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2007年以降のロシア、インド勤務の合間に訪れた国々の旅行記をほぼ書き終えて、いよいよアメリカ駐在時代の2002〜2006年の旅行記に着手しようとした。しかし、この5年間にアメリカ各地で撮影した大量の写真のデータが見つからない!。1度パソコンをクラッシュさせてしまった時に失われてしまったようで、復元可能なのか悔やんでも悔やみきれない。しかし、記憶はどんどん薄れていってしまうので、スペアのデジカメに残った写真だけでまずは旅行記を作ることにする。もし運良くデータが復元できたら、再度作り直すつもりだ。<br /><br />アメリカからの帰任が年末に迫ってきた2006年8月、ここだけははずせない、グランド・キャニオンを目指すアメリカ大陸横断ドライブの1週間の旅に出た。子供たちの現地校の夏休みと、私の休みとを何とか調整して、ミニヴァンに荷物を積み込んでサンアントニオの自宅を出発した。まず目指したのはUFOで有名なローズウェル、そこから北上しサンタ・フェに2泊、このユニークな町の写真を多数撮りまくったのだが、データが出てくるのを願うのみだ。<br /><br />続いて世界遺産のタオス・プエブロ、メサ・ヴェルデに立ち寄り、また4つの州にまたがる唯一のポイント、フォーコーナーズを見てデュランゴに1泊、そしてジョン・ウェイン主演の西部劇、「駅馬車」で名高いモニュメントバレーに到着した。幸いこの雄大な風景の写真が1枚だけ残っていた。<br /><br />モニュメントバレーはアリゾナ州北部にある。メサといわれるテーブル形の台地やさらに浸食が進んだビュートといわれる岩山が点在し、モニュメントが並んでいるような景観を持つことからこの名がついた。この独特の地形は、2億7千万年位前の地層が現われたものが風化・浸食によって形成されたといわれており、ロッキー山脈からの鉄分を大量に含んだ川の流れが、下流地域一帯に沈泥となって堆積し、鉄分の酸化が急速に進み茶褐色の地表となった。<br /><br />そしていよいよ目的のグランド・キャニオンに向かう。グランドキャニオンとはアリゾナ州北部にある峡谷で、四国ほどの面積を持つ。コロラド高原がコロラド川の浸食作用によって削り出された地形であり、地層の重なりを目の当たりにできるところでもある。地球の歴史を知ることができると共に、その雄大な景観から国立公園となっており、さらに1979年には世界遺産に登録された。<br /><br />音楽ファンには、アメリカの作曲家グローフェの管弦楽曲「グランド・キャニオン」が思い出されることだろう。1931年の作曲で、第1曲「日の出」、第2曲「赤い砂漠」、第3曲「山道を行く」、第4曲「日没」、第5曲「豪雨」からなる組曲である。最もなじみがあるのは第3曲の「山道を行く」で、ロバとともに背中に揺られて山道を進む旅人の様子が描かれる。実際この曲を口ずさみながら、谷底向けて歩いて降りたが、高低差は平均1200mあるとのこと、途中で断念して地上に引き返した。20億年の昔の地層が露出しているそうで、ジュール・ヴェルヌの「地底探検」に行くような気分であった。<br /><br />そしてサウスリム(南側の観光スポット)に到着、ほとんどの観光客はこのスポットから日没を眺める。グローフェの第5曲に描かれる「日没」を思い出しながら、地層の縞模様が、日没とともに変色していく雄大な光景を、声もなく眺めた。幸いなことに、この日没を撮影した写真は残っていたので、すべて掲載しておく。<br /><br />翌日はエルパソに1泊してサンアントニオに引き返すのであるが、何としてもデータを復元させて、アメリカで過ごした5年間の記憶を呼び覚ましたいものである。<br />

アメリカ大陸横断ドライブNo.2:モニュメントバレーとグランド・キャニオン

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2006/08/13 - 2006/08/16

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ハンク

ハンクさん

2007年以降のロシア、インド勤務の合間に訪れた国々の旅行記をほぼ書き終えて、いよいよアメリカ駐在時代の2002〜2006年の旅行記に着手しようとした。しかし、この5年間にアメリカ各地で撮影した大量の写真のデータが見つからない!。1度パソコンをクラッシュさせてしまった時に失われてしまったようで、復元可能なのか悔やんでも悔やみきれない。しかし、記憶はどんどん薄れていってしまうので、スペアのデジカメに残った写真だけでまずは旅行記を作ることにする。もし運良くデータが復元できたら、再度作り直すつもりだ。

