2010/09/03 - 2010/09/10
20位(同エリア58件中)
KAKUさん
■赤毛のアンの出版100周年の記念の年が過ぎ、最近はちょっと落ち着いた頃かもしれません。この旅日記は2009年にようやくレンタカーを使って個人旅行ができたときのです。
行程はおおまかですが、以下の通りです。詳しい内容は旅行記を見てください。実は2日目に台風が上陸したりと…さまざまな体験をしています。
●1日目:成田→ニューアーク経由→ハリファックス レンタカーを借りハリファックスで1泊
●2日目:ハリファックス→ライトハウスルートを途中まで通り、Peggy's Cove→マホーン・ベイ→世界遺産都市ルーネンバーグB&Bに1泊
●3日目:ルーネンバーグ→プリンス・エドワード島へ 州都のシャーロットタウンに3連泊
●4日目:アン関連の観光ポイントめぐり
●5日目:シャーロット・タウン→Victoria経由→サマーサイド→シャーロット・タウン
●6日目:シャーロット・タウン→コンフェデレーション・ブリッジ経由→ニュー・ブラウンズ・ウィック州→ハリファクスで1泊
●7日目:ハリファクス→ニューアーク経由→
●8日目:成田着
※その時の携帯から発した旅行記を数々の写真と共に改めてここに掲載します。
※ちなみにこの写真は■世界遺産ルーネンバーグの港の景色です。小さな町の小さな漁港です。
「アトランティック・カナダ便り Vol.1」
では、さっそく、はじまり、はじまり〜。
今からアトランティック・カナダの旅に出かけます!
成田からはコンチネンタル航空008便機材はB777-200でニュー・アーク・リバティ空港まで約13時間のフライト。アメリカ経由でハリファックスへ向かった。ESTAが必要になってからいつの間にかアメリカの入国書類からあのI-94wの書類がなくなっていた…。つまり、税関申告書だけ書けばいいのである! 歴史的な出来事だ。あのアメリカの税関にも時代の風が吹いていたのだから…。
そしてまたCOに乗り継いで2時間40分後、ようやくたどり着いたところがカナダの最も東のエリア、ここをカナダ東部とは言わずに通称アトランティック・カナダと人は言う。
ここはヨーロッパ人の北米の開拓の始まりの場所、植民地時代のイギリスとフランスの激戦の場所だったところ。
しかし、到着したのは夜の10時頃。我々3人はレンタカーでこのアトランティック・カナダを8日間、旅をする。ホテルまでの道のりは車も少なく大変静かで小さな1階建ての木造の家並みがまばらにあるだけ…。かつてこの地域が激しい歴史の舞台だったとはとても感じられない閑静な場所であった。但し、信号待ちで出会ったノリにノッたディズニー・チャンネルのドラマに出てくるような、ちょっと弾けすぎちゃってる4人の女の子の車以外は…。
ところで、話は少し戻ってハリファックス空港でのこと。
1階到着フロアのさらに下、LL階にレンタカーのオフィスがあるとエレベーターの外の壁にはそう書いてあった。そして、いざエレベーターに乗り込むと1階の下にはLL階の表示はなかった。ただPのボタンがあるだけ…。いきなりのカナダの洗礼だった。…いい加減な情報。
そりゃあ、わかりますけどね…地下に行くにはこのPしかないんだからこれを押せばいいんだろうけれど…。でもなぜLL?いや、なぜP?…一体どちらが正しいの??
しかし、ここは日本ではない。ガイコクである。少々のことでくじけてはイケナイ。周りのカナダ人を見ろ!そんなことで誰も面食らっている者などいないじゃないか!?
