2011/03/13 - 2011/03/13
243位(同エリア444件中)
アリヤンさん
バナウエの町から山越え谷越え、歩いてやってきた、バンガ・アン。
それはまるで「おとぎの国」のようでした。
山の中、そのまた、山の中、緑のジュウタンが敷きつめてありました。
そのジュウタンの中に、ポッカリと小さな、小さな村があったとさ、、、、
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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イチオシ
ワタクシたちが3食たべて、夜になったらサイドにある宿泊施設で寝た、バンガ・アン唯一のホテルです。
「バンガアン・ファミリー・イン & キャンティーン」
バタード・ジャンクションからやって来ると、道路の左側に建っています。
まあ、その前に、目の前に広がる素晴らしい棚田で、もうバンガ・アンに着いた、と分かります。 -
ワタクシたちがここにたどり着いたのは11時ころだったので、お腹は空いてました。
足腰が疲れてたのは当然ですが、まずは小さなリュックを下ろして、ランチです。
レストランからの眺めは、これまた、素晴らしい。
すぐ近くにイフガオのワラ葺き伝統家屋が建っている。
ポツンと一つだけ、断崖絶壁の上に建っているので、「孤高のイフガオ」ってな感じです。
今までアチコチの村々でこのような伝統家屋は見ましたが、このようなシチュエーションのものは初めてです。
なんとも、ピトレスク! -
バンガ・アンに泊まる人は皆無に近い?ようで、泊まり客はワレワレ2人のみ。
バナウエからの観光客ツアーが一日1回はくるようで、団体客用にテーブルはセットされていました。
今日は、ドイツ人観光客、約10人様がランチにやって来た。
ほとんどがお年寄りの男女でした。
バタードは、車が行けるところはサドル(峠)までで、後は自分の足で行かねばならない。
すり鉢状の底に村と棚田があるので、えらく急な坂を1時間ほど下りていかねばならない。
帰りは、逆に登るので、帰りがコワイ。
お年寄りには無理がアル。
それで、バタードの近くのバンガ・アンの棚田を見にやって来るツアーがあるようだ。
ここは、このファミリー・インで食事が出来るし、棚田もすぐソバなので、お年寄りにもヤサシイ。
しかも、棚田がとてもユルヤかで、だれの目にもやさしい。
しかも、他の棚田がまだ田植え前だというのに、ここのはもう全面グリーンなのです。
それだけに美しい。 -
ランチ後、ワタクシたちも、緑豊かな棚田と小さな村のある谷の方へ降りて行きます。
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すぐ下に学校がありました。
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イチオシ
キリスト・チャーチのある小さな、それは小さな村のある方へ、緑一色の田んぼの中を伝って、近づいて行きます。
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右手の断崖の道が、バタードからの道です。
アソコを、ワタクシたちも、歩いてやって来たのです。
逆に、アソコからの景観を想像してみて下さい。 -
イチオシ
こんな具合に見えます。
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現在に戻ります。
村が随分と近くなってきました。
右端に、キリスト教チャーチが見えます。 -
途中、休憩所があり、一服できます。
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来た方を振り返ると、、、
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イチオシ
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ここは山深いせいか、バナウエよりは寒いのでしょう。
田植えが他より早いので、もうグリーンの絨毯状態で、非常に美しい。
今まで、田植え準備中とか田植え中の棚田しか見てこなかったので、ココのグリーンは目にしみる。 -
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イチオシ
教会の十字架がハッキリ見えるようになりました。
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やっぱり、イフガオ式ワラ屋根小屋が似合います。
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ワラ小屋は休憩所になっており、みやげ物販売所も兼ねていました。
近所の人たちと子供たちがタムロしていた。 -
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なんともプリミティブで可愛らしい。
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村の奥に3~4軒のワラ屋根小屋があって、実際に人も住んでいるようです。
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伝統スタイルのイフガオの男性。
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伝統スタイルのイフガオの女性。
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おそらく、2000年も前から、こうした石臼でコメを搗いていたのではなかろうか?
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休憩所に吊ってあったハンモックに揺られて見ました。
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オオ!
バンガ・アン棚田ツアーで、ランチをしていたドイツ人たちもやって来ました。 -
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ワタクシたちは、ドイツ人たちと入れ替わりに、上のファミリー・インへ帰ります。
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途中、学校に立ち寄ってみました。
校庭の壁に書かれてあった、道徳的スローガン。 -
中々、いい言葉が並んでいますネエ。
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学校の中はこんな具合。
今日は日曜日で、残念ながら学校はお休み。 -
平日なら、子供たち一杯で、さぞかし賑やかだろう。
こうした山奥の学校は鷹揚なもので、外人が来たりすると、先生が「見て行きませんか?」と誘ってきたりする。
簡単に学校参観させてくれるのです。 -
フィリピンの学校は、アメリカ式か?
