香取神宮と佐原 (2011)

2011/05/14 - 2011/05/14

（表紙は香取神宮、楼門）

ふと香取神宮が頭に浮かび、佐原に出かけることになる。

佐原といえば、あの伊能忠敬の故郷でもある。前回のマラッカのGeographer's Cafeから連想したのかもしれない。
とにかく旅行ヤとしては一度はご挨拶しなければならないGeographerである。少なくとも彼の描いた海岸線はまちがいなく日本の領土の証しとなったのです。（もっとも尖閣列島は描かれていませんが・・・）

　佐原の町に来てみれば、利根川からの支流小野川に沿って､かつて栄えた商家がいくつも残っている。伊能家もこの地の豪商だったのだ。ただ残念ながら3/11の大地震で旧家の屋根瓦は崩れ落ち、内部には入れない。
　川を挟んで伊能忠敬記念館があって、翁の業績を紹介している。

そこから循環バスで香取神宮まで20分ほど。

鹿島神宮へは何度も行く機会があったが、ここは以外と初めてである。明治以前「神宮」といえば伊勢神宮、鹿島神宮､香取神宮しかなかった由緒あるお宮の一つというのに。
ほぼ鹿島神宮と同時期に創建されたようで、対となって存在するのが｢要石/かなめいし」である。香取神宮のものは凸石、鹿島神宮のものは凹んでいる。それらはともにこの地域に多い地震を起こす地下の大なまずを押さえ込んでいる、といわれる。

･なまずには自信を持ってのぞめ石

エリア 香取・佐原(千葉)

香取神宮：大鳥居

　総門から楼門に至るまでの燈籠は地震で1/3ほど倒壊している。

香取神宮：拝殿

香取神宮：拝殿２

香取神宮：要石までの新緑の道　

香取神宮：要石

　地下に埋まった巨石のほんの一部が地表に顔を出している。
　これと対のものが鹿島神宮にある。
　これで地震を起こす地下の大なまずを押さえつけているとか..？
　この地域一帯は昔から地震が多かったということ。今も多いが・・・

　パワースポットとして有名らしい（？）

小野川の眺め

　伊能忠敬旧家前の小野川、利根川から１kmほど登る。
　ここで商いの荷の揚げ降ろしをしていたのだ。
　もうすぐあやめ祭りが始まる