2009/12/26 - 2010/01/04
18位(同エリア62件中)
ひでさん
ブログを開設してから、常に新たな旅行記をアップしてきましたが、ここで過去を振り返ってみたいと思います。元々、デジタル一眼レフカメラを新たに購入したことを契機にブログをやるぞ!という意気込みだったので、過去のものはこれまで掲載していませんでしたが、それまでにもいくつか世界遺産を巡っているので、このブログの主旨には合っているかと思います。
そして、振り返り第1回目は、南米チリの「イースター島」です!
さっそくイースター島旅行記といきたいところですが、全行程10日間の旅、すべてを一つの旅行記に収めるのはムリだったので、2つのパートに分けています。前半をチリ本土、後半をイースター島として紹介します。
まずはイースター島旅行の前後に訪れた首都サンチアゴ及び海港都市バルパライソの旅行記をご覧ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 航空会社
- シンガポール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- JTB
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ロサンゼルスから約11時間、首都サンチアゴの玄関口「アルトゥロ・メリノ・ベニテス国際空港」に朝の6時に到着し、ガイドと合流してすぐにサンチアゴ市内観光へと出発です。
夕方のイースター島行きフライトまで時間を活用できるとはいえ、夜行便→観光の強行軍はつらいものがありますね。
初めに来たのが、ここ「モネダ宮殿」です。もともとは造幣局として1784年に着工、1805年に完成した建物ということですが、1846年から大統領府として使われています。1973年にはクーデターの舞台ともなったところです。 -
宮殿の入口には衛兵が立ち、警備をしています。隔日10時から30分にわたり、衛兵交代式を見ることができるそうです。
ちなみに、衛兵さん、記念写真には気軽に応じてくれました。が、あまりに大きくて自分が小人見たいなので、載せるのはやめました・・・
こちら側は自由広場側の入口ですが、この宮殿を挟んで反対側には憲法広場があり、そちら側から一方通行で宮殿内を通って自由広場に来ることができます。 -
さて、ところ変わりまして、モネダ宮殿から数百メートル北東方向に離れた「アルマス広場」へとやってきました。
こちらは、「サンチアゴ大聖堂」です。1558年に建てられたもので、チリにおけるカトリックの総本山となっています。 -
こちらもアルマス広場に面して建つ「中央郵便局」です。19世紀半ばまでは政府の重要な建物だったそうです。
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アルマス広場にいくつかあったモニュメントの一つですが、この地の先住民を記念するものである、ということだったと思います。
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裏側からの写真です。一つ一つのパーツに意味があるということでした。
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これは広場の中央にある「独立記念碑」です。チリがスペインからの独立を果たしたことを記念して建てられたものです。
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記念碑前面の床部分にはめ込まれたものですが、何を意味しているのかはわかりません。
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広場にはこんな人形も。「東方の三賢人」でしょうか。宗主国スペインの影響を強く受けていて1月6日に向けての飾りなんだと思います。
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こちらはサンチアゴの基礎を築いた「ペドロ・デ・バルディビア」の騎馬像です。
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中央郵便局の隣に建つ、「国立歴史博物館」です。1808年に建てられたレアル・アウディエンシア宮殿が使われています。
植民地時代からのチリの歴史を画、書簡、調度品などを展示することによって紹介しているのだそうです。 -
国立歴史博物館の隣にある、「サンチアゴ市庁舎」です。
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サンチアゴ市が築かれた時の市街全景図が彫られて広場に埋め込まれています。真ん中の平らな長方形部分が今いる「アルマス広場」で(おそらく兵士が集まっている絵?)、市街全体が城壁に囲まれているのがわかります。当時は先住民の抵抗も激しかったのでしょう。
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サンチアゴ大聖堂を正面から。
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この大聖堂には、日本でも有名なフランシスコ・ザビエルの木像と、重さが20kg以上もある17世紀の銀のランプがあり、また「最後の晩餐」の絵も見どころとなっているそうです。
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大聖堂の南(正面に向かって左手)の建物は「カテドラル博物館」で、聖具・宗教画などが3つの部屋に展示されています。
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サンチアゴ大聖堂の内部です。
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アルマス広場より2ブロック西にある「旧国会議事堂」です。
これで旧市街の見学は終了です。ここから少し離れたところにある「中央市場」へと移動します。 -
「中央市場」へやってきました。とても活気があって、海の幸がとても豊富だった印象です。日本もチリからサーモンを多く輸入していますが、納得です。
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中央市場はとても広く、食料品だけでなく、雑貨や土産物屋などもありました。市場で食事ができるところもありました。今回は雰囲気を感じる見学だけだったので買い物を楽しむことができなかったのが残念です。
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市場の中央にはこんなブロンズ像が。