マニラでもそうだったが、大抵、バスケット・コートがある。 -
校舎。
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上から西側を見る。
いかに山深いか、が分かる。 -
バナウエからのジプニーが、時おり通る。
「バナウエ→←ソラノ」と車体に書かれてあるジプニーが多い。
ソラノはこっちの方面ではなく、どっちかというとバナウエから南方面(ラガウエ方面)です。
どうも、ソラノからバナウエ行きのジプニーはバナウエ経由、バタード+バンガ・アン+マヨヤオまで行くようです。
つまり、バナウエでソラノからやって来たジプニーに乗ると、バタード・ジャンクションも通るし、バンガ・アンも通る、っと言うことなのだろう。 -
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陽が傾きはじめた。
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宿からサンミゲル・ビールを持って、すぐソバにある展望台に。
この展望台から、緩やかな「天国へのミドリの階段」が見えます。 -
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峠にポツンと立つイフガオ小屋では、近所のおネエさんが大量のコメを搗き始めました。
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2~3日分を搗いているのか?
かなりな時間、搗いています。
夕陽のせいで、ワラ屋根と汗ばんだおネエさんの姿がシルエットとなって、山の中に浮かびます。
まるで、トキが止まった異次元の世界に居るようなココチです。 -
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イチオシ
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おネエさんは疲れ、今度はダンナが搗きはじめました。
お母さんはヨコで子供のミミ掃除。
山の民、イフガオの一家団欒です。 -
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おトウちゃんも疲れて、時々お休み。
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日が暮れたので、遊びつかれた子供たちも家路を急ぎます。
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田んぼやハタケに出ていた人たちも、家路についています。
バナウエからココへやって来る道中、お弁当やお茶をぶら下げたオバちゃん連中にパートナーが聞きました。
「どこに行くのですか?」
彼女ら、なんでそんなこと聞くの?ってな風情で、「ハタケに行くんだヨ」。
まるで「ワタシら、毎日、ハタケに労働しに行くのが日課で、アタリマエのこと。ノンビリ遊びで歩いている、外人さんたちとは、チガウンデス!」っと言われたようでした。 -
やっとコメ搗きが終わり、おネエさんが、剥けた玄米の皮を吹き飛ばす作業にかかった。
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随分と長い間、展望台でボンヤリ眺めていたが、ビールも無くなったので、宿のレストランに帰り、夕食をとりました。
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宿で飼っているイヌが最近子犬を3匹産んだ。
乳をせがむ子犬たち。 -
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さあ、ワタクシたちしか泊まっていない宿泊棟で、早目に寝ます。
夜になったら、小さな電灯一つで、あたりは真っ暗になります。
真っ暗になったらコワイのです。
テレビもパソコンもない、なにも無い山小屋。
明日は、バタード村に行きます。 -
イチオシ
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この旅行記へのコメント (3)
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- motogenさん 2015/12/08 23:17:02
- お荷物は?
- 失礼なことを聞くようで申し訳ないですが、荷物は画像の小さなバッグだけですか?
何が入っているのでしょう。
この地域は寒いと思われますので、厚めの服や防寒着も必要でしょう。
反対にマニラでは夏用の服。
タオルやら、薬やら、コードやらと、細かなものもたくさん必要かと。
長い、長い旅をしているはずですが、荷物はどこかに預けてあるでしょうか。
この小さなバッグだけとは、とても信じられません。
私などは2〜3週間の旅行としても、総重量10?のキャリーバッグ、そして貴重品や電子機器を入れる小さめのリュックサックを持って行きます。
これでも空港では、他の人たちに比べると貧弱な荷物です。
素人っぽい、ばかなことを聞いてすみません。
- アリヤンさん からの返信 2015/12/09 11:13:29
- RE: お荷物は?
- フィリピンのバナウエの棚田(世界遺産)を見に行った時は、合計で100日間の旅で前年の12月からその年の3月にかけて、
マレーシア⇒カンボジア⇒ラオス⇒タイ⇒ラオス⇒タイ⇒ラオス⇒ベトナム⇒フィリピンとまわりました。
よって荷物は;
ワタシが20キロのキャリーバッグ+7キロのリュック+PCバッグ
パートナーが10キロのリュック(これは基本的にワタシがキャリーに載せて運ぶ)+小さなリュック(バンガ・アンの旅行記の写真)
でした。
日本を出発したときは冬、マラッカとカンボジアと南ラオスは夏、北部タイと北中部ラオスは秋、中部ラオスと中部ベトナムは初秋、マニラは夏、バナウエは秋、と季節はめまぐるしく変わるので服装は全方位にそろっていましたので困りませんでした。
基本的には洗濯をしてすぐに乾くような素材の着物。
寝具は夫婦とも寝袋(かなり品質の良い羽毛の軽くて小さくなる寝袋)は必携品でした。
3月のバナウエは丁度、秋の服装で済みました。
- motogenさん からの返信 2015/12/09 13:10:13
- RE: RE: お荷物は?
- ありがとうございます。
100日間ですか。
すごい。
何といってよいのか、言葉が見つからない。
荷物ですが、バナウエのゲストハウスに預けて身軽になり、バンガアン、そしてバタードに宿泊してきたんですね。
車でさっと通過してしまうより、自分のペースで歩くってのはこんなにいいものかと、アリヤンさんの旅行記読んで、あらためて思いました。
この旅のスタイル、私もみないます。
昔、会社や地域の団体旅行やツアーに参加しましたが、連れていかれた旅は、場所も内容もよく覚えていません。
新婚旅行もしかり。
自分で決め、自分で選び、迷いながらも彷徨った旅は、見たこと出会ったこと、味わったことが、いくらつまらないものであったとしても、自分では良い旅だったと思えます。
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