2011/04/24 - 2011/04/24
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GOTOCHANさん
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恥を忍んで白状しますが、思い切りこけてドロドロになりました。山頂で私の姿を見たおっさんに言われたのが、タイトルの言葉です。
そもそもこの日は初めから狂いっぱなしでした。本来の予定ではプチ遠征して5時間コースを計画していたのが、二度寝してしまい出遅れ(しかも2時間も)。やむを得ず近場の山に登ることにしました(よせばいいのに)。いくつかの候補の中から選んだのが東床尾(ひがしとこのお)山です。しかし、ここなら登山口もわかるし楽勝と思っていたのに道を間違える始末(ナビで設定すればよかったのに)。そして、登りではこけてドロドロになるし(ここで下山すればよかったのにね)、下山のコースはほとんど道がなくなっているしで散々でした。
東床尾山データ:標高839.1m(一等三角点、点名:床ノ尾山)、近畿百名山、関西百名山、ふるさと兵庫50山(34座目)
西床尾山データ:標高843m
登山コース:東床尾山登山口(84分)東床尾山(49分)西床尾山(69分)西床尾山登山口(12分、林道歩き)東床尾山登山口(累計標高差約650m、歩行距離約8km)
同行者:単独
登山体力度:★★☆☆☆(実感は★3つ)、コース難易度:★★★☆☆(★が多いほど困難)
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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道を間違えた挙句ようやく辿り着いた東床尾山の登山口。このように広い駐車スペースがあり、東屋もあります。
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台風23号とは平成16年に豊岡に大洪水をもたらした台風で、ここ東床尾山のみならず兵庫県の多くの山が大きな被害を受けました。
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用意を整えて登山開始です。クマも出るそうな。
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糸井の大カツラまでは車も通れる林道です。登山口には、自然保護のためできれば車で入るのは自粛して欲しいとの案内がありました。この季節、山ではようやく芽吹き始めたばかりで、木の種類によって新芽の色が異なっており、微妙な色合いとなっています。
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約10分で国指定の天然記念物の糸井の大カツラです。これは一見の価値ありです。
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糸井の大カツラの説明。
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糸井の大カツラから本格的な登山道に入ります。東床尾山への登山道は近畿自然歩道でこのような標識が所々にあります。
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助右衛門大桜。この老木を地元の人が守っているのでしょう。まだ全く咲いていません。あと1週間から10日くらいでしょうか。
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助右衛門大桜を過ぎてふと上を見ると林道が通っています。一生懸命歩いたのにその上を車の走れる林道があるとなんとなく腹立たしい。
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衣谷鉱山精錬所跡。床尾山の和田山側は古くから金山として栄えたそうで、その名残です。
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精錬所跡を過ぎてしばらくは沢沿いを歩きます。このあたりはまだ残雪があります。床尾連山は冬に積雪はありますが、それほどの豪雪地帯というわけではありません。前年は丁度同じ週末に鳥取・岡山県境の那岐山に鳥取県側から登りましたが、残雪はほとんどありませんでした。那岐山は標高も高くかなり積雪のある山ですから、床尾連山に4月下旬になっても残雪があるというのは、この冬がいかに降雪が多かったかということを物語っています。
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不安定な橋。ぐらぐらでした。
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東床尾山の登山道は前半は沢沿いの道で、無名滝が連続してありました。この谷最大の無名滝です。落差は20mほどでしょうか。ここで喜劇が起こりました。登山道をはずれてこの滝の真下に行こうとした時に、ぬかるんだ斜面に足を取られ転倒、顔面泥だらけになったのです。これがタイトルにもなったおっさんのツッコミへとつながったわけです。前日までにかなりまとまった降雨があったため、登山道はかなりぬかるんでおり、ここまで慎重に足を運んできました。それにも関わらずここでこけるとはなんとカッコ悪いこと。幸か不幸か?沢には水がたっぷり流れていたので、顔についた泥は洗い流すことができました。さすがにめっちゃ冷たかったです。
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沢からはずれ、尾根まで急坂を九十九折に登っていきます。体は傷ついていませんが、心の傷はかなり深いものがあります。
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尾根に出ました。明るく広々とした尾根です。山頂までもう少し。
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快適な尾根道です。
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山頂が見えてきた。5〜6名のグループが下山して行ったので誰もいないようです。
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誰もいない山頂に到達。東床尾山は一等三角点の山で、この山のウリは山頂からの360度の大展望です。
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展望がウリといってもこれだけ霞がかかった状態では意味がありません。こちらは西〜北西の方角かな?
