ。
私がこの村のことを知ったのは「Portugal most beautiful village」の検索ワードでググったところ、複数の人がこの村を推薦していたから。
ロンプラには載っているけど地球の歩き方には載っていない。
フォートラ内検索でも出てこなかったので、日本人には馴染みの少ない村なのだと思われる。 -
1970年代までは徒歩か馬でしか訪れることができなかったという辺境の村。
だからこそ、近代化の波に取り残されたような素朴さが残っている。 -
5月は花の季節。
道路脇は一面に黄色い花が咲き乱れていた。 -
駐車場が狭くて停めるところがないんじゃないか、と心配していましたが完全に杞憂でした(笑)
この教会の前にとても小さな博物館兼インフォメーションがあり、その前が駐車場になっている。
私たちの車以外に3,4台しか停まっていない。 -
ちなみに公衆トイレも駐車場の横にあるけど、利用した夫がとてもキレイだったと感心していた。ふむふむ、好印象。
-
村の入り口の教会前の広場はややツーリスティだけど、お土産屋があるのはここらだけ。
一歩村に足を踏み入れると、観光地的な要素はゼロ。 -
お店のドアの前でドーンと寝ているワンコ。
お客さんを迎え入れる姿勢が見えないよ。
商売っけのなさがステキです。 -
これは別のワンコ。お年寄りワンコのようだ。
この村はお年寄りが多いからか、飼い犬達もヨボヨボな子が多かった。
だからなのか、みんなよく寝てる^^; -
青い扉が美しいんだけど、固く閉ざされている。
テレビの音や人の声はたまにしか聞こえてこず
村は静寂に包まれている。
人が住んでいるのかも疑問を感じてしまうほどに。 -
建物はこのあたりでとれる薄い板状の石を積み重ねて建てられている。
もろそうな石なので、維持していくのは大変そう。 -
イチオシ
山の斜面につくられた村なので、階段が多い。
登っていくと小さな教会があった。 -
中に入ろうとしたがドアは堅く閉ざされていた。
-
更に階段を登る。
相変わらず誰ともすれ違わない。
ロンプラ(Lonely Planet)では人口225人と書いてあるが、
とてもそんなに住んでるようには思えない。 -
村の一番高いところに出た。
上の方が登り降りが大変だからか、空き家が目立った。
村は段々畑に囲まれているが、多くの畑はもう耕されていない様子。 -
このまま過疎化が進めばこの美しい村もいつかゴーストタウンになってしまったかもしれない。
その前に「歴史的な村々」としての指定を受けて、保護の対象となって良かった。 -
住人が一人、また一人と減っても
毎年変わらない風景もある。 -
再び階段を下っていきます。
オレンジの屋根瓦の家も増えてきているけど
昔はみんなこんな石を積み重ねて屋根にしていたのかも。
あまり重ねすぎると重くて崩れちゃうし
少なすぎると雨漏りするからバランスが難しそう。 -
この村で印象的な青の扉。
もともと村で唯一ペンキを売っていたお店が青のペンキしか置いていなかったから、みんな扉を青に塗ったのだという言い伝えがある。
真偽の程は不明だけど、外の世界から遮断されていたこの村の歴史からすると、「なるほど」と思わせる。 -
建築制限は特にないのか、昔ながらの板状の石ではなくコンクリートのような壁の家を散見した。
村の入り口にもやたら不釣り合いな近代的な(?)ガラス張りのレストランがあって、少し残念だった。 -
扉の青よりは少し薄い、スカイブルーの柵。
その作り出す影は繊細で美しい。 -
村の住人が資金を出し合って、19世紀に建てられた教会。
中に入ると中にいたおじさんに入場料がわりのチップを要求された。
一見の価値は特にないです^^; -
この村は、外界から隔離されているが故に犯罪者が逃げ隠れしたこともあるのだとか。
-
この平和そうな村に犯罪者が潜んでいたとはちょっとサイコスリラーの世界みたい。
-
村の入り口にあるレストランで遅い昼ご飯をとっていたら、物欲しげにワンコがよってきた*^^*
-
腹ごしらえをしたところで村の下を流れる川まで下ってみることに。
-
イチオシ
ピオダォンに到着したときに寝ていた年寄りワンコが目を覚ましていた♪
-
この村には宿が一つあり、booking.comで予約できるが、生憎この日は満室だった。
とはいえ、ピオダォンだけを見るのであれば日帰りでも十分。
泊まるとすれば、近隣の村へのトレッキングなどができて、結構良さそう。 -
こんな小さな村なのに、一人前に通りの名前が表示されている^^
-
村の下には水場がある。
洗濯用かなぁ?? -
村の下の方は便利だからか洗濯物や植木など人の気配を感じる。
相変わらず誰ともすれ違わないけど。 -
とても晴れた日だったので、いい洗濯日和☆
-
川の水かな?