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旧市街(セントロ)を後にして、北東にある「サン・クリストバルの丘」へとやってきました。この丘陵地帯はメトロポリターノ自然公園として整備されていて、広さは約700ヘクタールあります。園内にはワイン博物館や日本庭園などもあるそうです。
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まだ丘の頂上まで登っていないのですが、途中からでもサンチアゴ市街を見渡すことができます。
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遠くはスモッグで霞んで見通すことができません。サンチアゴは1年のうち300日以上が晴天だといいますが、盆地に発達した都市のため、空気の循環が悪くスモッグがひどいのだそうです。
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丘の上までやってきました。ここまでは車で来たのですが、麓から「フニクラール」というケーブル鉄道に乗って上がってくることもできます。
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せっかくなので乗ればよかった。
これで降りると、旧市街はすぐ近くのようです。麓の駅は古城を模した駅だそうで、ちょっと見てみたかった。
ちなみに、新市街(プロビデンシア)方面からは「テレフェリコ」というロープウェイに乗ってやってくることもできます。 -
車を降りてからは歩いて頂上へと登っていきます(それほど登るわけではありません)。
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これが先ほど見学した「中央市場」の建物です。かなりの大きさですね。
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丘の頂上に建つ「マリア像」です。標高880mの頂上に高さ14m、総重量36.6トンにもなる像が完成したのは1908年のとのことです。
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マリア像の内部は修復作業中のようで、足場が組まれていました。
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マリア像の足元からの風景です。遠くにうっすらと山並みが見えます。
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大都市サンチアゴを一望できます。高層ビルが立ち並んでいます。サンチアゴの印象はきれいな街で整然としているな、というものでした。
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東の方面を撮ってみましたが、アンデスの山々を見ることはできませんでした。もっと空が澄んでいればいいのですが。
サンチアゴ市内観光はこれで終了です。
このまま空港へと向かい、イースター島へと飛び立ちました。その旅行記はPart?をご覧ください。
(実は空港でも事件が・・・サンチアゴ国際空港で、昔話題を振り向いた「アニータ」さんに偶然出会ったのです!記念に写真を撮らせてもらったのですが、載せるのはやめています) -
こちらの写真はイースター島の空港でのものです。大晦日のお昼に飛び立ち、サンチアゴへ到着したのは夜7時でした。
イースター島旅行記はこちら↓をご覧ください!
http://4travel.jp/traveler/machoppi/album/10556476/ -
大晦日の夜はサンチアゴ新市街に近い「シェラトン・サンティアゴ」でゆっくりと過ごします。
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正直なところ、それほどホテルは期待していなかったのですが、結構質は良くて満足です。
夕食もホテル内のレストランでとりましたが、そちらもおいしくいただき満足です。 -
大晦日ということで、ホテルでも新年の花火打ち上げが行われました。写真を撮ることができなかったのが残念。
いきなり大きな音がしたので、どこから見えるのだろう、と思ったらビルの真上に打ち上げてました。慌てて外へ出て真上を見上げて観賞しました。 -
明けて元旦、この日はサンチアゴから約120キロ離れたチリ第2の都市にして最大の港町、「バルパライソ」の観光です。
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まずは港へとやって来ました。この街はセントロや港の周りだけが平地で、ほとんどは急な坂道や石段の続く丘陵地帯となっています。港を取り囲むようにして、45もの丘があるのだそうです。
写真の奥に、丘の斜面をびっしりと埋め尽くす家々が建っているのが見えます。 -
軍艦が並んでいます。このバルパライソの港は、チリ最大の軍港でもあるのだそうです。軍艦の写真を撮るのはまずいのだろうな・・・
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まずいなと思いつつ・・・パシャリ。
雑多な観光・商業の港との混在が不思議な印象を与えます。 -
港から少し北に移動したところにある、「アセンソール」乗り場へとやって来ました。アセンソールとはケーブルカーのような傾斜式エレベーターで、45もの丘があるこの街には20本ほど設置されているとのことです。そしてどれもが約120年も前にできた年代物。歴史を感じます。
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下から見上げてみると、かなりの急坂であることがわかります。
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木箱のような車両がゆっくりと下りてきました。
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さあ、いよいよ乗り込んで上がっていきます。
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港を少しずつ見下ろすように上へ上へと上がっていきます。
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大した長さではないのですが、ずいぶん上まで上がってきたように感じますね。やはり長さはなくても急勾配なので、標高はあるということでしょうか。
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ケーブルを引っ張り上げる機械です。