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南は比較的良く見えましたが、山の同定はできません。
山頂で景色を眺めていると、尾根で追い越したおっさんが登って来ました。おっさんは三脚を立て自己撮りしたあと、私の方をチラ見。声をかけようかどうか迷っている様子です。そして、私に近づいて、タイトルの言葉を発したのです。
おっさん「兄さん、べっちょないけ。どろどろやで。こけたんか?」
私「足を滑らせて尻もちついてこけました。」
私は、このおっさんのお尻が泥まみれなのを見逃しませんでした。
おっさん「わしもや、こけた。」
ちなみに、‘べっちょない’というのは播州弁で、大丈夫という意味です。このおっさん、姫路の人かもしれん。 -
ちょうどお昼過ぎだったので、山頂で昼食をとるつもりでした。しかし、雲行きが怪しくなり急に冷たい北寄りの風が吹き始めたので先を急ぐことにしました。おっさんと二人きりでいたくないというのもあります。
奥の西床尾山を目指します。 -
西床尾山へは快適な尾根道です。しかし、雨がポツポツ落ちてくるようになりました。このあとカッパを着用。
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今の季節、ほとんど花を見ることのない山ですが、この尾根道では馬酔木の花をよく見かけました。
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西床尾山への最後の登り。本降りになっています。
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西床尾山山頂。これがここが西床尾山であると確信できる唯一の印です。これがなければ確信が持てません。
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西床尾山の山頂はあまり展望は良くないですが、東床尾山だけは良く見えます。東の方は明るくなってきています。通り雨かもしれません。
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西床尾山から下山開始。これが噂に聞く激下りです。滑りやすい急斜面で最悪のコンディションです。こけるとシャレになりません。一歩一歩慎重に下ります。登りで使うのも地獄のコースです。そしてこれが苦難の始まりとなりました。
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下りきったところで沢に出会う。この谷がらかんの谷です。ここまで下りてきたら楽勝と思っていたらこれが甘かった。沢沿いは荒れ放題で、しばらく進むとルートが消えます。木に巻かれた赤テープを頼りに進みますが、なぜか気が付くと対岸に赤テープが見えます。ずっとこれの繰り返しで、その都度沢を渡りました。ほとんど道なき道を進んでいる感覚でした。
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沢自体は滝好きにはたまらないもので、無名滝が次から次へと現れます。
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らかんの谷で見かけた唯一の案内板。たまたま対岸にあるのを見つけて沢を渡りました。ということは道をはずれていたということですね。
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案内板にあったらいでんの滝へ。未整備10分と書いてありますが…
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らいでんの滝。落差は10mとありましたがその倍はありそうです。ここまで来るのは苦労しました。詳細は別の旅行記で…
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坑道跡。
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羅漢鉱山精錬所跡。
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ようやく明瞭な道となりました。それでも何度か渡渉する必要があります。おそらく普段はそれほど水量が多いわけではなく問題なく渡渉できるのでしょうが、この日は水量が多いためかなり苦労するところもありました。
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西床尾山登山口に無事下山しました。これほど下山に苦労したのは久しぶりです。
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このガイドマップによると西床尾山からの下山は50分となっていますが実際には70分ほどかかりました。
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登山口にあった登山道の注意書き。というか、ほとんど道はありません。
後は舗装された林道を歩いて車を停めている東床尾山登山口へ戻りました。 -
林道を運転中、三椏の群落を見つけました。
