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グリ−ンランドへ<br />2日目。朝5時半起床。外の気温は5度で曇り。この地は意外と気温が高いが、恐らく沿岸に近いからだろう。内陸部では零下の気温になっているはずだ。夜明けて見ると、すぐ側は海なのだ。そういえば、飛行機が着陸する際、海上すれすれに降下して着陸していたことを思い出す。<br /><br /><br />デラックスな朝食<br />今朝は9時15分発の飛行機で、この旅の目的地グリ−ンランドへ飛ぶ。果たして最大の目的であるオ−ロラは見られるのだろうか? その期待ばかりがふくらむのだが……。それはともかく、朝食に出かけよう。6時半の開店を待って食堂に行くと、そこは喫煙席と禁煙席に区別されており、禁煙席に案内してもらう。さすがに豪華ホテルだけあって品揃えが豊富だ。各種のパン、ケ−キ類、ポテト料理、ソ−セ−ジ、ハム、ベ−コン、スクランブルエッグ、半熟玉子、飲物はコ−ヒ−、ティ、各種のジュ−ス、ミルク、それに各種のフル−ツが揃っている。1人なのに、コ−ヒ−はポットごとテ−ブルに置かれて好きに飲むことができる。豪華な気分にひたりながら、早目に朝食を終わる。あまり、ゆっくりできないのだ。<br /><br /><br />空港へ<br />部屋に戻ると、少ない荷物をまとめてバッグに詰め、階下に下りてレセプションでチェックアウトを済ませる。忘れないようにダウンジャケットをしっかり片手に持ちながら、空港ロビ−へつながる陸橋フロアを渡って行く。ホテルが空港の目の前というのは実に便利至極である。エア−・グリ−ンランドの発着タ−ミナルを空港スタッフに尋ねると、第二タ−ミナルだという。<br /><br /><br />そこまでかなりの距離があり、チェックインを済ませて搭乗ゲ−トに向かう。これがまた遠くていつまで行ってもたどり着かない。途中のフロアにはさまざまなショップがびっしりと立ち並んで賑やかだ。ようやくゲ−トに到着して一休みする。<br /><br /><br />隣席の友は歯医者さん<br />搭乗時間となって機内に入ると、指定された席は2人掛けの通路側である。隣にやって来たのはコペンハ−ゲンに住む年配の歯科医である。定刻に離陸した機はグリ−ンランドのカンゲルルススア−クを目指して飛行する。間もなくして、撮影チャンスはないかと盛んに私が窓外の景色を気にしていると、「こちらと替わりましょう。私は度々訪れているので珍しくはありませんから……。」と親切に提案してくれる。そこで、言葉に甘えて席をチェンジしてもらうことに。<br /><br /><br />その後はいろいろと話がはずむ。第二次大戦を経験した同世代だけに、話がよく合うというわけだ。TVのフライトマップを見ながら、ここはこんな所で、こんな特色のある地域だとか、ここはアイスランドでグリ−ンランドと異なり、政治的に完全に独立した国だなどと解説してくれる。グリ−ンランドの産業は何かと尋ねると、エビなどの漁業で、それを日本に輸出しているという。日本人はエビ好きで、世界中のエビを食い漁っていると話すと笑っている。グリ−ンランドには度々出かけて、時には半年間も滞在して歯科医の仕事をすることもあるという。今度は1ヶ月の滞在だそうだ。<br /><br /><br />彼の妻はグリ−ンランド人(原住民のイヌイット人)だそうで、子供は男女2人。息子は医師を目指して勉強中、娘は看護士で今度スウェ−デン人と結婚することになっている。我が家はこれでコスモポリタン家族になる……などと言いながら笑っている。医師になるには6年かかるそうで、もう間もなく卒業のころだと言う。私に、日本のどこに住んでいるのかと問うので、長崎だと答えると原爆の話になり、お互いの戦争体験談を語り合うことになる。<br /><br /><br />コペンハ−ゲンの街も第二次大戦中にはドイツ軍から攻撃を受け、全滅ではないが少々の被害を受けたと言う。子供ながらに恐怖心を抱いた記憶があると言う。私の原爆体験談には真剣に耳を傾け、貴重な話を聞かせてくれて感謝する。あなたは私の出会った中で、生涯忘れ得ぬ人だと言いながらしきりに感動している。<br /><br /><br />その後はお互いの年金制度の話になり、デンマ−クもその制度はあるそうで、自分の場合は67歳になれば年金がもらえるので、その時に引退してゆっくりしたいと言う。そうして、私のようにあちこち旅行して回りたいと言う。考えることはどこの国の人も同じことだ。こうした話の間にも、窓外の景色について私の質問に対し親切に答えてくれる。<br /> <br /><br />これまで長い間疑問に思っていたことについて、彼に質問してみる。それは「コペンハ−ゲン」の呼び方についてである。頭の部分は“コペン”と発音されるが、ト−マスクックなどの時刻表では“K&amp;Oslash; BEN”となってBの発音になり、“コベン”となっている。これはどちらが正しいのかと尋ねると、それは英語読みとデンマ−ク語読みの違いなのだという。つまり、英語読みでは“コペン”と発音し、デンマ−ク語では“クォ−ベン”と発音するのだそうだ。これで長年の疑問が思わぬ機会で解決し、気持ちがすっきりとなる。<br /><br /><br />今度の旅の目的がオ−ロラ観察だということを話すと、どうも話が通じていない様子だ。そこで、ひょっとしたら“オ−ロラ”という言葉が通じないのかもしれないと考え、「北極圏の夜空の中で発光する自然現象は何といいますか?」と尋ねてみる。すると、「英語ではNorthern Lightsといいます。」と教えてくれる。恥ずかしながら、そのことは知らなかった。てっきり、オ−ロラで通じるとばかり思っていたのだ。道理で怪訝な顔をしていたわけだ。<br /> <br /><br />オーロラの語源<br />(ちなみに、オ−ロラの語源を調べてみると、これはロ−マ神話からきたものだという。神話に登場する女神オ−ロラは、地上の生き物に夜明けや希望をもたらす神であった。この女神の名が極地に舞う光に与えられるようになったのは17世紀に入ってからのことだそうで、ガリレオがその名付け親だという。)<br /> <br /><br />間に食事や飲物が配膳され、彼はワイン、私はジュ−スで一緒に食べながら雑談がはずむ。彼はアルコ−ルが好きらしい。その後、機内販売が行われると、私にウィスキ−をプレゼントしたいがどうか?と問うので丁重にお断りする。飲めないこともないが、荷物になりそうなのだ。そうこうするうちに、きれいなブル−の景色が見え始めるので、あれはどこかと尋ねると、グリ−ンランドだと言う。もう、アイスランド上空を通過し、グリ−ンランド上空を飛行している。その西端にあるカンゲルルススア−クまで、もう一息だ。<br /><br /><br />飛行ルート<br />コペンハーゲンからの飛行ルートを見ていると、ノルウェーの西岸に沿って北上し、そこからノルウェー海を横切りながらアイスランド目指して西へ飛行する。そして、アイスランド上空を西へ横断しながらその先のグリーンランドを目指す。その上空に達すると、南岸沿いに西へ飛行しながら西端のカンゲルルススアークを目指す。<br /><br />(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )<br /><br /><br />

