2010/07/30 - 2010/08/06
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erizabe1883さん
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ロマノフ王朝が栄華を誇ったロシア帝国。
サンクトペテルブルグには是非行ってみたいとその機会をうかがっていました。
NHKのロシア語講座を毎週見て、ロシア語のニュアンスをつかむ努力もし、そろそろ行こうかと思い立ちはしたものの、「ロシア?見るとこあるの?」と誘った友だちにことごとく振られ、ええいこうなったら一人参加じゃとこのコースに参加しました。
モスクワに3泊、サンクトペテルブルグに3泊と大変充実したコースになるほど大満足!
コースの中にバレエ鑑賞は含まれていませんでしたが、現地でチケットを購入してもらうことができ、基本中の基本「白鳥の湖」を観ることができました。
モスクワで一番印象に残ったのはクレムリン観光。
武器庫に一画にあるダイヤモンド庫でみた、贅の限りを尽くした馬車が一番心に残っています。
当時は本物の宝石を惜しげもなく使っていたそうですが、盗まれるので本物は使わなくなったそうです。
馬車がこんなに贅沢なものだとは初めて知りました。
残念ながら武器庫の中は写真撮影NGだったので、写真がありません。
しかし、サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館は写真撮影OK(^^)
そこかしこで撮りまくった写真の中からご紹介をします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
-
朝4時50分の電車で福岡空港へ。
予定時間より30分遅れで、7時40分に福岡空港を飛び立ち、成田国際空港へ。
サンクトペテルブルグに到着すると国内線に移動、プルコボ空港からモスクワへ飛びます。
約10時間40分の空の旅はまだ終わらない〜
案内役のワシリーさんはドフトエフスキーとエンゲルの本を持ち歩いていました。ロシアの青年たちは読書家なのかな?
ちなみにロシアは夜なのですが、夜が更けない・・・
空港には人もいっぱい・・・
夜中でも道は渋滞・・・ -
観光初日
モスクワから北北東に70?移動し、セルギエフ・ポサードへ。
ここは宗教都市であり、民芸品の産地として知られています。
写真はトロイツェ・セルギエフ大修道院
信者の参拝が絶えないこの修道院は、ロドネジュの聖セルギウスによって13世紀半ばに創建されました。
モンゴルに勝利など、彼にまつわる奇蹟が続き、聖人となりました。
現在、彼はロシアの守護聖人となっています。 -
黒い服に身を包んでいる神学生。
大修道院内にはモスクワ宗教大学と神学校もおかれています。 -
マトリョーシカ絵付け体験。
これ、なかなか難しいです。
集中しないと絵の具がはみ出します。
さすが職人さんは手早くきれいに仕上げていました。 -
赤の広場
赤の広場の「赤」は実は社会主義とは関係ありません。
古代スラブ語では「美しい」という意味だったのです。
だから、「赤の広場」は「美しい広場」であったのです。
ソ連が崩壊し、新生ロシアとなった今でも赤の広場がロシアの象徴であることには変わりありません。
ここに立つと、モスクワの歴史を存分に感じることができます。 -
グム百貨店
グムとは、国立百貨店の頭文字を並べたもので、1921年にレーニンの命によって開設。
現在の建物は1893年に建てられた工場を1953年に大改装したもの。
今では、すっかり高級百貨店です。
中は吹き抜けで、ビトンマークの入ったエスカレータもあります。 -
クレムリン
ポロヴィツカヤ塔から入り、武器庫見学。
武器庫という名前ですが、中は、博物館です。
何世紀にもわたって集められた外国の支配者からの贈物、ロシア帝国が得た戦利品が展示されています。
ロシアの歴史そのものを収蔵しているのです。
ダイヤモンド庫にはエカテリーナ2世の戴冠式のドレスや、アンナ女帝の王冠、ミハイル・ロマノフの王座(ダイヤモンドぎっしり!!)などが展示されています。
もちろんイースターエッグも必見!! -
鐘の皇帝
高さ6.14メートル、重さ200?の世界最大の巨大な鐘。
18世紀の鋳造技術の粋を集めて制作されたが、実は不幸なことに、この鐘は未完のまま終わった。
鐘を鋳造中に火災が発生し、慌て者の誰かが火を消そうと思わず水をかけたため、鐘にひびが入り、、一部分が欠け落ちてしまったのです。
そのかけらだけでも11?あります。
だれもこの鐘の音を聞いたことがない。何とも不遇な鐘なのです。 -
大砲の皇帝
ロシアって、大きいものが大好きですね。
それも半端なく・・・
はい、こちらも口径890?、重量40?