もう一度いうが、ここは日本ではない。
(写真1に話はつづく…)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
(旅行記概要の「アトランティック・カナダ便り Vol.1」からのつづき)
レンタカーは毎度ハーツを借りているのだが、今回は日産のセントラ、この車種は、日本の日産レンタカーのスタッフに聞いてもよくわかる説明が一切もらえなかった。ハンドルをにぎるまでは謎の車だった。が、あるネットサイトにサニーのことだと書かれていた。けれどサニーという名ではもう日本では販売はしていないはず…。やっぱり?な車だった。
しかし、運転してみるととっても軽やかで快適だった。エンジン音もかすかに聞こえるだけだった。また、トランクルームは大きなスーツケースが1個と中型のスーツケースが2個余裕で入る広さだった。
■今回借りたレンタカー Nissan Centra -
空港からホテルまでは31km。寝るだけなんだから、夜も遅いし空港の近くのホテルでもいいのだが、夜の到着だからこそ、会えてこのホリデイ・イン・ハリファックス・ハーバービューにした。
■1泊目のホテル Holiday Inn Halifax - Harbourview -
このホテルは実はハリファックスのまさに対岸エリアのダートマスにある。そしてロケーションはというと、明日から回るハリファックスの夜景やハリファックスにかかるマクドナルド橋のライトアップがきれいに見える位置にあるホテル。そういえば橋の近くにマクドナルドがあった…まさか、ね…明日の朝尋ねてみよ。
どうせ夜に着くなら、夜に魅力を発揮するようなロケを今回は探した。ホテル・チェック・イン後、みんなで橋まで歩いてみた。12時になってしまったが、夜だから見せたい景色だった。
■McDonald Bridge -
ちょっとした余談だが、このホテルのチェック・インの際、キングサイズベッドが一台の部屋が2部屋、3人にあてがわれていた。予約確認書には2クィーンベッドルームと書かれているにもかかわらず…。結局キングサイズベッドルームを3つゲットしたんだけれど…。ホテル・スタッフのLさんの気のきいたとりはからいと、僕の後方支援部隊の熟女隊長Kさんの間接視線断続射撃に救われた。
-
今回はホテル予約をダイレクトにホリディ・イン予約センターにしたが少しは効果があった?…かな、イヤ後方支援部隊長だな、やっぱり…。
しかし、最初はお友達同士で添い寝か…と一瞬ヒャッとした。出発直前の予約確認をした後でこうなのは、やはりここはガイコクなのだ。
さらにささやかな余談だが、このノバ・スコシア州に明日早朝台風が直撃するらしい…。Good night.
To be continue...
ハリファックスのホテルより
2010.09.04 1:30a.m.
By KAKU -
「アトランティック・カナダ便り Vol.2」
After the storm... (嵐の過ぎ去りし…)
静かな夜…。
世界遺産のルーネンバーグのB&Bに今晩は泊まっています。
風が木の葉を揺らす音しか聞こえない。3階の屋根裏部屋のシングル・ルームには非常口を兼ねた小さなバルコニーがあり、そこからの眺めは、空はまるで星が今にも降ってきそうな溢れんばかりの静寂な輝き、地上では海外でよく見かけるオレンジ色のあまり明るくない外灯と家々の窓明かり。
■Boscawen Inn 3階の部屋のベランダからの眺め -
さっき一度寝をして起きたのは午前2時。
立て型の冷房はあるにはあるが…排出口が壁に取り付けてなく、なぜか部屋の中にそのまま置いてある…。これってつまり…前から冷房、後ろから暖房…+‐(プラマイ)0(ゼロ)か。案の定つけてみると予想どおりの結果だった…。部屋が暑くて寝苦しかったのでそのバルコニーへのドアを開けると、とても冷やッとした秋の風が入ってきた。行くか…。車の鍵とカメラとミニ三脚を持って僕は部屋を後にした…。
■Boscawen Innの3階にある僕が泊まった部屋 -
■世界遺産ルーネンバーグ 午前2時半頃の町の様子
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■世界遺産ルーネンバーグ 午前3時頃のホテル前の通りの様子―今この時、動いているのは木々の葉とあとは僕だけだった。
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■世界遺産ルーネンバーグ 今晩泊まったB&Bタイプのホテル Boscawen Inn
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さて、昨日のカテゴリー1のあまり大きくないハリケーン Earl(アール)は名前と違い、Late(レイト)でハリファックスが暴風圏に入ったのは、僕たちがホテルを出発する時間の9時と重なった。そのわずか1時間前には、ホテルから気軽に車で朝マックに行っていたのがまるで嘘のような強風が吹き始めた。