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これがゲートなのですが、とにかく狭いんです。上り下りとも300ペソです。
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上からの港の風景です。軍艦群がバッチリ写ってしまったのですが、いいのでしょうか・・・
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やはりチリで一番の港町ですね。置いてあるコンテナの数がとても多い。
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上がってきた丘には「海軍・海洋博物館」があります。これがその建物です。
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丘の上の町並みの中を少し散歩したら、別のスポットの見学をするため、車で街の中心部へと降りて行きます。
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港からほど近いところにある、「ソトマヨール広場」へと降りてきました。この広場の中央には、南米の太平洋戦争中(1879年)のイキケ海戦を記念した像が立っています。
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ソトマヨール広場に面して、海軍総司令部の建物があります。歴史を感じさせる建物です。
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ソトマヨール広場左側の道を上ると、アセンソール・エル・ペラル(Ascensor El Peral)があります。これにも乗って丘の上へ上がります。
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このアセンソールの傾斜もかなり急です。
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こちらのケーブルを引く機械はカラフルですね。
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上がってきた丘は「アレグレの丘」といいます。
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この丘で目を引く建物は「パブリッツァ宮殿」。イタリア建築の外観が特徴的なきれいな宮殿です。
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丘をぶらぶらと散歩です。
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カラフルなペンキ塗りの家が結構建っています。道路の壁もあちこちペイントされているものが多くて、見ていて楽しいです。
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この丘からも斜面をぎっしりと埋める家々を眺めることができます。
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写真には映っていなのですが、この日は元旦で年越しのお祭り騒ぎの翌日だったこともあってか、街中はずいぶん汚かったです。歩くにも気をつけなければ足元を汚してしまうくらい・・・
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帰りもアセンソールを使って、丘から下っていきます。
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それにしても、小っちゃい「箱」ですよね。
これでバルパライソの観光は終わりです。次に向かったのは、隣町の「ビーニャ・デル・マル」。チリのアカプルコとも言われる、リゾート都市でバルパライソからはおおよそ10キロくらい離れています。 -
ビーニャ・デル・マルへやってきました。リゾート都市らしいところへ行きたかったのですが、残念ながら今回のツアーではそんな旅程は組まれていません。
ということで、やってきたのは「キンタ・ベルガラ公園」。
ここはもともと、町の創設者ホセ・フランシスコ・ベルガラの別荘だったのですが、市が買収して市民の憩いの場にしたのだそうです。
写っているのは園内にあるベネチア風建築の「ベルガラ宮殿」。美術館となっています。 -
市民憩いの場となっているだけに、とても広くて樹木が多く、落ち着きます。
奥に少しだけ見える建物は「屋外音楽場」で2万人もの人を収容できるそうです。毎年2月には国際音楽祭が開かれるとのこと。 -
いろんな植生を見ることができる公園です。
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公園の入口です。ここにはチリを代表する2人の詩人でノーベル文学賞受賞者、「パブロ・ネルーダ」と「ガブリエラ・ミストラル」の像が飾られています。
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ビーニャ・デル・マルの観光は公園だけで終わってしまいましたが、サンティアゴへと帰る途中、とても良い風景の撮れるところに立ち寄ってもらいました。
ここからはビーニャ・デル・マルの全景を写真に収めることができます。 -
こちらの方角はちょうどバルパライソとビーニャ・デル・マルとの中間くらいの地点です。
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海岸の近いところまで丘がせり出すような形になっていますが、狭い平地から丘の斜面まで所狭しと建物が立ち並んでいますね。
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こちらの写真はバルパライソの方角を写したものです。
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チリ最大の港町に近いだけあって、たくさんの大型船が沖に停泊しています。
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サンチアゴへ帰る途中に立ち寄ったドライブインのようなところで、のんびりとひなたぼっこするリャマに出会いました。
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ホテルへ帰ってきました。この日はさすがに疲れたので、食事はルームサービスで部屋に持ってきてもらいました。
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こんな感じで軽めですが、結構美味しそうに見えませんか?
