久しぶりの雪山　谷川岳を楽しむ・・・②一の倉沢出合往復トレッキング

2011/05/14 - 2011/05/14

久しぶりに春山の谷川岳に雪山初めての友人夫妻を案内して登りました。

長期予報で天候は１４日から３日間は安定しそうだが、先に行けばいくほど予報は少しづつすれてくるので１４日に登ることに・・。

天候があやしくなったので途中で計画変更をして下山して、天気が崩れても大丈夫なようにマチガ沢出合と一の倉沢出合までのトレッキングを追加した。

結果は午前中快晴でしたが徐々に雷雲が発生して、午後には雹まじりの雨に雷の鳴る天候となりました。

今回は
①天神尾根を登る
★②一の倉沢出合往復トレッキング
に分けて旅記を作成します。

エリア 谷川温泉・湯桧曽温泉(群馬)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 自家用車 徒歩

同行者の体調や天候の変化で下山を早めにして、谷川岳ロープウエーで下山した。

残された時間を天候変化でも安全に対応できる一の倉沢出合トレッキングを実施してマチガ沢・一の倉沢の迫力ある岩稜を楽しむことにした。

＜奥利根緑と水の遊歩道＞

谷川岳一の倉沢出会いへ

ロープウエー駅をでて「奥利根緑と水の遊歩道」に入ります。

＜谷川岳登山指導センター＞

ここでも登山届ができます。

＜石の道標＞

谷川岳登山指導センターの前を通り過ぎて初めての左にカーブする所に旧道との分岐があります　そこに立派な道標があります。

＜タチツボスミレ＞

道端にはタチツボスミレが群落で迎えてくれました。

西黒尾根登山口

昔は谷川岳登山の銀座通りルート。

現在では静かな登山ルートに・・。

新緑の中を　まずはマチガ沢出会い目指して・・。

道端には新芽が　ゼンマイ・コゴミ・ワラビ・・・？

結果はシダのようです。

トクワカソウの群落もありました。

あまりの可愛さに足が止まってしまいます。

あちらこちらにトクワカソウの群落が・・。　

緑が萌えています。

今ならの光景に来て良かったと・・。

林間には湯檜曽川を挟んで白毛門山を望む。

湯檜曽川は利根川の源流になります。

白毛門山からの沢筋には・・

　一筋の残雪が印象的でした。

新芽が美しい。

素敵な季節です。

石の道標　後方は蓬峠　その向こうは湯沢になります。

谷川岳の下にはトンネルがほられ・・
上越線や今では新幹線に関越道のトンネルが掘られています。

川端康成の小説「雪国」で・・
　トンネルを出ると雪だったと記された所が湯沢。

カーブを左に曲がると急に開けてマチガ沢が目に飛び込んできた。

マチガ沢の中央がＳ字と云う場所　

若い時はここで雪渓訓練をして
冬の富士山や北ア・八ヶ岳などの冬山に挑みました。

マチガ沢と西黒尾根

左上の稜線が　先ほど通り過ぎてきた西黒尾根登山口から登るとこの稜線に出ます。

マチガ沢を渡り・・
　一の倉沢出合に向かいます。

西黒尾根に雲がかかり始めました。

予想した通り天気は下り坂です。

＜ムラサキヤシオ＞

緑の中にひと際目立つムラサキヤシオが・・。

朝日岳の三角の頭が覗きます。

＜タチツボスミレ＞

＜１７号国道工事の後の石垣＞　

１７号国道は当初はここから湯沢に抜ける計画で工事は進んだが度重なる雪崩に耐えきれず計画変更され・・　
現在の後閑から三国峠越えして苗場にルートが変わッたのだそうです。

一の倉沢出合いが突然現れます。

出合からの一の倉沢全景。

オフシーズンでこの時間では我々だけでこの景色を独占してきました。

小さな雪の回廊に・・。

一の倉沢出合で・・

我々３人で「３人占め」・・んんん（独り占め）

兎に角気分いいです　静寂の中に　迫力ある一の倉沢を独占です。

＜一の倉沢全景＞

一の倉沢出合から振り返ると白毛門山の勇姿が迫ります。

一の倉沢出合から白毛門山の左に朝日岳がみられます。

最後にもう一度一の倉沢を・・。

一の倉沢中央右に衝立岩を望む。

雷雲が山を覆い始めました　急いで下山します。

ここにもムラサキヤシオが・・

天気はますます悪くなり雷が鳴り出し　大粒の雨で慌てて合羽に
その後雨は雹まじりに合羽を通して痛いくらい降りました。

駐車場について無料休憩所で食事とお茶をして・・
二人から途中で下山の判断をしてくれたのは本当に良かった　あのまま登っていたら今ごろ大変な思いをしていたと話していました。

安全登山を続けながら　これからも楽しみたいと思います。


　　　　　　　　　　　　　完

この旅行記へのコメント （6）

• 山mayuさん 2014/04/08 08:55:20

  一の倉沢

  谷川岳に行くのは10年振りになるのですが、今年のGWに一の倉沢の雪渓が見たいと思い付きで思ったものの、行けるかどうかの確かな情報もなく調べていたところこの旅行記を発見。詳細な情報がわかりやすかったです。雪の状況で、除雪作業完了するかまだ分かりませんが少し希望もてました。後は問い合わせをして実行するか決めたいと思います。
  ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ

  いっちゃんさん からの返信 2014/04/13 19:26:04

  RE: 一の倉沢

  たま美さん　こんばんは　はじめまして
  返事が遅くなって申し訳ありません。
  
  > 谷川岳に行くのは10年振りになるのですが、今年のGWに一の倉沢の雪渓が見たいと思い付きで思ったものの、行けるかどうかの確かな情報もなく調べていたところこの旅行記を発見。詳細な情報がわかりやすかったです。雪の状況で、除雪作業完了するかまだ分かりませんが少し希望もてました。後は問い合わせをして実行するか決めたいと思います。
  > ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ
  