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少し滝めぐりをして帰路の途中に、記録上日本最古の隕石落下地点があるということで立ち寄りました。
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それがこの記念碑です。明治13年2月18日午前5時30分ごろのことで、隕石が落下したときの光芒は京都府や大阪府でも観測されたそうです。ロマン溢れる話ですね。
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この旅行記へのコメント (5)
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- フジケンさん 2011/05/01 23:55:01
- ごぶさたしています
- こんばんわ、お久しぶりです
西床尾山は私も登りました。
しかもらかんの谷から・・・つまり激下りの逆、激登りです(^^;
最近登った山では一番はーどかもしれません(笑)
東床尾にはまだいったことない(時間がなくてそのまま下山…)ので、また行ってみたいですね
- フジケンさん からの返信 2011/05/01 23:56:01
- RE: ごぶさたしています
- 訂正。。。
一番しんどかったかもしれません・・・・
- GOTOCHANさん からの返信 2011/05/02 20:07:25
- RE: ごぶさたしています
- こんばんは。こちらこそご無沙汰しています。
> 西床尾山は私も登りました。
> しかもらかんの谷から・・・つまり激下りの逆、激登りです(^^;
あの斜度は強烈ですね。ふつうなら鎖もしくはロープを張っていてもよさそうなものですが、それもなし。激登りもかなりきつそうです。滑りやすい激下りは精神的に疲れます。
らかんの谷の渓流は滝が連続してありなかなかのものですが、あの荒れようでは再訪は躊躇しますね。
> 東床尾にはまだいったことない(時間がなくてそのまま下山…)ので、また行ってみたいですね
東床尾山の登山道沿いの沢にも10m級の無名滝が何本か懸かっていましたよ。山頂からの展望は東床尾は最高です。
GOTOCHAN
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- ホーミンさん 2011/04/30 09:18:49
- どろどろの兄さん
- GOTOCHANさま
またまた、こんにちは。
今回は「兄さんシリーズ」ですね?
こけたおじさんの「兄さん」の一言でシリーズが続いて嬉しいです。
べっちょなけは、私には通じない方言です。
姫路の人は文の最後に「け」を付けるんですか?
登山は何かしらアクシデントがあったほうが、楽しいし山の印象も強くなると思います。
遭難や怪我はゴメンですが。
恥は隠さず、こうしておおっぴらにしてくださるほうが、読んでいて楽しいです。
スマートに登山されている印象があるGOTOCHANさんが、散々な目にあっているのを想像すると、申し訳ないですがほくそえんでしまいます。
顔だけでも洗えてよかったですよね。
表紙のカツラは、素晴らしい。
去年山で桂を見て感動しましたが、それより大きそう。
秋にはいいにおいがするんですってね。
ところで、東北の山は地盤が緩んで危ないのですか?
鳥海山に行くつもりで、お宿も予約したんですが・・・。
どないやろ。
- GOTOCHANさん からの返信 2011/04/30 21:55:19
- RE: どろどろの兄さん
- ホーミンさん、こんばんは。投票&書き込みありがとうございます。
> べっちょなけは、私には通じない方言です。
> 姫路の人は文の最後に「け」を付けるんですか?
「べっちょない」は播州弁の代表的な言葉です。語尾に「け」をつけるのも播州弁の特徴の一つですね。姫路だけではなく、播磨地方で広く使われていますが、私はいずれもほとんど使いません。浜手の方ではよく使われている印象ですね。
> 登山は何かしらアクシデントがあったほうが、楽しいし山の印象も強くなると思います。
そうですね。同じことは繰り返さないという自分への戒めとしています(といいつつ登山道を外れることは何度も繰り返しています)。
> スマートに登山されている印象があるGOTOCHANさんが、散々な目にあっているのを想像すると、申し訳ないですがほくそえんでしまいます。
去年くらいからチョンボが増えていますねぇ。
> 表紙のカツラは、素晴らしい。
> 去年山で桂を見て感動しましたが、それより大きそう。
> 秋にはいいにおいがするんですってね。
天然記念物にも指定されているくらいです。そうとうな大きさでした。秋にも行ってみよ。
> ところで、東北の山は地盤が緩んで危ないのですか?
> 鳥海山に行くつもりで、お宿も予約したんですが・・・。
> どないやろ。
あくまで一般論ですよ。2000年の鳥取県西部地震で大山の近くの烏ヶ山がその影響で登山禁止となっています。六甲山も阪神淡路大震災で標高が10cm以上高くなりました。今のところ東北地方の山の被害状況は伝わっていませんが登山道の崩落等の被害が出ているかも知れません。鳥海山はさすがに大丈夫とは思いますが、念のためにチェックはされたほうが良いと思います。まだ積雪で状況はわからないとは思います。
GOTOCHAN 旅先にて
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