結構冷たかった。飲めるのかなぁ? -
川を渡ってピオダォンの村を望む。
-
川までの道には街灯がある。
村の中には街灯が一つもなかったけど。 -
ドアの上には枝で作った十字架が飾られている。
これは雷や呪いを避けるための御守りなのだそう。 -
ピオダォンの村を出て、この日の宿に向かう。
ピオダォンからの距離は50キロちょい。
でもくねくね道を通って行くので1時間以上かかった。
黄色いお花畑が爽やか。 -
ピオダォンの隣町ならぬ隣村、Foz d'Egua(フォズ・デグア)
段々畑とポツンポツンと建つ小屋が絵画の世界みたいで美しすぎた・・・
ピオダォンからフォズ・デグアまでループ状のハイキングコースがあるらしい。6.3km、2時間のコース。かなり気になる。 -
ちなみに数年前、山火事でこの村も被害を受けたという情報をネットで見つけたけど、そんな被害の跡は見えなかった。
広がっているのは切なくなるようなただただ美しい風景。 -
実は車を停める所がなくて、いったん通り過ぎて車を停められる所を見つけて写真を撮るためにダッシュで戻ってきたのです☆
-
この村はロンプラにすら独立した項目としては載っていない。
ピオダォンからのハイキングコースの紹介の中ででてくるのみ。
でもこの吊り橋の写真はネットで結構アップされていたので、それなりの知名度はあるのかな? -
さて、この日の宿はセラ・ダ・エストレラ国立公園にあるH2otel Congress & Medical SPA
ここもbooking.comで予約。
ピオダォンに近い宿の中では一番良さげだったのでここにしました。
どうやらマウンテンバイクをする人向けな宿のようで、この日も何かの大会があったようでサイクリストの団体さんが泊まっていた。 -
宿はモダンでおしゃれ。
ホテルの名前からも分かるように水を売りにしているようで、プールが豪華。 -
北欧資本なのかなぁ?
ポルトガルっぽさがない。
お土産屋さんには不思議な物がいっぱい売っていた。 -
ちなみにレンタサイクルでマウンテンバイクを借りられる。
せっかくなので1時間レンタル。
実は、初マウンテンバイク!