アメリカからの帰任が年末に迫ってきた2006年8月、ここだけははずせない、グランド・キャニオンを目指すアメリカ大陸横断ドライブの1週間の旅に出た。子供たちの現地校の夏休みと、私の休みとを何とか調整して、ミニヴァンに荷物を積み込んでサンアントニオの自宅を出発した。まず目指したのはUFOで有名なローズウェル、そこから北上しサンタ・フェに2泊、このユニークな町の写真を多数撮りまくったのだが、データが出てくるのを願うのみだ。

続いて世界遺産のタオス・プエブロ、メサ・ヴェルデに立ち寄り、また4つの州にまたがる唯一のポイント、フォーコーナーズを見てデュランゴに1泊、そしてジョン・ウェイン主演の西部劇、「駅馬車」で名高いモニュメントバレーに到着した。幸いこの雄大な風景の写真が1枚だけ残っていた。

モニュメントバレーはアリゾナ州北部にある。メサといわれるテーブル形の台地やさらに浸食が進んだビュートといわれる岩山が点在し、モニュメントが並んでいるような景観を持つことからこの名がついた。この独特の地形は、2億7千万年位前の地層が現われたものが風化・浸食によって形成されたといわれており、ロッキー山脈からの鉄分を大量に含んだ川の流れが、下流地域一帯に沈泥となって堆積し、鉄分の酸化が急速に進み茶褐色の地表となった。

そしていよいよ目的のグランド・キャニオンに向かう。グランドキャニオンとはアリゾナ州北部にある峡谷で、四国ほどの面積を持つ。コロラド高原がコロラド川の浸食作用によって削り出された地形であり、地層の重なりを目の当たりにできるところでもある。地球の歴史を知ることができると共に、その雄大な景観から国立公園となっており、さらに1979年には世界遺産に登録された。

音楽ファンには、アメリカの作曲家グローフェの管弦楽曲「グランド・キャニオン」が思い出されることだろう。1931年の作曲で、第1曲「日の出」、第2曲「赤い砂漠」、第3曲「山道を行く」、第4曲「日没」、第5曲「豪雨」からなる組曲である。最もなじみがあるのは第3曲の「山道を行く」で、ロバとともに背中に揺られて山道を進む旅人の様子が描かれる。実際この曲を口ずさみながら、谷底向けて歩いて降りたが、高低差は平均1200mあるとのこと、途中で断念して地上に引き返した。20億年の昔の地層が露出しているそうで、ジュール・ヴェルヌの「地底探検」に行くような気分であった。

そしてサウスリム(南側の観光スポット)に到着、ほとんどの観光客はこのスポットから日没を眺める。グローフェの第5曲に描かれる「日没」を思い出しながら、地層の縞模様が、日没とともに変色していく雄大な光景を、声もなく眺めた。幸いなことに、この日没を撮影した写真は残っていたので、すべて掲載しておく。

翌日はエルパソに1泊してサンアントニオに引き返すのであるが、何としてもデータを復元させて、アメリカで過ごした5年間の記憶を呼び覚ましたいものである。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
3.5
ショッピング
3.5
交通
4.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
レンタカー
旅行の手配内容
個別手配
  • モニュメントバレーを撮影した唯一残る写真、アメリカを代表する光景である

    イチオシ

    モニュメントバレーを撮影した唯一残る写真、アメリカを代表する光景である

  • サウスリムはまだはるか遠いが、コロラド川は上流でも壮絶な峡谷を形成している

    サウスリムはまだはるか遠いが、コロラド川は上流でも壮絶な峡谷を形成している

  • 前日は雨が降ったためコロラド川はかなり濁っている

    前日は雨が降ったためコロラド川はかなり濁っている

  • 雄大な光景、地層の縞模様が鮮やかである

    雄大な光景、地層の縞模様が鮮やかである

  • とても地球上の光景とは思えない

    とても地球上の光景とは思えない

  • 峡谷の上を鳥が悠々と飛んでゆく

    峡谷の上を鳥が悠々と飛んでゆく

  • 4000万年かけた地球の彫刻を目の当たりにする

    4000万年かけた地球の彫刻を目の当たりにする

  • 日没は近い、期待に胸がときめく瞬間である

    日没は近い、期待に胸がときめく瞬間である

  • 日が沈んで行き、たそがれが広がってゆく

    日が沈んで行き、たそがれが広がってゆく

  • 太陽は雲に隠れている

    太陽は雲に隠れている

  • まだ太陽は雲間から姿を現さない

    まだ太陽は雲間から姿を現さない

  • 雲と地平線にわずかに太陽が姿を現す

    雲と地平線にわずかに太陽が姿を現す

  • 日が沈む感動の瞬間

    日が沈む感動の瞬間

  • この瞬間、誰も声を発することはできなかった

    この瞬間、誰も声を発することはできなかった

  • 時間が止まって欲しい、と誰もが願いながら日は沈んで行った

    時間が止まって欲しい、と誰もが願いながら日は沈んで行った

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