グリーンランド(オーロラ観測)の旅

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2005/01/14 - 2005/01/17

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yasyas

yasyasさん

グリ−ンランドへ
2日目。朝5時半起床。外の気温は5度で曇り。この地は意外と気温が高いが、恐らく沿岸に近いからだろう。内陸部では零下の気温になっているはずだ。夜明けて見ると、すぐ側は海なのだ。そういえば、飛行機が着陸する際、海上すれすれに降下して着陸していたことを思い出す。


デラックスな朝食
今朝は9時15分発の飛行機で、この旅の目的地グリ−ンランドへ飛ぶ。果たして最大の目的であるオ−ロラは見られるのだろうか? その期待ばかりがふくらむのだが……。それはともかく、朝食に出かけよう。6時半の開店を待って食堂に行くと、そこは喫煙席と禁煙席に区別されており、禁煙席に案内してもらう。さすがに豪華ホテルだけあって品揃えが豊富だ。各種のパン、ケ−キ類、ポテト料理、ソ−セ−ジ、ハム、ベ−コン、スクランブルエッグ、半熟玉子、飲物はコ−ヒ−、ティ、各種のジュ−ス、ミルク、それに各種のフル−ツが揃っている。1人なのに、コ−ヒ−はポットごとテ−ブルに置かれて好きに飲むことができる。豪華な気分にひたりながら、早目に朝食を終わる。あまり、ゆっくりできないのだ。


空港へ
部屋に戻ると、少ない荷物をまとめてバッグに詰め、階下に下りてレセプションでチェックアウトを済ませる。忘れないようにダウンジャケットをしっかり片手に持ちながら、空港ロビ−へつながる陸橋フロアを渡って行く。ホテルが空港の目の前というのは実に便利至極である。エア−・グリ−ンランドの発着タ−ミナルを空港スタッフに尋ねると、第二タ−ミナルだという。