みんな山とかガンガン上っているから、普通の自転車よりも楽なのかと思いきや、坂道はやっぱり坂道・・・・
全然楽じゃねー・・・orz -
村まで行ってみたものの、その先に行くには坂があるし、風を切って走るので結構寒くて、へたれなkum夫婦は20分くらいでホテルに戻る(苦笑)
レンタサイクルのお兄さんはすごく親切で、せっかく「(一時間って書いてあるけど)時間は気にしなくていいよ〜」って言ってくれたのに・・・ -
翌日。
前の晩にホテルでネットサーフィンをしていて初めて「歴史的な村々」の存在を知る。ちなみにピオダォンも「歴史的な村々」の一つ。
村情報ってあまりないので、こういう指定があると観光客としては一つの目安になって大変助かるわ♪ っていうか、前日に初めて知るってリサーチ不足は明らかね(汗)。まぁ、行き当たりばったり目な旅が好きなので^^;
次の宿のあるモンサントに向かう途中に「歴史的な村々」の一つ、ソルテーリャ(Sortelha)という村があることを知り、ルートに組み入れることに♪♪ -
ソルテーリャの村も山の上にある。
他の多くの「歴史的な村々」と同様に、城壁に囲まれている。 -
人口800人と結構多い。
とは言え、城壁の中の旧市街に住んでいる人は全然少なそう。 -
城壁の上は細いけれども歩くことができる。
高所恐怖症の夫はびびり気味^^; -
城壁の一画に塔がある。昔あったお城の一部なのだそう。
大きな岩を取り込んだ造りで面白い。
塔の中に入ることはできない(というか、入り口が見つからなかった)。 -
イチオシ
遠くの丘には風車が。
12世紀にまで遡る歴史ある村と風車って不思議な組み合わせ。 -
-
歴史あるこの古い村も
城壁内に住む住人が減り何だか寂しい。 -
城壁の外にはお墓がある。
美しい谷を見下ろし、村を守るように、ここに眠る。 -
イチオシ
人けのない村に、一輪の花が静かに咲く。ひっそりと。鮮やかに。
-
この村でも人に全然会わなかった。
観光客のカップル一組とインフォメーションのお姉さんを見ただけ。 -
大岩を壁の一部にした家。
このような家はこの後に行くモンサントにたくさんある。 -
-
-
-
こちらも大岩を壁の一部にした家。
微妙なバランスを保っていて、なんでこんな風に建てたのか不思議。
おしゃれなつもりなんだろうか?
かっこいいけど。ちょい不便そう^^; -
せっかく家の前に置かれたベンチ。
使われている様子がなくて寂しげ。 -
城壁内を一周して村をあとにしたのでした。
***
ちなみに、この旅行記で紹介した二つの村は、車でなければアクセスはかなり不便。
ピオダォンはArganilからバスが週2回停まるだけ、
ソルテーリャはBelmonte-Manteigas駅からタクシー(バスはなし)
でのアクセスになります。
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この旅行記へのコメント (9)
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- m.4*さん 2012/02/07 12:58:57
- いろいろな顔を持つポルトガル
- はじめまして
来夏ポルトガル旅行を予定しており、4traで勉強中の者です^^
kumさんの旅行記を拝見し、ポルトガルは本当に奥が深いのだと知りました。
(きっとどこの国でも掘り下げてみれば、国土の大小にかかわらず、奥深いのでしょうね)
この村も、本当にポルトガル?!という雰囲気でびっくりしてしまいました。
今回ポルトガルは2泊だけなので、リスボン周辺だけになりそうですが、
kumさんの旅行記を拝見し、いつか再訪したいと既に感じています。
- kumさん からの返信 2012/02/10 03:47:42
- ポルトガルは田舎がとくにいいかもです!
- m.4*さん、こんばんは!
掲示板でははじめましてですね♪
ポルトガルに今年の夏に行かれるのですね!
2泊だとリスボンだけ堪能するのにも足りないかもしれませんが、ポルトガルって国の様子は分かると思うので、下見と割り切って、気に入ったら是非今度はゆっくり行ってみてください!
私は一つの国を長めに旅行するのが好きなので、ポルトガルだけで7泊しましたが、行きたかったところの半分も消化できませんでした。なので、いつかまた行きます!
> この村も、本当にポルトガル?!という雰囲気でびっくりしてしまいました。
そうなんですよね。地域ごとに特徴が違うのが村巡りの醍醐味ですよねー。ポルトガルはヨーロッパの辺境に位置しているだけあって、ちょっと田舎くさいところが残っていて、そこがいいなと思いました。
この村も不便な場所ですが、レンタカーせずとも電車・バス・タクシーを乗りこなして村めぐりをしている方もいるようなので、是非m.4*さんもいつか!