実際、結構おいしかったですよ。 -
翌日、この日はワイナリー観光の予定ですが、午前中は自由行動なので、ホテル周辺を散策することにしました。
エレベーターホールにはクリスマスツリーが。まだまだクリスマス期間は終わりません。 -
ホテルの近くを流れる「マポチョ川」からの風景です。奥にはアンデスの山々が見えます。
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引いて撮った写真です。残念ながら、川はあまりきれいではありませんね。
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これが今回宿泊したシェラトン・サンティアゴ・サン・クリストバルタワーです。昨晩はあの建物の真上に花火が何発も打ちあがりました。
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川沿いは「ラス・エスクルトゥラス公園」という公園になっていて、遊歩道が整備されています。きれいで落ち着いていて、散歩するにはいいところですよ。
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ホテルの奥に見える丘がサン・クリストバルの丘。到着日にマリア像を見たところです。2つのビルの間にゴマ粒よりも小さくマリア像が映っているのですが、見えますか?
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ホテルから川を挟んで向かい側は「プロビデンシア」というサンティアゴ新市街です。きれいで解放感があり、近代的なビルが多く立ち並んでいて、とてもいい印象でした。
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ホテルへと戻ってきました。ロビーの窓から撮った風景です。遠くに連なるアンデスの山々、街に広がる緑。これで空がかすんでさえいなければ・・・
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夕焼けに染まるアンデスも見てみたかったな。
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さて、午後はワイナリー観光です。
ですが、その前にお土産を買いたい!ということで、チリの工芸品や土産物屋の集まるマーケットへやってきました。
ここで購入したお土産の一つが「CHANCHITOS」という「3本足のブタ」の置物です。手のひらに乗るサイズで結構かわいらしい陶器でできた人形で、幸運を運ぶとチリでは信じられていて、大切な友人や恋人に、友情や愛情の証として贈る幸せのお守りです。 -
ワイナリーへとやって来ました。「CONCHA Y TORO(コンチャ・イ・トーロ:貝と牛)」という有名なワイナリーです。
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ゲートをくぐって入っていきます。
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多くの観光客が訪れています。観光地化されていますね。
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ブドウの木のトンネルをくぐって、見学スタートです。
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建物が立派できれいですね。
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庭も広くてとてもきれいで落ち着きます。ワイナリーという感じがしないです。
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この強い日差しが良いブドウを育てているのでしょうか。
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ブドウ畑へとやって来ました。
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そして、ワイン樽の収められている大きな蔵の見学です。
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とにかく多くの樽が置かれていて、どこを歩いているのかが分からなくなるくらいです。
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「Casillero del Diablo」・・・悪魔の分類棚?
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なんかとても気味が悪いです。悪魔が出そう・・・
ワインの瓶が壁一面に積み上げられていますが、いったいどれだけの期間このまま置かれているのでしょうか。中身は飲めるのか?? -
この通り完全に埃をかぶった状態です。写真を撮っても空気中に漂う埃によって、フラッシュの光が反射し、きれいに撮ることができません。
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一通り見学が終わって、このツアーも終盤です。
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見学ルートから外れた蔵はライトが消されているので、奥の方は見えません。
これでワイナリー見学は終了です。
残念ながら試飲の写真はありません。自分は飲まない(飲めない)ので、単に製造元を見学するだけになってしまいました。
(なんてもったいないことをしているんだろう。。。) -
夕方に観光はすべて終了し、空港までやって来ました。ラウンジでしばしの休憩です。
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帰りは夜中発のラン・ペルー航空でペルーのリマ経由ロサンゼルス行きの飛行機です。年越しのチリの旅もついに終わってしまいました〜。
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