  ＧＷに行かれるのでしたら間違いなく除雪されていますし、マチガ沢出会い・一の倉沢出会いまでは、全く雪はなくなっていると思います、途中の斜面に可愛いイワウチワの花を見ながら歩けます♪
  
  是非楽しんでください。
  
  
  　　　　　　　　　　　　　いっちゃん

• ホーミンさん 2011/05/25 21:47:51

  美しくて、気高くて、危険がいっぱい

  いっちゃん師匠
  
  こんばんは！
  写真が大きくなったので拝見しに来ました〜。
  いやぁ、大きくなるのを待っていてよかったです。
  素晴らしい一の倉沢の景色です。
  
  私が普段せっせと登っている山々とは随分と趣が違います。
  雄大ですね。
  若い頃このあたりで雪渓訓練をされたのですか？
  何だか難しそうですけれど、雪渓訓練てどういうことをするのですか？
  危険な訓練の予感がしますが。
  
  アカヤシオやシロヤシオは知っていましたが、ムラサキヤシオなるものもあるのですね？
  他の色のヤシオもあるのかなぁ。
  
  色と言えば、ここの山々はなかなかカラフルなお名前の山が多いようですね。
  白毛に赤城に西黒に。
  
  谷川岳は、ロッククライミングをする人たちの憧れの場所だと聞いたような覚えがあります。
  遭難者も格段に多いとか。
  友人ご夫妻も、いっちゃんさんと一緒なら心強いですね。
  下山を判断されたのは正解のようだったし、景色も独り（三人）占め出来たし。
  尖った朝日岳も美しいです。
  
  美しいけれど、気高くて、危険がいっぱいの谷川岳なんですね。
  

  いっちゃんさん からの返信 2011/05/26 20:21:50

  RE: 美しくて、気高くて、危険がいっぱい

  ホーミンさん　こんばんは
  何時も書き込みお気遣いありがとうございます。
  
  > こんばんは！
  > 写真が大きくなったので拝見しに来ました〜。
  > いやぁ、大きくなるのを待っていてよかったです。
  > 素晴らしい一の倉沢の景色です。
  
  ありがとうございます
  やはり写真が小さいと雄大感が出ないですからね。
  
  > 私が普段せっせと登っている山々とは随分と趣が違います。
  > 雄大ですね。
  > 若い頃このあたりで雪渓訓練をされたのですか？
  > 何だか難しそうですけれど、雪渓訓練てどういうことをするのですか？
  > 危険な訓練の予感がしますが。
  
  雪上の歩き方とか滑落した時の確保とかアイゼンワーク・ピッケルの使い方等々です。
  勿論テント生活から食事当番ができるような訓練も入ります。
  
  > アカヤシオやシロヤシオは知っていましたが、ムラサキヤシオなるものもあるのですね？
  > 他の色のヤシオもあるのかなぁ。
  
  ムラサキヤシオ私も良く解らないのですが谷川岳ロープウエーが出している「花だより」から掲載しました。
  あとで調べて見ますね・・rokoさんにも聞いてみようかな！
  
  > 色と言えば、ここの山々はなかなかカラフルなお名前の山が多いようですね。
  > 白毛に赤城に西黒に。
  
  面白い発想ですね(^。^)y-.。o○
  いわれてみれば・・なるほど。
  
  > 谷川岳は、ロッククライミングをする人たちの憧れの場所だと聞いたような覚えがあります。
  > 遭難者も格段に多いとか。
  > 友人ご夫妻も、いっちゃんさんと一緒なら心強いですね。
  > 下山を判断されたのは正解のようだったし、景色も独り（三人）占め出来たし。
  > 尖った朝日岳も美しいです。
  >
  > 美しいけれど、気高くて、危険がいっぱいの谷川岳なんですね。
  
  その通りです・・
  今回登ったコースは一般で言う中級コースでしょうか！
  しかし、展望は最高ですし変化に富んだ歩き方ができる山ですので楽しみです。
  
  
  　　　　　　　　　　　　　いっちゃん
  >

• ツーリスト今中さん 2011/05/16 22:36:57

  一の倉沢独り占め！

  なんて羨ましい！
  独占！一の倉沢！
  
  私が行った時にはかなり沢山の一般観光客もいました
  
  ご友人も下り坂の天候にいっちゃんの判断を納得されたようで
  改めて山での決断の大切さを感じられたことでしょう！
  
  安全あってこその楽しみですものね。
  いっちゃんの山歴技量を再認識させて頂きました（*^_^*）

  いっちゃんさん からの返信 2011/05/22 08:22:13

  RE: 一の倉沢独り占め！

  おはようございます
  返信が遅れてしまい申し訳ありません。
  
  > なんて羨ましい！
  > 独占！一の倉沢！
  
  ハイキングコースになっていて　まだ　解禁になっていないので
  ハイカーが少なかったものと思います。
  人のいない自分たちの世界で楽しめるのは最高ですね。
  
  > 私が行った時にはかなり沢山の一般観光客もいました
  >
  > ご友人も下り坂の天候にいっちゃんの判断を納得されたようで
  > 改めて山での決断の大切さを感じられたことでしょう！
  
  > 安全あってこその楽しみですものね。
  > いっちゃんの山歴技量を再認識させて頂きました（*^_^*）
  
  技量はともかく春山・雪山は天候が急変するのが一番怖いですよね
  特にそのような状況に対応できないと大きな事故につながりますので
  お互いに注意をしながら山を楽しみましょう。
  
  
  　　　　　　　　　　　　　いっちゃん