さぁ、これから「た・の・し・い」ハリファックスの市内観光に出かけよう! -
メイプルの葉がまだ緑のうちにどんどんと枝から離されて飛ばされていく…。
小さな枝も木から離されて飛ばされていく…。
ちょっとまとまっている枝も木から離されて飛ばされていく…。
ある程度まとまっている枝も飛ばされていく…。
ずいぶんとまとまった枝も飛ばされていく…。
かなりまとまった…ていうか、あれは完全に一本の小さな木じゃないか! それがなんと地面から抜け出し倒れかけている…。
暫くするとかなり背のある普通サイズの木までも倒れかけていた。 -
今日はハリファックス市内はハリケーンの直撃の為、官公庁や博物館はみな閉まっていた。最もこのハリケーン直撃の町で開けていても入って来るのはせいぜいメイプルの葉か枝ぐらいだろう。こうなると小さな町ではレストランも休みになるナ…と思い、少し早いがランチはハリファックスを出る前にとることにした。幸いにも今朝一に訪れた大西洋海洋博物館(残念ながら閉館だった、Maritime Museumと呼ばれている、ここにはタイタニック号の遺品やハリファックス大爆発の時の遺物などが収められている)の近くに1軒、カフェ・レストランがこの辺りでは唯一やっていた。アトランティック・カナダ初の食事は濃厚なクラム・チャウダーとスコーンにビーフ・パイ(左の写真がそれ)になった。それに飲み物はフレンチ・バニラ。
このハリケーンにも驚いたが、偶然見つけたこのカフェ・レストランのクラム・チャウダーにも驚いた。KAKUは、ちょっとクラム・チャウダーにはうるさい。しかしここはお気に入りに保存しておくことにしよう…。 -
この後ルート3とルート333、別名ライトハウスルートを通り、人口わずか60名の村Peggy's coveに向かった。途中、たくさんの小さな湖とシーニックな海岸線を通りようやく着いたが、強風…激風の為この先のライトハウスルートは通行止め、で村に行こうとしたらこちらも通行止め…結局駐車場の付近から海の荒れ狂った高波をかなり遠くから写真だけとりそこを後にした。波の高さは20mを越えていた…これでは海岸線沿いのライトハウスルートはきっと消えてることだろう。
再びハリファックス近くまで戻り、ハイウェイを使い次の目的地マホーンベイへ向かった。 -
※2006年10月に行ったときのものですが、こちらが■Peggy's Coveの村の写真 何しろ人口がたったの50人ぐらいしかいない。スーパーに行くにも車が必要だ。
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結局、今来た道をもう一度、ハリファクス近くまで戻り、内陸のハイウェイを使ってマホーン・ベイまで行くことになった。
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天気予報ではハリファックスをハリケーンが抜けるのが午後の1時だからマホーンベイに着く頃にはハリケーンは大西洋に過ぎ去り風もやや穏やかになり、海の彼方には青空も見えてきた。
■マホーン・ベイの町 -
それからマホーンベイに小一時間いた。この町には三連のきれいな教会が湖畔に建ち、アーティストが多く住んでいる。
■マホーン・ベイの3連の教会 -
■マホーン・ベイの町並み
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その後、いよいよこの世界遺産の町ルーネンバーグに向かった。
先にチェックインを済ましてから、港近くまで歩き博物館を兼ね揃えたThe Old Fish Factoryレストランをたまたま見つけてアレクサンダー・キース・ビールとシーフード・プラッター(左の写真がそれ)に小さかったが生ガキを食べた。
明日はいよいよプリンスエドワード島に向かう、あの赤いロブスターのいる…いや赤毛のアンの世界の…。
Good night.
2010.09.05
By KAKU -
■ルーネンバーグの港の景色1
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■ルーネンバーグの港の景色2
海から見えるカラフルな壁は漁船に塗っていたペンキ。遠くからでも自分たちの家を見つけられるように、港のそばの町並みはこんなカラフルな家並みになったという。 -
■ルーネンバーグの町並み
お土産やさん。小物やなかなかいい皮のバッグなどが売っていた。
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