そこまでかなりの距離があり、チェックインを済ませて搭乗ゲ−トに向かう。これがまた遠くていつまで行ってもたどり着かない。途中のフロアにはさまざまなショップがびっしりと立ち並んで賑やかだ。ようやくゲ−トに到着して一休みする。


隣席の友は歯医者さん
搭乗時間となって機内に入ると、指定された席は2人掛けの通路側である。隣にやって来たのはコペンハ−ゲンに住む年配の歯科医である。定刻に離陸した機はグリ−ンランドのカンゲルルススア−クを目指して飛行する。間もなくして、撮影チャンスはないかと盛んに私が窓外の景色を気にしていると、「こちらと替わりましょう。私は度々訪れているので珍しくはありませんから……。」と親切に提案してくれる。そこで、言葉に甘えて席をチェンジしてもらうことに。


その後はいろいろと話がはずむ。第二次大戦を経験した同世代だけに、話がよく合うというわけだ。TVのフライトマップを見ながら、ここはこんな所で、こんな特色のある地域だとか、ここはアイスランドでグリ−ンランドと異なり、政治的に完全に独立した国だなどと解説してくれる。グリ−ンランドの産業は何かと尋ねると、エビなどの漁業で、それを日本に輸出しているという。日本人はエビ好きで、世界中のエビを食い漁っていると話すと笑っている。グリ−ンランドには度々出かけて、時には半年間も滞在して歯科医の仕事をすることもあるという。今度は1ヶ月の滞在だそうだ。


彼の妻はグリ−ンランド人(原住民のイヌイット人)だそうで、子供は男女2人。息子は医師を目指して勉強中、娘は看護士で今度スウェ−デン人と結婚することになっている。我が家はこれでコスモポリタン家族になる……などと言いながら笑っている。医師になるには6年かかるそうで、もう間もなく卒業のころだと言う。私に、日本のどこに住んでいるのかと問うので、長崎だと答えると原爆の話になり、お互いの戦争体験談を語り合うことになる。


コペンハ−ゲンの街も第二次大戦中にはドイツ軍から攻撃を受け、全滅ではないが少々の被害を受けたと言う。子供ながらに恐怖心を抱いた記憶があると言う。私の原爆体験談には真剣に耳を傾け、貴重な話を聞かせてくれて感謝する。あなたは私の出会った中で、生涯忘れ得ぬ人だと言いながらしきりに感動している。


その後はお互いの年金制度の話になり、デンマ−クもその制度はあるそうで、自分の場合は67歳になれば年金がもらえるので、その時に引退してゆっくりしたいと言う。そうして、私のようにあちこち旅行して回りたいと言う。考えることはどこの国の人も同じことだ。こうした話の間にも、窓外の景色について私の質問に対し親切に答えてくれる。
 

これまで長い間疑問に思っていたことについて、彼に質問してみる。それは「コペンハ−ゲン」の呼び方についてである。頭の部分は“コペン”と発音されるが、ト−マスクックなどの時刻表では“K&Oslash; BEN”となってBの発音になり、“コベン”となっている。これはどちらが正しいのかと尋ねると、それは英語読みとデンマ−ク語読みの違いなのだという。つまり、英語読みでは“コペン”と発音し、デンマ−ク語では“クォ−ベン”と発音するのだそうだ。これで長年の疑問が思わぬ機会で解決し、気持ちがすっきりとなる。


今度の旅の目的がオ−ロラ観察だということを話すと、どうも話が通じていない様子だ。そこで、ひょっとしたら“オ−ロラ”という言葉が通じないのかもしれないと考え、「北極圏の夜空の中で発光する自然現象は何といいますか?」と尋ねてみる。すると、「英語ではNorthern Lightsといいます。」と教えてくれる。恥ずかしながら、そのことは知らなかった。てっきり、オ−ロラで通じるとばかり思っていたのだ。道理で怪訝な顔をしていたわけだ。
 

オーロラの語源
(ちなみに、オ−ロラの語源を調べてみると、これはロ−マ神話からきたものだという。神話に登場する女神オ−ロラは、地上の生き物に夜明けや希望をもたらす神であった。この女神の名が極地に舞う光に与えられるようになったのは17世紀に入ってからのことだそうで、ガリレオがその名付け親だという。)
 

