2011/05/24 - 2011/05/24
2452位(同エリア2877件中)
ちゃおさん
先週所用で水戸へ行った折、少し時間が空いたので、水戸芸術館まで行ってみた。宮城沖大震災の後、この茨城地方、福島沖、房総沖と余震が頻繁に発生していて、その都度、NHKの定点カメラがこの細長い展望台の揺れの具合を映している。水戸は何回か訪問しているが、今まで機会がなく、寄らずに素通りしてきたが、今日は少し時間があったので、ここまで足を運んだ。
遠くからでも良く見える細長い塔のような建物。展望台として作られたものなら、こんな形になるのもやむを得ないが、どう見ても不安定で、危なっかしい造りだ。
行ってみると、2か月前の大地震、及びその後の余震で、建物自体が危険で、現在入場を禁止している、とのこと。では、芸術館に入ってみようと、そちらへ向かったが、そこも同時に休館中とのこと。塔自体に倒壊の惧れがあるとすれば、その周辺の施設には建物自体の異常はなくても、事故に巻き込まれない為にも閉館は已む無し、とも思うが、しかしそれにしてもこの敷地自体の通行は自由で、しかも1カ所、フランス風のレストランは開業していて、多くのミセス方で賑わっていた。何か変なちぐはぐな感じもしたが、これも又行政のやることかと諦め、水戸駅に向かった。
それから1週間、昨日は新宿で旧知の仲間との飲み会があり、集合の6時までに大分時間があったので、近くの都庁まで足を運ぶ。偶々先週水戸へ行って、そこの展望台に登れなかった、という背景もあるが、暫らく見ていない東京の空中、Skyの変貌もみてみたい、との思いもあった。
数日前の新聞に中国上海近くの人口5000人程の村に地上600m、100階建て以上の超高層ビルが完成し、その施主は村落企業体で、最上階に入場料1万円程の展望室を設け、中間部には1泊1万円以上の高級ホテルを開業する、今現在中国には日本一高い横浜ランドマークを越えるビルが60棟以上もあり、600mを越えるビルも十数棟あるという。ちなみにこの横浜ランドマークは300mも行っていない。
そんな新聞記事を読んだり、先週の水戸タワーに登れなかったり、又先月ジャカルタで独立記念塔に登ってみたりと、そんなこともあって、昨日は都庁の展望室へ行くことにした。中国の展望室が1万円、又ドバイに出来る世界最高のドバイタワーの展望室も入場料1万円以上を予定しているのに対し、この都庁展望台は無料で登ることができる。石原さんかその前の青島さんか鈴木知事か、誰が最初に発案したのか知らないが、庶民に対して良いことをしてくれる。お金を集めるだけが役所の仕事ではなく、時にはこうした無料の住民サービスを心がければ、知事さんの人気も上がる筈である。
都庁45階にある展望台までは高速エレベーターで1分も掛らない。気圧調整も高度に出来ているのか、昔の高速得エレベーターのように、気圧の変動を感ずることもない。日本のビルは高さの点から言ったら、世界の主要国に比べ、遅れに遅れているが、こうした目に見えない、細かい所での配慮は遜色ない。いや、最高度のサービスかも知れない。
この展望台にも過去数回は登っている。しかし最後はいつだったか覚えていない。六本木ヒルズができる前で、確かこの都庁が池袋サンシャインを抜いて、日本一高いビルになった頃のことで、もう20年以上も前のことになるか・・。しかしこのビルも僅か2−3年で、日本一の座を横浜ランドマークに譲ってしまった。
丹下健三になる最後の作品。不評だった旧都庁舎に代わり、彼の名誉挽回のビルであったのだが、外観の美とは裏腹に、雨漏り等補修の部分に費用が嵩み、今では取り壊して、もう一度作り直したほうが安く付くのではないか、との影の声も聞こえてくる。著名な建築家に付き纏う毀誉褒貶。
そんな歴史の裏話はさておき、ほぼ晴天に近い夕方の空。大東京の西の方に夕日が沈んで行く。遥かに霞む奥多摩の山々、峰々。富士は見えずや。
眼下の新宿高層ビル街。この都庁ビルが最高峰でえあり、皆下に見える。一番の高みに上ったものの気分を味わう。遠方、六本木の辺りに威風堂々の大きな建物が見える。ヒルズだ。矢張り他を圧倒している存在感。この都庁よりは数m高い。その左隣には、今は小さく収まっている東京タワー。昭和30年代初頭、僕が中学生だったころのあの圧倒的な大きさは今は影を潜めている。それに代わって今大きく主張しているのは新東京タワー。完成間近の鉄塔が遥か先に見える。
間も無く完成し、世界一の構造物になるが、その君臨期間も僅か1−2年でドバイタワーに明け渡す。でもまあ、それでも良いではないか。一度は世界一に輝いたのだから。
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水戸市内にある別雷皇太神神社。地震で石柱などが倒れている。
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別雷神は上賀茂神社の祭神で、ここには神亀元年、724年に請来されているというから、水戸の中でも最古の神社。
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関東三雷神の一社であるが、雷には強くても、地震には勝てなかった。狛犬なども倒れている。
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江戸末期天狗党の旗揚げはこの神社で行われた。皆、この「三ツ扇」を酌み交わしたか・・。
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社務所の屋根瓦も地震から2か月経ってもまだ修復されていない。
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水戸芸術館展望塔はどう見ても奇妙な形をしている。
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磯崎新氏設計による水戸芸術館。丹下健三氏の高弟。
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定点テレビで、展望台の揺れをいつも放映しているNHK水戸支局テレビ塔。
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先月来た時は地震の2時43分で止っていた中央郵便局前の時計も今日は既に取り外されていた。
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水戸烈侯も黄門さんもづっと水戸の歴史を見続けている。
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東京都庁も、今日は躑躅が満開だ。
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丹下健三氏の最後の作品。ネオモダニズム。ノートルダム寺院をモチーブにしているのか・・。
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嘗ては日本一高いビルであったが、今は横浜ランドマークに日本一を、六本木ヒルズに東京一の座を譲っている。
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45階展望台から夕日が奥多摩に沈んで行く。
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果てしなく広がる大東京の街並み。
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都庁の眼下に広がる西新宿の高層ビル街。
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六本木ヒルズはいつ、どこから見ても堂々としている。この建物は丹下事務所ではなく、NYの大手設計会社が受注した。しかその隣の朝日放送は弟子の磯崎新氏の設計によるもの。
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往時の王者、東京タワーとミッドタウン。
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今はそれにとって代わる新東京タワー。
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丹下さんの遺作となった新宿コクーンビル。
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