当時としては世界最大の口径を誇っていました。
こちらも、幸か不幸か今まで一度も発砲されたことがありません。 -
工事中ですが歴史上重要な建物。
1956年の第20回共産党大会でフルシチョフがスターリン批判を行った場所。
鉄のカーテンが揺らぎ始めます。 -
アルバート通り
プーシキンと妻ナターリアの像。
日本と比較してもロシアの文学への目覚めは遅いのですが、19世紀には、プーシキンをはじめ、トルストイ、ドフトエフスキー、チェーホフなど世界的作家が次々と誕生し、文学の最高峰とまで賞されるようになります。
スタバのマグカップ「マトリョーシカ版」はここでしか手に入りません。
どうしようかと悩みましたが結局買いませんでした。
これは後悔のもと。
使うことがなくても記念に買っておけばよかったと後で後悔しました。
これから行かれる皆さんは是非とも購入を -
夜はオールドサーカスへ
一人一人の肉体が美しい。
空中での演技は見とれます。
表現力のレベルが格段に高い。
余談ですが、現地のガイドさんはモスクワの猛暑に夏ばてされていました。
モスクワなのに日本と変わらない暑さです。
150年ぶりの暑さらしく、クーラーのない家庭は大変でしょう。
ここでモスクワとはさようなら
ダスディダーニャ -
モスクワからサンクトペテルブルグへ移動です。
どの空港でも荷物をビニールで巻くサービス(有料)があります。
この辺がどうも怪しい・・・
どんだけ雑に荷物を扱っているのかとか、空港職員でも信用ならない(中身抜いてるの?!)からこそのサービスってことだよね。
ロシア恐ろし・・・ -
ここからサンクトペテルブルグです。
血の上の救世主教会
なんともおどろおどろしいネーミングですね。
1881年に皇帝アレキサンドル2世が暗殺された場所の上に建っています。
新たに即位した息子のアレキサンドル3世は、父の死を惜しみ、殺された場所の上に教会を建てさせました。
起工から完成まで25年を要した壮大な建築物です。
内部の美しさは世界一とも言われ、豪華なモザイクで覆われています。 -
イチオシ
チフヴィン墓地とラゼレフ墓地
ドフトエフスキーをはじめ、作曲家のチャイコフスキー、ムソルグスキー、リムスキー・コルサコフなども埋葬されています。
それぞれの墓には特徴ある墓石が置かれていて興味深いです。 -
白夜です。
夜の9時を過ぎてもこの明るさ。
子どもたちは夜何時に寝ているのだろう?とふと疑問に思います。 -
イサク聖堂
ドームの展望台へ。
この階段が思いのほか怖い。
高所恐怖症の人は苦手かも〜
帝政ロシアのシンボルとして1858年に建設された大聖堂。
世界でも最も大きな教会建築の一つ。
ドームから眺めるサンクトペテルブルグの町並みは格別です。 -
てっぺんのドームに上ったってことです。
なかなかスリリングです。
内部の絵はいずれも著名な画家によって描かれていますが、中でも有名なのはカルル・ブリュロフ作「聖母マリアの栄誉」
中央真上の丸屋根部分に描かれています。 -
夜はバレエ鑑賞
ミハイルスキー劇場でジャコブソンバレエ団の白鳥の湖。
本場ロシアでバレエを観ました(感動大満足) -
エルミタージュ美術館
ロシアに興味がなくともここは知ってるはず。
サンクトペテルブルグ随一の宮殿でもあります。
収蔵美術品の数は300万点。展示室を全部歩くと20キロメートル以上にもおよびます。
ロシアのツアーはエルミタージュなしには成り立たない。
エルミタージュ美術館はエカテリーナ2世が残した遺産です。
エルミタージュは「隠れ家」を意味し、エカテリーナはそこで自分の時間を楽しんだといわれています。 -
レオナルド・ダヴィンチ「リッタの聖母」
絶対に見逃せない -
レンブラント「放蕩息子の帰還」
もちろんこれも -
ゴア「アントニア・サレテの肖像」
女優アントニア
36歳でなくなった無名の女優はこの絵によって名を残すことになった。 -
ミケレンジェロ「リュートを弾く若者」
青年期におけるカラヴァッジオ(ミケランジェロ)のひとつの頂点を示す作品。 -
ティツィアーノ「ダナエ」
-
エカテリーナ宮殿
琥珀の間が有名ですね。
壁一面が琥珀のパネルで覆われた前代未聞の部屋です。
写真撮影は残念ながらNGでした。 -
大広間
大黒屋光太郎がエカテリーナ2世に拝謁し、帰国の許可を得たのがこの広間であったといわれています。
大きな窓から差し込む光が金色の彫刻や磨かれた床、鏡、あらゆる角度に反射しまばゆいばかりです。 -
ピョートル大帝の夏の宮殿「ペテルゴーフ」
サンクトペテルブルグの南西約30キロ、フィンランド湾に面した美しい噴水と庭園、宮殿のアンサンブル。
世界遺産になっています。
噴水はすべてポンプなどを一切使わず、自然の高低差のみを利用したシステムで水を噴き上げています。 -
イブの噴水、ミラミッドの噴水、いたずらの噴水などネーミングもお茶目。
傘の噴水は傘に入って人をぬらしてしまうというとびっきりのいたずら。 -
旅の最後はペトロハヴロフスク要塞へ。
ドフトエフスキーやチェルヌイシェフスキーなど、政治犯や思想犯を中心に多くの人が投獄されました。
ペトロハヴロフスク聖堂には歴代の皇帝が埋葬されています。
帝政ロシアの最後の皇帝ニコライ2世と家族、召使いたちも葬られています。
革命軍によってシベリアに流され、殺されたその亡骸は、1998年7月17日になってようやく歴代の皇帝たちとともに、この教会内に埋葬されました。
ロマノフ王朝の始まりと終わりをみつめた島ですね。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- happybunnyさん 2011/08/10 00:29:36
- 今さらですが・・☆
- 目線が違う!のヒトコトです。
おんなじ旅行だったとは思えないほど、高尚なコメントの数々・・
勉強になりましたm(__)m
写真、めっちゃキレイに撮れてて、うらやま☆
ぐるぐる巻きの写真、撮り損ねたので、見られてよかったです♪笑
- erizabe1883さん からの返信 2011/11/19 15:55:12
- RE: 今さらですが・・☆
- 私の返事も今さらですが・・☆
ぐるぐるを撮っておいて良かったです。
あれは本当に驚きですよね〜
日本では体験できないことがたくさんありました。
いい旅ができたことが一番の収穫です(^^)
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