間に食事や飲物が配膳され、彼はワイン、私はジュ−スで一緒に食べながら雑談がはずむ。彼はアルコ−ルが好きらしい。その後、機内販売が行われると、私にウィスキ−をプレゼントしたいがどうか?と問うので丁重にお断りする。飲めないこともないが、荷物になりそうなのだ。そうこうするうちに、きれいなブル−の景色が見え始めるので、あれはどこかと尋ねると、グリ−ンランドだと言う。もう、アイスランド上空を通過し、グリ−ンランド上空を飛行している。その西端にあるカンゲルルススア−クまで、もう一息だ。


飛行ルート
コペンハーゲンからの飛行ルートを見ていると、ノルウェーの西岸に沿って北上し、そこからノルウェー海を横切りながらアイスランド目指して西へ飛行する。そして、アイスランド上空を西へ横断しながらその先のグリーンランドを目指す。その上空に達すると、南岸沿いに西へ飛行しながら西端のカンゲルルススアークを目指す。

(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )


旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
個別手配
  • 濃い光が帯状に広がる<br />

    濃い光が帯状に広がる

  • コペンハーゲン空港を飛び立ったところ<br />

    コペンハーゲン空港を飛び立ったところ

  • ブルーに輝く夜明けのグリーンランドの大地(機上より)<br /><br />

    ブルーに輝く夜明けのグリーンランドの大地(機上より)

  • 冠雪したグリーンランドの風景(機上より)<br />

    冠雪したグリーンランドの風景(機上より)

  • カンゲルルススアークの冠雪した山並み(機上より)<br />

    カンゲルルススアークの冠雪した山並み(機上より)

  • 着陸寸前。飛行場の様子。<br /><br />

    着陸寸前。飛行場の様子。

  • 横長の白い建物(手前の二階建ての方)がホテル。奥の4階建ては別棟

    横長の白い建物(手前の二階建ての方)がホテル。奥の4階建ては別棟

  • 狭い到着ロビー<br />

    狭い到着ロビー

  • 左がホテルレセプション。その奥がカフェテリア、レストランとつづく。(到着ロビーから見たところ)<br /><br />

    左がホテルレセプション。その奥がカフェテリア、レストランとつづく。(到着ロビーから見たところ)

  • 細い廊下を挟んで左右に客室が並ぶ。突き当たりは仕切りのドアで、これを通り抜けて先へ進む。<br />

    細い廊下を挟んで左右に客室が並ぶ。突き当たりは仕切りのドアで、これを通り抜けて先へ進む。

  • ホテル前から見た飛行場の風景

    ホテル前から見た飛行場の風景

  • ホテルの裏手側。道路が走っている。<br />

    ホテルの裏手側。道路が走っている。

  • 上の写真と反対側の風景。小高い山裾が迫る。<br />

    上の写真と反対側の風景。小高い山裾が迫る。

  • 室内の様子<br />窓の向こうに滑走路が見える。<br />居ながらにして、この窓からオーロラが観測できる。<br /><br />

    室内の様子
    窓の向こうに滑走路が見える。
    居ながらにして、この窓からオーロラが観測できる。

  • これがレンタルの防寒着<br />

    これがレンタルの防寒着

  • 低い高度で光る緑のオーロラ(高度110〜200km)と、高い高度で光る赤いオーロラ(高度200km以上)(エビハラ氏撮影)<br /><br />

    低い高度で光る緑のオーロラ(高度110〜200km)と、高い高度で光る赤いオーロラ(高度200km以上)(エビハラ氏撮影)

  • 氷結した湖面。左側遠くまで広がっている。周囲にはなだらかな山並みが広がる。

    氷結した湖面。左側遠くまで広がっている。周囲にはなだらかな山並みが広がる。

  • 暖房付きキャビンを載せた遊覧車<br />

    暖房付きキャビンを載せた遊覧車

  • 身長182cmのガイド嬢<br />

    身長182cmのガイド嬢

  • レインディアのフンと足跡<br />

    レインディアのフンと足跡

  • ごついスノータイヤが・・・。<br />

    ごついスノータイヤが・・・。

  • 美しいブルーに輝くIce Cap(氷冠)の風景。この厚さは深い。<br /><br />

    美しいブルーに輝くIce Cap(氷冠)の風景。この厚さは深い。

  • これも氷冠。この一帯は氷冠に覆われている。

    これも氷冠。この一帯は氷冠に覆われている。

  • 凍結した道を峠に向かう<br />

    凍結した道を峠に向かう

  • 丘の上から眺めた氷冠の風景(手袋の指がレンズに触れて半分は陰になったが、それをつづめてつないでみた。<br />これでもなんとか感じがつかめる?)

    丘の上から眺めた氷冠の風景(手袋の指がレンズに触れて半分は陰になったが、それをつづめてつないでみた。
    これでもなんとか感じがつかめる?)

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