これからもよろしくお願いいたします♪
くむ
-
- hankanさん 2011/07/11 00:08:28
- まっしろ
- この教会だけ、色がちがいますね。
レゴのブロックみたいです。
- kumさん からの返信 2011/07/13 02:03:15
- 映えます
- hankanさん、こんばんは
そうなんですよ。この教会だけ白くてなんかニセモノみたい!?
でもとてもキレイでした^^
kum
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- hankanさん 2011/07/11 00:08:16
- まっしろ
- この教会だけ、色がちがいますね。
レゴのブロックみたいです。
-
- Yattokame!さん 2011/07/04 01:26:01
- 歴史的な村〜どこへ行く
- kumさん
こんばんは。
ヨーロッパには、山の奥にずっと昔から変わらない小さな小さな村がいくつもありますが、ここの村は本当に小さなかわいらしい村ですね。ロンプラにしか載っていないこうした小さな村を訪ねていくところが、kumさんらしい。
西欧の歴史ある街並みを持つ町・村は観光客が多くて雰囲気を楽しむのが難しかったりしますが、こちらはむしろこんなに人の気配がなくていいの?と思うくらい人の姿が見えませんね(笑)
そして、いつもながら美しい写真の数々、望遠で撮った写真も空の写真もいいですね。
Yattokame!
- kumさん からの返信 2011/07/07 18:31:15
- 中国みたいかも?
- Yattokame!さん、こんにちは〜
お返事が遅くなって申し訳ないです。。
都会と違って村はその地域ごとの特徴が色濃く残っていたりしますので楽しいんですよね。ヨーロッパは(アメリカやカナダと比較して)道路が狭いとはいえ、ちゃんと舗装された道路なので運転しやすいから村巡りがしやすいですよね。アジアの村もかなり惹かれるのですが、未舗装の道が多いと自信があまりないので、躊躇してしまいます。運転がもっとうまくてマニュアル車もOKだったら、もっとレンタカーしまくるんですけどねぇ。。
ポルトガルの内陸の方は本当に人が少なかったです。
このあとに行くモンサントは年に一度のお祭りの日だったので、すげー混んでるんじゃないかと心配していたのですが、全然たいしたことありませんでした(笑)。でも更にその後に行ったシントラやオビドス(いずれもリスボンの近く)はすごく混んでいたのでポルトガル旅行の王道は海の近くなんだな、と改めて思いました。
海沿いの方が栄えているという意味では中国と似た状況なのかもしれません。
くむ
-
- crossさん 2011/06/30 09:28:24
- 歴史的な村々
- kumさん、こんにちは♪
相変わらずの写真で惚れ惚れします♪
この4トラでは、男性よりも女性のトラベラーさんが多いようですが、みなさん、勇気があるっていうか頼もしい方々が多い。
限られた日程の中、詳しい地図もなく、ナビも機能しなくなる状況でも楽しく旅をされてます。
もちろん、ご主人と一緒だからっていうこともあるでしょうね。
花一輪、けだるい老犬に至まで、面白く読ませて頂きました。
次の旅行記が楽しみです♪
cross
- kumさん からの返信 2011/07/01 03:06:34
- 女子vs男子
- crossさん、こんばんは!
ちょいコアなポルトガル旅行記にようこそお越しやす〜(笑)
確かにフォートラは女性の方が多い気がしますね。
仕事をされていない方が女性の方が多いので旅行記を作る時間があるからっていうこともあるのでしょうが、旅行好きも女性の方が多いかもしれません。
ただ、旅に求めるものが男女で違うのかなという気も最近してます。
あくまで傾向としてですが、女性はきれいなものが好きなので
キレイな風景や買い物を求めて旅行する人が多いのに対し
男性の本当に旅好きな人って現地の人や他の旅行者との交流を求めていることが多いように思います。だからあまり写真とか撮らず、自ずとこういうところで旅行記を作ったりする人が少ないんじゃないかなぁって思ったりします。
kum
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